幻の百四丈滝へ 岩間温泉から丸石谷を遡行■「裏見の滝」動画あり

2016年07月23日(土) [日帰り]

• GPS: 14:07
• 距離: 23.8km
• 登り: 2,838m
• 下り: 2,829m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:45
• 休憩: 4:15
• 合計: 14:00

3:41 新岩間温泉
3:59 4:01 楽々新道登山口
5:06 5:06 丸石谷林道終点
8:05 9:50 黒滝
10:19 10:38 百四丈滝
11:25 13:30 黒滝
16:53 16:57 丸石谷林道終点
17:33 17:33 楽々新道登山口
17:41 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

7/23 5:07

丸谷林道終点から沢歩きスタート。ここへ来るまで長い林道歩きでした。

7/23 5:12

ここで沢靴に履きかえます。モンベルのサワートレッカーRS

7/23 5:21

自転車をずっと押してきました。押し歩きは普通に歩くより大変なんだけど、帰りは漕がずのライドが待っています。がたがた道だけど楽しいよ。

7/23 5:28

ハーネス装着しカラビナつけてスタートしたが沢登では不要だった。

7/23 5:34

源流部の荒々しさが素敵です

7/23 5:37

この堰堤は右（左岸ということですね）から乗り越えました。

7/23 6:01

いい感じですが、イワナ釣りは封印。今日は百四丈滝が目的です

7/23 6:14

こんな大きな岩もあちこちにありました

7/23 7:10

7/23 7:14

7/23 7:30

7/23 7:33

腰まで水につかって歩きます。とっても気持ちいい〜

7/23 8:05

三段滝＆黒滝の高巻きはここから。古い残置トラロープがありますが、その先が全く分からない。

7/23 9:01

しょうがなくどんどん登っていく。トラバースも恐ろしい。こんな丈夫な木が出てくるとほっとします。

7/23 9:01

「トラロープを登りトラバースし2本目の大きな木を左に行って右に登る」と覚えていったのですが、実際通ったのは高巻きしすぎたようで全く違っていました。

7/23 9:33

ここから下りかな？というところで帰りの目印もかねてロープを出しました。

7/23 9:46

ロープは細引きを含め100mも出しました。プラス30mは登ったので高巻し過ぎは間違いないようです。

7/23 9:48

タマガワホトトギスさん

7/23 9:49

降りたところは黒滝の落ち口でした。下りは間違いなかったようです

7/23 9:49

さらにどんどん進みます。

7/23 9:52

右の壁がそそり立ってきました

7/23 9:56

バシャバシャ入って涼しかった。夏は沢登が楽しいですね。

7/23 10:03

見えてきた〜。初めに発見した知らずに来た方はさぞ驚いた事でしょう。この感動は言い表せません。

7/23 10:10

さらに近づきます。高さに驚きます。

7/23 10:15

ここらでもう飛沫でびしょ濡れ。滝の周りを一周しよう

7/23 10:22

裏に入れる「裏見の滝」としても日本有数だそうです。

7/23 10:23

滝の裏から

7/23 10:24

滝の右岸から

7/23 10:24

見上げる

7/23 10:25

シャワークライミング用のロングシャツとタイツなので全身濡れても大丈夫、と思ったらザックが濡れちゃいけないんだった

7/23 10:29

すぐ横に無数の細い流れが。2杯いただきました。

7/23 10:37

あまりにもずぶ濡れになるので少し離れました。ここらは一年中濡れていて乾くことがないんでしょうね。とても滑りやすかったです。

7/23 10:48

少し離れて、感激を噛みしめます。

7/23 10:48

流れる水がエメラルドグリーン

7/23 10:49

水の流れは癒しです。しばしまったりすると自然とつながってる感覚になりました。

7/23 10:49

滝だけよりも川の流れが一緒の方が絵になると思います。

7/23 10:52

晴れていますよ(^o^)

