霞沢岳
長野県
あしたか
体力度について
- GPS
- 14:27
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,770m
- 下り
- 1,764m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 3:46
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 11:28
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
霞沢岳直下の崩落地通過に注意。渡渉ありますが、問題ありません。増水注意。 |
| その他周辺情報 | 最終水場は梯子があるところ。「水場」表示ありません。お間違えのないよう。※徳本峠小屋では水（2L）200円で販売あり。 |
写真
このテン場でも熊が出たらしい。テント内で調理し終えて、食べずに昼寝をしてたら、熊がテントに爪で穴を開けたらしい。テン場受付時に小屋番さんから、調理後は速やかに食事をとること。匂いの強い食材には注意することを告げられる。
5
感想
山を始めた頃から行きたかったところだった。
ウェストン卿が涙したという絶景を眺めたかった。
毎年のように計画を立てるも、お天気、仕事、家庭の事情で叶わなかった山であった。
今年も計画練り直すこと3回目でようやく行けた。
皆さまのレコの通り、素晴らしい眺望でした。
クラシックルートはとても歩き易い道。とても良く考えて設計された道だと感心する。
徳本峠小屋での受付時に熊への注意を与えられる。生々しいお話しだったので、とても緊張した。小屋宿泊者はなく、一人きりが確定していた。徳本峠小屋から絶景を楽しめたし、今回はそのまま下山するかとも思う。風も出てきた。どうしようかと思いつつ、テントで横になりながら熊対策を反復し、ウィスキーの力を借りて眠りにつく。
翌日は3時に起きた。風は強いが、空を眺めれば星が見えている。
行こうと決める。
気持ちが固まれば迷いはなし。熊鈴鳴らしながら、気になる場所はブラインドカーブ手前では時々笛を吹く。
ジャンクションピークでの南アルプス方面夜明けの絶景を眺めれば、いつしか熊への恐怖よりも、その先の絶景が楽しみになってくる。
開けたところでは右も左も素晴らしい眺望だ。
圧巻はK1ピークだ。
K1ピークから眺めた奥穂高岳の存在感は堂々たるもので、圧倒された。
時間を忘れてしまう。まさに穂高連峰の盟主だ。
静かな山行であった。
お盆休み明けの平日ということもあり、人は少なくて静かだと思ってはいたが、霞沢岳本峰へのピストンでは唯一、下山中に徳本峠小屋手前で若者一人に会ったのみ。
熊への恐怖は眺望の感動の中に隠れ、快晴のもと、憧れの霞沢岳へ行けたことへの喜びに変わった。
特筆すべきは、小屋番さんのお人柄である。
はにかみながら話す姿は、子供の頃の近所のお兄さんを思い出す。純朴な昭和の青年そのものだった。宿泊者が無くとも仕事は山のようにあるのだろうが、合間にテン場に出て来てくれては、あれこれと話し相手になってくれた気遣いに感謝したい。
今回も無事に下山できたこと、穂高連峰の絶景に出会えたこと、純朴な青年に出会えたことに感謝したい。
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