いざ鎌倉 5座のピークハントと4つのちょっと怪しいマイナールートを歩く

2025年09月25日(木) [日帰り]

• GPS: 07:10
• 距離: 19.1km
• 登り: 696m
• 下り: 663m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:36
• 休憩: 0:28
• 合計: 7:04

距離 19.1km 登り 752m 下り 716m

5:54 スタート地点
6:05 寿福寺
6:13 6:14 源氏山
6:18 6:19 源氏山公園頼朝像
6:25 6:26 岩船地蔵堂
6:43 本覚寺
7:05 7:09 祇園山
7:12 祇園山ハイキングコース登山口
7:15 安養院
8:06 8:07 衣張山
8:17 衣張山登山口
8:31 8:39 白旗神社
8:45 8:46 来迎寺
9:19 朱垂木やぐら
9:22 9:23 十王岩
9:29 今泉台分岐
9:47 9:52 大平山
9:55 大平山公衆トイレ
10:59 吉沢川
11:24 11:36 朝比奈切通し
12:19 朝比奈分岐
12:29 関谷奥見晴台
12:35 大丸山分岐
12:44 12:45 大丸山
12:50 大丸山分岐
13:04 ゴール地点

天候

晴れ、微風、気温は28度

コース状況／危険箇所等

釈迦堂切り落とし、頼朝の墓 北尾根、
吉沢川の下降、朝比奈切り通しから
朝比奈分岐まではバリルートです。
道標なし、激薮があります。

その他の道は一般登山道です。
問題なく歩けます。

①釈迦堂切り通し
現在まで通行止めです。
令和8年には通れるようです。
今回通行止めの切り落としの下は
通りませんでしたが、
大町からゲートを越えて入りました。
たまたま石段があり、そこから
衣張山への踏み跡がありました。
物凄い薮と釈迦堂うえの急斜面を
通過する際は要注意です。
太鼓橋は渡らない方が無難です。


②頼朝の墓 北尾根
取り付きは墓の右に踏み跡あります。
2箇所の岩場が核心部です。
最初の岩場は右手を見れば
ロープが見つかります。
左側を無理して登らないこと。

次の岩場は今日一番の難所です。
ほぼ垂直なうえに、足場が乏しく、
特に2歩目に苦労します。
利き足でない方の足元を
木の付け根につけて、這い上がります。

クリアしてからしばらく道が
なくなりますが、GPSで進みます。
尾根に出るまで薮がひどいです


③吉沢川の下降
下降点は判りやすいです。
分岐もなく、道迷いはないです。
物凄い倒木と蜘蛛の巣があります。
途中までは沢床を歩けましたが、
パイプ地点の少し前からは
沢沿いの巻道を歩きました。
こちらの方が安全で早いです。
倒木で行き詰まった時は
だいたい道間違いです。


④朝比奈ショートカット
みんなの足跡では明瞭ですが、
実際の道はほぼ全て激薮です。
かろうじて足元が見える程度です。
強靭なすずたけなので
刺さると厄介です。
できればこのルートは避けた
方が無難です。
天園から朝比奈分岐への
歩きやすい道があります。

