黒尾谷岳〜南月山〜隠居倉（目にした姿は最初で最後）

2016年06月18日(土) [日帰り]

• GPS: 09:36
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,686m
• 下り: 1,670m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:01
• 休憩: 0:36
• 合計: 9:37

5:54 スタート地点
7:10 7:11 黒尾谷
8:33 8:34 南月山
9:06 9:07 日の出平
9:21 9:21 牛ヶ首
9:26 9:26 無間地獄
9:36 9:36 硫黄鉱山跡
9:50 9:50 恵比寿大黒
10:05 10:05 朝日の肩
10:11 10:13 熊見曽根
10:56 10:58 隠居倉
11:47 11:48 三斗小屋温泉
12:10 12:10 沼原分岐
12:51 12:51 姥ヶ平
13:06 13:31 ひょうたん池
13:54 13:54 牛ヶ首
14:08 14:08 日の出平
14:27 14:28 南月山
15:06 15:08 黒尾谷
15:31 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り（昼頃までは強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

もみの木台登山口前

登山口は別荘地内（もみの木台）を進んだ奥にある
（入り組んでいてやや分かり難いかと）

コース状況／危険箇所等

・登山口からのコースは明確で特に迷うようなところはないかと
・登山口から南月山までは登山道上に距離の案内板あり
・峰の茶屋跡避難小屋〜朝日岳の肩では途中に鎖場有り
　狭い箇所もあり、すれ違いには配慮を
　（強風時、避難小屋付近は特に注意）
・熊見曽根〜隠居倉では一部登山道が崩れた所を通過する
・隠居倉〜三斗小屋温泉では足場の悪い所や鎖付きの急坂箇所があるので注意
　（源泉付近などは足元が滑りやすい）

