奥多摩湖いこいの路・奥多摩むかし道

2010年11月28日(日) [日帰り]

• GPS: 08:03
• 距離: 24.8km
• 登り: 482m
• 下り: 670m

コースタイム

小河内神社BS6:35 - 三頭山分岐6:44 - 山のふるさと村7:17 - 奥多摩いこいの路出口(12km地点)7:40 - 6.8km地点広場8:50,9:05 - 4.6km付近(月夜見方面分岐)9:35 - 2.9km地点(小河内峠分岐1)10:04 - 2.6km付近(小河内峠分岐2)10:15 - 1.8km(林道終点)10:18 -
1.5km付近(大ブナ尾根分岐)10:24 - 奥多摩いこいの路入口(ダム南端)10:42 - 頂上広場10:50、11:00 - 小河内ダム11:15 - 東京都水道局小河内線水根終点跡11:34 - むかし道入口11:40 - 浅間神社12:18 - 白髭神社13:25,13:30 - 橋詰BS13:51 - 槐木休憩所14:12 - 奥多摩駅14:33

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

奥多摩6:00着、6:05鴨沢西行き、小河内神社前6:30着、余裕で座れました。
奥多摩15:06発。こちらも余裕。御岳で満席。

コース状況／危険箇所等

・山のふるさと村まで、道の補修をしています。日曜朝早くなので工事はしていませんでしたが、日と時間によっては、奥多摩周遊道路を迂回した方が良いかもしれません。
・山のふるさと村->小河内ダムは小河内ダムからの距離表示があります。全12kmで200mおき。
・入口にあった東京都水道局の掲示から。
　奥多摩湖いこいの路について。
　・いこいの路は、貯水池の管理用道路を一般の歩行者の利用に
　　供するものです。自己責任においてお楽しみください。
　・急峻な斜面につくった路です。危険箇所が多くありますので、
　　落石や転落には十分注意してください。
　　特にお子様連れの方は、お子様から目を離さないようにお願
　　いします。
　・この路は約12kmあります。(成人が普通に歩いて4時間程度
　　かかります。)体力に自信の無い方などは、途中で引き返すな
　　ど十分注意してください。
　・山岳地帯のために天候が急変することが多くあります。
　　天候が悪くなりそうなときは、早めに引き返してください。
　・バイク・自転車の乗り入れ・火気使用 絶対禁止。
　だそうです。
・いこいの路は略平坦。急な坂はありません。基本的に山の北側を巡るので、日照に乏しいです。日差しでポカポカとは行きません。
・至る所で沢が流れてきます。水はいつでも手に入りますが、飲めるかは判りません。
・東屋、トイレもあり。ベンチは1km毎程度には必ずあります。全般的に良く整備されています。
・途中すれ違った人は3名。ダム周辺は人が多いですが、それまでは静かな散策を楽しめます。
・一方のむかし道はそこそこ上り下りがあります。通行する人も多く、静かな散策とは行きません。
・指導標は多く設けられていますが、所々人家の辺りで判りにくいところはあります。
・境橋、橋詰はバス停に出ることが可能。

写真

11/28 17:41

これで三度目。ご存じ麦山ドラム缶橋。日が当たって反射板が光ってます。

11/28 17:42

真っ直ぐ行くと奥多摩周遊道路に出ます。左へ行くと山のふるさと村への散策道。散策道の方は補修工事中だそうです。場合によっては周遊道路に上がることになるよう。工事期間は書かれていませんでした。

