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Yamareco

記録ID: 865718
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

信濃富士と呼ばれる有明山へ

2016年04月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:22
距離
6.2km
登り
944m
下り
947m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:01
休憩
1:18
合計
7:19
距離 6.2km 登り 944m 下り 955m
6:16
185
9:21
31
9:52
10:08
5
10:13
10:38
3
10:41
11:18
21
11:39
116
13:35
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房温泉 P3
コース状況/
危険箇所等
急登、ロープ、鎖場の連続。 意外に難所が多い
その他周辺情報 有明山神社本宮、帰路お礼参り参拝します。
日帰り天然温泉施設、お蕎麦屋さんも境内周辺にあり。
やっぱりGW、朝になったら有明荘裏のP3が満車
やっぱりGW、朝になったら有明荘裏のP3が満車
ほとんどの方は中房温泉から燕岳へ、駐車場の奥が有明山登山口
ほとんどの方は中房温泉から燕岳へ、駐車場の奥が有明山登山口
合戦尾根にはこんな掲示はない、やっぱり登る人がほとんどいない人気のない山。 燕岳や合戦尾根から視界に入ったかもしれないがまったく印象に残ってない、カメラを向けた記憶もない気にも留めなかった山。
合戦尾根にはこんな掲示はない、やっぱり登る人がほとんどいない人気のない山。 燕岳や合戦尾根から視界に入ったかもしれないがまったく印象に残ってない、カメラを向けた記憶もない気にも留めなかった山。
こんな厄介な注意書きも。 クマ鈴をON状態にしよう。
こんな厄介な注意書きも。 クマ鈴をON状態にしよう。
三叉路、 P3三段の滝からの登山道と合流。 再び急登がはじまります。
三叉路、 P3三段の滝からの登山道と合流。 再び急登がはじまります。
いきなり、こんな丸木のハシゴ。  麓から見ると有明山のスロープは急だ、登り切れるか一瞬不安になる。
いきなり、こんな丸木のハシゴ。  麓から見ると有明山のスロープは急だ、登り切れるか一瞬不安になる。
ロープ場も出てきます。 ストックは邪魔になるんで収納します。(下りも使いません、3点ホールドが安全です。)
ロープ場も出てきます。 ストックは邪魔になるんで収納します。(下りも使いません、3点ホールドが安全です。)
ほっと一息、木々の間からは常念山脈の稜線がまぶしい。  結構暑く感じる、補水しながら登る。
ほっと一息、木々の間からは常念山脈の稜線がまぶしい。  結構暑く感じる、補水しながら登る。
トラロープも次から次へとでてきます。『十分整備されておらず・・』 と書いてありましたが思ったよりわかりやすい。 でも 『険しい』。
トラロープも次から次へとでてきます。『十分整備されておらず・・』 と書いてありましたが思ったよりわかりやすい。 でも 『険しい』。
登山道は往来が少ないため荒れていますが、 明瞭。 進入禁止もしっかりと明示されています。
登山道は往来が少ないため荒れていますが、 明瞭。 進入禁止もしっかりと明示されています。
この険しいルート まるで修験者の道だ。  ここは有明山神社奥宮への道です。
この険しいルート まるで修験者の道だ。  ここは有明山神社奥宮への道です。
クサリ場も出てきます。 ここは数ヶ所ある難関のひとつ。 下に百メートル以上は切れています。
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クサリ場も出てきます。 ここは数ヶ所ある難関のひとつ。 下に百メートル以上は切れています。
岩に打ち込んであるボルト、 2本目が重みで下向きに曲がっています。 下は見ない。(笑)  久しぶりの緊張感、 昨夏の早月尾根獅子岩下のトラバース以来である。 ここは慎重に素早く渡る。
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岩に打ち込んであるボルト、 2本目が重みで下向きに曲がっています。 下は見ない。(笑)  久しぶりの緊張感、 昨夏の早月尾根獅子岩下のトラバース以来である。 ここは慎重に素早く渡る。
大天井岳が見える!
大天井岳が見える!
写真で見る印象より、ずっと厄介な登りなんです。 急登に次ぐ急登が続く。
写真で見る印象より、ずっと厄介な登りなんです。 急登に次ぐ急登が続く。
