ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8574191
全員に公開
アルパインクライミング
ヨーロッパ

アイガー&マッターホルン

2025年08月11日(月) 〜 2025年08月14日(木)
 - 拍手
furutaku00 その他1人
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
●アイガー:行きはグリンデルワルトから登山鉄道でアイスメーア駅へ(途中、クライネ・シャイデックで乗換)。帰りはユングフラウヨッホから登山鉄道でアイガーグレッチャー駅で下車。行きと同じように電車でグリンデルワルトに戻ることもできるが、2020年に新設されたアイガーエクスプレス(ケーブルカー)でグリンデルワルト・ターミナル駅に戻り、1駅だが電車でグリンデルワルトへ戻りました。

●マッターホルン:行きも帰りもツェルマットからシュヴァルツゼー間をケーブルカーで往復。※ケーブルカーのツェルマット駅はゴルナーグラート鉄道駅から20分ほど歩いた先にあり離れています。
コース状況/
危険箇所等
鉄製のポールやロープ等よく整備されています。
いろいろルート取りできそうですが、あまり歩かれていないところは浮石が多いので注意が必要です。浮石が多いと感じたらルートを外していると考えてよいと思います。
その他周辺情報 アイガーではミッテルレギ小屋に、マッターホルンではヘルンリ小屋に宿泊しました。2食付きでお願いしましたが、両小屋とも夕飯ではお茶や水等はでませんでした(スープはでましたが)。行動中の水分に加えて、小屋に入ってから翌朝までの水分も持っていく必要があります。
朝食はお湯がサーブされるのでティーバッグ等でお茶を入れて飲むことができます。
ヘルンリ小屋では夕食後に翌日行動用のお茶(ホット、コールド)が用意され、自分の水筒に自由に注ぐことができます。
グリンデルワルトから登山鉄道でガイドさんとの合流ポイントのアイスメーア駅に向かいます
2025年08月11日 13:46撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/11 13:46
グリンデルワルトから登山鉄道でガイドさんとの合流ポイントのアイスメーア駅に向かいます
クライネ・シャイデックで乗換
意味があるかわかりませんが、高度順化のために40分ほどここでのんびりしました
たまたまここで今回のガイドさんと出会え、電車内で話しながらアイスメーア駅に向かいました
2025年08月11日 14:43撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/11 14:43
クライネ・シャイデックで乗換
意味があるかわかりませんが、高度順化のために40分ほどここでのんびりしました
たまたまここで今回のガイドさんと出会え、電車内で話しながらアイスメーア駅に向かいました
アイスメーア駅の最後部のこのロープを越えて更に後ろにいきます
2025年08月11日 15:29撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/11 15:29
アイスメーア駅の最後部のこのロープを越えて更に後ろにいきます
氷河に降りるトンネルの入り口です
ここでハーネスやヘルメットを着けロープをつなぎました
他のガイドパーティとも合流し、私たち含めて3組で出発しました
2025年08月11日 22:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/11 22:45
氷河に降りるトンネルの入り口です
ここでハーネスやヘルメットを着けロープをつなぎました
他のガイドパーティとも合流し、私たち含めて3組で出発しました
黒い穴がトンネルの出口です
雪の上を歩きますが、午後で雪も緩んでいるのでアイゼンは着けませんでした
2025年08月11日 22:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/11 22:52
黒い穴がトンネルの出口です
雪の上を歩きますが、午後で雪も緩んでいるのでアイゼンは着けませんでした
トレースもしっかりついており、梯子も整備されています
2025年08月11日 23:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/11 23:02
トレースもしっかりついており、梯子も整備されています
ここから岩壁に取り付きます
左上に見えているクラックまで直上し、クラック沿いに数mあがってピッチを切ります
クライミングとしては一番最初のここがアイガー全体で一番難しいと思います
とはいえスタンス、ホールドともに細かいものの特に難しいわけではなく、冬靴・手袋(ビレイ時に使う革手をはめていました、もちろんガイドはクライアントである私ににビレイさせたりしませんでしたが)のままで十分登れます
2025年08月11日 23:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/11 23:19
ここから岩壁に取り付きます
左上に見えているクラックまで直上し、クラック沿いに数mあがってピッチを切ります