7/23 10:53

今日はロープいっぱい持ってきて重いので食糧はパンだけ。

7/23 10:57

7/23 10:59

7/23 11:26

黒滝落ち口まで戻ってきました。恐る恐る覗き込みます。この黒滝は25mだそうです。

7/23 11:35

このロープを残してくれば、次来る方が助かるだろうな〜と思いながら全部回収しました。勝手に残さないのがマナーらしいです。

7/23 11:43

本当に大変なところでした。道も踏み跡も目印も全くありません。

7/23 13:02

ロープを登り切ってから1時間以上うろうろ。残してきた登りの目印を発見できて一安心したところです。でもその後も来た道すら分からない。

7/23 13:02

残しておきたい気持ち一杯ですが、安易にこれる場所ではないので目印も全部回収しました。安全なルートから外れている気もしたので。

7/23 13:17

ストックを落としたので戻ります。間違っている道をストックさんが教えてくれたと思いましたが、そんなに甘くはない！その後も迷いました

7/23 13:36

ハーネスを片づけて横着した5mの懸垂下降。ここに出てこれたので良かった。

7/23 14:54

高巻が終了したらほっとしました。ここはだいぶ下ってから。時間が少しあるのでイワナ釣りをしてみます

7/23 15:07

ミミズでエサ釣りです。竿は僕が中学生の時に親にもらったもの。もちろん年券で鑑札も持っています。他に予備の竿、大量の仕掛け、川虫取り用の網も持っていきました。

7/23 15:23

4〜5回竿を出したけど釣れず。魚影が全くなかったです。砂防ダムから登って来れないので天然イワナはここらにはもういないんでしょうか？

7/23 15:43

あの大きな岩に銅板が取り付けられていた。雪渓で亡くなられた方の追悼碑でした。

7/23 15:53

7/23 16:05

水場には困りません。2本(1L)持ってきたんだけど、空のボトル1本でも十分でした。

7/23 16:26

砂防ダム落ち口まで戻ってきました

7/23 16:34

ここでも釣りを試したが、全くダメでした。あとで石川県の渓流という本を読んだら、5年前キャッチ＆リリースで50匹という記載があったが信じられません。時間が悪いのかもしれませんが、魚影はこの日一度も見れませんでした。

7/23 16:50

自転車デポ地へ戻ってきました。700Cタイヤですがシュワルベのマラソン履いているので結構丈夫です。細いタイヤはダートに足を取られ登りには使えませんが、下りだけ時速10km以下ならなんとかパンクせず乗れました。行き90分が帰り40分で戻れます。

撮影機器：

FinePix XP200 富士フイルム

装備

個人装備

シャワークライミング用のロングシャツとタイツ アクアグリッパーの沢靴 合計60mのロープ＋細引きパラコードも60m 腰にはハーネス装着というしっかり装備で臨む。

感想

windnao

なかなか大変なルートでした。
さすが幻と言われた百四丈の滝、一筋縄では行きませんでした。

このコースの核心は、百四丈の滝手前にある三段滝＆黒滝の高巻き。
事前にいろいろな情報を入手していったが、古いものも多く当てにならなかった。
残置されたトラロープはすぐ分かったが、
すぐ終わってしまうトラロープの先はどこへ行けば？？？

途中で3段滝が藪の間から見えるとのレコがあったが、私は全く何も見えないことろを歩いていた。
どうやら高巻きし過ぎたようで、
「2本目の大きな木を左に行って右に行く」と覚えてきたが大きな木は無数にあり何が1本目なのか、2本目はどの木なのか？全く分からないままだった。

地点登録して時間の再計算したらタイムが表れ、黒滝で長時間の休憩しているように出てきたがその時間すべてがかなり難儀していた時間です。

下りで目印替わりにロープを出したが100mも使ったのでかなり高巻いてしまったようです。
帰りの登りは4本のロープを張って降りてきたので問題なかったが、その先は？？
80m登ったところで左にも行けそうだったが、下りてきた右へ戻った。
この左は違うのでは？という記録があったが、そちらが正しいのではないかと思う。

100m登り切ってまた？？？
さっき通ったはずが踏み跡がない！　また迷ってしまいました。

「大きく高巻きしなければならない」という先入観で行ったが、地形をみて、
滝を1つずつ巻いていく最短ルートを考えた方がよかったのではないかと反省。

一般登山道専門の方にはおすすめできないバリルートですが、
沢歩きは難しいところはなく楽しく快適でした。

コメント

chikau_s

お疲れさまでした。
windnaoさん、アドベンチャーコース、無事で何よりです。沢登りで滝まで行けるとは知らなかった。エキスパートコースですね。いつか行ってみたいな。チカ

windnao

Re: お疲れさまでした。
Chikauさんコメントいただきありがとうございます。
沢登りは難しくないレベルでしたが、核心の高巻きは次行っても難儀しそうです。
ほんと無事に帰れてよかったです。
思い出に残るコースになるのは間違いなさそうですよ。
是非、機会があれば行ってみて！

ぶえなびすた

お疲れ様でした
おはようございます。沢登までされるとはもうnaoさんにいけないところはないですね(^-^)こんな大きな滝が突然出てきたら感動でしょうね(≧∇≦)それにしても夏は沢登が涼しそう(^O^)

windnao

Re: お疲れ様でした
buenavista2さん、コメントいただきありがとうございます。
もともとイワナ釣りから山が好きになったのでこんなコースが一番心躍ります。
でも、本格的な沢登りというほどの難しさはないんですよ〜。
稜線上も暑いですし、今の時期は沢が一番楽しいと思いました。
吸血アブさえいなければ〜〜〜ですが

mi-bou

お疲れ様でした
windnaoさん、おめでとうございます。
以前一度、行きましたが今回のルートはもの凄く難しいところを歩いているようですｗ　黒滝の少し上のバンドみたいなところをトラバースしてから懸垂１回で河原へ、左折で目の前に滝でした。黒滝はその途中から垣間見えました。取り付きはトラロープがありましたが、、、

windnao

Re: お疲れ様でした
mi-bou さん、コメントいただきありがとうございます。
遅くなりました！このコメントに全く気が付いていませんでした。
富士写が岳の方位盤がメディアで大きく取り上げられているのを見て、
mi-bouさんの活躍があってこそなんだなぁ〜とあらためて感じていました。
最近、沢コースの記録を参考によく見させていただいていますが、
なかなか真似できないところばかりですね。見てるだけ、ワクワクしてます。
今回のルートは確かに高巻し過ぎたと反省しています。