甲武信ヶ岳(毛木平から周回)存外にキツかった三宝山〜大山の縦走


- GPS
- 10:03
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,564m
- 下り
- 1,563m
コースタイム
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:03
天候 | 高曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8時到着時満車、道路に数百m縦列駐車。 バイクなので🅿内の余地に駐輪。 18時下山時は、前泊する車が10台位いた。 水洗トイレ、東屋あり。 Docomo電波繋がらず。 ・往路 自宅5:25>圏央道>中央道長坂IC>野辺山などを通り毛木平へ。8時着 ・復路 中央道大月ICから小仏トンネルまで渋滞25kmとあったので大月で降りたかったが、そうすると二輪車割引の要件である「80km以上」を満たさないので、上野原ICまで我慢の走行。 上野原ICから一般道で22時代に帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
↑千曲川源流コース よく整備され登山者が多い。 水源地までは緩やか。水源地〜国師ヶ岳分岐と山頂直下は急。 ↓縦走コース 登山者は少ない。 三宝山、武信白岩山南峰(現地表記無し)、武信白岩山(同※)、大山それぞれの山頂直下は短いが急登、登頂した後はきっちり降ろされる。 手を使う岩場あり。南峰には梯子有。大山の下は鎖場×3あり。 それぞれ標高2200m以上あるので、毛木平(1400m台)への下りは大山以降にやっと始まる。 十文字小屋から毛木平までの4.3kmが長い。 しかも最初はしばらく緩やかにトラバースを登らされる。 ※武信白岩山の岩峰前には大きな×のペイントと立入禁止を示すと思われるロープがある。 通りかかった時に丁度降りてくる方がいたので聞いたところ「登れたが下りは大変」とのことだった。 取り付いてみると手がかり足がかりが少なく、ロープや鎖は無く、登ることはできそうだが下りは「詰む」と感じた。 この時点で計画より30分程遅れていたので諦めた。 |
写真
あくまでも山頂の予報だが、14日は雨と猛烈な風が不安、15日はほぼ眺望無しと推測。
16時が小屋のキャンセル期限だったので中止を決断。
左側にトイレ。
曇りだからガラガラかと思っていたが満車、さすが9月の三連休、甘かった。
ETC料金の関係でバイクで来たが、バイクなら楽々駐輪できるので良かった。
数百m戻って縦列駐車とか嫌すぎ
ここでアルファ米にお湯を注ごうとしたら、お湯を入れたサーモスをバイクに忘れてきたことに気づく。
仕方ない、水で代用だ。
山頂で食べるつもりだったが、調理が完了するのにお湯は15分だが水は60分掛かるので無理。
手がかり足がかりはあることはあるが「厚さが薄い」。
確かに登ることはできそうだが下りが恐怖で「詰む」のは確定。
ロープか鎖があれば問題ないのだが…。
時間が押しているのもあり登頂は諦めた。
写真は明るいが実際はもっと暗くほとんど何も見えず。
途中で抜いたご夫婦(武信白岩山で会ったご夫婦)は、この後帰り支度して出発する18:40まで姿を見なかった。
無事下山できただろうか。
感想
本当は聖岳を登るつもりで、準備は万端、小屋の予約もしていた。
(たんたんさん、相談に乗っていただきありがとうございました)
しかし前日、どうにも予報の強風が不安。
薊畑までは樹林帯なので問題ないだろうが、小屋まで700m歩けるか?
さらに登頂する15日の予報は曇りで眺望はなさそうな予感。
この辺の判断は人それぞれだろうが、自分の場合は「不安を抱えたまま登るのは嫌」なので苦渋の小屋キャンセル、プランBの甲武信ヶ岳に切り替えた。
甲武信ヶ岳は徳ちゃん新道などを使って登頂したことはあるが、毛木平からは未登頂なので毛木平から。
周回が好きなので下りは大山などを通る周回路で。
三連休はETC休日割引適用外というケチ極まりない腹立たしい措置が施行されたが、二輪車は要件を満たせば37.5%割引となるので、バイクで行くことにした(聖岳もバイクで行くつもりだった)。
ちなみに、三連休ではなく飛び石連休なのに9/20,21,23もETC休日割引適用外です😡。気を付けましょう。
毛木平到着時に19℃と涼しく曇りだったので、水は1.5Lから1Lに減量、空調服も涼しいので置いて行くことにした。
これで1kg減量できた。
登りの千曲川源流コースはいつもの鈍足ながら快調だった。
7人に抜かされた。
気になったのは、その7人(全員か定かではないが)と山頂近くで「すれ違った」こと。
つまり、皆ピストンで誰も三宝山方向に進んでいない。
登山道が通行止めになっているのか?と気になったが、それは無かった。
歩いて分かった。キツいからだ。
いくつか山があるのは知っていたが、よくある樹林帯の中にある地味ぃ〜な山頂だったり「え、これ山頂なの?」と思うような平坦な山頂で、山と山の間は歩きやすいというイメージを勝手に想像していた。
実際はそれぞれかなり尖がっていて山と山の間はジグザグではなく直登ばかり、しかも簡単ながら岩場や鎖場もあり、初心者向きではなかった。
ハイカーも少なかった。
すれ違ったのは5人程度、同方向は10人弱だったと思う。
4つの山がありどれも標高2200m以上なので、標高がなかなか下がらない。
大山に登頂したのが16:30。これはまずいな、と思った。
十文字小屋を通過時、毛木平まで4.3kmと書かれた道標に驚愕、更にアプリで到着予定時間を確認すると18:30。
日没は17:30なので、このままではヘッデン下山を免れない。
ヘッデン下山は何度もあるが、道迷いしやすいのでできれば避けたい。
十文字小屋以降は飛ばした。
しかししばらくトラバースは「緩い登り」。
下山しているのに登る!😡この矛盾よ
トラバースが下りになった所で、前を歩いていた夫婦に追いつき、道を譲られる。
途中の武信白岩山で話したご夫婦だった。
そこからも飛ばすが、沢に近くなった辺りからは道に岩が増え、歩くしかなくなる。
残照は徐々に弱まり、足元が見えにくくなってきた17:50、ヘッデン装着。
沢に近い登山道は錯綜しやすい。
何度かピンテや「←登山道」という看板を発見するのにヘッデンが役立った。
18:21、ようやく駐車場に到着。
帰宅の準備をして毛木平を離れるまで、あのご夫婦は下山しなかった。
自分より後ろだったので、ヘッデンが無いと下山は危険だったはず。
旦那さんは武信白岩山を登って下れるような方なのでベテランだとは思うが。
ザックの容量は自分より多かったので、ヘッデンを持っていたと思いたい。
という訳で、三宝山〜大山までが存外のキツさでした。
この「思っていたよりキツかった」は自分の場合、ほぼ100%です。
楽な山など無い。
覚書
・前回の早月尾根に続きワークマンの7分袖シャツ。高山歩きならそろそろ終わりか。
・頭は汗なのに、手、特に左手は甲が冷たかった。単なる老化か。脳梗塞などの前兆でなければ良いが。
・いつも下山で痛くなる左足の親指の爪は限界まで切り、ヤスリで入念に削り、スポンジテープで巻き、ガムテでぐるぐる巻きにしたらほぼ痛くなかった。
左足の薬指の爪はすっぽり抜けたのでノーダメージ。そのまま生えないで欲しい。
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