クライミングとしては一番最初のここがアイガー全体で一番難しいと思います
とはいえスタンス、ホールドともに細かいものの特に難しいわけではなく、冬靴・手袋(ビレイ時に使う革手をはめていました、もちろんガイドはクライアントである私ににビレイさせたりしませんでしたが)のままで十分登れます
3ピッチほど登った後は歩きで小屋に向かいます
途中1か所ロワーダウンしました
誰もが言うことですが、すごいところに建っている小屋ですね
氷河に降りてから小屋まで1時間半ほどでした
2025年08月12日 00:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 0:01
3ピッチほど登った後は歩きで小屋に向かいます
途中1か所ロワーダウンしました
誰もが言うことですが、すごいところに建っている小屋ですね
氷河に降りてから小屋まで1時間半ほどでした
翌朝は3:30に起床、4:40~4:00朝食、4:00~4:10出発準備(ロープもつなぎます)、4:10~出発というスケジュールでした
小屋の清算は前夜の夕食後に行います
2025年08月12日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 10:52
翌朝は3:30に起床、4:40~4:00朝食、4:00~4:10出発準備(ロープもつなぎます)、4:10~出発というスケジュールでした
小屋の清算は前夜の夕食後に行います
シャモニーからきているガイド組が今日中に帰りたい、ということで特別枠で先行出発しましたが、一般的にはローカルガイド組から一斉スタートです
私は2番手(シャモニー入れたら3番目)での出発でした
2025年08月12日 12:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 12:55
シャモニーからきているガイド組が今日中に帰りたい、ということで特別枠で先行出発しましたが、一般的にはローカルガイド組から一斉スタートです
私は2番手(シャモニー入れたら3番目)での出発でした
2025年08月12日 13:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 13:00
傾斜のきつい箇所にはロープが整備されており、足場もしっかりしているので、登っているときは怖さは感じませんが、振り返ってみるとすごいところを登っているなぁ、という感じです
2025年08月12日 13:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 13:13
傾斜のきつい箇所にはロープが整備されており、足場もしっかりしているので、登っているときは怖さは感じませんが、振り返ってみるとすごいところを登っているなぁ、という感じです
山頂まであと1時間というあたりで違和感を感じ足元を見ると靴底が剝がれかけていました!?
買ってからまだ10年ほどで、手入れもしていたつもりですし、出発前にチェック(目視と手でグニグニする程度)したのですが、わからないものですね
しかしよりによってこんな時に…
幸いこのあたりから雪がでてきてアイゼンを着けることになったのであまり影響しませんでした
2025年08月12日 14:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 14:04
山頂まであと1時間というあたりで違和感を感じ足元を見ると靴底が剝がれかけていました!?
買ってからまだ10年ほどで、手入れもしていたつもりですし、出発前にチェック(目視と手でグニグニする程度)したのですが、わからないものですね
しかしよりによってこんな時に…
幸いこのあたりから雪がでてきてアイゼンを着けることになったのであまり影響しませんでした
ホスピタリティ溢れるガイドさんで、多少雪が固いとステップを切ってくれます
私の歩き方が拙く感じたのかな…
2025年08月12日 14:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 14:26
ホスピタリティ溢れるガイドさんで、多少雪が固いとステップを切ってくれます
私の歩き方が拙く感じたのかな…
見えている一番高いところが山頂です!
小屋を出発して3時間半であっという間でした
2025年08月12日 14:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 14:40
見えている一番高いところが山頂です!
小屋を出発して3時間半であっという間でした
アイガーの影がきれいな三角形を描いています
写真を撮ったりしていると途中で抜いたペアも登頂してきて、お互いにCongratulations!やWell done!などと健闘を称えあい、15分ほど山頂に滞在しました
2025年08月12日 14:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 14:42
アイガーの影がきれいな三角形を描いています
写真を撮ったりしていると途中で抜いたペアも登頂してきて、お互いにCongratulations!やWell done!などと健闘を称えあい、15分ほど山頂に滞在しました
下り始めはすぐにこのような感じの岩場で登り以上に危険です