標高を上げると気温は低下、 流水が凍結しつららになっている。
標高を上げると気温は低下、 流水が凍結しつららになっている。
この崖がたぶん一番の難所。  右に下りながら巻く、 足の置き場所が限られ着地する場所も痩せすぎ! 
急がず、基本セオリー通り三点支持で手掛かり、足場を見つけて下る。 
足の届かない! ・・・・・ 岩から体を離して見たら・・・・ ボルトが打ってあった。 !(^^)!
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この崖がたぶん一番の難所。  右に下りながら巻く、 足の置き場所が限られ着地する場所も痩せすぎ! 
急がず、基本セオリー通り三点支持で手掛かり、足場を見つけて下る。 
足の届かない! ・・・・・ 岩から体を離して見たら・・・・ ボルトが打ってあった。 !(^^)!
この切れた沢も意外に厄介。 残雪がもっとあれば軽アイゼンで渡れるが岩を乗り越していかねばなりません。 岩の下は切れ込んでます。
越えると丸太ハシゴ、その先は痩せて切り立ったトラバース。 息つく暇なし。(笑)
5〜8合目はロープ、鎖、岩場、ガレ場、そして切れ立った痩せた道が続く。 
久しぶりの緊張感が蘇る。 いや、本当は恐〜いのである。 でも、慎重に足運びすれば抜けられます。 
注意深く足運びをするしかない、足の置き場を確認しながら。。
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この切れた沢も意外に厄介。 残雪がもっとあれば軽アイゼンで渡れるが岩を乗り越していかねばなりません。 岩の下は切れ込んでます。
越えると丸太ハシゴ、その先は痩せて切り立ったトラバース。 息つく暇なし。(笑)
5〜8合目はロープ、鎖、岩場、ガレ場、そして切れ立った痩せた道が続く。 
久しぶりの緊張感が蘇る。 いや、本当は恐〜いのである。 でも、慎重に足運びすれば抜けられます。 
注意深く足運びをするしかない、足の置き場を確認しながら。。
樹間から有明山山頂 への尾根、稜線が見えてきた。 
樹間から有明山山頂 への尾根、稜線が見えてきた。 
8合目。 ここから東餓鬼岳から有明山に続く尾根に合流。 ここからはもう難所はない普通の登山道。
8合目。 ここから東餓鬼岳から有明山に続く尾根に合流。 ここからはもう難所はない普通の登山道。
9合目、 あともう少し。  残雪もほんの少しあります。 例年ならこの時期アイゼンが必要なんでしょう。
9合目、 あともう少し。  残雪もほんの少しあります。 例年ならこの時期アイゼンが必要なんでしょう。
9合目からの登りで下山中の方1名、山頂直下で1名、出会いました。(南峰からの帰りに2名の方。 この日の表登山道コースでは私を含め5名のみのようです。 時間があればどんなモチベーションで有明山を登られたのか聞いてみたかった。。。)
9合目からの登りで下山中の方1名、山頂直下で1名、出会いました。(南峰からの帰りに2名の方。 この日の表登山道コースでは私を含め5名のみのようです。 時間があればどんなモチベーションで有明山を登られたのか聞いてみたかった。。。)
尾根を登りきると一挙に展望が開けました。 途中の急登と難所でバテたがなんとか標準コースタイムで来れた。
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尾根を登りきると一挙に展望が開けました。 途中の急登と難所でバテたがなんとか標準コースタイムで来れた。
有明山神社、山頂 標高2,268M。 ここが奥宮。
さっそく登頂と無事の下山を祈願。  ここは二百名山なんで お賽銭も 100 X 2 と奮発。
安曇野方面が開けていますが、北アルプス側は木々でブロックされてます。
ユニークなステンレス製の鳥居。 ピッカピカで錆びることもなく堅牢な感じですが、雷が怖い。
有明山神社、山頂 標高2,268M。 ここが奥宮。
さっそく登頂と無事の下山を祈願。  ここは二百名山なんで お賽銭も 100 X 2 と奮発。
安曇野方面が開けていますが、北アルプス側は木々でブロックされてます。
ユニークなステンレス製の鳥居。 ピッカピカで錆びることもなく堅牢な感じですが、雷が怖い。
祠の前にはこんな掲示。 この神社が北岳。  さらに中岳に向かいます。
祠の前にはこんな掲示。 この神社が北岳。  さらに中岳に向かいます。
祠の裏側から回り込むと、ここに三角点がありました。
祠の裏側から回り込むと、ここに三角点がありました。
途中こんな岩場も、ここも右は大きく切れたっています。
途中こんな岩場も、ここも右は大きく切れたっています。
中岳 標高2,248M。  ここが山頂とも云われています。 

