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Yamareco

記録ID: 87456
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ハイキング
中国山地西部

十方山の五合目遭難碑まで(瀬戸の滝の上より)

2010年11月17日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:20
距離
5.9km
登り
600m
下り
590m

コースタイム

11:10瀬戸の滝入口-11:25瀬戸の滝(お昼)11:45-12:00瀬戸の滝の上部-13:45大ビラメの滝-14:00ウシロヤマ谷入口-14:14標高800m付近で右手の尾根に取り付く-15:25三ツ倉(五合目遭難碑標高1030m)-16:10標高860m付近の三角点-16:39アライ川渡歩点-16:54瀬戸の滝の上部の登山道合流-17:02瀬戸の滝-17:16瀬戸の滝入口  
天候 曇り時々晴れ、たまにパラッと降る
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
瀬戸の滝を越えるのは、右隣から流れ込んでいるアライ川を少し遡り、左手の草付き斜面を登っていきますが、ここのとっかかりの3〜4mくらいが一番怖いと思います。下見に行った時、登るのはよかったのですが、降りる時はあ〜でもないこ〜でもないと恐々と下りました。このとっかかりの数mは落ちても死ぬことはない高さですが、かといって落ちるとケガは免れないでしょう。
ここを登ってまずは下の滝の上部に出て、そこからまた上の滝の上部にある木馬道跡に出ますが、ここにはいい感じの倒木と残存トラロープがあり、高度感こそあるものの、取っ掛かりの下部分を通過してきた人にはそんなに難しくはないと思います。
瀬戸の滝の上に出るとそこは穏やかな渓流が広がり、当分はのんびりとした沢歩きです。その後現れる大ビラメの滝や小滝には潅木もあり高巻くのにそこまで危険そうな所もありませんでしたが、くれぐれも気をつけて…。
下山は遭難碑から南西にのびる尾根を下りました。この尾根には9月頃より測量のために入ったと思われる目印のテープがかなり多めにあり、これを辿っていけば大丈夫だと思います。一部ちょっとだけ潅木の多い箇所がありますが、標高860m付近の三角点より下は笹が刈られて切り開きもありますので楽でした。
瀬戸の滝の遊歩道
2010年11月20日 07:52撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:52
瀬戸の滝の遊歩道
瀬戸の滝に向かう遊歩道
2010年11月20日 07:52撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:52
瀬戸の滝に向かう遊歩道
瀬戸の滝。上段と下段の二段からなる滝です。
2010年11月20日 07:53撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:53
瀬戸の滝。上段と下段の二段からなる滝です。
瀬戸の滝の右手の谷のアライ川。瀬戸の滝の上に出るには、ここを少し登った左手の草つき斜面から取り付きます。
2010年11月18日 08:36撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/18 8:36
瀬戸の滝の右手の谷のアライ川。瀬戸の滝の上に出るには、ここを少し登った左手の草つき斜面から取り付きます。
瀬戸の滝の上段部をのぞく
2010年11月20日 07:53撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:53
瀬戸の滝の上段部をのぞく
滝の上に残っている木場道跡より谷をみる、なかなかの高度感です。
2010年11月20日 07:53撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:53
滝の上に残っている木場道跡より谷をみる、なかなかの高度感です。
瀬戸の滝の上の渓流
2010年11月20日 07:53撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:53
瀬戸の滝の上の渓流
瀬戸の滝の上には穏やかな渓流が広がります。
2010年11月20日 07:53撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:53
瀬戸の滝の上には穏やかな渓流が広がります。
瀬戸の滝の方を振り返ってみる…、あの先で瀬戸の滝となって落ちていきます。
2010年11月18日 08:37撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/18 8:37
瀬戸の滝の方を振り返ってみる…、あの先で瀬戸の滝となって落ちていきます。
水路跡、おそらく水車があったのでは・・・?
2010年11月18日 08:37撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/18 8:37
水路跡、おそらく水車があったのでは・・・?
タガタの谷、このへんに田畑があったそうです。
2010年11月20日 07:56撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:56
タガタの谷、このへんに田畑があったそうです。
水路跡
2010年11月20日 07:56撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:56
水路跡
尾根の方向をみる
2010年11月20日 07:56撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:56
尾根の方向をみる
キジヤ原付近
2010年11月20日 07:56撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 7:56
キジヤ原付近
石積み跡
2010年11月20日 08:16撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:16
石積み跡
三ツ岩付近
2010年11月20日 08:16撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:16
三ツ岩付近
三ツ岩付近は両方が切り立った岩ですが、どれが三ツ岩かはわかりませんでした。
2010年11月20日 08:16撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:16
三ツ岩付近は両方が切り立った岩ですが、どれが三ツ岩かはわかりませんでした。
大ビラメの滝
2010年11月20日 08:20撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:20
大ビラメの滝
大ビラメの滝、水に浸からないととても行けそうにないので少し戻って高巻きました。
