西丹沢バリルート7本周回
- GPS
- 09:51
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 2,050m
- 下り
- 2,033m
コースタイム
- 山行
- 9:01
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 9:52
記事の標高は地形図を読み取ったもので実測ではありません。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどの区間はバリエーションルートです。ドMなルートの上、後半4本は予想よりハードで西丹沢、恐るべしでした。 |
写真
装備
個人装備 |
スマホGPS
チェーンスパイク
西丹沢詳細図
|
---|
感想
梅雨なのに晴れたので、西丹沢自然教室周辺の気になるバリエーションルートを周回してきました。耐久レースのようなコースの上、ルートミスを2回も犯してしまい、ヘロヘロで下山しました。
<ルートミス1>
塩地窪沢ノ頭から自然教室への下りで、頂上から安易に南東方向へ100m以上も下ってしまいました。一旦、東北東に下って970m地点から南東に向かうのが正解です。GPSを見ていたのにズームしすぎて尾根違いに気づかなかったという恥ずかしい原因です。下りやすい尾根で疑わなかったのもあります。「みんなの足跡」を見ると、みなさん同じ間違いをして同じ場所でトラバースしているようです。
<ルートミス2>
ヤブ沢ノ頭西側1210m標高点から大杉山方向への下り標高1100m付近の急勾配でマーキングを見失い、GPS上でも少し西に寄っていたので、途中でトラバースしようとしたら地図にないガレ沢が出てきて、沢の下で横断できるように見えたのでズルズル無理に下ったら、小崖上で行き止まってしまい、激急な斜面を50m以上登り返すハメになりました。途中で間違ったと気づいたのに、その下で修正できそうと予測したのは危険でした。登り返して無事に通過できてよかったです。折しも3時頃、檜方向にヘリが往復していましたが、何か事故でもあったのでしょうか。
<各コース感想>
1)マスキ嵐沢左岸尾根(登り)(権現山南尾根・藤嵐沢右岸尾根)
急なところもありますが、半分以上は踏み跡もしっかりしており歩きやすい尾根でした。レコ見ると、沢屋さんの下りとして使われているようですね。
2)前権現北ルート(西丹沢詳細図記載)(下り)(権現沢左岸尾根)
標高1030m分岐より上側で急斜面やヤセ尾根がありますが、それほど危険を感じるところはありませんが崖上なので油断は禁物です。分岐より下は、歩きやすい道です。昔、事故が連発したので登山道からはずされたようです。
3)小山沢右岸尾根ルート(西丹沢詳細図記載)(登り)
下部は踏み跡がはっきりせず、歩きにくい急斜面です。上部は気持ちの良い新緑の尾根でした。下部は、もう少し良い径路があるのかもしれません。(期待薄)
<追記:6/18再調査。登り口は間違っていないようです>
4)塩地窪沢ノ頭ー焼山ー自然教室(下り)
ヤマレコ先輩諸氏のレコを参考に下ってみましたが、頂上からのルートミスを除いても支尾根を選択する場面が多く迷いやすいルートだと思いました。また、河原へ下りる末端が厳しく感じました。尾根自体は歩きやすいです。
5)祠尾根(ネット通称)−石棚沢左岸尾根(登り)(板小屋沢ノ頭北西尾根)
ヤセ尾根と急斜面の連続です。950m付近は激急斜面をドキドキしながらよじ登りますが、他では見られない美しいコケ岩の斜面が広がります。
6)大杉山稜・穴ノ平沢ノ頭以北区間(西丹沢詳細図記載、上級者向け)(下り)
マーキングはあるのですが、踏み跡が明確でない部分も多く、標高1100m付近でルートロストしてしまいました。その近くの詳細図にある標高1000m付近のザレ場も危険でした。経験を積めば慣れるのでしょうか。穴ノ平沢ノ頭の南にある箒沢乗越は、さらに危険らしいので今からビビっています。
7)穴ノ平沢ノ頭北西尾根ルート(西丹沢詳細図記載)(下り)
上の方は美しい新緑の尾根で安心していたら、中間部はザレたヤセ尾根でした。マーキングは多いです。チェーンスパイクがあると安心です。
<アプリについて>
スマホでヤマレコアプリと山旅ロガーを両方起動していたら双方のGPSデータが途切れて変になりました。先週は同じ使い方でもOKだったので何が原因かは判りません。ヤマレコアプリはレジュームで地図が見えなくなるときがあり、ごちゃごちゃ弄っていたからかもしれませんが、、、
<追記:ヤマレコアプリは関係ないみたい。スマホの調子??困った。>
コメント
この記録に関連する登山ルート
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zuppyさん、こんばんは。
私にはとても思いつかない日帰りルート設定です。
一日で歩くのは勿体ないような感じもしますが、最後まで楽しまれたようですね。
枝尾根の選択を迷うところもあって西丹沢らしいな〜。
体力だけでなく精神的にも刺激を与えてくれるVRのはしご...