ここは東西両面が開けてます。 常念岳から燕岳まですっきりと見えます。
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中岳 標高2,248M。  ここが山頂とも云われています。 

ここは東西両面が開けてます。 常念岳から燕岳まですっきりと見えます。
常念岳と横通岳。
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常念岳と横通岳。
大天井岳。小屋が見えます。  今年は行くぞ!
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大天井岳。小屋が見えます。  今年は行くぞ!
右が燕岳、 左のピークが燕山荘のあるところ。  そこから下るのが合戦尾根。
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右が燕岳、 左のピークが燕山荘のあるところ。  そこから下るのが合戦尾根。
安曇野を見下ろします。    北岳へ戻ってカップ麺休憩。
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安曇野を見下ろします。    北岳へ戻ってカップ麺休憩。
北岳(北峰)は北部方面の視界がいいです。
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北岳(北峰)は北部方面の視界がいいです。
たぶん方角からすると、北葛岳〜蓮華岳?  未踏の領域。 ここも登るぞ!
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たぶん方角からすると、北葛岳〜蓮華岳?  未踏の領域。 ここも登るぞ!
たぶん、 鳴沢岳〜岩小屋沢岳?  未踏の領域・・・山座固定自信なし。
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たぶん、 鳴沢岳〜岩小屋沢岳?  未踏の領域・・・山座固定自信なし。
爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳、 写真を拡大すると豆粒のように種池山荘らしきが見える。
爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳、 写真を拡大すると豆粒のように種池山荘らしきが見える。
どうか急坂、難所を無事下れますように。。。。     下山します。
どうか急坂、難所を無事下れますように。。。。     下山します。
三段の滝ルートでタル沢の滝〜P2へ下山、P3へ。 
三段の滝ルートでタル沢の滝〜P2へ下山、P3へ。 
滝沿いの登山道の花。 たぶん、オオバキスミレのような気がしますが、これも自信なし。(笑)
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滝沿いの登山道の花。 たぶん、オオバキスミレのような気がしますが、これも自信なし。(笑)
安曇野からの信濃富士
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安曇野からの信濃富士
有明山神社本宮に無事登頂、下山感謝のお参り
有明山神社本宮に無事登頂、下山感謝のお参り

感想

安曇野を通るたびに、常念岳の右前に聳え立つ富士山スタイルの山を目にしていたのが有明山だったのである。

でも、この有明山 只者ではなかった。 手ごわい山だった。

中房温泉から表銀座へはこの日はたぶん数百人、それに対し有明山へはたったの5人。 人気のない山である。

急登とロープ・鎖場の連続で喘ぎ、「もうこんな山嫌だ、二度と登るまい」 と思った。(笑) 対面の燕岳なんかは何度登ってもいいと思うが、この有明山は・・・・ そして、二百名山にはこんな山が多くあるんだろうと思い知らされました。

しかし、登りきった山頂からの景観が素晴らしく、喧騒感のない静かな山歩きができた。 顧みればなかなか味のある山だ、信濃富士。  岩場、鎖・ロープ場がお好きな方は是非チャレンジください。

近々、私のHPに詳細アップ致します。 よろしければのぞいてみてください。
http://jetstream777.blog.so-net.ne.jp/

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有明山
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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