御嶽山（規制解除された二ノ池まで行ってみたら雷鳥さんも元気でした）

2016年07月10日(日) [日帰り]

• GPS: 07:54
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,552m
• 下り: 1,553m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:20
• 合計: 7:53

6:00 御嶽小坂登山口
6:14 6:17 仙人橋
6:23 6:23 七合目
6:39 6:39 湯ノ花峠
6:58 6:59 のぞき岩
7:15 7:16 お助け水〈八合目〉
8:04 8:05 五の池小屋
8:07 8:07 飛騨頂上
8:40 8:43 継子岳
8:50 8:54 継子岳２峰
9:11 9:12 四ノ池（徒渉点）
9:20 9:24 三・四・五ノ池分岐
9:35 9:38 三ノ池（鳥居と祠）
9:40 9:43 開田頂上(三ノ池避難小屋）
9:45 9:46 三ノ池（鳥居と祠）
9:57 9:57 巻道の三ノ池分岐
10:09 10:13 三ノ池乗越
10:19 10:19 賽ノ河原
10:30 10:30 二ノ池新館
10:36 10:41 二ノ池本館
10:54 10:55 賽ノ河原
11:05 11:06 三ノ池乗越
11:15 11:19 摩利支天乗越
11:28 11:59 摩利支天山
12:07 12:09 摩利支天乗越
12:18 12:18 巻道の三ノ池分岐
12:24 12:25 飛騨頂上
12:52 12:52 お助け水〈八合目〉
13:05 13:07 のぞき岩
13:21 13:22 湯ノ花峠
13:33 13:33 七合目
13:38 13:41 仙人橋
13:53 13:53 御嶽小坂登山口
13:53 ゴール地点

天候

晴れ☀時々雲が湧く

アクセス

利用交通機関：

自家用車

濁河温泉登山口の無料駐車場
50台以上は停めれるでしょう

コース状況／危険箇所等

二ノ池までの登山道が規制解除となり、長野県側の黒沢口（御岳ロープウェイ側）と岐阜県側の小坂口（濁河温泉）が繋がりましたが、噴火警戒レベルは2のままで、剣ヶ峰周辺の火口周辺は規制が続いています。
http://www.city.gero.lg.jp/node_117/node_583/node_7743/node_7747/node_32161
http://www.town-kiso.com/bousai/bousai/100206/100208/
午前中は噴煙が上がっておりませんでしたが、昼過ぎからもくもくと雲のような噴煙が上がっていました。

