燕山荘(冬期小屋泊/燕岳は吹雪で敗退…)


- GPS
- 30:13
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,430m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
12/28 8:57燕山荘-10:20合戦の頭-10:30合戦小屋10:45-11:00富士見ベンチ-12:40第一ベンチ-13:06登山口-13:21中房温泉駐車場
天候 | 11/27快晴 11/28吹雪のち雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気がイイと尾根筋も見えるし、赤旗も見えるので大丈夫だと思う。 しかし天候が悪くなると一転して、ほとんど見えなくなる。 いずれにしても天気次第だと思う。二日間で両方の天気が体験できたので、勉強になった。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
「ちょっと待て、ゲートが閉まるその前に、燕岳に行っておこう」
というわけで、来週の12/1には宮城ゲートが閉まってしまう。そうなると、登山口までの12kmを歩かなくてはいけない。それは嫌なので、今週行くことにした。本当は、先週に行こうと思ったのだが、先週は燕山荘が最終週なので混雑するので回避。冬期小屋も泊ってみたかったし
金曜の夜は、山の会の買い物ツアー。今回は前夜泊無し。その上、帰りの電車が遅れまくり。結局、家に着いたのが11時過ぎ、翌朝は4時発。いや〜な予感…
11/27
土曜の朝、3時半にちゃんと起きれた。寝坊したら諦めがつくのに…。定刻通り4時前に家を出ることが出来た。中房温泉に着いたら、1時間くらい仮眠しようと思っていたが、中房温泉に至る林道を走っていると前方に雪をかぶった山が見える。もうテンション上がりっぱなし。仮眠もそっちのけで駐車場に着くと準備に取り掛かる。久しぶりの冬用スパッツ。装備は、冬山テント泊一式。夏山用装備より雪スコ・12本爪アイゼン・ピッケルと重いものばかり増えている。今回は、重さは量ってません。推定25kgくらいかな?今回は、食事を軽くしたからね。
バッチリ準備して出発。車道を歩き、登山口へ。登山口でちゃんと登山届を出す。さて、登り始める。今年は、夏にも来ているので今年は2回目。
第二ベンチまでは、普通の登山道。第二ベンチを過ぎた辺りから、チラホラ雪が道にある。第三ベンチを過ぎると、凍ってる場所もある。富士見ベンチからも、凍った場所が何カ所かあった。何回か滑った。合戦小屋に着くころには、もう、真っ白。雪が積もっている。大きく深呼吸すると、すぅ〜っと冷たい空気が入ってくる。やっぱり、冬山はイイ。この雰囲気が好きだ。人もそんなにいないし…。ここまで会った人は、10人くらいだろうか。
合戦小屋でアイゼンをつける。ピッケルは、まだ出さない。合戦の頭に着くころに、かなり疲れが出て来た。あ〜、あったなぁこの感じ。黒戸尾根の時の感覚と一緒だ。なぜ、急登にチャレンジするときに寝不足なんだろう?
合戦の頭からが長かった。通常のコースタイム以上に掛ってる。雪はあるがラッセルは無いので、そんなに時間がかかることは無いんだけど…。完全に寝不足のせいだ。やっとのことで、燕山荘の冬期小屋に到着。テント担いできたけど、テントで泊る気になりません。もう、1,000円だし冬期小屋に泊ることにします。到着するなり仮眠です。というか熟睡です。夕方の16時前に目が覚めます。途中、14時過ぎに小屋の中で昼ごはん食べてた人がいたようです。寝ていたので覚えていません。16時くらいに自分と同年代くらいのご夫婦が到着です。燕山荘がやってると思ってテント担いできたようです。やってないので、小屋泊に変更とのことでした。このご夫婦が来なければ、自分一人でした。しかも、翌朝…
晩御飯をご一緒させていただいて、しばらく雑談していました。
まだ、早いですけど20時ごろに就寝です。しばらく小説を読むなどして起きていました。それでも、21時には寝たのかな?
