鳳凰三山 優しくて、美しい山（FM）

2025年09月23日(火) 〜 2025年09月24日(水)

• GPS: 15:50
• 距離: 21.3km
• 登り: 2,052m
• 下り: 2,347m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:23

距離 8.1km 登り 1,224m 下り 170m

9:54 夜叉神峠登山口
10:55 10:56 夜叉神峠
11:00 11:11 夜叉神峠小屋
12:36 12:48 杖立峠
13:46 13:51 火事場跡
14:34 14:38 苺平
15:17 南御室小屋

2日目

• 山行: 8:22
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:32

距離 13.3km 登り 828m 下り 2,176m

5:51 南御室小屋
6:12 6:14 砂払岳
6:20 6:32 薬師岳小屋
7:49 7:58 鳳凰山
8:21 8:25 鳳凰小屋分岐
9:15 9:17 アカヌケ沢の頭
9:29 9:37 地蔵ヶ岳
10:29 10:48 鳳凰小屋
12:42 燕頭山
13:08 13:09 旭嶽
14:29 14:37 西ノ平
15:17 15:22 御座石鉱泉
15:23 ゴール地点

写真

【一日目】
夜叉神峠登山口からスタート。

この日は南御室小屋まで樹林帯をひた上がります。

途中の夜叉神峠小屋。
週末営業中心ですが、この日は祝日営業中。

豊かなサルオガセは、澄んだ空気と水を湛えた森の証拠。

ホコリタケ。
まだパフパフモードではなく、中身ぎっしりでマッシュルームみたい。

シラビソの美しい森。

粋な案内板。
甲斐ある寄り道、いい言葉！

標高も上がって植生が変わりましたね。
コケ、地衣類、しっとりしっとり。

南御室小屋、夕方にはすっかりガスに包まれました。

「南アルプス天然水」
これ、ネーミングした人は天才だよね。

小屋の中ではストーブに薪がくべられ、少しずつ暖かくなってきます。

早くもストーブのお世話になるとは…

夕飯はビーフシチューでした！

【二日目】
夜明けの30分前、稜線に向けてスタート。

夜明け前。

そして夜明け後。

砂払岳を越え、白砂の稜線に出ました。

ヒャッホー！

山梨から見る富士山、最高だね。

ウラシマツツジの紅葉が進んでます。

薬師岳小屋を通過。

夜明け前からスタートしたおかげで、良いタイミングで稜線に出られました！

薬師岳の山頂エリア。
北岳の好展望地ですね。

薬師岳の岩峰群もなかなか立派なのですよ。

花崗岩、砂礫の稜線は気分が上がります。

八ヶ岳連峰をこんなに間近で眺められるのも鳳凰ならではかも。

白根三山、今年は風雨で縦走はできなかったけど、記憶に残る山行だったな…

この日は富士山が本当によく見えていました。

バットレス、カッコええなぁ。

甲斐駒ヶ岳にも、しばらく行けてないなぁ。

観音岳を越え、地蔵岳へ。

12年前、出会った頃と何ひとつ変わってないんだね(笑)

イワインチン（岩茵蔯）

コゴメグサ（小米草）

ホタルブクロ（蛍袋）

タカネビランジ（高嶺ビランジ）
カナ名の由来は謎だそうです！

ビランジ、この色合いは鳳凰三山ならではだとか！

オベリスク、近づいてきましたよ〜

皆さん、テンション上がってきましたね〜

オベリスク、やっぱりカッコいいなぁ…

鳳凰三山。
美しく、それでいて優しさも持っている山でした。

甲斐駒ヶ岳も素晴らしい姿を見せてくれました！

皆さんとオベリスクの袂まで。

オベリスクの根元で！

三山縦走の喜びを惜しみつつ、下山開始。

砂地を下り、樹林帯へ。

昨年建て替えられた鳳凰小屋。
食堂の壁には…

12年前の写真を大切に飾ってくれていました。
これは感謝！

その次は7年前でした。
10月の連休でたまたま写真撮影の日に重なったんですね〜

御座石までの下りもしっとりとした森。

ホウオウシャジン（鳳凰沙参）

ミヤマトリカブト（深山鳥兜）

モミジハグマ（紅葉白熊）

御座石温泉に下山完了！
大変お疲れ様でした。

感想

セキヒロ

ツアー山行のレポートです。
今回は南アルプスの鳳凰三山を、夜叉神峠から御座石温泉へ縦走するルート。

過去に何度か息子と歩いている山ですが、仕事で行くとなると、また心構えが変わります。

参加した方は8名。
ツアーとしては割とコンパクトな人数で、コミュニケーションは取りやすかったと感じます。
滞在した南御室小屋の小林さんも心遣いの素晴らしい方で、とても快適に過ごすことが出来ました！

鳳凰三山は私にとっては優しさがあり、そして美しい山。
今回も稜線歩きの日には天気に恵まれ、私の持つイメージ通りの景色を見せてくれました。
そんな山に、今度はお客様と一緒に歩けたっていうことが、本当に幸せだなと感じてます。

何となくこの山には秋に行っていることが多いのですが、やはり冬の鳳凰三山にはまだ憧れがあり、また計画を練り直そうかと思い始めました。