その他周辺情報

濁河温泉に入ろうと思ったら、入りそこねた。

写真

7/10 5:12

朝一ですが、噴煙は出てないですね

7/10 5:58

では濁河登山口出発

7/10 6:00

6月28日に二ノ池まで規制解除されました

7/10 6:06

木道が続きます

7/10 6:09

仙人滝

7/10 6:13

吊り橋を渡ります

7/10 6:27

ジョーズ岩

7/10 6:30

ゴゼンタチバナ

7/10 6:31

ゴゼンタチバナの群落

7/10 6:39

摩利支天山下部の滝

7/10 6:49

アップで

7/10 6:48

7/10 6:54

7/10 6:55

胡桃島キャンプ場からとの分岐

7/10 6:57

のぞき岩

7/10 6:58

避難小屋は姿がありません

7/10 7:16

おたすけ水も枯れてますね

7/10 7:22

笠、薬師、黒部五郎まで一望

7/10 7:27

眼下に濁河温泉

7/10 7:27

ハクサンシャクナゲ

7/10 7:29

その白山が遠望で

7/10 7:51

もうすぐ五ノ池小屋

7/10 7:58

アカモノ

7/10 7:58

オンタデ

7/10 7:58

イワカガミ

7/10 8:02

コマクサ
まだ咲き始めでこれからたくさん咲いてくるものと思います
あちこちに群落があります

7/10 8:02

タカノツメクサ

7/10 8:03

五ノ池小屋に到着

7/10 8:03

綺麗な小屋ですね

7/10 8:04

五ノ池

7/10 8:05

まだ行方不明の方がいますから
黙とう

7/10 8:06

継子岳へと向かう

7/10 8:06

四ノ池

7/10 8:07

八ヶ岳もよく見える

7/10 8:07

7/10 8:08

ミヤマダイコンソウ
本日この花が一番多かった

7/10 8:17

アオノツガザクラ

7/10 8:18

チングルマ

7/10 8:18

たくさん咲いていました

7/10 8:19

7/10 8:20

7/10 8:20

7/10 8:20

爽快なルート

7/10 8:24

登山道脇に雷鳥さんのお母さんだ

7/10 8:24

雛その1

7/10 8:25

雛をしきりに呼んでいる

7/10 8:27

こちらに2羽

7/10 8:27

この親子は雛3羽でした

7/10 8:28

これは見つけにくいでしょう
お母さんが首を出して周りを警戒

7/10 8:28

摩利支天の向こうに剣ヶ峰が見えてきた

7/10 8:34

針の山
その名の通りです

7/10 8:35

正面に乗鞍がドーンと

7/10 8:38

その左には笠が岳、薬師岳、黒部五郎岳
笠の右奥に見えるのは立山ですね

7/10 8:39

継小岳に到着

7/10 8:39

槍から穂高もよく見える

7/10 8:39

まだこの時点では噴煙は出ていない

7/10 8:39

今度は継小二峰へ向かいます

7/10 8:40

八ヶ岳の稜線が全て見渡せる

7/10 8:40

こちらは甲斐駒ケ岳から仙丈ヶ岳

7/10 8:40

いい天気になった

7/10 8:42

チャオ御嶽

7/10 8:42

至る所にコマクサ

7/10 8:43

これはマイアですね

7/10 8:50

またもや雷鳥さん

7/10 8:50

子供を呼んでる

7/10 8:52

すぐ横に雛がいた

7/10 8:52

この親子は雛が5羽いた

7/10 8:53

7/10 8:53

四ノ池はでかい

7/10 8:53

最高の眺め

7/10 8:53

八ヶ岳ズームで

7/10 8:54

甲斐駒もズームで

7/10 8:59

7/10 9:08

この下に滝があるようだ
水の流れる音がする

7/10 9:08

四ノ池まで下りてきた

7/10 9:10

渡渉点
この四ノ池から流れ出るところが幻の滝

7/10 9:11

大自然

7/10 9:13

幻の滝の落ち口

7/10 9:23

こちらは三ノ池

7/10 9:23

エメラルドブルー

7/10 9:28

素晴らしい眺め

7/10 9:36

三ノ池避難小屋

7/10 9:45

キバナシャクナゲ

7/10 9:46

ミツバオウレン

7/10 9:46

アオノツガザクラ

7/10 9:55

ここから三ノ池乗越へ登り返し

7/10 10:00

？

7/10 10:04

至る所に沢があり、滝になっていくんでしょうね

7/10 10:10

ようやく乗越に到着

7/10 10:10

賽ノ河原避難小屋

7/10 10:10

六ノ池
小さい

7/10 10:13

無人の避難小屋です

7/10 10:13

噴火の時に崩壊したままなのでしょうか

7/10 10:17

賽ノ河原を通過

7/10 10:18

チングルマ

7/10 10:18

火山灰がまだある

7/10 10:18

これが本当に灰色

7/10 10:25

？

7/10 10:28

火山灰の堆積

7/10 10:29

二ノ池新館

7/10 10:33

二ノ池
日本で最高の高さにある池

7/10 10:33

まだこの時点では噴煙はない

7/10 10:33

7/10 10:33

二ノ池も火山灰でいっぱい
池から流れ出る水もどす黒い

7/10 10:34

残雪も灰色

7/10 10:34

解除されたばかりの道ですが、火山灰でいっぱいです
泥んこ状態

7/10 10:35