2010年11月20日 08:20撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:20
大ビラメの滝、水に浸からないととても行けそうにないので少し戻って高巻きました。
大ビラメの滝を越えると穏やかな流れでした
2010年11月20日 08:24撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:24
大ビラメの滝を越えると穏やかな流れでした
ウシロヤマ谷に入って直ぐにある小滝、左から巻きました。
2010年11月20日 08:24撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:24
ウシロヤマ谷に入って直ぐにある小滝、左から巻きました。
ウシロヤマ谷も次第に急坂になってきました
2010年11月20日 08:24撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:24
ウシロヤマ谷も次第に急坂になってきました
そろそろ時間切れっぽいので、五合目目指して右手のこの谷に入りました。しかしよく滑るので左隣の尾根に取り付きました。
2010年11月20日 08:24撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:24
そろそろ時間切れっぽいので、五合目目指して右手のこの谷に入りました。しかしよく滑るので左隣の尾根に取り付きました。
尾根を登りながら振り返ってみる。下山林道は恐らくあの山の鞍部を通ってこちら側に出てくるものだと思われます。
2010年11月20日 08:24撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:24
尾根を登りながら振り返ってみる。下山林道は恐らくあの山の鞍部を通ってこちら側に出てくるものだと思われます。
尾根の途中は岩尾根になっていました。左隣の尾根は崖っぽい岩尾根だったので私にはとても登れなかったでしょう。なんで登りやすいこっちの尾根に取り付いたかを考えると、ただ運が良かっただけだと思います。
2010年11月18日 08:37撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/18 8:37
尾根の途中は岩尾根になっていました。左隣の尾根は崖っぽい岩尾根だったので私にはとても登れなかったでしょう。なんで登りやすいこっちの尾根に取り付いたかを考えると、ただ運が良かっただけだと思います。
もう少しで五合目遭難碑ピーク…?尾根に出て左に3〜40mで五合目遭難碑でした。
2010年11月20日 08:32撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:32
もう少しで五合目遭難碑ピーク…?尾根に出て左に3〜40mで五合目遭難碑でした。
五合目遭難碑、木々の葉が落ちるとこの遭難碑が十方山山頂に向けて建てられていることがよくわかります。
2010年11月20日 08:32撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:32
五合目遭難碑、木々の葉が落ちるとこの遭難碑が十方山山頂に向けて建てられていることがよくわかります。
下り始めて標高1000付近はブナ林ですが、少し下りると潅木のうるさい箇所があります。ピンクテープに沿って下りました。
2010年11月20日 08:26撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:26
下り始めて標高1000付近はブナ林ですが、少し下りると潅木のうるさい箇所があります。ピンクテープに沿って下りました。
標高860m付近にいきなり切り開きがあって四等三角点があります。
2010年11月20日 08:26撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:26
標高860m付近にいきなり切り開きがあって四等三角点があります。
尾根伝いに下山中、標高860m付近にある四等三角点。ここからはハッキリした切り開きがあり、楽に下れます。
2010年11月20日 08:26撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:26
尾根伝いに下山中、標高860m付近にある四等三角点。ここからはハッキリした切り開きがあり、楽に下れます。
標高860m付近にある三角点からアライ川を挟んで隣の尾根の934mピークをみる。瀬戸の滝登山道はあのピークの向こう側を巻くようにつけられています。
2010年11月20日 08:26撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:26
標高860m付近にある三角点からアライ川を挟んで隣の尾根の934mピークをみる。瀬戸の滝登山道はあのピークの向こう側を巻くようにつけられています。
尾根伝いには境界標がありました。
2010年11月20日 08:28撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:28
尾根伝いには境界標がありました。
途中の境界杭にピンクテープが巻いてありましたのでこのテープは測量の人によるものだと思います。
2010年11月20日 08:28撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:28
途中の境界杭にピンクテープが巻いてありましたのでこのテープは測量の人によるものだと思います。
日当りのよい暖かそうな斜面はまだ紅葉が楽しめました。
2010年11月20日 08:26撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:26
日当りのよい暖かそうな斜面はまだ紅葉が楽しめました。
アライ川の小滝の上、落ち葉で川面が埋まっていますが、水が流れています。
2010年11月20日 08:36撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:36
アライ川の小滝の上、落ち葉で川面が埋まっていますが、水が流れています。
アライ川の小滝の直ぐ上
2010年11月20日 08:36撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:36
アライ川の小滝の直ぐ上
瀬戸の滝登山道と瀬戸の滝とをつなぐ登山道に合流
2010年11月18日 08:38撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/18 8:38
瀬戸の滝登山道と瀬戸の滝とをつなぐ登山道に合流
昔は瀬戸の滝の上の木場道までつながっていたと思われる登山道そばの木場道跡、この直ぐ先で崩壊していました。
2010年11月20日 08:30撮影 by  FinePix Z37, FUJIFILM
11/20 8:30
昔は瀬戸の滝の上の木場道までつながっていたと思われる登山道そばの木場道跡、この直ぐ先で崩壊していました。
今回のルート図

