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記録ID: 8631154
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沢登り
槍・穂高・乗鞍

【乗鞍?】梓川支流・倉洞沢〜障子ヶ瀬、雲間ノ滝下降

2025年08月30日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.0km
登り
734m
下り
734m

コースタイム

駐車場(555)旧上高地乗鞍線(1030-1100)障子ヶ瀬入渓(1140)駐車場(1755)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道から倉洞沢に入ると、この手の滝が連続して現れる。
2025年08月30日 06:20撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 6:20
国道から倉洞沢に入ると、この手の滝が連続して現れる。
三条6m滝は、右手を捲いて5mの懸垂下降をした。
2025年08月30日 07:30撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/30 7:30
三条6m滝は、右手を捲いて5mの懸垂下降をした。
2025年08月30日 08:08撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 8:08
2025年08月30日 08:12撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 8:12
初めてロープを出した7m滝
2025年08月30日 08:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 8:55
初めてロープを出した7m滝
二条10mハの字滝。左手の岩場をロープ出して面白く登れた。
2025年08月30日 09:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 9:38
二条10mハの字滝。左手の岩場をロープ出して面白く登れた。
旧上高地乗鞍線の橋に着いて前半戦、倉洞沢は終了〜。
2025年08月30日 10:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 10:38
旧上高地乗鞍線の橋に着いて前半戦、倉洞沢は終了〜。
旧上高地乗鞍線は藪に埋もれていた。
2025年08月30日 11:43撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/30 11:43
旧上高地乗鞍線は藪に埋もれていた。
障子ヶ瀬下っての、第一ゴルジュ帯終点の10m滝
2025年08月30日 13:42撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/30 13:42
障子ヶ瀬下っての、第一ゴルジュ帯終点の10m滝
雲間ノ滝、の落ち口
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雲間ノ滝、の落ち口
雲間ノ滝、下段か?
2025年08月30日 15:56撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/30 15:56
雲間ノ滝、下段か?
工事用の橋が敷設されており、梓川を渡る。
2025年08月30日 17:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/30 17:39
工事用の橋が敷設されており、梓川を渡る。
くもまのたきトンネルを越えて、
2025年08月30日 17:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/30 17:46
くもまのたきトンネルを越えて、
スタート地点に帰着した。
2025年08月30日 17:56撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/30 17:56
スタート地点に帰着した。
撮影機器:

装備

共同装備
40mロープ×2本
備考 40mロープ2本は樹林を懸垂下降するには扱いが悪い。岩場でなければ30mロープ2本が妥当だろう。

感想

 梓川シリーズ第@弾、上高地入り口釜トン下流近くの本流に合する倉洞沢を遡り旧上高地乗鞍林道を活用して障子ヶ瀬を下降する計画は、長く寝かせた計画だった。やっと叶ったその山行は、我々にとって一杯一杯の、想像を超えて内容ある遡下降になった。同行はご近所住まいの登れる男the gaoro氏。
 前夜泊で宿酔の頭を抱えて梓川の国道からのスタート地点へが5:55のこと。管理路の橋を渡って永く焦がれた倉洞沢へいよいよ入渓した。両側壁の立った暗いゴルジュ状に小滝が続く沢だが、朝の陽射しを浴びながら思いの外好意的な内容で侵入を拒まれることなく進んでいけた。というのも両岸の崩壊の進行が早い模様で、沢はガレで埋もれがちなのが一因にある。捲いて懸垂下降が一度、高捲きに二度、ロープの世話になった。ハの字二条10m滝では木登りを併用してフレークを登る面白い登りを楽しんだ。8m滝の上にコンクリート橋を見て前半戦、倉洞沢が終了した。
 旧上高地乗鞍林道は廃道になって久しい様子で、藪とガレに埋もれた舗装路と化していた。20年前の地図には有料道路として表記があるのだが、自然の前に人為など何の力も意味も持たない。藪を漕ぎながら「この道、自転車漕いだことあります」とgaoro氏は事も無げに仰る。
 さて、本命の障子ヶ瀬(しょうじがわせ、の表記が橋にアリ)の下降は暫くは滝もなく穏やかな感じで始まった。だが、あの猛々しい雲間ノ滝を垂らすこの沢の下降が只で済むはずもなく、やがてその牙を剥きはじめた。流れが両岸にギュッと絞られたと思えば悪相の連瀑帯が現れて、早々と左岸に追い上げられる。降り立ち振り返れば黒部で見た風な威圧感ある滝だった。また暫くでゴルジュ状になり、小滝群を粘って下降してゆくとその先に大空間が広がる窄められた大滝の落ち口で雲間ノ滝と知れた。その落ち口上は砂利溜まりになっておりキャンプでもできそうな平穏さだが、ヒトを受け入れたことはそうあるまい。ここから左岸捲きに掛かるのだが、出だし微妙なこんな時こそgaoro氏の面目躍如たる場面であり、小さな栂にも助けられて樹林帯へと入り込んで滝身から離れる方向へとトラバースしてゆく。この大滝側壁の尾根上からは国道に観光バスが走るのが見えた。雲間ノ滝の下にも連瀑帯が控えており、疲労も手伝って安全策とばかり40mロープ二本を駆使した懸垂下降を随分な回数繰り返して標高を落としていく。平流部に達して呑んだ水とタバコで人心地ついた。新規建造中の堰堤を降り、そのために敷設された橋で梓川本流を渡り、車への帰着が17:55と12時間行動となった。雲間ノ滝を含めたゴルジュ帯の下降ラインについてはコダワリを欠いた点は否めないが、今回の我々の精一杯でもあった。日に何千何万と車が通り過ぎる国道すぐ脇の、記録をみない沢の遡下降は、それでも望外の充足をオヂサン達に与えてくれた。gaoroさん、また願います。
 尚、本計画を一日で実践するのはロープワークに習熟した向きにしか勧められない。懸垂下降の判断、セット、回収にもたついていると日が暮れることだらう。

まっちゃんが温めていた計画にお誘いいただいて光栄でした。
わし的には一杯一杯の沢でしたが、事故なく明るいうちに降りられたのはよかったです。

もう少し詳しいコメントは下記に書きました。
https://gifutelemark.exblog.jp/38077876/

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