本当ならこの池も綺麗な色をしているのでしょうね

7/10 10:36

剣ヶ峰

7/10 10:38

7/10 10:38

この辺りに転がっている大きさの石が飛んできたと思うとゾッとする

7/10 10:43

この本館に逃げ込んだ方達は小屋の方の判断で何とか避難できた
でもこの小屋は被害を受けたため解体されるそうです

7/10 10:45

では摩利支天山へ向かいます

7/10 10:45

7/10 11:10

おや、何やら勢いよく雲が立ちあがっている

7/10 11:12

イワベンケイ

7/10 11:12

高山植物は今でも元気でいますね

7/10 11:14

じっくり見てると凄い勢いで上がっている
噴煙ですね

7/10 11:16

摩利支天乗越まで来た

7/10 11:19

継母岳も見えてきた

7/10 11:20

東から湧きあがる雲とは違う噴煙の様子

7/10 11:23

ハクサンイチゲ

7/10 11:30

摩利支天山まで来ました
今の御嶽山で登れる最高所ですね

7/10 11:30

三角点もある

7/10 11:30

7/10 11:30

眼下に濁河温泉

7/10 11:30

継子まで見渡す

7/10 11:46

7/10 11:55

継母岳へのルートはありません

7/10 11:55

噴煙もくもく

7/10 11:55

さて戻りますか

7/10 11:55

摩利支天山のルートは尾根の南側を延々とトラバースぎみ

7/10 11:56

剣ヶ峰直下は全体的に灰色ですね

7/10 12:08

7/10 12:08

稜線の東と西で全く違う天気
東は雲の中

7/10 12:10

7/10 12:19

五の池小屋も綺麗です

7/10 12:21

五ノ池

7/10 12:22

7/10 12:24

さあ帰ります

7/10 12:50

7/10 13:06

この岩がのぞき岩みたいです

7/10 13:08

左へ

7/10 13:21

7/10 13:21

御嶽山は滝の山なのです

7/10 13:29

この角度からだとジョーズ（サメ）に見える

7/10 13:35

木道が滑る

7/10 13:40

吊り橋まで戻った

7/10 13:50

登山口到着

7/10 14:29

帰り道に道路から見るとやはり噴煙が上がっている

撮影機器：

IXY 32S CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ テントマット ヘルメット

感想

ktn92

最近の山登りで御嶽山が見えるところに行くことはあるが、
6月28日に二ノ池周辺までの登山道が規制解除されて長野県側から岐阜県側まで道が繋がったとのことで、今の御嶽山がどうなっているのか気になって出掛けました。
もちろん万が一に備えてヘルメット持参です。
登り口は濁河温泉からにして継子岳から周回して二ノ池へ向かうことにした。
登り始める前に未だ行方不明の方に黙とうを捧げて登山開始です。
始めは木道が続く比較的緩やかな登りが続く。でも下りは滑りそうな感じ。
8合目付近からいいいよ森林限界です。
五ノ池（飛騨頂上）にはあっさりと到着。
先週の甲斐駒黒戸尾根に比べるとやはり楽でした。
ここから時計回りに継子岳から三ノ池を通って二ノ池へと向かいます。
そうしたら針の山手前の鞍部で雷鳥さんがいました。
雛がうろちょろしており、3羽の雛がいました。
噴火があったのにも関わらず元気に繁殖していますね。
こんな天気のいい日にお目に掛かれるとは思いませんでした。
その後、継子岳まで行くとまたしても雷鳥さん。
こちらは5羽の雛がうろちょろ。すぐ脇まで近づいてきます。
癒されますね。
2組の雷鳥親子と会うなんて初めてでした。
ここの山頂からは北と東側の大展望が待っています。
北側正面にドーンと乗鞍岳、その奥に槍、穂が見えます。奥には立山まで見えますね。
東側は八ヶ岳、その先は奥秩父山塊でしょうか。甲斐駒、仙丈、塩見もよく見えました。
もちろんその手前には木曽駒から空木岳がよく見えます。
では一旦四ノ池、三ノ池へと下ります。
この四ノ池から東へ流れる水は有名な幻の滝になるところです。
安全を見計らい、滝の落ち口が確認できました。
ここからは開田頂上を通過し、三ノ池乗越まで登り返します。
乗越まで来ると剣ヶ峰が見えてきます。
賽ノ河原は火山灰で全体的にまだ灰色かかってます。
二ノ池新館を通り過ぎ、規制解除された道で二ノ池本館に向かいます。
二ノ池が見えてくると池はまだ灰が湖面底に堆積してますね。
池全体が灰色です。ここから流れ出る水も灰色かかっていました。
二ノ池本館に逃げ込んだ人は小屋の方の最適な判断で犠牲者もなく避難できたと聞いています。
その代わりにこの小屋は墳石の被害で取り壊しになるそうです。
小屋のサッシとかが変形していたのはそういった被害なのでしょうね。
人の命を守ってくれた小屋なので、ありがたいですね。
小屋を後にして摩利支天山へと向かうところで剣ヶ峰西側から雲が湧き上がってくるのに気が付きました。
でも真上に雲が上がって行くそのスピードを良く見ると雲ではありませんね。
噴煙でしょう。
止まったり、噴いたりするのでしょうね。
水蒸気なのかもしれません。
こんなところで人より大きい岩が凄い勢いで飛んでくることを想像しただけでもゾッとします。
摩利支天山へ到着後も剣ヶ峰から白い煙が上がります。
今後いつになったら剣ヶ峰へ行けるのでしょうか？
自分が生きている間は無理なのかもしれませんね。
遅い昼食を取り、山を下ります。
まだあの剣ヶ峰周辺に眠っている方がいると思うと心が痛みます。
皆さん安らかにお眠りください。