2025年08月12日 15:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 15:00
下り始めはすぐにこのような感じの岩場で登り以上に危険です
何度もロワーダウンしてもらって下ります
2025年08月12日 15:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 15:04
何度もロワーダウンしてもらって下ります
でもガイドさんはほとんどクライムダウン
2025年08月12日 15:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 15:05
でもガイドさんはほとんどクライムダウン
コルまで下りて行く先を見たところです
1段、2段、3段とギザギザの稜線を、右奥のメンヒの手前まで進みます
2025年08月12日 16:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 16:11
コルまで下りて行く先を見たところです
1段、2段、3段とギザギザの稜線を、右奥のメンヒの手前まで進みます
登り返し第1ピーク手前は足を延ばして体を大きく外に出すクライミングポイントもありますので、まだまだ気が抜けません
2025年08月12日 17:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/12 17:03
登り返し第1ピーク手前は足を延ばして体を大きく外に出すクライミングポイントもありますので、まだまだ気が抜けません
第1ピークから振り返っての景色です
登った稜線、下った稜線のどちらもが一望できます
登りの稜線の右下にはミッテルレギ小屋も小さく見えています
2025年08月12日 17:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 17:25
第1ピークから振り返っての景色です
登った稜線、下った稜線のどちらもが一望できます
登りの稜線の右下にはミッテルレギ小屋も小さく見えています
第3ピークを越えたところの雪原で大休止
ヘルメットやアイゼンを取ります
ハーネスとロープは着けたままです
このとき事故があったのかミッテルレギ稜の途中にレスキューヘリが飛んできていました(写真は双眼鏡で様子を伺うガイドさん)
2025年08月12日 18:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 18:26
第3ピークを越えたところの雪原で大休止
ヘルメットやアイゼンを取ります
ハーネスとロープは着けたままです
このとき事故があったのかミッテルレギ稜の途中にレスキューヘリが飛んできていました(写真は双眼鏡で様子を伺うガイドさん)
メンヒを巻いて緩んで歩きにくくなった雪原を進み、12時過ぎにユングフラウヨッホに着きました
楽しい楽しい8時間でした
2025年08月12日 18:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/12 18:43
メンヒを巻いて緩んで歩きにくくなった雪原を進み、12時過ぎにユングフラウヨッホに着きました
楽しい楽しい8時間でした
翌朝8時過ぎの電車に乗ってグリンデルワルトからツェルマットに向かいます
2025年08月13日 08:19撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/13 8:19
翌朝8時過ぎの電車に乗ってグリンデルワルトからツェルマットに向かいます
11時過ぎにツェルマットに到着
駅で登山以外の荷物をコインロッカーに預け、コープでお昼ご飯を買ってから出発します
2025年08月13日 11:55撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/13 11:55
11時過ぎにツェルマットに到着
駅で登山以外の荷物をコインロッカーに預け、コープでお昼ご飯を買ってから出発します
まずはロープウェイに乗ってシュヴァルツゼーに向かいます
途中フーリという駅で乗換が必要と思って下りてしまいましたが、そのまま乗っていれば大丈夫です
2025年08月13日 12:49撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/13 12:49
まずはロープウェイに乗ってシュヴァルツゼーに向かいます
途中フーリという駅で乗換が必要と思って下りてしまいましたが、そのまま乗っていれば大丈夫です
シュヴァルツゼーで先ほどコープで買ったお昼ご飯のサンドイッチをゆっくり食べてから出発します
2025年08月13日 13:39撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/13 13:39
シュヴァルツゼーで先ほどコープで買ったお昼ご飯のサンドイッチをゆっくり食べてから出発します
シュヴァルツゼーが見えなくなると岩ばかりの道になります
ヘルンリ小屋まではハイキングルートなのでこのような歩道も整備されています
2025年08月13日 21:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/13 21:35
