記録ID: 876595
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ハイキング
奥多摩・高尾
大ブナ尾根〜天祖山〜水松山〜中尾根
2016年05月19日(木) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:30
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,621m
- 下り
- 1,618m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大ブナ尾根取付きまで:日原林道名栗沢橋の先の木段を上がる。道は明瞭だが間もなく左にトラバースする分岐があり、うっかり入ってしまった。急斜面になり危険を感じたので引き返したら正しい道があった。水平道(旧道)に入ればあとは問題ない。大ブナ尾根の取付きには古い道標が二本ありわかり易い。 大ブナ尾根:ヤブはなく歩きやすい。トレースは薄いが特に危険な箇所はなく、巨木が多くて美しい尾根。GPS持参なら下降路としても使えそう。 中尾根:トレースはほとんどない。下り始めの尾根分岐は迷いやすいところだが赤テープが沢山ついている。ここも自然林が多く、中段は広くゆったりしていて気分が良い尾根だ。 中尾根下端〜採掘場:ルート取りに苦労した。尾根末端は急な岩場になったためこれ以上進めないと判断、赤テープがある倒木まで引き返し、沢(アララギ谷)に降りることにした。かすかな踏み跡が錯綜しているが、急傾斜で不安を感じたので念のためロープを立木に掛けて降った。沢床に立つと対岸上方に石積みの道が見えたが、そこまで上がっても進行方向が崩落していて通過できないと思われたため、沢沿いに少し下り、左岸の傾斜が緩んだところで道に這い上がった。この道を少し行くとテープがあり、そこから再び沢に降りて対岸に渡渉する。右岸の巻道を行くと立派な木橋があった。日原方面はここで沢を左岸に渡るようになっているが、直進する明瞭な道があったので渡らずに進むと、すぐに鉱山の林道に出た。一声かけようと思ったが終業後で誰もいないのでそのまま下った。下の入口ゲートのところに看板があり、本来は先程の木橋から大高巻きすることになるようだ。「奥多摩登山詳細図(西編)」には「径は比較的わかり易い」と書かれているが、下端部に限っては難易度が高い尾根だと思う(特に下り)。鉱山の大高巻きも反映されていない。状況が変化したのだろうか。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
GPS
ロープ
|
---|
感想
先週は八丁橋を基点にタワ尾根〜天祖と周回し、素晴らしい新緑の森を堪能しました。緑がみずみずしいうちに日原水系の美林をもっと楽しみたいと、今度は天祖山大ブナ尾根〜水松山中尾根と、逆回りで周回してみることにしました。大ブナ尾根は名前からして期待でき、バリエーションルートながら歩かれる方も多いようです。
エゾハルゼミはまだ盛期ではないですが、先週より鳴き声が増えていました。大ブナ尾根は期待を裏切らず良いルートでした。見とれるような巨樹が多く、カメラを仕舞う暇がありません。奥多摩も侮れませんね。
一方の中尾根も美しい尾根でした。上部は大きな針葉樹が多く、木肌が赤めなので杉なのかとも思いましたが、イチイ=アララギだったのかもしれません。ただ、中尾根末端はルート取りが難しく、かなり手間取りました。鉱山の通過という問題もあり、なかなかハードルが高いルートだと言えるでしょう。
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コメント
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kuroskeさま
天祖山エリアは未踏につき、2週連続のレコ大変参考になりました。最奥部で遭難(転落)例もあるため、タイミングを見計らっています。中尾根末端での高巻き道は了解しました。下山で墓地や民家に飛び出した際のバツの悪さは経験ありますが、バリでは外来者としての自覚がないと居住(所有)者に迷惑がかかり通行自粛になりかねないので、こうした情報共有は大事にしたいです。
ご指摘いただきありがとうございます。手書きですが念のため概念図を追加しました。
林班界標34/31から更に下ったところに赤テープがあり、そこからすぐ下に見える沢に降りました。ちなみにテープのところから沢の上流方向にトラバースする弱い踏み跡があり少し進んでみましたが、足場が良くないので、むしろロープで真っすぐ下ったほうが安全と判断しました。下山後ネットで調べたところ、この道を通られた方が多いようです。また、対岸に付けられた道は旧登山道で、中尾根を乗越して梯子坂のクビレに至るとのこと。しっかりした石積みがあったので、昔は天祖山の裏参道として賑わっていたのでしょう。
さて、私は今回鉱山敷地内を通り抜けましたが、ネット検索でヒットした方々のログには、巻き道について詳細に記述されているものがありますので、そちらもご参照ください。私が渡らなかった最後の木橋を渡ってゆくと鉱山入口のゲートに出られるそうですが、難路のようです。登りならまだしも、下りだと不安ですね。なお、この木橋はタワ尾根の中腹に付けられた巡視路の入口でもあるようですので、いつか歩いてみたいと思っています。
鉱山敷地内の通過には賛否あると思いますが、巻き道の難度を考えると、少なくとも作業時間外は黙認していただきたいものです。
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