12/28
夜中は、ものすごい風が吹いていて大丈夫かなぁ〜と思っていたら、大丈夫じゃありませんでした。
6時頃に目が覚めて、外を見ると吹雪いてます。昨日は、あんなに天気が良かったのに…。ご飯を食べて、準備だけはしておきます。まぁ、最悪停滞も頭に入れておきます。窓際でauの携帯が入るのにビックリしました。なので、最悪会社には電話できます。
全く、吹雪が収まる気配は、ありません。でも、とりあえず、出てみてダメそうだったら戻って来ようということになりました。もう、すでにご夫婦と一緒に行くしかないと思ってたので。
完全装備で出発です。去年買ったゴーグルがやっと日の目を見ます。
まぁ、飛ばされるほどの風ではありません。視界が悪いだけで…
昨日のトレースは、当然ありません。尾根伝いということと、たまに付いてた赤旗が頼りです。もう、最初から膝下ラッセルでした。自分は、最初は先頭を歩いていなかったので、楽でしたが自分の番が来ると嬉しいやら辛いやら。なんだかんだでかなりの時間がかかってしまいました。
合戦の頭の手前で、この雪の中登ってくる強者がいました。5人パーティでしたがそれでも凄い!で、あれっ?って見てみるとベイダー卿の中の人でした。マジッすか?もう、停滞しようと思ってた自分が恥ずかしいです。でも、このパーティの後に人には会いませんでした。きっと、このパーティがおかしいのです。ってことにしておきます。無事に着いたんだろうか?一応、ラッセルしてトレースは付けておいたけど。
彼らと別れた後は、楽チンでした。トレースつけておいてくれたので、それに沿って下りて行くだけです。あっという間に合戦小屋です。ここからは、淡々と下っていくだけ
結局、アイゼンを外したのは第二ベンチ。行きは、合戦小屋からだったのに…。結構、第二ベンチでも雪は降ってました。最後まで止まなかったかな?
第一ベンチより下で、猿の軍団が笹薮の中にいたようです。あちこちから鳴き声がしてちょっと怖かったです。完全に囲まれていました。
あ〜、色んな事があったけど楽しかった。
11月に膝下ラッセルが体験できるなんて、なんて果報者なんでしょう。でも、久しぶりに重い荷物背負って、肩が痛い…
みなさんも吹雪には気をつけましょう。雪の予報の中に吹雪も含まれるようです。
初日だけでもお天気に恵まれてよかったですね。
堂々とそびえる槍様や、雲の感じとか、樹氷とかテンションあがります
行く先々で知人に会うって…。
某山岳会の顧問の後を継げるかも
二日間でいろんな事がありましたですね。
無事下山できてなによりです!!
次はどこに行く予定ですか?
maltaさん
そうですね、きれいな景色を眺めながらの一杯が堪らなく美味しいですね。
今回も雪の中でベイダーの中の人に会いましたから。しかし、よく雪の中で会うなぁ〜
matsukoさん
そうですね、日帰りだとそうそう色んな事が起きないけど泊まりだとハプニングも含めて色んな事があるので楽しいです。
次の雪山は、どこに行こうかなぁ〜
KENTKENさん、こんばんは。
吹雪の中の下山、お疲れ様でした。
トレースの無い所を最初に歩くのは
気を使いますね。
ルートどりは良いか、雪の状態はどうか。
昨日、今日の積雪で冬道になると思います。
1月の燕岳、天気を見て登ってみて下さい。
shigeさん、こんばんわ
そうですね、トレースない所を歩くのは緊張しました。自分たちが中房温泉に帰って来た時の駐車場は、自分の車とご一緒した夫婦の車とベイダー卿一行の車のみでした…
もう、根雪になるんですね。やっぱり、北アルプスの冬は早いですね。
1月も登ってみたいと思いました。ありがとうございます。
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