【鳩待峠~大清水】尾瀬ヶ原の爽やかな風と清らかな尾瀬沼を満喫
- GPS
- 20:17
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 812m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 6:25
- 合計
- 12:29
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 7:28
天候 | 6/5:曇り〜晴れ、6/6:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://ski.bigs.jp/booking_proc/big/main/detail?CODE1=R0&CODE2=1161&CODE3=A10101 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○尾瀬ヶ原:全域木道が整備され、道迷いの心配無し。 木道は歩き易いが油断は禁物、景色に見とれて、 端を踏み外したり、木道の繋ぎ目に躓いて転んで、 湿原に落ちてしまった人を別々の処で二人ほど見ました。 ○三条の滝:岩場、鎖、梯子階段、泥濘などある本格的な登山道。 ○見晴〜尾瀬沼:木道の登りから「白砂峠」付近は一般的な登山道。 ○尾瀬沼〜大清水:三平峠付近までの登りは概ね木道、階段。 三平峠からの下りは登山口まで一般的な登山道。 一之瀬休憩所から大清水までは砂利道の林道。 ※この間、舗装工事中 |
その他周辺情報 | ○至仏山は植生の育成期間で7月1日まで入山禁止。 ○鳩待峠の休憩所は早朝はクローズ、トイレは利用可。 ○コースの随所に100円程度のチップ制のトイレあり。 ○小屋付近やビジターセンター近くに無料の給水所あり。 ○大清水の休憩所前にバス停、トイレあり、休憩所内に給水サービスあり。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
シューズ
ストック
スパッツ
サポートタイツ
膝サポーター
レインジャケット
レインパンツ
アンダーシャツ
アンダーパンツ
半袖シャツ
トレーナー
シャミーパンツ
トレッキングパンツ
ライトダウン
ハイドレーション
ファーストエイド
タオル
マスク
ウェットティッシュ
ポケットティッシュ
時計
カメラ
携帯電話
GPSロガー
充電池
行動食
洗面具
帰りの着替え
ヘッドランプ
日よけ帽子
マグカップ
水(ペットボトル)
昼食
グラウンドシート
ごみ袋
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感想
梅雨入り前の週末、初尾瀬のお山歩に行ってきました。
新宿を22:00時過ぎに出発する夜行のツアーバスの利用。
ツアーバスを待つ新宿の夜の街には
ポツポツと雨が降り出し、
お天気の崩れが気掛かりであったが、
結果的に二日間とも晴天に恵まれた。
バスは途中、尾瀬戸倉で小型バスに乗り換え、
鳩待峠に5:00時ちょっと過ぎに到着。
車中ではよく眠れずにやや寝不足気味。
ツアーオプションで注文した舞茸弁当で、
少し早目の朝食と身支度を済ませ、6:00少し前に出発。
至仏山は植生の育成期間中で入山禁止のため、
今回は登山目的ではなく、
ちょうど最盛期のはずの「水芭蕉」鑑賞と、
次回の登山計画ためのテントサイトの位置と環境の
下調べが主な目的のハイキング。
ところが、今年の尾瀬は早春期の気温が高く、雪解けが早まり、
水芭蕉も早めにピークを迎えたところに、寒波があり、
霜枯れ状態になってしまったとのこと。
残念ながら尾瀬ヶ原全域が全滅状態。
しかしながら、尾瀬ヶ原は晴れ上がり、
風は爽やか、気持ちがよい。
綺麗な水色の空の色も明るく爽やかに感じる。
白い雲も活き活きとそよ風に乗って流れる。
広い湿原の周りの木々の緑の濃淡も美しい。
最初は、あまり小さくて、
それであることに気付かなかったが、
薄紫青色の「タテヤマリンドウ」が
木道の周囲に無数に咲いている。