シュヴァルツゼーが見えなくなると岩ばかりの道になります
ヘルンリ小屋まではハイキングルートなのでこのような歩道も整備されています
マッターホルンはカッコいいのですが、岩ばかりの道なので、ときおり現れるお花に癒されます
前日にアイガーを登っていることもあり、疲れないよう敢えてゆっくり登りました
2025年08月13日 21:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/13 21:52
マッターホルンはカッコいいのですが、岩ばかりの道なので、ときおり現れるお花に癒されます
前日にアイガーを登っていることもあり、疲れないよう敢えてゆっくり登りました
崖の下を覗いている人たちが、”Goat”と言って指さしているほうを見ると大きな角のアイベックスがいました
2025年08月13日 22:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/13 22:00
崖の下を覗いている人たちが、”Goat”と言って指さしているほうを見ると大きな角のアイベックスがいました
ちょうどコースタイム通り2時間10分かけてヘルンリ小屋到着です
今回のガイドさんとは17:30に小屋で集合でしたので、十分に余裕を持って到着することができました
2025年08月13日 22:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/13 22:55
ちょうどコースタイム通り2時間10分かけてヘルンリ小屋到着です
今回のガイドさんとは17:30に小屋で集合でしたので、十分に余裕を持って到着することができました
ヘルンリ小屋は2015年に大改修されたそうで、中はとてもきれいです
登山客だけでなく、小屋までのハイキングの方も泊まられるので快適ですね
トイレは水洗でした
2025年08月13日 16:19撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/13 16:19
ヘルンリ小屋は2015年に大改修されたそうで、中はとてもきれいです
登山客だけでなく、小屋までのハイキングの方も泊まられるので快適ですね
トイレは水洗でした
ここが本日のお部屋
6人部屋ですが、私ともう一人、同じくガイド登山でマッターホルンを目指す方と2人でした
2025年08月13日 16:19撮影 by  XQ-DE44, Sony
1
8/13 16:19
ここが本日のお部屋
6人部屋ですが、私ともう一人、同じくガイド登山でマッターホルンを目指す方と2人でした
翌朝は4:00朝食、4:15出発でした
朝食前にハーネスを着けておき、食べたらすぐ出発です
朝食はミッテルレギ小屋と同じくパン、ハム、チーズ、シリアル、ヨーグルト、お茶というラインナップでした
2025年08月14日 11:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/14 11:21
翌朝は4:00朝食、4:15出発でした
朝食前にハーネスを着けておき、食べたらすぐ出発です
朝食はミッテルレギ小屋と同じくパン、ハム、チーズ、シリアル、ヨーグルト、お茶というラインナップでした
こちらも一斉にスタートの上、人数がアイガーより格段に多いので、最初は行列状態です
私は15組目くらいだったと思います
ハイペースで登るから薄着で来いというガイドの指示に従い、半そでTシャツにミッドレイヤーのジャケット全開腕まくり状態で出発しました
2025年08月14日 11:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/14 11:29
こちらも一斉にスタートの上、人数がアイガーより格段に多いので、最初は行列状態です
私は15組目くらいだったと思います
ハイペースで登るから薄着で来いというガイドの指示に従い、半そでTシャツにミッドレイヤーのジャケット全開腕まくり状態で出発しました
なので渋滞で時間ロスしないよう各ガイドは少しでも隙あらば抜かしていこうといろいろなルートを取りながらぐいぐい登ります
アイガーと違ってほぼコンテで登れるので、確保待ちで休めるということがありません
上に見えるソルベイ小屋で3分ほど休んだのが一番の大休止だったと思います
2025年08月14日 13:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/14 13:06
なので渋滞で時間ロスしないよう各ガイドは少しでも隙あらば抜かしていこうといろいろなルートを取りながらぐいぐい登ります
アイガーと違ってほぼコンテで登れるので、確保待ちで休めるということがありません
上に見えるソルベイ小屋で3分ほど休んだのが一番の大休止だったと思います
とはいえソルベイ小屋からはテクニカルなところが出てきたり、雪でアイゼンを着けたりで、多少は息を整えながら登ることができました
アイガー同様マッターホルンも難所には太いロープが設置されており、ゴボウで登るところがあるのですが、私としてはそこが一番辛かったかも
岩を持って足で登ろうとするとガイドからすぐにロープを掴めと叱咤が飛び、腕力が求められる場面でした