11/28 17:43

右の目立つ山が倉戸山。その左向こうが榧ノ木山。左奥が鷹巣山のはず。

11/28 17:44

これは月夜見山、月夜見第一駐車場方面のはず。

11/28 17:44

山のふるさと村までは、こんな感じの道。この辺、葉はほとんど落ちていて、紅葉はおしまい。山の北側を廻っていく道なので、日当たりが良くなく、落葉も早いようです。

11/28 17:45

橋の架け替え工事中。他に手すりの修理とか、工事中箇所が幾らかありましたが、日曜早朝の為、作業は行っていませんでした。なので、特に通行に支障はなかったです。

11/28 17:46

サイグチ沢河原から倉戸山、榧ノ木山方面。

11/28 17:46

山のふるさと村ビジターセンター。朝早いので空いてませんでした。

11/28 17:48

前回、風張峠への尾根道の末端を通ってなかったので、ついでに行ってみることに。617mピーク辺りにあったベンチ。

11/28 17:48

ここでいこいの路に降ります。すぐ上にリス(?)がいたのですが、すばしっこくて写真に納められませんでした。

11/28 17:48

一旦ビジターセンター側に戻り、いこいの路の始まりまで行きました。ここから小河内ダムまで12kmが奥多摩湖いこいの路。

11/28 17:49

北側なので、日が高くならないと差し込んできません。向かいの山(イヨ山方面)の上の方は日が差しているようです。

11/28 17:49

いこいの路の道端には写真のような小河内ダムからの距離表示があります。良い目印。

11/28 17:50

落沢を渡る橋。東側は多少日が差すようで、紅葉が部分的に残っているところがあります。

11/28 17:51

へたっぴー写真で良く判りませんが、斜面の上にワサビ田がありました。

11/28 17:53

こんな感じの道。自身のサクサク落ち葉を踏みしめる音しかしない、静かな道です。

11/28 17:54

10.7km付近にあった東屋。東屋は少ないですが、ベンチだけなら沢山あります。

11/28 17:55

この辺でドラム缶橋は見納め。あそこから来たのかぁ....。

11/28 17:57

7.6km地点付近から。対岸熱海方面を見る。その向こうはハンノ木尾根ではないかと思います。

11/28 17:58

大ムソ沢を渡る。滝が掛かってます。こんな調子で沢を渡るので、至る所で水が得られますが、飲めるかどうかは判りません。

11/28 17:59

6.8km地点にあった広場。ここで一休み。ここは尾根の末端が湖面に突き出ていて、湖面に降りることが出来ます。

11/28 17:59

岬についた縞模様がおもしろいので撮って見ました。水面が上がったり下がったりしているのでしょうね。

11/28 18:00

左の向こうに見える山は鹿倉山。右の尾根は赤指尾根?登り尾根?良く判りません。

11/28 18:00

対岸熱海方面。向こうはムロクボ尾根だと思います。

11/28 18:01

6.4km付近には東屋とトイレがありました。

11/28 18:01

尾根の東側に回り込むと日が差します。道は良いですが、右側、滑って行くと奥多摩湖にズルズルドボンになりそう。落ちそうな所は無いですが、滑って行けばドボンになりそうなところは結構ありました。

11/28 18:02

東側にはまだ紅葉しているところがあります。日のあたり方でずいぶん変わるようです。

11/28 18:14

これはテ沢を渡るところ。

11/28 18:15

4.6km地点。右に登っていく道あり。ムム。この尾根は月夜見山に行くはず。地図に道は書かれていないが、いずれ行かねばならない道か?

11/28 18:16

天神沢を渡る手前。対岸に滝が見えました。

11/28 18:18

天神沢を渡ってぐるっと回って滝上に。ここの水は飲料に適さないとの表示有り。

11/28 18:21

3.6km付近。対岸の来た道を見る。小河内ダムは結構近くに見えるのですが、この辺の入り江が大きく、大回りするので、結構距離があります。

11/28 18:23

樹林の向こうに小河内ダム。が、ヘビ沢の入り江を行くのでまだ3km以上あります。

11/28 18:23

3km付近の広場。北側なので日が差さないのが難点。

11/28 18:24

尾根の先端の方から小河内峠に上がる道。これもいずれ登らねば。作業道が交差するので道迷いに注意との表示有り。

11/28 18:25

これはヘビ沢のすぐ脇から小河内峠に上がる道。先ほどの道と上で合流する。こちらも道迷いに注意の表記有り。

11/28 18:25

ヘビ沢を渡る。

11/28 18:27

ヘビ沢を渡ってすぐに車も通れる広い道になります。小河内ダムから1.8km地点。この辺からダムから散策してくる人が増えます。

11/28 18:28

これは御前山、大ブナ尾根への分岐。サス沢山の上でダムからの道と合流するはず。

11/28 18:31

ダムの手前から。白い建物が大寺山。その奥が鹿倉山。遠くの尾根は大菩薩か?

11/28 18:32

中央は月夜見山。月夜見山から右におりている尾根が、以前登った月夜見第一駐車場のある尾根。右奥は三頭山だと思います。

11/28 18:34

奥多摩湖いこいの路の小河内ダム側の入口。ここが0km地点。

11/28 18:34

サス沢山への登山道をちょっと登って、頂上展望台に上がって見ました。余り大した展望はないですが、誰も来なくて静かです。ダム周辺を散策する人は、坂道は登らないようです。

