和名倉山～大展望はなくても楽しみ方は盛り沢山～

2025年09月23日(火) [日帰り]

• GPS: 09:25
• 距離: 23.9km
• 登り: 1,355m
• 下り: 1,361m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:43
• 休憩: 1:09
• 合計: 9:52

距離 23.9km 登り 1,355m 下り 1,361m

6:53 スタート地点
7:02 7:03 民宿みはらし
7:22 7:27 牛王院下
8:17 牛王院平の頭
8:22 8:23 牛王院平
8:29 8:39 山ノ神土
9:16 リンノ峰
9:34 西仙波
9:45 9:50 東仙波
10:15 10:16 吹上ノ頭
10:32 八百平
10:42 10:43 川又分岐
10:53 二瀬分岐
11:07 11:35 和名倉山
11:49 11:50 二瀬分岐
11:57 11:58 川又分岐
12:07 12:08 八百平
12:58 13:01 東仙波
13:16 13:17 西仙波
13:35 リンノ峰
14:22 14:23 山ノ神土
14:27 14:28 牛王院平
14:38 14:39 将監峠
14:56 14:59 将監小屋
15:56 ムジナの巣
16:10 16:14 牛王院下
16:31 将監登山道入口
16:45 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三ノ瀬集落に至る道は2箇所で崩落があって、市道に迂回するよう案内看板があります。
車は民宿みはらしから約800m上方の中島川口駐車場に停めました（無料）
6～7台は停められそうです

コース状況／危険箇所等

踏み跡や獣道が錯綜している箇所もありますので、丁寧に地形、踏み跡、テープ類を確認する必要があります
笹藪の濃い箇所のトラバースではスリップに注意が必要です（特に濡れているとき）

その他周辺情報

小菅の湯に立ち寄りたかったですが、すでに受付終了していました（17:20まで）

写真

9/23 6:53

飛び石連休最終日とあってか中島川口駐車場には私の車のみ

9/23 7:01

三ノ瀬集落の民家の庭先に咲くコスモス
秋の訪れを感じます

9/23 7:03

民宿みはらし上空でも秋の雲と夏の空がせめぎ合っているようです

9/23 7:04

三ノ瀬登山口から入山します

9/23 7:27

牛王院下で登山道と林道が分岐します

9/23 7:44

爽やかな空気感に包まれ、木漏れ日の中、歩を進めます

9/23 8:07

急登を終えて少し傾斜が緩むと、植生が変わって来ました

9/23 8:13

牛王院平
空が広がって気持ちいい場所です

9/23 8:19

カラマツ林に変わりましたが、シカの食害が酷いらしく防護ネットであちこち囲まれています

9/23 8:23

右手が将監峠への道ですが、看板類はないので、要注意です

9/23 8:24

わずかですが青空も広がって、気持ちの良い散歩気分です

9/23 8:29

山の神土の分岐
和名倉山方面は、笹藪に覆われています

9/23 8:39

ま、とりあえず一服しましょう

9/23 9:00

笹藪のトラバース途中から見る稜線にはガスがかかり始めました

9/23 9:06

笹の稜線にガスがかかる様は、なぜか大峰山脈を思い出します

9/23 9:33

西仙波のピーク
寛げる感じもないので、先に進みます

9/23 9:46

ガスに包まれた東仙波に着きました

9/23 9:49

少し経って振り返ると、少しガスが切れて山並みが望めました

9/23 9:56

また植生が変わって樺の林になりました

9/23 10:00

この日よく見かけた唯一の花
ガスの稜線歩きを盛り立ててくれます

9/23 10:27

そして地表を覆う苔も、奥秩父らしさを盛り立ててくれます

9/23 10:54

二瀬分岐
秩父方面に向かうこともできます

9/23 11:07

ひたすら登り下りを繰り返して、とうとう和名倉山に着きました！

9/23 11:32

和名倉山のピークは、展望を楽しむところではなく、苔を楽しむところです！

9/23 11:42

東仙波から和名倉山までの間、ほぼ登山道に沿うように鋼製ワイヤーロープが横たわっていますので、踏み跡を見失ったときは頼りになります

9/23 12:07

このように落葉樹がある場所は、落葉で踏み跡を見失いがちなので気をつけましょう

9/23 12:43

ガスで展望はありませんが、お花畑や笹原の佇まいで十分楽しめます

9/23 12:45

樺の林がガスの中で浮き立って幻想的です

9/23 12:46

帰路、東仙波のガスが切れ、山容が現わになりました

9/23 12:54

2度目の山頂
もうガスがかかっています

9/23 13:02

白骨化したかのような枯木が、庭園のモニュメントのようです

9/23 13:09

時には短いながらも岩稜もあって、変化のあるコースでした

9/23 13:14

空気感と花以外に秋を感じるところが少なかったですが

9/23 13:17

キノコを見ると秋を感じますね

9/23 13:40

標高を下げるとガスが切れて展望が広がります
これは竜喰山

9/23 13:47

無名ピークですが、カッコいいですね

9/23 13:48

ルートはここから笹藪に覆われたトラバースへ

9/23 14:21

踏み跡がしっかりしていて、顔が出るレベルなので楽勝です

9/23 14:37

思ったより早く下山しつつあったので、将監峠に寄りましたが、ガスで何も見えず

9/23 14:40

将監小屋までの下り斜面は、防火帯なのか30m以上切り開かれ、雪のないスキー場のようです

9/23 14:43

ガスの中から現れた将監小屋
質素な佇まいです

9/23 14:48

豊富な水が引き込まれていて嬉しい

9/23 14:59

これから先、甲武信岳を越えて長野県の川上村まで下るという小屋泊まりの方とゆっくり話してから下山します

9/23 15:02

将監小屋からは車も通れる林道です
が、置き忘れたストックを小屋に取りに戻ったため30分ロス

9/23 16:10

牛王院下の分岐にて元のルートに合流しました

9/23 16:31

三ノ瀬集落まで戻ったら

9/23 16:45

駐車場まであと一息
今日は私の車だけだったのかな？

9/23 17:04

おまけ：道路の崩落通行止めによる三ノ瀬までの通行案内図

撮影機器：

iPhone SE (3rd generation) Apple

RICOH WG-80 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

無雪期日帰り標準装備

感想

duster

酷暑が続いた今年の夏ですが、暑さ寒さも彼岸までと言われるとおり、秋分の日を迎えて朝晩は爽やかな空気に包まれるようになりました。

となれば、比較的標高の低い山でも汗だくになることなく、快適な山行ができると考えて選んだのが奥秩父の和名倉山です（2,000mを超える山ですが）。
また、全国的に晴れる天気予報でしたが雲が多い気もしていたところ、二百名山なのに頂上からの展望がないとの声も聞かれ、仮にガスっても悔いることがないというのも選定理由です（笑）。

そんな変な理由で実行に至ったわけですが、ロングルートの道中を含めて、奥秩父の魅力がたっぷり詰まった良い山でした。
祝日にも関わらず6名の方しか会いませんでしたし、うち2名は翌日からは平日となるにも関わらず主脈縦走とのことで、玄人受けする山域であることを再認識しました。
住まいからの直線距離は短いのに、高速道路を含めたアプローチが不便という難点はありますが、山深くて静かな奥秩父はもっと攻めてみたいですね！