2025年08月14日 13:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 13:48
とはいえソルベイ小屋からはテクニカルなところが出てきたり、雪でアイゼンを着けたりで、多少は息を整えながら登ることができました
アイガー同様マッターホルンも難所には太いロープが設置されており、ゴボウで登るところがあるのですが、私としてはそこが一番辛かったかも
岩を持って足で登ろうとするとガイドからすぐにロープを掴めと叱咤が飛び、腕力が求められる場面でした
ヘルンリ小屋を出発してから約4時間で山頂到着です
標高差にして山頂から200mほど下部からはあられ粒のような雪が出てきたためアイゼンを着けて登りました
アイガーでソールを剝がしてしまった私は下山後に急遽登山靴をレンタルし、それが私のワンタッチ式のアイゼンが付かないタイプだったためセミワンタッチアイゼンも借りることになり(しかも使ったことのないメーカーのもの)、慣れない組み合わせだったため途中で外れないか冷や冷やしていました
2025年08月14日 15:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 15:01
ヘルンリ小屋を出発してから約4時間で山頂到着です
標高差にして山頂から200mほど下部からはあられ粒のような雪が出てきたためアイゼンを着けて登りました
アイガーでソールを剝がしてしまった私は下山後に急遽登山靴をレンタルし、それが私のワンタッチ式のアイゼンが付かないタイプだったためセミワンタッチアイゼンも借りることになり(しかも使ったことのないメーカーのもの)、慣れない組み合わせだったため途中で外れないか冷や冷やしていました
イタリア側の山頂も行ってもらえました(というかスイス側の山頂ではなぜか立ち止まらずイタリア側の山頂で休憩でした)
登頂者同士でここでもおめでとうの声を掛け合い握手をしながら山頂を満喫します
2025年08月14日 15:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 15:07
イタリア側の山頂も行ってもらえました(というかスイス側の山頂ではなぜか立ち止まらずイタリア側の山頂で休憩でした)
登頂者同士でここでもおめでとうの声を掛け合い握手をしながら山頂を満喫します
20分近くも山頂でのんびりした後は登ったルートを下山です
まだ登ってくる登山者も多数いるので隙を見ながらてきぱきと下ります
2025年08月14日 16:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 16:06
20分近くも山頂でのんびりした後は登ったルートを下山です
まだ登ってくる登山者も多数いるので隙を見ながらてきぱきと下ります
けっこうピン角ですね
2025年08月14日 16:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 16:10
けっこうピン角ですね
下りも2時間でソルベイ小屋に戻りました
2025年08月14日 17:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 17:03
下りも2時間でソルベイ小屋に戻りました
下りは私が先行するのですが、簡単そうなほうに足を進めると、落石防止のためなのか、多少下りにくくてもなるべく稜線に沿うように注意されます
2025年08月14日 17:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 17:08
下りは私が先行するのですが、簡単そうなほうに足を進めると、落石防止のためなのか、多少下りにくくてもなるべく稜線に沿うように注意されます
ヘルンリ小屋にはお昼前に下山しました
登り4時間、下りも4時間でした
アイガーと同じ8時間の行程でしたが、登りも下りも終始急ぎ足で、山を楽しむというよりは若干トレーニングのような山行でした
スピードが安全につながるという思想をしっかり体感させてもらいました
2025年08月14日 18:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 18:47
ヘルンリ小屋にはお昼前に下山しました
登り4時間、下りも4時間でした
アイガーと同じ8時間の行程でしたが、登りも下りも終始急ぎ足で、山を楽しむというよりは若干トレーニングのような山行でした
スピードが安全につながるという思想をしっかり体感させてもらいました
ヘルンリ小屋ではデポしていた荷物を回収し、小1時間ほどガイドと話したりして休憩したら下山開始です
予定していたアイガーとマッターホルンを無事終えて、最も心安らかにアルプスの景色を堪能しながらシュヴァルツゼーまでのハイキングを楽しみました
2025年08月14日 19:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 19:40
ヘルンリ小屋ではデポしていた荷物を回収し、小1時間ほどガイドと話したりして休憩したら下山開始です
予定していたアイガーとマッターホルンを無事終えて、最も心安らかにアルプスの景色を堪能しながらシュヴァルツゼーまでのハイキングを楽しみました