写真

9/25 5:54

今日は鎌倉駅に来ています。
まだ6時前でとても静かです。
天気も良さそうです。

今日は鎌倉アルプスなど5座と
マニアックなバリルートで
頼朝の墓 北尾根を歩き
吉沢川を下降します。

9/25 6:05

ここは寿福寺トンネルです。
駅西口から歩いてきました。

9/25 6:05

ここから源氏山に登ります。
トンネルのすぐ横です。

9/25 6:13

10分弱で着きました。
本日の一座目です。
誰もいません。

9/25 6:13

山頂はこんな感じです。

9/25 6:13

朝焼けの六国見山が見えました。

9/25 6:19

化粧坂を降りています。
石が濡れて滑り易いです。

9/25 6:34

朝の小町通りです。
観光客は一人もいません。

9/25 6:38

むかし良く寄らせて頂いた
蕎麦のなかむら庵です。

9/25 6:38

鶴ハチの大鳥居です。
いつもは外国人で
ごった返しているところです。

9/25 6:47

ここも懐かしい妙本寺です。
20代の頃は毎週のように
来ていました。

9/25 6:48

妙本寺の本堂です。
特に何もないお寺ですが、
とても落ち着くのです。

9/25 6:49

本堂を横から見ています。
むかしと少しも変わっていません。

9/25 6:57

本堂の左裏手にある石段の
途中から右の細い踏み跡を
たどって見晴らし台に出る
祇園山尾根に上がりました。

9/25 7:06

すぐに見晴らし台に着きました。
標高こそ低いものの展望は
鎌倉アルプスよりも良いでしょう。
奥は稲村ヶ崎ですね。

9/25 7:12

八雲神社に降りてきました。

9/25 7:28

続いて釈迦堂切り通しに
来ました。
ここも懐かしいところです。
崩落リスクから今は通れず、
30mくらい前から
見るだけになっています。

9/25 7:28

切り落としトンネル部分です。
以前はきれいに断層が
見えていましたが、
今は塗装されています。

9/25 7:40

釈迦堂切り通しから
少し戻って大町から
衣張山に登る計画でしたが、
取り付き口が見つかりません。
地図では明瞭なのですが、
ウロウロしていたら
釈迦堂切り通しに通じる
ゲートがありました。

9/25 7:42

失礼して入らせて頂き、
下草が多いなかを進むと
階段が見えました。
こんなところになぜ？と
思いつつ登ってみました。

9/25 7:44

登っていると
鎌倉のそこら中にある
やぐらがありました。
特に立派な部類ですね。

9/25 7:44

そしてついに釈迦堂切り通しの
上に出ることができました。
見えているのは太鼓橋です。

9/25 7:44

橋の真下から見上げています。
朽ちる寸前のようで、
渡るのはさすがに危険です。

9/25 7:49

橋をくぐり、右斜面を強引に
登りました。
するとみんなの足跡にもある
釈迦堂切り通しから衣張山に
通じる尾根に出ました。

9/25 7:51

やぐらと這いつくばる木が
印象的です。

9/25 7:52

朽ちかけた東屋がありました。
この後、道を見失い崖っぷちを
両手も使って木を掴みながら
なんとか衣張山尾根に乗りました。
10分くらいでしたが、薮のなか、
少し危ないところでした。

