会津駒ヶ岳・大津岐峠・大杉岳・御池
- GPS
- 07:11
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,591m
- 下り
- 992m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ 終日ほぼ無風のため大変蒸し暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・御池から駒ケ岳登山口まではバス利用。本数が少ないので事前に時間を確認のこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駒ヶ岳登山口バス停-登山口:林道から逸れると近道の山道があるが結構急。ウォームアップとしては十分すぎるくらい。 登山口-駒の小屋-会津駒ヶ岳:登山者多く、ルートは大変明瞭。危険個所は見られない。駒の小屋から山頂までは木道が張り巡らされているが、この日は湿っていて登りも下りも大変難儀した。特に下りは要注意。 駒の小屋-大津岐峠:登山者はほとんど見かけない。標高1900m付近をを行ったり来たりで高度の変化はほとんどない。高山植物多数。 大津岐峠-電発避難小屋-大杉岳:難路。踏み跡はしっかりしているが所々で登山道脇の草などが登山道を覆っていて見づらい。やぶこぎに近いところもある。電発避難小屋は休憩適地。電発避難小屋から大杉岳の区間はこの日が特別かもしれないが、泥濘の藪こぎで始末に負えなかった。標高差が少ないのがせめてもの救い。 大杉岳-御池:普通の登山道で藪こぎも泥濘もない。登山口から少し車道を歩いて御池のバス停に達する。 |
写真
感想
テニスコート前の駐車場には5時30分頃に到着。日の出の早い7月のため当然あたりは既に明るい。登山口近くにも駐車スペースがあることは知っているが、今回は御池まで歩いてバスで戻ってくるためむしろ下の駐車場のほうが帰りに無駄に登らなくて済む。準備中にクルマが数台入ってくるが、上がもう一杯だったということだろう。5:45に駐車場出発。数分国道を歩いた後に林道に入る。登山地図などを見ると林道から近道があるようで今回それを利用した。が、この道案外傾斜がきつくて朝一の運動としてはけっこうきつかった。25分ほどで登山口に到着。ここからは登り返しもなくただただ登るだけ。天気は一応晴れているが風が全く止んでいて蒸し暑くてたまらない。汗だくになって登る。7月後半の週末なので登山者の姿は多いが、適度にばらけているので数珠つなぎのような状態にはならないが、それにしても暑い。休憩を1回取っただけで駒の小屋前のベンチに到着。樹林帯歩きをしていて天気がよく分からなかったが、山頂付近はガスに覆われていて眺望はほとんど得られなかった。そして相変わらずの無風状態。下から上がってくる人はみな自分を含め皆汗だくである。ベンチで小休止後に山頂へ向かう。ここから先は木道になっているがこの木道がかなり厄介。湿っていて滑りやすいことこの上ない。登りでもかなり気を遣わないとツルっと滑る。下りが思いやられたし、実際に下りは何度かスリップした。そんな厄介な木道をどうにかこなして無事会津駒ヶ岳の山頂に到着。ガスが出ていてお隣の燧ケ岳すら全く見えない。景色は見えないし先は長いのでさっさと山頂を後にする。駒の小屋まで戻り今度は右方向に折れて御池への縦走路に入る。こちらには誰も人が全然いないだろうと予想していたが、歩き始めて数名とすれ違う。後で分かったことだが、キリンテからのルートもあるのでそこから登ってきたのかもしれない。最初のうちはガスで先が良く見えなかったが時折晴れて見渡せるようになると、ほとんど高低差のないことに気付く。南アルプスの縦走路などと比べると大違い。キリンテへの分岐までは比較的良い道。お花畑もあるし、距離は少し長いけど高低差はほとんどないので楽に歩ける。が、そこから先はかなり厳しかった。まず登山道が草や笹に覆われている箇所が多い。踏み跡はあるのでロストするようなことはなかったが、かき分けて歩くのでペースは上がらない。時折ガスが晴れて梅雨明け後の夏空が広がると標高2000メートルとはいえ暑くてたまらない。下草にたっぷり露がついているところがあってそこを何度も突っ切ったら靴の中に水が浸水してきた。今日は標高差が少ないが距離が長いのでローカットのトレッキングシューズを履いてきたのだが、ゴアテックスの入っていないもののため、水にはからきし弱かったのだ。雨は一滴も降ってはいないけど靴のなかがびしょ濡れという稀有な状態で歩き続ける。藪が多いので休憩できる箇所も限られるが、電発避難小屋付近は唯一休めるところだった。ここで水分と栄養を補給して歩行再開。だがここから大杉岳までが最も困難な区間だった。この日が特別だったのかもしれないが、藪こぎの上に登山道が田んぼ状態になっている箇所が多数あった。ローカットでしかもゴアが入っていないからあっという間に今度は泥水が靴の中に浸水。しかも田んぼは延々続くので泥水の浸水も何度も。さすがに泣きが入るが先に進むしかない。もう靴の中は豪雨の中を歩いた時と変わらない状況だった。空は晴れているのに、、、。木立が生い茂り見通しが効かない大杉岳を過ぎるとようやくまともな登山道があらわれて藪こぎと泥濘から解放された。正直この区間はもう二度と歩く気がしない。大杉岳からは一気に400メートルほど下って車道にぶつかる。そこから少し歩いてゴールの御池に到着。行動時間としては7時間以下で大して長くはないが、藪や泥に悩まされたおかげで大変長く感じた。御池のバス停にはありがたいことに登山者の靴を洗うスペースがあって田植えの後のようになったシューズを洗うことができた。次にローカットを買うときは絶対にゴアテックスにする。バス停で30分ほど待って13:10のバスに乗車、駐車場には13:40頃に戻る。後片付けをして14時頃に出発、30分もするとあたりが真っ暗になってきて大粒の雨が落ちてきた。早めに下りてこられて良かった。藪・泥・豪雨を1日で体験できるまたとない機会だったかもしれないが。
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