【ド強風により敗退】丹沢主脈縦走(大倉→塔ノ岳→丹沢山→宮が瀬)


- GPS
- --:--
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,866m
コースタイム
0922 駒止茶屋
0938 掘山野家
1020 花立山荘
1034 金冷シ
1047 塔の岳山頂(2時間33分)
1105 塔の岳発
1155 丹沢山着(50分)
1250 丹沢山発
1320 大礼ノ頭
1340 円山木ノ頭
1405 本間ノ頭
1540 高畑山
1640 宮が瀬登山道着(3時間50分)
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
0617 新宿着 0631 小田急新宿駅発(Bタイプフリーパス) 0744 渋沢駅着 0750 渋沢駅北口発 0802 大倉着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※道の状況 (大倉→塔の岳) 危険箇所は特になし。 この時期は雪が金冷シからちらほら見え始める。 ただ、斜面が南向きなので、夜間凍結しても溶けると思われ、 金冷シから塔の岳までは路面がぐちゃぐちゃになっていた。 (塔の岳→丹沢山) 登山道が斜面が北向きに伸びているので、特に北向きの斜面で 積雪が10cmほどあった。 塔の岳までより登山者が格段に少なくなるので、南向きの斜面でも 雪が残っている箇所があり、スリップ注意が必要だが、自分は軽アイゼンが必要に なるほどではなかった。 南向きの斜面では路面がぐちゃぐちゃになっている。 (丹沢山→宮が瀬) 登山者が極端に少なく、この日も足跡を確認したら5人くらいしかいないと思う。 雪は1,100mくらいまでは残っている。 特に丹沢山から下りる斜面で、雪が10cmは残っており、かつ日陰なので 凍結している箇所あり注意が必要。 本間の頭から高畑山までは、途中で崩落個所に鉄板が通してあるだけの箇所が数か所。その下は数十メートル下の崖になっており、おちたらさようなら。 強風時には注意してわたってください。 全体的に、登山者が極端にすくない登山道と思われ、11月の上・中旬に落葉したと思われる落葉がまだ大量に登山道に蓄積している。 踏みあともなく、特にトラバースルートが細いこともあり、スリップ・浮き石踏み即滑落→救助者おらず、という状況になることが予想される。 なおかつ、この尾根が非常に距離が長いので、上り・下りともに若干歩きなれている方向けだと思う。 ○登山ポストの有無 大倉バス停で、地元警察の方が登山カード記入デスクを作っていらっしゃった。 また、塔の岳までの情報であれば情報もお持ちのようだった。 お疲れ様です! ○下山後の温泉 入らなかったので不明 ○特記事項 この時期、地元の方いわく、全国的に有名なイルミネーションが宮が瀬湖で実施している。大変賑わいのあるイルミネーションなので、是非見てみてください。 |
写真
感想
ド強風・積雪・心が折れるという3重苦により、丹沢主脈縦走に敗退しました。
計画では、塔の岳→丹沢山→蛭ガ岳→檜洞丸→西丹沢自然教室と縦走し、「丹沢もしばらくはいいかな」という境地になる予定でしたが、稜線上の台風かと思われる強風と、日陰での凍結が若干見られたので、鎖場が怖いと思い素直に丹沢山から下りるプランに変更、敗退となりました。
大倉からバカ尾根を快調に上り、休憩なしで塔の岳に到着。
途中、駒止茶屋あたりから、突然谷側から轟音が聞こえ始め、何だろう?と思っていると風が吹き始め、花立山荘あたりの稜線に出たら一気に風が強くなってきました。
塔ノ岳山頂に立つと、強風で75kgの体重ながら何度かふらつき、この後の痩せ尾根に不安を抱えたのが敗退原因その1.です。
甘酒をいただいた後、丹沢山への稜線歩きで、1か所やせ尾根があるのですが、
そこを通りかかった時にまた強風が吹いてふらっとしてしまい、こりゃまずい、と思いながら丹沢山に到着。
このときはまだ縦走をあきらめていなかったのですが、
西丹沢自然教室から1泊2日で登ってきた女性3人組の方に、道の状況を聞いたところ、若干の道の凍結していると。
この時点で私の経験では無理だ、と判断し、下山を決意しました。
大倉へのピストンか、宮ガ瀬に降りるかを迷っていたところ、宮ガ瀬に降りるのもいいルートだよ、と聞き、降りることを決意したのが運のつき。
この後、11キロに及ぶ長い下山道を歩くことになりましたが、
またこの尾根が長い長い。しかも関東ローム層なのか、とにかくすべる道で、
日陰の部分も多く、山頂付近で何回もスリップ転倒し、
今でもその時に打ったと思われる左腕の調子がおかしいのです。
11キロの道のりは足にかなりくる道で、上りにとったら、こりゃ大馬鹿尾根だな、
と感じながら下山しました。
このルートは、この時期ほとんど人が通ることがないと思われます。
新緑と紅葉の時期はとてもきれいだと思うのですが、展望も良くなく、距離も長く、細かいアップダウンがあるので、この時期に通るのはあまり勧められないな、と思います。
また、ところどころ細い箇所が見受けられること、崩落箇所に付けられた鉄の板を渡る箇所が数か所あり、心細いこと、などを加えると、経験者・健脚の方向けだと思います。
宮ガ瀬に降りてからバス停の場所を聞いた、ランニング途中のおじさんに、
「イルミネーションが名物だから、1時間バスをずらして見にいったら」と勧められました。
宮ガ瀬湖のほとりで、既に25回目を迎えているという「宮ガ瀬光のメルヘン」と名づけられたイルミネーションを男一人で観賞し、本厚木駅行きのバスに乗りました。
(神奈川中央バス・宮ガ瀬→本厚木駅行き・土曜日バス時刻表)
http://dia.kanachu.jp/bus/timetable?busstop=19191&pole=2&pole_seq=1&apply=2010/11/20&day=2
冬の間、積雪が少ない奥多摩・丹沢あたりで長距離縦走を続け、来年の春計画通りの檜洞丸までの1日縦走に備えたいと思います。
fireoniceさん、こんにちは
ぼくも同じ日に主脈やりました。
本当にすごい風でしたね。
自分は大倉出発が7時だったせいか雪が融けてなくて、その点は楽でした。
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