11/28 18:37

頂上展望台から小河内ダム。総貯水量189.1M立法メートル。最大水深142.5mだそうです。

11/28 18:38

一つしたの展望台にも行ってみましたが、誰も居ませんでした。

11/28 18:39

ダムの上から多摩川第一発電所を見下ろす。堤高149m。堤頂長353m。堤体積1.676M立法メートルだそうです。

11/28 18:39

ダムの上から月夜見山、三頭山方面。

11/28 18:41

ダムの上から多分九竜山。

11/28 18:44

小河内ダムを建設したときの、工事資材を運搬した東京都水道局小河内線、水根バス停すぐ下の終点駅のあったあたりに行ってみました。青梅線氷川駅(今の奥多摩駅)からここまで、線路を引いて資材運搬したそうです。

11/28 18:46

終点駅跡は今では駐車場になってました。

11/28 18:47

さて、後半戦。奥多摩むかし道へと進みます。これは水根側の入口。

11/28 18:54

写真のような指導標が整備されていて、一応判りやすいです。が、人家のある道の交錯するところでは、やや判りにくいところもあります。

11/28 18:55

一旦、小河内ダム、頂上展望台よりも高いところまで登ります。

11/28 18:57

オッ!お猿さん。群れをなして沢山いました。人になれているのか、逃げたりしません。

11/28 19:06

こちらも滝があります。南面に移ったので、日が当たりポカポカです。一枚脱ぎました。

11/28 19:07

浅間神社。お邪魔してますのご挨拶。

11/28 19:08

こんな感じの道。前半と異なり、日が良く当たります。

11/28 19:08

グングン下って、ダムより下になりました。

11/28 19:09

綺麗に紅葉しているモミジ?カエデ?がありました。こっちは人通りが多く、静かな散策とは行きません。また半分くらいは舗装されてます。

11/28 19:14

途中の吊り橋の上から多摩川。

11/28 19:16

これは「しだくら橋」の上から、惣岳の荒と呼ばれる多摩川渓流を見下ろす。昔、材木を流すときの難所だったそうです。

11/28 19:17

惣岳の不動尊。明治時代に成田不動尊を勧請したのだそうです。

11/28 19:18

これは「いろは楓」と呼ばれる、紅葉が綺麗で有名な楓だそうです。こう言うところは人が集まるので苦手。さっさと写してさっさと離れる。なのでへたっぴーでスイマセン。

11/28 19:18

東京都水道局小河内線の跡。

11/28 19:19

これは「弁慶の腕抜き岩」というのだそうです。

11/28 19:20

白髭大岩。断層面の大露頭なのだそうです。この岩が上盤、下盤が失われ、断層面が露出しているもので、珍しいものだそうです。岩は石灰岩。都天然記念物。

11/28 19:20

再び線路跡。そこかしこに結構残っているんですね。

11/28 19:20

小中沢公衆トイレ。中は綺麗でした。

11/28 19:21

トイレのちょっと上にあった枝沢に掛かる滝。結構高低差がありました。

11/28 19:22

槐(さいかち)木の休憩社・トイレ。下流側から桧村からの坂の上、上流側から羽黒坂を上がった所。昔、ここは休み場として賑わったのだそうです。

11/28 19:23

下の方で小河内線跡を渡るところがありました。線路がまだ残っています。

11/28 19:23

氷川のシンボル愛宕山。これを見ると奥多摩駅に戻ってきたって感じがします。

11/28 19:25

奥多摩側のむかし道入口。

11/28 19:25

戻ってきました。奥多摩駅。バスで25分の道のりを、歩いて8時間ほどで戻ってきました。

撮影機器：

uTough-6020 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

a_tom

・奥多摩湖いこいの路の公開は11月一杯だそうなので、行ってみることにしました。それだけでは物足りないので、奥多摩むかし道と繋げ、1日散策を楽しむ計画にしてみました。
・いこいの路は山の北側を巡っていくので日差しに恵まれません。気温が上がらないし、落葉も早いようです。どちらかというと暖かくなった春の新緑の頃の方が良かったかも知れません。11月では紅葉には遅いのは確か。
・また、冬場は雪が残っていることと思います。滑ると奥多摩湖にドボンと落ちそうな所がありますので、もし行くなら、軽アイゼンは必要でしょう。
・小河内峠、大ブナ尾根への登り口の偵察も兼ねてました。登り口は明瞭。そのうち登りたいと思います。って行きたいところだらけなので、当分無理っぽいですが。
・余り人気が無いようで、一通りも少なく、静かな散策が楽しめる道。
・一方、奥多摩むかし道は結構人気があるようで、人通りが絶えません。名所の所、休憩舎は必ず人がいます。静かな雰囲気を楽しむという訳には行きませんでした。
・小河内ダムと奥多摩駅の高低差200m分は当然として、それ以上のアップダウンがあります。半分くらいは舗装道です。必ずしも登山用の靴でなくとも構わないと思いますが、距離が歩ける靴にする事をお勧めします。