※ルートには部分的にズレがあるかと

写真

6/18 5:59

暑くなる予報でしたが
歩き出しはまだ肌寒い位

6/18 6:06

先日も目にした黄色の花がここにも

6/18 6:12

これはタツナミソウかな

6/18 6:22

森の中でも風を感じながら

6/18 6:29

随分顔を上げているギンリョウソウ

6/18 6:33

6/18 6:48

ツクバネソウが少し見られて

6/18 6:50

サラサドウダンの下を歩き

6/18 6:51

オノエランとの出会い

6/18 7:02

花付が多いものもあり

6/18 7:12

6/18 7:14

山頂の岩上より南月山と茶臼岳
時折吹き付ける強風・・・
ここまでの風は考えていませんでした

6/18 7:22

少し薄暗い中を下り

6/18 7:23

時期であればシロヤシオの道ですが

6/18 7:37

樹間から白笹山を望む

6/18 7:43

ここでも頭上の主役はサラサドウダン

6/18 7:47

足元にはオノエランが所々に

6/18 8:13

ミヤマカラマツですね

6/18 8:18

ニバナノツクバネウツギ
この花を撮った後・・・

6/18 8:18

こんな所にユキワリソウ
（ですがこれが最初で最後の出会いとなるとは）

6/18 8:23

黒尾谷岳から南月山手前にかけて
オノエランが意外にも良く目に付きました

6/18 8:25

マイヅルソウも忘れずに

6/18 8:34

6/18 8:43

ツマトリソウも風を避けハイマツの下に

6/18 8:45

天気は良いのですが
雲の流れも速く、風はまだ強い状態

6/18 8:46

辺りは低木が主
クロマメノキの花が見られて

6/18 8:53

ウスユキソウは今日お目覚めのようで

6/18 8:54

咲き始めのウラジロタデに

6/18 8:57

小さな花、ツルコケモモ

6/18 9:00

名前の通り色のベニサラサドウダン

6/18 9:18

今が見頃ののツマトリソウ

6/18 9:18

気付けば茶臼岳がぐっと近づいて

6/18 9:28

吹き上がる噴煙
植物を寄せ付けない環境

6/18 9:31

見上げる岩の風景とは反対に
見下ろすと緑の風景が

6/18 9:38

6/18 9:39

強風とあってハイカーさんも今日は少なめ？

6/18 9:44

剣ヶ峰ではアカモノに少し足止めされ

6/18 9:45

ウラジロヨウラクもちょうど見頃

6/18 9:47

6/18 9:49

剣ヶ峰を過ぎる頃には朝日岳を正面に臨む

6/18 9:51

流石メインルート
細かいところまで整備が行き届いていますね

6/18 10:11

また茶臼岳が遠くなり

6/18 10:14

なかなか治まらない風
ここで隠居倉へ向かうことに

6/18 10:15

三倉山〜流石山
この時間の稜線歩きは大変そう

6/18 10:19

まだイワカガミが見られて

6/18 10:22

こちらはピンク色が大勢

6/18 10:25

コケモモがここにも咲き

6/18 10:30

サラサドウダンではなくオオバスノキですね

6/18 10:32

小さな花園に近づくとハクサンチドリが

6/18 10:41

その花園はまだ少し早かった模様
ベニバナイチヤクソウの独り舞台

6/18 10:47

6/18 10:49

2花揃うのは珍しい？

6/18 10:52

最初はテガタかと勘違い
ノビネチドリでした

6/18 10:58

6/18 10:59

三本槍岳のガスも晴れてきた模様

6/18 10:59

茶臼岳は変わらず青空の下

6/18 11:00

その隣は朝日岳
茶臼と違い、見る角度により違う山容になりますね

6/18 11:14

次の花の主役、マルバシモツケも咲き始め

6/18 11:30

同じウラジロヨウラクでも白みがかった色

6/18 11:32

6/18 11:35

三斗小屋の源泉
足元から温泉が湧き出していましたね

6/18 11:36

大倉山〜流石山も大分晴れてきて

6/18 11:42

ズダヤクシュはそろそろ終わりの様子

6/18 11:43

ニガナはこれからが盛り

6/18 11:49

三斗小屋温泉
週末なので賑やかな夜になりそう

6/18 12:04

これがカモメラン？
初めて目にしました

6/18 12:06

辺りの登山道ではギンランも見られて

6/18 12:34

森の中では小さな花がひっそりと
タニギキョウに

6/18 12:40

そしてヨツバムグラも

6/18 12:42

牛ヶ首方向へ

6/18 12:55

姥ケ平に着くと目の前に広がる景色が素晴らしく

6/18 13:00

6/18 13:27

風がある中でも池に映る茶臼岳が見られて

6/18 13:33

姥ケ平ではハクサンシャクナゲが咲き始め

6/18 14:00

花を揺らす風も治まり暑さを感じる中
ハクサンチドリに

6/18 14:16

二つ並んだツマトリソウ

6/18 14:25

朝と違って心地良い風の中を戻る

6/18 14:31

マイヅルソウの小群落を後にして

6/18 14:36

何気なくユキワリソウが咲いていた場所を見ると
・・・花が無くなっている
掘り返されたような跡も確認できる

6/18 14:44

腑に落ちない気持ちの中、早足下山
それでもオノエランは可憐な姿で咲き

6/18 15:27

途中追い越したご夫婦の荷物には怪しげなレジ袋
あの中にユキワリソウがあったのかも・・・

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ70 パナソニック

感想

wakasato

天気も良く暑くなりそうな週末。
黒尾谷岳〜南月山〜隠居倉をこの時期に歩いてみました。

暑くなるものと思っていましたが、歩き出すときの体感はむしろ肌寒いくらい。
山上でも風があり、稜線では暑さを感じることもそれ程ありませんでした。
（少し強過ぎではありましたが・・・）
朝の内は多かった雲も日中には晴れ上がり。
姥ケ平から望む茶臼岳の景色は良かったですね。

花の時期とあってイワカガミやサラサドウダンなど多く見られました。
剣ヶ峰ではアカモノやウラジロヨウラク。
隠居倉手前ではベニバナイチヤクソウやノビネチドリ。
中でも印象に残ったのはオノエラン。
黒尾谷岳〜南月山で意外にも多く咲いており、今回新たな発見になりました。


他にもユキワリソウが咲いているのを見かけましたが
下山途中に再度見てみるとその姿はありませんでした。
唯一かもしれない花を盗掘・・・
そんな方が歩いていたことに複雑な心境です。
（途中追い越した5、60代位のご夫婦がレジ袋を持っており
怪しいと思いつつも結局確認もできず・・・）

コメント

🌸🐛＠sakura64

斬新だ〜ぁ！
こんばんわ！

素敵ですね那須！
小さなお花達を、これほどまでに斬新に撮影さるとは ！
う〜ん、と唸りました〜ぁ

カモメランまだ咲いていたんだ〜ぁ ！
うんうん、黒尾谷岳〜南月山も花畑なんですね〜ぇ！
これはこれは、また歩かねばなりませぬな〜ぁ

ところで、wakasatoさんの先日の裏那須、今日歩かせてもらいました。おかげさまでイチョウランに出会えました〜ぁ！
次に狙っていた三本槍岳方面のオノエランは風が強すぎてあきらめました〜ぁ！でもとっても楽しかったですよ。
またwakasatoさんのレコを参考にさせてくださいね。(@^^)/~~~！

wakasato

Re: 斬新だ〜ぁ！
sakurasaku64さん、こんばんは。

こちらこそ先日の裏那須は真似させて貰いました。
そして今回はカモメラン
終わっているかなと思いつつも密かに期待していたら見つかりました。
（ランは咲いている期間は長いのでしょうか？）
事前の情報、ありがとうございます。