9/25 8:03

2座目の衣張山に到着。
カラーの山名板でした。

9/25 8:03

なんと富士山がくっきりと
見えました。
鎌倉アルプスから富士山が
見えたのは初めてです。

9/25 8:03

七里ヶ浜も真下に見えます。

9/25 8:17

衣張山から降りてきました。
ここからは車道を歩き、
鎌倉宮方面に向かいます。

9/25 8:31

15分ほどで源頼朝の
お墓に着きました。
この石段の上です。

9/25 8:32

これがそのお墓です。
この左横にかすかな
踏み跡があります。
通称 頼朝の墓 北尾根の
取り付き口です。

9/25 8:42

尾根道はバリルートですが、
踏み跡は明瞭です。
蜘蛛の巣がとにかく多いです。

9/25 9:03

30分くらい歩くと
本日の筆頭お楽しみで
2箇所の岩場の直登があります。
最初の岩場は右側に
ロープがあります。

9/25 9:04

これですね。
ホールドが明瞭なので
ここは難なく通過しました。

9/25 9:07

次がこの岩場です。
左側にロープがあります。
ほぼ垂直の壁で
2ステップめのホールドが
なかなか掴めませんでしたが
なんとか登りきりました。

9/25 9:17

鎌倉アルプスの尾根を
目指します。
かなり薮っぽいところです。

9/25 9:18

このあたりも蜘蛛の巣地獄です。

9/25 9:18

ここでようやく
少し道らしくなりました。

9/25 9:20

無名のやぐらです。

9/25 9:23

鎌倉アルプスの尾根に
乗りました。
十王岩のところです。

9/25 9:25

鎌倉アルプスの道は
良く整備されています。
小さな段差にもロープが
設置されています。

9/25 9:29

ここは覚園寺ルートとの
合流点です。
頼朝の墓 北尾根を避ける
場合はこのルートが使えます。

9/25 9:41

大平山に向かっています。

9/25 9:47

大平山に着きました。
鎌倉市単独の最高地点です。

9/25 9:47

三角点もあります。

9/25 9:47

三浦アルプス方面の展望です♪
秋の空ですね。

9/25 9:58

すぐに天園に着きました。
ここは横浜市堺の最高地点です。
樹々があって展望はありません。

9/25 10:02

今日のお楽しみ第二弾の
吉沢川の下降点に着きました。
道標や目印はありませんが、
左斜面を降りていく踏み跡が
あります。

9/25 10:07

ここもバリルートです。
下山口の吉沢川入渓点まで
約1時間の沢沿い歩きです。

9/25 10:07

ここも物凄い激薮です。
二日前に歩いた三浦アマゾンの
倍くらい荒れています！
急坂なので要注意です。

9/25 10:08

ここは鎌倉最後の秘境と
呼ばれているようです。
ここを避けて通る場合には、
天台山経由で瑞泉寺に
降りることも可能です。

9/25 10:25

このあたりで水流が
出てきました。
このあとは可能な限り
沢床を歩きました。

9/25 10:47

このパイプはヤマレコの
山行記録に登場していたので
見つけた時はほっとしました。

9/25 10:47

パイプの対岸にロープがあって
沢沿いの巻道が続いていました。

9/25 10:47

沢床歩きはここから
両脇に水が溜まり、
難しくなりました。

9/25 10:48

親切な手書きの案内です。

9/25 10:51

いかにも滑りそうな
ナメ滝ふうです。

9/25 10:53

ここは番場ヶ谷コースとの
分岐です。
吉沢川の入渓点は直進です。

9/25 10:59

やっとのことで入渓点に
降りてきました。
下降点から1時間かかりました。
これまでの経験にない
激薮、倒木、蜘蛛の巣 でした。

9/25 11:14

車道をしばらく歩いてから
脇道に入り、山道を使って
朝比奈切り通しに向かいます。

9/25 11:14

すぐに小滝がありました。
ここは横から見るだけで
登りません。

9/25 11:21

切り通しへの道です。
山に囲まれた鎌倉には
多くの切り通しがあり、
爽やかな風が
通り抜けていきます。

9/25 11:23

いい感じです。

9/25 11:24

ここが朝比奈切り通しの
核心部です。
高さは15mくらいあります。

9/25 11:24

通り過ぎて写したところです。

はるか昔、いざ鎌倉での際は
馬に乗った武士が
ここを通ったのでしょうか。

9/25 11:28

切り通しを過ぎてすぐに
ここから朝比奈分岐への
バリルートが始まります。
ここが今日一番の激薮でした！

9/25 11:40

背丈の倍くらいある
すずたけが生い茂っています。

9/25 11:42

完全に通せんぼ状態です。
枝が硬くて跳ね返ります。
体を刺すので怖いです。
蜘蛛の巣も容赦ないです。

9/25 11:53

約30分激闘があって
ようやくここから
車道に降りてきました。
ここも全く目印がなく、
逆コースは厳しそうです。

9/25 12:04

朝比奈BSから車道を
少し歩き、このミラーの
脇から登山道に入っていきます。
道標などはありません。

9/25 12:17

蜘蛛の巣は相変わらずですが、
これまでの道に比べれば
天国みたいに平和な道です。
ここは左折します。

9/25 12:20

朝比奈分岐に着きました。
ここから歩いてきました。

9/25 12:20

ここからはさらに道が
良くなりました。

9/25 12:24

分岐からは道幅も広く、
良く歩かれているので
蜘蛛の巣からようやく
解放されました。

9/25 12:35

最後のピークになる
大丸山の取り付きです。
ここからしばし階段登りです。

9/25 12:38

大丸山に到着！
ここも横浜市最高地点と
なっています。
天園も同じ標高156mですが、
ここは横浜市単独になります。

9/25 12:38

恒例の山頂自撮りです。
だいぶ疲れていますね😓

9/25 12:38

広い山頂からは南方面に
好展望があります。

9/25 12:38

マンションが多いです。
窓辺から海が見えて
良いですね♪

9/25 12:45

遠くに三浦アルプスが見えました。
右は二子山です。

9/25 12:46

大丸山から下山開始です。

9/25 12:48

大丸山分岐のすぐ先にある
上郷町へ降りる石段を進みます。

9/25 13:04

県道23号 原宿・六浦線の
八軒谷戸BSに着きました。
長かったコースも
ここで終わりです。

今日も無事下山できました。
ありがとうございます😊

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

パセリ

大変な一日でした。

鎌倉アルプスといえば
左うちわかと思っていましたが、
今回プラスした4つのバリルートが
半端なくインパクトがありました。

激マニア向けですが、
蜘蛛の巣がなくなる冬場は
薮も少し治るのでおすすめです。

記録よりも記憶に残る山行でした。


私事ですが、
20代の頃、大船に住んでいたことがあり、
毎週のように鎌倉を歩きました。
そのときの思い出が次々と蘇り、
とても懐かしい時間が持てました。


心拍数　　最大120 歩行時平均93
体重　　　🔺0.2kg
飲用水　　500ml