「リュウキンカ」の鮮やかな黄色も
あちこちに咲いている。
遠くに見える燧ケ岳に向かって木道を軽快に歩く。
振り返ると、山頂付近に残雪がある至仏山が、
ドーンと、そこにある。
初めての尾瀬歩きだが、歩き出してすぐに、
人気のある地であることがとても良く判った気がした。
尾瀬ヶ原の一番奥の方に位置する
赤田代の温泉小屋がきょうの宿である。
チェックインまでに未だ時間があるので、
三条の滝まで行くことにする。
途中の無料休憩所に荷物をデポして、空身で向かう。
すると、木道が終わり、登山道となる。
それも、いきなり崖淵の急な下りで、一瞬躊躇。
鎖、ロープ、梯子階段、岩場、泥濘と
いろいろと変化のある結構きびしい登山道。
木道歩きのリズムに慣れた感覚があるので、
始めのうちは身体が強張ってしまう。
幾度か途中で引き返そうとも思ったほど。
ただ、三条の滝は物凄い迫力で一見の価値はあった。
温泉小屋までの往復二時間ちょっと、
思わぬ登山となり、かなり汗ばんだ。
山小屋経験は、富士山で辛い思いをして以来、
敬遠していたので、今回が二度目である。
温泉小屋は快適であった。
チェックインして、直ぐに温泉に浸かり、汗を流せた。
部屋も個室で清潔、ロビーにはビールの自販機もあり、
フロントではジョッキの生ビールも販売している。
食事も丁寧な手作りで「おもてなし」感があり、
とても美味しく頂けた。
直前のツアー申込で見晴地区の小屋の個室は満室で
温泉小屋を選んだのだが、大正解であった。
のんびりと、ゆとりのある贅沢な時間を過ごせた。
翌日も天気はよく、4:00時ころから明るくなった。
朝食後、宿でおにぎり弁当とポットにお湯を調達して
7:00時に出発。
見晴まで、朝日を浴びながら気持ちの良い木道歩き。
見晴は山小屋密集地区で、大勢の人で賑わっていた。
見晴キャンプ場は、山小屋の間を抜けた奥に位置していた。
比較的広く、林間で良い場所であった。
尾瀬沼へ向かう道は、途中まで木道だが、
白砂峠付近は一般的な登山道、峠までは結構な登り。
峠付近にはまだ活きの良い水芭蕉が残っていた。
峠を過ぎると、再び湿原の木道歩き、
すると直ぐに尾瀬沼が見えてくる。
沼尻平にはコースタイムよりも早く着いた。
尾瀬沼を時計周りに周回し、尾瀬沼の山小屋地区を目指した。
多少のアップダウンはあるが、木道が整備され、
清らかな水の沼を右に見ながら、
カッコ―とカエルの大合唱の森林の中を
サクサクと気持ちよく歩く。
尾瀬沼のビジターセンター付近も大勢の人で賑わっていた。
長蔵小屋の先の休憩所の脇からは、
沼越しに燧ケ岳の全貌を臨む絶景ポイントがあった。
尾瀬沼キャンプ場は、ビジターセンターの奥の
尾瀬沼ヒュッテの横に入口があった。
テントサイトは、個室タイプの板敷で良い感じである。
尾瀬沼周辺には未だ見頃の水芭蕉も多く残っている。
三平下の尾瀬沼休憩所のベンチでランチタイム。
宿で調達した大き目のおにぎり2個を頬張り、
ポットのお湯でお茶を入れた。
三平峠までの登りは、木道、木段がやや荒れ気味、
三平峠は今回の山行の最高点で標高1761m。
峠からは、石を敷き詰めで整備された階段と
登山道のかなり急な下り、50分ほど一気に下る。
登山道が終わると、すぐに一ノ瀬休憩所がある。
ここからは、砂利道の整備された登山道を1時間、
ダラダラと歩く、クールダウンにちょうど良い下り道。
ちょうど飽きてきたころに大清水のゲートが見えてくる。
予定より早く、14:00時少し過ぎに大清水休憩所に到着。
休憩所で花豆ソフトを食べながら、ツアーバスのお迎えを待つ。
バスも予定通りに到着し、ほぼ順調に初めての尾瀬めぐりを終えた。
二日間で約40Kmの道のりであったが、疲れもあまりなく、
とても癒され、ここのところ仕事のストレスで高かった血圧も
下がった気がした良い山行であった。
今回は、社会人三年目になった長男が送ってくれた
旅行券がきっかけとなった旅行計画であったが、
とても良い思い出になった。
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