感想

数週間前、瀬戸の滝付近の踏み跡の下見に行きました。となりにあるアライ川の左手斜面をよく観察していると、なんとなくついている取り付きらしい踏み跡を見つけ、これを登って瀬戸の滝の上に出てみるとそこには穏やかな渓流が広がっていました。
また、瀬戸の滝から登山道の途中に合流していく道がありますが、これを少し上がった所にある分岐(瀬戸の滝の上の方に向かう)を行くと岩盤を削ってつけたような昔の木馬道跡があります。しかし直ぐ先で崩壊していてどうみても進めそうにありませんでした。そこで、もう少し上がった所にある次の分岐(瀬戸の滝の上の方に向かう)を行くとピンクテープがあり、これに導かれて突っ込んでいくと瀬戸の滝の右手の谷(アライ川という)の小滝の上に出ることが出来ました。もう少し行くと渡歩地点があり、ここから切り開きで尾根に登っていくように道がつけられていました。これを登って尾根に出て、やがて標高860m付近の小ピークにある三角点に到着し、その先にも尾根沿いにピンクテープがあるのをながめ、このまま尾根伝いに五合目遭難碑にいけるハズだと思いました(10月初めに瀬戸の滝登山道を登った折、五合目ピークより尾根伝いに瀬戸の滝方面にピンクテープが続いているのを確認していたので…)。
そんなことをしつつ、この辺りを歩かれている方々の記録を参考にしてみると、瀬戸の滝の上から下山林道終点に詰めたりとか、そこから登山道合流地点に出られたりとかされていたので、いつの日か私もこの辺りを歩いてみたいものだと思いました。
今回はその前哨戦として先ずは5合目遭難碑を目指しています。
瀬戸の滝は、越えると穏やかな渓流が広がっていました。そこには所々に昔の木場道跡や水路跡、田畑らしき跡などがあり、人々が入って暮らしていた名残がありました。

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コメント

五合目とあるので
てっきり悪天候で撤退かと思えば
瀬戸の滝の上流に行かれたとは
「十方山登山道」から「瀬戸の滝」に出る寸前に
上段の滝に向かいそうなふみ跡はありましたが
上流に生活の跡があったとは思いもしませんでした。
私のような小心者にはとても無理な領域です。
shyriderさんの勇気と優れた読図力には感服です。
予想通り「瀬戸の滝」紅葉きれいですね
2010/11/27 0:42
読図は・・・
実は読図はここ2、3年前ぐらいから真面目にやり始めたんですよ。
以前はたかが中国地方の山だからと思って、登山ガイドぐらいしか持たずに山に登っていましたが、一度登ってきた登山口とはまるで別の登山口に下りてしまったことがあり 、その時は大きな山ではなかったので、車道を数時間歩いて元に戻って事なきを得たという苦い思い出があり 、それ以降、読図関係の本を読み漁り読図に取り組むようになりました。
やり始めると意外と面白く、結構ハマっています。でもやっぱり難しいです。読図をするようになって、家で地図なぞ眺めているとふっと“アレッ、この尾根はどんな風に見えたっけ!?”などと考えるようになって、よく同じ山に通うようになりました(行ってみて、己のヘタレな読図に愕然とすることもしばしばですが…)。
瀬戸の滝の紅葉はホントに綺麗でした。
2010/11/27 23:53
プロフィール画像
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