お疲れさまでした。
secretmagicさん コメントありがとうございます。
この時期、草木も茂ってヘビとか出そうなので、あまり奥地に行く勇気はなく、
かといって、日も長いので午前中だけだと勿体ないので、駐車場から近めの場所での
バリはしごになってしまいました。塩地窪沢ノ頭はsecretmagicさんのレコも参考に
していたのですが、GPSを見ていながら不覚にもルートミスしてしまいました。
県道の東側のルートは、あれほどキツいと予想していなかったので苦しかったです。
いきなり西丹沢バリの難しさの洗礼を受けましたが、美しい森やコケ岩の斜面など
堪能することができて充実した1日でした。西丹沢のバリ攻略は始めたばかりなので、
まだまだ先は長いです。
zuppyさん、今晩は。僕も丹沢のバリルートを歩こうと思っているので参考になります。冬以外は、丹沢なら少しぐらい迷っても大丈夫だと思うのです。ありがとうございます。
okamo413さん コメントありがとうございます。
丹沢のバリルート、十分気を付けて楽しんでください。
ただし、「丹沢なら少しぐらい迷っても大丈夫」と思うのは危険ですよ。
丹沢も十分に山は険しく、道迷い遭難も多く発生しています。
自戒も含めて、迷うこと自体、遭難直前であると思ってください。
道迷い遭難の前例をWebや書籍で見ると勉強になります。
結構、明日は我が身になりそうな場合が書かれています。
ご指摘ありがとうございます。迷っても、戻る余裕のある午前中にバリエーションを楽しみます。午後は尾根道をあるきます。
迷いそうなところは午前中に通るのは心にも余裕ができていいですね。実際、バリルートでの少しの道迷いは自分も結構多いのですが、バリルートを楽しむ人は遭難防止へ特別に気を遣うべきなので、一般登山者も閲覧するレコやコメントも慎重であるべきと考えています。
万一、自分が遭難してしまっても、過去の行いはレコに残っていますから。(自分も褒められたものではないです)全体に公開エリアなので硬い話ですみません。
遭難防止の具体策について私は人に教えるようなレベルではありませんので、私も参考になった今日のKamogさんのレコへのリンクを勝手ながら貼っておきます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-899395.html
zuppy1519さん
初めまして。
私は、貴兄より少しだけ年下の丹沢のVRファンです。
いやはや、並大抵以上のチャレンジに、ドキドキしながら拝見しました。
私も詳細図を頼りにVRをウロウロしていますが、まさか、ショチクボ沢ノ頭から焼山へ下るルートがあるとも思わず、さらに自然教室から板小屋沢ノ頭へも想像もしておらず、驚きの連続です。
まだまだ、丹沢は奥が深いですね!(^^)
ところで、チェーンスパイクは無雪期でもグリップは効きますか?
先入観で積雪期のみの使用だったので、目からウロコでした。
貴兄が装着した大杉山へのルートは滑り止めができれば、少しでもホッとしますね。
私は、中川橋から入る逆コースでしたが、登る側なのにけっこう怖かったです(^^;)
また、箒杉乗越は、ご想像の通りです。
逆走は迷い尾根も多く、コンパスを使っても微妙な方位で間違える(しかも、迷い踏み跡がついてて歩けそうに見える)箇所も2か所ほどあり、分岐の都度に確認することをおススメします。
「GPSに頼らない」なんて前提を反省したのもココでした(間違い確認時にGPSを使いました)。
それと、小山沢右岸ルートは間違っていないと思います。
実は、私たちは、貴兄が取り付いた場所よりも少し下流のV字から入りました。
ベテランが一緒だったことも気の緩みだったのと、何度も通った西沢沿いで、その箇所には見上げるとテープが見えることを知っていたことによる先入観でした。
枯葉のしたはザレザレのVを這い登り、間違いだと気が付き、尾根に取り付いて薄い踏み跡を見つけた時にはホッとしました。過日、確認してみると、貴兄の取っ付きが正解だとわかりました。
ちなみに、善六ピークには行かれましたか?
あそこも、ノンビリできる広いピークが独占できます(^^)
雑駁な話が長くなってすみません。
ついつい興奮して書きすぎました。
ご縁がありましたら、ぜひ、バリエーションルートをご一緒したいものです。
ヤマレコへの記録は、私が手抜きなためにアップしていない山行も多いですが、前述の山行はそれぞれアップいたしました。
今後も、丹沢がキレイなままであるようにしながら、まだまだ探求したいと思います。
oobantouさん コメントありがとうございます。
oobantouさんも、いろいろバリルートも楽しまれているようですね。
>チェーンスパイクは無雪期でもグリップは効きますか
チェーンスパイクはザレ地とかでもグリップが効くので、VR山行に効果大です。
これがないとVRに行くのは厳しいです。逆に雪山ではダマができてチェーンスパイク
では効果が少ないこともありました。
>小山沢右岸ルート取付き
私も次の週に現地再確認して、取付きは間違ってなかったことを確認しました。
その上は落葉だらけですが、広い尾根は、通り道がバラけるので踏み跡が作られにくいですね。
>善六ピークには行かれましたか
はい。次の週に行って東側のピークでランチしました。
探索を始めると疑問点がいろいろ出てきて何回も同じようなところを行くことが多いです。
今の所、私が挑戦しているバリルートはヤマレコやWebで先輩諸氏が行った後のトレースが殆どです。沢スキルもロープワークもありませんが、いろいろな尾根を開拓していくのは楽しいです。
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