花畑を楽しみに伯耆大山ユートピアコース〈三鈷峰1516m〉
- GPS
- 05:59
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 958m
- 下り
- 945m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 5:58
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夏山登山道のように整備が行き届いてはいませんが、踏み跡は概ねしっかりしており、導標も最低限ありますので道迷いの心配は少ないと思います。 登山道は崩落箇所がいくつかありますが慎重に行けば大丈夫なレベルです。 ロープを設置してある箇所も多数ありますが、ロープが細く古いものもあり、頼るのは危険かと思います。 岩場は浮き石やもろそうな箇所がありますので、落石に注意が必要です。 下山で使用することの多い砂すべりは土砂流出などで危険とのことで通行禁止のロープがかけられていました。谷に下りるまでのルートで危険箇所がある模様です。今回私はピストンすることにしましたが、ロープをまたいで行かれてる方もいらっしゃいました。 象ケ鼻から天狗ケ峰までは行って良いみたいでしたが、その先、つまり剣ケ峰へ向かう縦走路は稜線崩落で危険なため通行禁止です。(今回は象ケ鼻まで行きました) |
その他周辺情報 | 日帰り温泉〈豪円湯院〉 お風呂はなかなか良いですよ。新しいので清潔感もあるし。600円でタオル付。休憩スペースもゆったりで人が少ないときならゆっくりできそう。食事は自家製豆腐はなかなかおいしい。近所にイタリアンレストランや大山館など食事できるところは他にもあります。 http://www.goenyuin.com/ 大山の情報各種 http://www.daisen.gr.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザック
行動食
非常食2食
飲料2L
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
スマホGPS
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
前日までどこに行くか悩んでいましたが、他の方のレコで花のピーク時期となりそうなこと、天気の良さ、ちょうど車が借りられる、仕事的にも問題なさそうなどなどの要因を検討して、なかなかいけるチャンスも少ないので、思い切って鳥取、伯耆大山のユートピアコースにチャレンジすることにしました。
仮眠もそこそこに深夜2時過ぎに広島を出発し、南光河原駐車場についたのが5:15くらい。そこから準備をして5:30には出発。車での道中、大山山頂には少し雲がかかっていましたが、歩き出すまでにはすっかり晴れていましたので期待大!!
まずは大神山神社奥宮へ素敵な石畳の参道を歩きます。素敵な雰囲気だけど歩きにくいです(^_^;) 昨年の山開きの際に前日夜のたいまつ行列に参加したのを思い出しながら神社まで歩きました。参考の無事をお祈りして、トイレを済ませて登山道に入ります。
下宝珠越までは、枯れ沢の急登を詰めていくような感じです。苔むした岩が転がっていたり、杉の大木があったり、神秘的な雰囲気です。
登山道は苔のついた湿った石が滑りやすいのと、木の根をつかみながら登るようなところが多少歩きにくいですが、難所というほどのところはありません。
下宝珠越まで上がると朝陽が森に差し込んできて明るいブナの樹林帯になります。中宝珠越へ向けた序盤はブナ樹林の中をゆったり登っていきますが、中宝珠越、上宝珠越へむけて、次第に急なアップダウンや、痩せ尾根、崩れかけのトラバースを歩くところが出てきます。岩場の急登などもあります。難易度的には慎重に歩けば問題ないレベルですが、いま崩れたらやばい!って箇所はあり、落石の危険も多少ありますので、ハイキング気分で誰にでもお薦めするようなコースではありませんでしたが、本格的な登山道って感じでレベルアップにはよいかなとも思いました。
花は道中、ノリウツギやヤマアジサイがたくさん咲いていて見頃でした。
他にもホタルブクロ、シモツケ、ホソバヤマハハコなどなど。
三鈷峰とユートピア小屋の分岐のある稜線まで上がると素晴らしい眺望が広がります。もちろん花畑も。
写真撮りまくりでなかなか進みませんが、ここから三鈷峰まではもうそれほど時間かかりません。途中けっこう切れ落ちた崖などスリルのあるところもありますが、難しいところはありません。
三鈷峰からの大山北壁や剣ケ峰に続く縦走路はとても美しくて感動でした。縦走路にぽつんと建っている避難小屋もなかなか絵になります。
頂上で少し休憩を取り、ゆっくりユートピア避難小屋へ向かいます。小屋の周辺はどこを見ても花花花・・・花*花。
目立つのはナンゴククガイソウ。色も濃いので目を惹きます。
そしてシモツケソウ。淡いピンクの柔らかい花で癒やされます。
オオバギボウシも群生しています。
所々にコオニユリがアクセントのように咲いていたり、足元にダイセンフウロが咲いていたり。
ほんとは小屋で昼寝でもしたいくらい眠いのですが、帰りの時間のこともあり、とりあえず象ヶ鼻まで進みます。
ここから見ると縦走路がとても魅力的で歩いてみたい衝動にかられますが、一応縦走禁止ですので私はここで引き返しました。
象ヶ鼻から折り返して下山を開始します。花畑を再度堪能しながら分岐まで。ここから上宝珠越〜下宝珠越はけっこうアップダウンがあり、帰りは特に足に堪えました。
砂すべりを通って行かれる方もいらっしゃいましたが、慎重を期して禁止となっているのでピストンで戻ります。
登ってくる方とのすれ違いや、疲れもあり、下山は思いのほか時間がかかったかな。
夏山登山道と違い、体力的にも多少きつめで、大山山頂(弥山)へもいけませんが、荒々しい表情をみせる北壁の眺望や、縦走路がつづく景観。そしてみごとな花畑を堪能できた、印象に残るよい山行になりました。
あ、花の名前は間違ってるかもしれません。判明したら修正しますが、あまり信用しないでね(^_^;)
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