装備

個人装備
Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 ザック アイゼン ピッケル 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス カメラ ハーネス ヘルメット
備考 軽量化のためにいつもは持っていっているテーピングテープを置いていったのですが、アイガーの途中でソール剥がれが起きてしまい焦りました。幸いガイドがテープを持っていたので結果的には自分で持つ必要は無し?ガイドがどこまで持っているのかはわかりませんが、ガイド登山なのに自分で一通り対応できる装備を持つのもイマイチと思うので、何をどこまで持っていくかは難しいところですね
最初のアイガーではルベルソとセルフビレイ用のデージーチェーンも持っていきましたが、一切使うことはなかったのでマッターホルンでは置いていきました
基本的にはツアーを申し込む際に書いてある装備リストに記載あるものだけ持っておけばOKかなと思います

【服装】
●アイガー
1日目:ドライレイヤー長袖、長袖ウール、ミドルレイヤー、ソフトシェル、冬用タイツ、冬用パンツ、冬用靴下、冬靴、ゲイター、ドライレイヤー手袋、皮手袋
2日目:1日目+フリース、合羽下
※初日は1枚減らしてもよかったです
●マッターホルン
1日目:ドライレイヤー長袖、半そでTシャツ、冬用パンツ、冬用靴下、夏靴(レンタル)、ドライレイヤー手袋(※日焼け防止)
2日目:1日目+ミドルレイヤー、ゲイター、冬用タイツ、皮手袋、ソルベイ小屋上部でソフトシェル着用

感想

高校生の時に読んだ小説でアイガーに憧れを抱き、登山を始めるようになってからは海外登山に興味はあまりなかったもののアイガーだけは一度登ってみたいなぁと思っていました。
できればガイドレスで自分と、気の合うパートナーとで登りたいと思っていましたが、なかなか踏ん切りがつかないまま馬齢を重ねる中で焦りを感じ始め、登らないまま未練を残すよりはいいだろうとガイドをお願いして登ってくることにしました。
そうなるとせっかくスイスに行くからにはと欲が出てきてマッターホルンも登ってこようとこちらも同じくガイド登山を手配しました。
アイガーだけのつもりで飛行機のチケットを手配していたため、
日曜チューリヒin、月火アイガー、水木マッターホルン、金曜チューリヒoutというかなりタイトなスケジュールになってしまいました。
スケジュールが決まった時点では、天候不順等で早々予定通りいくことはないのでは?せいぜい登れて1座では、と思っていたのですが、実行1週間前あたりから現地の天気予報を見るとどうもバッチリ好天に恵まれるようで、ツイているなあという思いと大変そうだなあという思いで贅沢な思い悩みをしていました。

登ってみた感想としては、ガイド登山であったとしても積年の思いとミーハーな心が満たされて非常に満足しています。

私の所感ですが、アイガーはマッターホルンよりは多少テクニカルではありますが、クライミングで5.8程度が登れてアルパインクライミングの経験を積んでいれば十分楽しく登れると思います。ただルートファインディングとロープ捌きが肝になりますので、もし今の自分の力量で行ったら下山途中でビバークになったかもしれないなと思います。
一方マッターホルンは岩登りはアイガーより易しいものの、とにかく体力が必要だと感じました。今回は昼前には下山したものの、今の時期は夜8時過ぎまで明るいので、天気の崩れがないと見込めれば、ガイドレスでも挑戦できるのではと思います。
両者に共通するのは、アイガーはテクニカルな面で、マッターホルンはフィジカルな面で、とにかくスピードが必要ということだと思います。

夏休みの宿題が全部片付いてホッとしました。
送り出してくれた家族には非常に感謝しています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:90人

コメント

登頂おめでとうございます。天気に恵まれて幸運でしたね。以前ガイドさんと登った時、いかに早く抜けるか、スピード=安全という考え方でした。しかしタイトな日程で観光は出来なかったのでしょうか?カミさんと「おぉー」って話しながら拝見させていただきました。
2025/8/18 23:03
MojavePointさん
ありがとうございます。
両山とも天気に恵まれ本当に幸運でした。
今回の旅程は、日曜チューリヒin、月火アイガー、水木マッターホルン、金チューリヒoutとタイトでしたので山のみでしたね…
金曜の朝にチューリヒの街を1時間ほど散歩したくらい。
今度はもっとゆっくり観光メインでまた行きたいと思います。
2025/8/20 0:16
furutaku00さん
23年前行った時は他の日本人の方がおられ、4回目の挑戦でやっと登頂できたとお話しされていました。この短い期間で天気に恵まれたのは本当に良かったですね
2025/8/20 21:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら