山行記録: 弥陀ヶ原湿原から秋色に移ろう月山へ

記録ID: 8724151

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

朝日・出羽三山

弥陀ヶ原湿原から秋色に移ろう月山へ

2025年09月23日(火) [日帰り]

山形県

しかおのこ

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 06:50
距離: 10.3km
登り: 602m
下り: 599m

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歩くペース

ゆっくり

1.2～1.3

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 6:29
休憩: 0:16
合計: 6:45

距離 10.3km 登り 602m 下り 599m

6:40

94分

スタート地点

8:14

8:15

25分

一ノ岳

8:40

23分

たたみ石

9:03

0分

九合目佛生池

9:03

19分

月山佛生池小屋

9:22

9:26

38分

月山佛生池小屋

10:04

10:07

8分

行者返し

10:16

37分

大峰

10:53

11:00

7分

月山

11:07

11:09

36分

月山頂上小屋

11:45

11:46

14分

月山

12:00

12:01

7分

大峰

12:08

12:09

18分

行者返し

12:27

12:28

8分

月山佛生池小屋

12:35

12:36

7分

たたみ石

12:43

38分

一ノ岳

13:21

10分

御田原参籠所

13:31

八合目弥陀ヶ原

天候	晴後曇 13℃
過去天気図（気象庁）	2025年09月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車・八合目登山口の駐車場にはトイレとレストハウス有り・庄内交通バスエスモールバスターミナル・鶴岡駅前～羽黒山頂・月山八合目方面 https://www.shonaikotsu.jp/sp/local_bus/t008_haguro.html https://www.shonaikotsu.jp/sp/tourism/harugo.html アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	指導標、足元共によく整備されており初心者にもお勧めできる
その他周辺情報	・月の沢温泉　北月山荘日帰り入浴 https://kitagassanso.navishonai.jp/ ・赤湯ラーメン上海　鶴岡店 https://ryushanhai.com/group/

写真

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2025年09月23日 06:44撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 6:44

レストハウスの脇から弥陀ヶ原へ

2025年09月23日 06:51撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 6:51

レストハウスの脇から弥陀ヶ原へ

弥陀ヶ原

2025年09月23日 07:36撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 7:36

弥陀ヶ原

北側に鳥海山

2025年09月23日 07:36撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 7:36

北側に鳥海山

2025年09月23日 07:43撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 7:43

2025年09月23日 08:12撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 8:12

ハクサンイチゲ？

2025年09月23日 08:45撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 8:45

ハクサンイチゲ？

佛生池小屋

2025年09月23日 08:48撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 8:48

佛生池小屋

オモワシ山付近から紅葉が始まる

2025年09月23日 09:46撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 9:46

オモワシ山付近から紅葉が始まる

月山神社

2025年09月23日 10:36撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 10:36

月山神社

一等三角点

2025年09月23日 10:41撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 10:41

一等三角点

2025年09月23日 10:48撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 10:48

2025年09月23日 10:49撮影 by iPhone 13 Pro, Apple

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9/23 10:49

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

装備

個人装備	長袖シャツ Tシャツタイツズボン靴下グローブ防寒着雨具ゲイター日よけ帽子着替え靴予備靴ひもサンダルザックカバーサブザック昼ご飯行動食非常食飲料ライター地図（地形図）コンパス笛計画書ヘッドランプ予備電池 GPS 筆記用具ファーストエイドキット針金常備薬日焼け止めロールペーパー保険証携帯時計サングラスタオルツェルトストックナイフカメラ

感想

しかおのこ

夜明け前、月山八合目駐車場で目を覚ましました。前夜に続き雲が低く垂れ込めていましたが、雨はなく、昨日の鳥海山よりはずっとましです。赤く染まる東の空を眺めながら朝食を済ませ、6時55分、登山を開始しました。

レストハウスの脇から弥陀ヶ原湿原へ立入ります。鱗雲の下、黄金色の草原の中に木道が伸びています。振り返ると庄内平野と日本海が広がります。アカハライモリがのんびりと這っています。秋の静けさに熊鈴が響きます。

ほどなく北回りコースと合流し、岩のごろごろした上り坂になります。眼下には池塘の点在する湿原、その先には鳥海山も見えてきました。まるで絵画のような風景に、何度も足を止めてしまいました。

円柱状のコンクリートが足場を支えてくれます。よく整備された登山道で、地元の方から愛されている山なのだと感じます。

山形のFM放送を聴きながら歩いていると、岩手県遠野市のアマチュア無線局から呼びかけがあり、登山中に交信します。

鳥海山よりも登山者層は幅広く、初心者から熟練者までさまざまです。「涼しい～！ハイジみたい！」とはしゃぐ若い女性たちや、前日に見かけた登山パーティーの姿もあり、山の賑わいを感じました。

8時49分、佛生池小屋に到着。静かな池の畔に石仏が並び、霧の中から鸚鵡の鳴き声が響きます。白装束の修験者、犬を連れた夫婦、ワッフルとコーヒーを楽しむ行者さん――月山らしい信仰と旅情の入り混じった光景でした。

ここで栗駒山の無線局と交信し、気温は13℃だがガスの中で寒い、紅葉は登山口はまだ青く、山頂も見頃まで後1～2週間位と教えてもらいました。「神々の絨毯」を見てみたくなりました。

小屋の裏手のオモワシ山の斜面が黄や橙に色づき始めています。草原に刻まれた谷の襞は、阿蘇や浅間の火口地形を思わせつつも柔らかく、初めて目にする風景です。秋田からのTさんと出会い、言葉を交わしながら歩を進めました。

オモワシ山を越えると、広い尾根の先に扇子を返したような端正な三角の山頂が現れます。緩やかな石畳を進み、10時53分、標高1984mの月山山頂に到着しました。

神社と小屋は営業を終えており、普段は有料の神社敷地内の最高地点まで自由に立ち入ることができました。Tさんが「初めてですよ！」と笑いながら写真を撮ってくれました。

昼は神社直下の見晴らし台で、Tさんと並んで昼食を取りました。話が弾み、下山道はあっという間でした。

Tさんは登山やバイクを趣味とする快活な人でした。旅と仕事、そしてAIの話まで広がり、最後には「東北にまた来たら栗駒や秋田駒へ連れていきますよ」とありがたいお言葉をいただきました。私もTさんのように、好奇心を失わない大人でありたいと思いました。

13時半、駐車場に戻り、レストハウスで紅葉の絵葉書を一枚購入。下山後は北月山荘で湯に浸かり、Tさんから教えていただいた龍上海でラーメンに舌鼓をうち、旅の締めくくりにふさわしい温かさが、体の芯に染みわたりました。

費用
• 月山レストハウス絵葉書：200円
• 北月山荘入浴料：300円（割引後）
• 龍上海ラーメン：1,100円
• ガソリン代：9,679円（2回分合計）
• 高速料金：9,510円
合計：20,789円