北横岳 晩秋の散策


- GPS
- 04:17
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 272m
- 下り
- 270m
コースタイム
1342北横岳北峰-1345南峰-1358北横岳ヒュッテ-1401七つ池-1409北横岳ヒュッテ-1445坪庭分岐-1453山頂駅
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
11月6日の下り最終は16時でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
好天の日中に親しまれたコースを歩き、危険な箇所はありませんでした。 念のため軽アイゼンを携行。日陰にはところどころ雪が残っていました。 山頂近くの朝の最低気温は-8℃だったそうで、七ツ池は完全に氷結状態。 * * 立ち寄り湯は、いつもの「河童の湯」(芹ケ沢、大人400円)を利用。 日曜日の午後4時前後にもかかわらず、ガラガラでした。 |
写真
感想
大渋滞に巻き込まれたうえに、仕事の電話連絡に1時間以上を要する案件があり、大幅に遅れてのスタートになった。
それでも最近屈指の晴天。千載一遇の好機なので、予定を短縮し、恐らく今年最後となる北横岳を散策することに。
午前11時28分、ロープウェイ山頂駅の気温は5.5℃。駅舎から坪庭の前に出ると、日光を受けた背中側が俄に温かい。
この時刻になると、ほとんどの人は坪庭周遊が目的らしい。ザックを背負った中年の私たちは妙に浮いた存在だった。
北横岳への往復は正味2時間ほどだが、山を侮ってはいけない。荷物になるのは承知で軽アイゼンを詰め込んである。
現実に坪庭の順路でも日陰の部分には雪が残っている。もはや11月。気圧配置次第で一面の雪になる日もあるだろう。
小沢にかかる木橋には、うっすらと霜が着いたままだ。真新しい木材で補強された上を滑らないよう注意して歩く。
北横岳の南斜面、数えてみたら、つづら折りの上り坂で8回向きを変えた。眼下には縞枯山を借景に坪庭が広がる。
北へと曲がり、三ツ岳への道を右に分けると、コメツガに囲まれた雪道の向こうから煙突のある建物が見えてくる。
その北横岳ヒュッテに着いたのは正午を30分近く過ぎたころ。小屋の前で何組もの人たちが思い思いに休んでいる。
頂上まではあっという間なので、私たちはそのまま歩き続けた。ゆっくりと登る坂道の脇に長い霜柱ができている。
「今日は足が重いかも」と同行者がつぶやいた。高度への順応力に欠けるという自己分析なのだが、かなり元気だ。
頂上からの眺望は素晴らしいの一言。北アルプスから中央アルプス、南アルプス、そして奥秩父まで見渡せる絶景。
人影が少なかった南峰とは対照的に、北峰では4組が腰を降ろして食事中だった。周囲にラーメンの匂いが充満する。
お湯が沸くまでの間、双眼鏡で隣の蓼科山を見る。頂上を歩く人たちがいる。蓼科ヒュッテは閉まっているようだ。
暖かい晴天に恵まれた昼食の途中から風が強くなった。指先がしびれ始めたので、軍手からフリース手袋に替えた。
ことほどさように山の環境は変わるものだ。北横岳ヒュッテの前から七ツ池に下りると、水面は完全に凍結していた。
時計を見れば午後2時。もたもたしていると山麓駅へ下りる最終のロープウェイに乗り遅れるので、少し足を早めた。
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