八ヶ岳 天狗尾根〜ツルネ東稜
- GPS
- 10:11
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 10:11
天候 | ガスのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 ●駐車場〜出合小屋 美し森駐車場すぐ裏手にある林道よりアプローチ。途中、3差路は中央を進みます。長い林道を辿り堰堤が現れると林道歩きは終了し沢を詰めて行きます。10回ほど渡渉を繰り返し進むと出合小屋に到着です。 リボン、踏み跡は明瞭なので道迷いの心配は少ないと思います。 ●出合小屋〜天狗尾根〜稜線(終了点) 出合小屋より二股の沢が現れ右俣(赤岳沢)を10分ほど詰めると、右岸にピンクテープのまとまった地点より天狗尾根へ取り付きます。急な斜面の藪漕ぎです。天狗尾根へ乗るとひたすら急登が森林限界まで続きます。急登に喘ぎながら森林限界まで達するとカニのハサミが現れます。 直登も可能ですが、支点は少ないです。左より容易に巻くことも出来ます。次に現れる30m岩壁(第1岩峰)。基部を右にトラバースして急な草付のルンゼを登りました。続く第2岩峰。ここは左にトラバースして左上ルートと、直接リッジを登るルートが取れます。難易度的には同じくらいだと思います。 第2岩峰を登り切ると、目前に大天狗の登場です。基部を右にトラバースして巻くことも可能です。 直登の場合、取り付き点には支点有り。1Pの登りで20m弱程の登攀です。天狗のピークからは懸垂下降(支点有り)しました。クライムダウンも可能。 最後の岩峰、小天狗は左より簡単に巻きました。後は踏み跡を辿り稜線へ突き上げます。 ●ツルネ東稜〜出合小屋 標識より東稜へ下降して行きます。踏み跡は明瞭、途中約2400m付近にて尾根が二股に分かれ左に進路を取ります。この地点はルートミスには注意が必要です。 その後は一般ルートと変わりのない明瞭な踏み跡を辿りツルネ東稜取り付き点まで戻りました。取り付き点からは、沢沿いに慎重にルートを選び進むと出合小屋到着です。 |
写真
感想
関東、甲信越の梅雨明け宣言をスタートの合図とし厳冬期の下見を兼ねて、八ヶ岳東面に有る天狗尾根〜ツルネ東稜へ行ってきました。
梅雨明け宣言からよる晴天を期待して、早朝よりアプローチ開始。しかし、予報に反し出だしよりガスに包まれる中のスタートとなりました。
まずは、長い長い林道から沢を詰め出合小屋を目指します。林道歩きを終えると何度も沢を渡渉して行きようやく出合小屋到着。
これより赤岳沢を少し詰めリボンの目印より天狗尾根へと高度を上げて行きます。赤岳沢から天狗尾根取り付きへは複数のリボンの目印が有り、ルーファイには神経を使います。
笹を漕ぎ天狗尾根へと乗ると一気に急登の登りが始まります。ひたすら急登に喘ぎながら一気に高度を上げて行き、森林限界へ突入。
期待していた天候は裏腹に一向にガスが晴れる気配は無く、森林限界を超えると目前には最初の岩峰であるカニのハサミが現れます。
カニのハサミは左側より容易に巻けますが、直登して通過。 つづく30m程の岩壁。基部を右にトラバースし草付のルンゼより高度を上げます。 ルンゼを登り切ると大天狗直下にある岩壁へ突き当たります。ここで二手に分かれ夏道?であるトラバースルートとリッジルートに分かれ高度を上げました。
岩峰を乗越と大天狗へと取り付きました。装備を変え、いざ登攀。期待外れの短い登りとなりました。
相変わらず期待していた天候は好転にはならず、ガスの中登攀終了。
下山はツルネまで一旦登り返し、東稜より高度を下げて行きます。
ルーファイの必要な個所は有りますが、順調に高度を下げ出合小屋到着。再び長い林道を辿り駐車場へと戻りました。
梅雨明け宣言の予報に反しガスで終わった山行でしたが、厳冬期の偵察としては多くの収集が出来た山行となりました。
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