伊勢・朝熊ヶ岳 朝熊山なの?それとも朝熊ヶ岳なの?
- GPS
- 05:06
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 678m
- 下り
- 684m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【復路】近鉄五十鈴川駅 (特急は止まります。この駅から直通で大阪方面行は1時間に2本程度ですが、ここから各駅に乗り、伊勢市、宇治山田駅で特急、快速急行に乗り換えると乗れる電車は増えます。) ※おかげ横丁のあたりより五十鈴川駅や宇治山田駅までのバスがありますが、(『神宮会館前』『内宮前』)歩いても五十鈴川駅まで30分程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・朝熊岳道は全体的によく整備されています。ガレが多い場所がありますが、全体に緩やかな登りが続く歩きにくいほどではありません。 ・朝熊峠〜朝熊ヶ岳〜山上広苑〜金剛證寺〜宇治岳道の途中までは舗装路で車も通る時があります。 ・宇治岳道に並行してあるスカイラインは、歩行者も原付自転車も通行できません。 ・楠部分岐より楠部登山道を利用すると、少し早く下山できますが、道標が小さく見落としやすいので、この道を利用する方は注意。 ・駐車場は各登山口、金剛證寺周辺、山上展望台と多いです。またトイレも各駐車場の他、朝熊ヶ岳山頂にもありました。 ・『飲食店』は宇治岳道の終点内宮にある『おかげ横丁』を筆頭に、朝熊山山上広苑に茶屋が1軒、他は宇治山田駅周辺に多い。 ・登山ポストとは特にありません。車で来られる方が多いようです。 ・朝熊ヶ岳周辺は伊勢神宮があるので、旅館・ホテルは多数あります。山中には見あたりませんでした。 ・温泉は榊原温泉が近くにあります。 ・マイカーで山頂近くまで登れますが、山歩きを楽しむのなら朝熊岳道の登山口に車を止め、山頂までピストンするのがベストでしょう。宇治岳道も伊勢神宮周辺の駐車場に停めることができますが、山頂まで遠く、不向きと言えます。また観光地なので休日は駐車場が満車であることが多く、また少々高いみたいです。 |
写真
感想
久しぶりの山歩き。しばらくマラソンの練習に集中していたので、11月の山はのんびり歩けるところがいい、ということで伊勢の『朝熊山』を選んだ。バス便の心配がなく、電車の駅から登れる…というのが理由のひとつだった。
ただ『伊勢』。大阪から特急を利用しなければ行けないくらいの遠距離。でも、いろいろと調べていくうち、特急と快速急行では30分強しか違わないのがわかった。特急利用だと運賃1870円と宇治山田までの特急料金が1280円で合計3090円、回奥急行だと運賃のみの1870円。これ、「快速急行で行けばいいじゃん。」ということになる。どうせのんびり山歩き…浮いた分はほとんど帰ってからの食費になるのだが…。
朝熊駅は無人駅。駅の前に大きな案内板があり、登山口まではところどころに道標が整備され、迷うことはない。程なく駐車場とトイレ、休憩所がある朝熊岳道の登山口に着く。いよいよ山道、コンクリートの道から始まり、階段道、ガレ道と変化していくが、ほとんど緩やかな登りで、そんなにきつくはない。地元の人が『毎日登山』をされているらしく。結構賑やかだった。
途中、写真入りの説明板もあり、ひとつひとつ読みながら登っていく。「ケーブルあったんだ。」「登山バス通っていたのか。」と結構詳しく書いてあるのでおもしろい。途中景色が開けるところにはベンチもあり、休憩をするのにはいい。廃墟と化したケーブル跡の道には半ば朽ちかけいた小さなトンネルが遠くに見えた。また町石もあり、それを数えながら登るのも楽しい。
「おつかれさま…もうすぐ峠。」と上から降りてこられたハイカーが教えてくれたところが、朝熊峠。ここからの展望もいいが横切るように道路があり、たまに車が通るのは少し興ざめした感じだが…。ここにもベンチがある。
とりあえず最高点の八大竜王社に行こう。舗装路の左に取り、少し登っていくと、「八大竜王社まで400m」という標記がある道標に出合う、それに従い左折して、まま舗装路を登っていくと、大きな電波塔の建物が二つ見え、その奥が広場になっていて、右手に『朝熊岳山頂』と書かれた大きな石碑が建っていた。ここからの展望ももよく、当初、展望台で食べる昼食をここで摂ることにした。少し風が強く、寒かったが。
そこに立つ社の左側に細い山道がある。そこを下っていくとさっきの舗装路に出る。そこからわずかで経塚群や奥の院のある場所だ。今日は奥の院の方に入っていったが巨大な卒塔婆が並べてあり、その異様な光景に少しびっくりした。
そして展望台。ここにも『朝熊山山頂(標高500m)』とかかれた大きな木の山名板があり、「朝熊ヶ岳が正しいの?朝熊山なの?」とtuyoponnに聞くと「さっきの山が朝熊ヶ岳、こっちは別の山で朝熊山。」ともっともらしいことをいっていた。自分は同じ山のそれぞれ一部しか思えないが…。残念ながら今はレストハウスは休業中らしく、横の茶屋で名物の『伊勢うどん』を食べた。関西人の自分たちにはうどんにこってりした醤油がかかってあるだけのものに見えたが…。ここからは富士山や中央アルプスが見えるらしいがよくわからなかった。
下山路は宇治岳道を選ぶ。金剛證寺の中を通り、旧参詣道を歩き、歩道橋を超えると道路の横に道があり、さっきの朝熊峠に戻ることができる。朝熊岳道を下らずに直進すると、やがて道はコンクリートの踏み固められた道に変わり、その奥にやたら犬の多い一軒家を通過し、徐々に山道へとつながっている、『山道』といってもスカイラインと並行して作られているため、車の音がずっと聞こえている。また展望も少ない、単調な道が続く。アップダウンも最初に2か所あるだけ。当然「これやったらトレイルランできるな。」とまた走ることを考えていたが…。
道標らしい道標も少ないが、道端に続く地蔵がその代わりになる。ただ分岐も少なく直進すればいいため、迷うことはない。途中スカイラインを渡る橋があれば、正しいルートだ。ただ、楠部道を下るのには、その標識が小さく注意が必要になる。広場っぽいところに出たところの1本の木にかまぼこの板くらいの板が貼り付けてあっただけだから。
自分たちはみちなりに進み、伊勢神宮内宮近くの『おかげ横丁』の方へ下った。どちらのコースをとっても、こちらのほうが少し遠回りになるくらいで、たいした違いはないと思う。バス便もあるが、おかげ横丁の終点から1.6k、のんびりと五十鈴川駅まで歩くことにした。
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