黒尾谷岳〜南月山、花畑との表現には届かないかもしれませんが・・・
オノエランや他の季節であればシロヤシオやイワインチンなど
展望は少ないですが花は楽しめるルートかと思いますね

tonebubu

風大丈夫でしたか？
こんばんは。

　同じ日、峠の茶屋から歩き始めて、あまりの強風に樹林帯抜けたところで引き返してきました。
　稜線上は大人でも立っていられない風だったと聞きましたが、問題なく歩かれているところを見ると、風は収まったのでしょうか？
　どちらにしても、素敵な山行だったようですね。
　花の名前、また参考にさせていただきます。

　ところで…
　盗掘って、意外とよくあること？なんでしょうか？
　那須でもあるんですね…… 　寂しいです。

wakasato

Re: 風大丈夫でしたか？
こんばんは、tonebubuさん。

当日の強風は予想外でしたね
避難小屋あたりはまともに歩けるか確かに不安がよぎりました。
ですが到着した９：３０過ぎは時折強い風が吹くも
歩ける状態でしたので大分弱まっていたのですね。
もしtonebubuさんの歩かれた時間帯位の風だったら牛ヶ首辺りで引き返したかも
遠くから歩いての時間稼ぎ？が上手くいったようです

盗掘があることは聞きますが、目の当たりにしたのは初めてでした。
気になったご夫婦の車を見ると那須ナンバー・・・
地元の方はその意識が無いのかも知れませんね

BOKUTYANN

この時期の那須は花盛り(^^♪
wakasatoさん　おはようございます

ここ数年この時期に同じような所を歩きましたが・・・
那須の花がタップリ楽しめる、とても素晴らしい時期ですヨネ！
特に、ラン系の花が色々見つかって意外性もお得感もありますし
今年はまだ行けていないのが残念です

那須の山のほとんどは歩いていますが
どうも黒尾谷岳だけが抜ける(省略してしまう？）のが心残りでした
このレコで南月山〜黒尾谷岳も花が楽しめるを知りましたので
次に行く時は忘れずに歩いてみたいと思いました

沢山の花を楽しませてくれたレコに感謝です

wakasato

Re: この時期の那須は花盛り(^^♪
こんばんは、BOKUTYANNさん。

黒尾谷岳は少し訪れ難い山ですよね。
登山口はやや分かり難い上に駐車スペースも余り無く
南月山方面から足を延ばすには登り返しが大変
近隣の山と比べると、どうしても敬遠されがちかな
（栃木１００にでも挙がっていればもっと増えそうですが ）

その分静かなハイクができる山かと。
花数も控えめですが楽しめると思います。
しっかり黒尾谷岳も歩いてみましょう

Satwo3

長距離お疲れ様です
こんばんは

相変わらず長距離をサクッと歩いてしまいますね
自分だったらきっと南月山までで引き返してしまいます、ってこの間は黒尾谷山しか登って無いけど

那須に雪割草があったのも初めて聞きましたが、それを盗掘する人がいまだにいるとは
高山に咲く花は下界ではよほど手をかけないと枯れてしまうと思うけど・・・

wakasato

Re: 長距離お疲れ様です
Satwo3さん、こんばんは。

南月山まで登ると先の緩やかな稜線に誘われて何となく進んでしまいますね
ですが後半は足にきて、サクッとではなくモサっとしていました
体が重くなってきた気がするこの頃です・・・

雪割草、那須でも他に咲いている場所はあるようですが
数は多くないと思います。
それに近い園芸品種の花もあるようですが・・・
わざわざ自然の花を採ってしまう考えが分かりませんね

kiiro-inko

またしても！
wakasatoさん、こんにちは〜
どうやら今回もまたニアミスだったようです
どこかですれ違ったかな？と思って時間とルートを確認しましたけど、後追いだったみたいです
この日はめっちゃ風が強かったですよね〜
我が家は「どうせ波立ってるから、ひょうたん池に逆さ茶臼は映んめ〜」と思ってスルーしてしまいましたけど、さすがwakasatoさん、しっかり逆さ茶臼を抑えてますね

それにしても盗掘とは…
困った輩が居るもんだ。
まったくもって許せませんね

wakasato

Re: またしても！
kiiro-inkoさん、こんばんは。

残雪の頃の那須に続いて「また」ですね
後を追ったのですが追いつけなかったようです。
もっと早く姥ケ平に着いていたのなら・・・
冷やし中華の席に居合わせられたのですが

逆さ茶臼は無理だろうと思っていました。
ちょうど風が弱まってくれて映りましたが
あまりの都合の良さに何か疑ってしまいます

メインルートは他人の目があるので採る方はまずいないのでしょうが
人の少ないところだとやはり・・・
折角咲いていた花が無くなるのは寂しいですね