笊ヶ岳《日本二百名山》


- GPS
- --:--
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 3,186m
- 下り
- 3,256m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:19
- 山行
- 11:14
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 12:44
- 山行
- 0:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山口:雨畑湖畔・馬場バス停から山交タクシーバスでJR身延線身延駅 |
写真
感想
1日目(5/3): 田代入口〜伝付峠
2日夜新宿からの“ムーンライト信州”は2本出ていたがいずれも満席。この季節北アルプスや八ヶ岳へ入る人々でみんな重装備、しかし全車指定席なので席にあぶれる人は無く車内は落ち着いた。甲府に2:28到着、身延線の始発まで3時間コンコースで寝袋仮眠。結構仲間がいたので安心して寝ることができた。身延から奈良田行の山交タクシーバスに乗り田代入口で下車、8:30往年の南アルプス登山のメインルート伝付峠を目指し歩き出した。尾根に取り付くまでの3時間余りは内河内川沿いのルート。登山口には通行禁止の立て看板!どうなることかと思ったが、落石で壊れた箇所もあり決して安全な登山道ではないようだが結構楽しめそうだ。
12:39早々と伝付峠(1,985m)に到着してしまい、この先水場が無いので豊富に水のあるここで幕営をすることにした。ここまでは殆ど雪なし。後からどんどん人が来て、峠は20人弱の人が幕営した。伝付から白峰南嶺を北へ(黒河内岳方面)の縦走を目指すパーティーが殆どだった。中には笊へ行きかけたが雪が多く断念して引き返してきたパーティーetc.単独は私とあと一人だけだった。余りにも時間があるので白峰南嶺への道を少し北上し第二展望台、第一展望台まで歩いて来た。南アルプス主稜線の山々や富士山の姿も望むことができた。
2日目(5/4): 伝付峠〜雨畑
4:46に歩き出すとすぐに雪道となり、林道は雪で覆われてしまった。もともと林道を歩く気はなく山頂を外したくないので稜線上のルートを歩いた。適度な雪が締りかえって歩きやすい。保利沢山(2,155m)、上の切(2,379m)と登山道を外れた山のピークを取った。天気はよく、西側に横たわる南アルプス主稜線の塩見、悪沢、赤石が圧倒的な迫力で迫ってくる。実に素晴らしい!
天上小屋山(2,420m)、生木割山(2,539m)は1〜2mの積雪があるが締っているので偶にツボ足になることはあるが歩き易い。しかしトレースは全く無く誰も居ない山域のようだ。アップダウンを繰り返しながら南へ南へと歩を進めた。笊の手前にある偃松尾山(はいまつおやま2,545m)もルートを外れるがここは積雪が少なく、名の如く這松の林を漕いで微かな踏み跡を辿り山頂を踏んだ。笊の北斜面の登りは凄い急斜面、しかも雪は腐れて踏み込んでは崩れ、踏み込んでは崩れ登るのにヘロヘロになってしまった。
漸く辿りついた笊ヶ岳(2,629m)山頂は360°の展望、南アルプス主稜線が一望でき最高だ! 山頂では何と登山道のないはずのランカン尾根を登ってきた6人のパーティー。小笊からの登り返しが飛びっきりきつかったそうだ。この山に入る人は半端じゃない!
ゆっくり昼食休憩を取って布引山(2,584m)へと歩を進めた。最後の南アルプスの雄大な眺めをしっかり目に焼付け奥沢谷への下山路に入った。急斜面が連続し決して軽快ではない。やがて雪もなくなり、2時間半の歩行で、奥沢谷広河原に到着した。当初の計画ではここで幕営の積りだったが、時刻はまだ16時。翌日の早いバスに乗るため更に進むことにした。
広河原は此の山行で唯一の渡渉点、結構深い沢で飛び石伝いにとは行かず、靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、誰もいないのでズボンも脱いで膝上まで浸かって渡渉した。対岸に渡れば高巻きぎみに登山道が付いており時折登山道に降り注ぐ滝に打たれながら下って行くと何時しか沢は100mほど下、恐ろしく高巻いたものだ。谷間を抜け林道となり馬場バス停に17:19に到着。翌日のバス時刻を確認して雨畑湖畔の適当な場所に幕営地を求めた。今日はよく歩いた、心地よい眠気が襲い日暮れと同時に寝についた。
3日目(5/5):雨畑〜馬場BS
雨畑始発のバスに乗るべく雨畑湖畔を撤収し馬場バス停に移動し笊ヶ岳山行を終えた。
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