鳳凰三山縦走〜お父さんのソフトM的&変態的山行〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,974m
- 下り
- 1,815m
コースタイム
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 13:27
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは、広河原から夜叉神峠登山口までバス利用(利用協力金もあわせて940円) http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2016hirogawara.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
・夜叉神峠登山口〜アカヌケ沢の頭:ハイキング道で問題なし ・アカヌケ沢の頭〜広河原:少し登山道は細くなる。高嶺までは問題なし。高嶺からは急な下りの箇所が多い。特に、野呂川の河原が眼下に見えだした地点からは、これでもかというくらいの激下り。滑落注意。特に途中の岩場は濡れており慎重な行動が必要。 |
その他周辺情報 | 芦安温泉「岩園館」で日帰り入浴(入浴料:1,000円) http://www.iwazonokan.com/ |
写真
感想
先月はドM的山行が多かったせいか、疲れで、急性蕁麻疹を発症。また、弁当を作っているときに火傷を負ったり、薬の副作用のためか胃もシクシク痛く体調不良が続いており、1ヶ月近く山から遠ざかっていた。最近、少し体調が回復してきた様なので、久々に山行きを決行。鳳凰三山日帰りというソフトM的な内容だ。
仕事を終えた足で山へ向かう。混雑する都心を抜け、夜叉神峠登山口に23時過ぎ到着。休む間もなく用意して、0時前には登山口を出発するという変態的スケジュール。早朝に頂上からの展望を楽しみたいという欲望と、午後からの雷を避けるため、昼過ぎには行動を終わらせたいという恐怖心から、このような変態的出発時刻となった。
夜叉神峠で登山道に迷う混乱はあったが、真夜中の登山は涼しく意外と快適だ。暗闇からの獣たちとの鉢合わせを避けるため、また、自らの心の弱さに起因する様々な雑念を振り払うため、「懺悔懺悔、六根清浄」と大声で唱えながら登っていく。一方、登っている間は、常に胃がシクシク痛み、今回の体調は万全とは言いがたい。単調な登りに猛烈な眠気も襲ってくる。
苺平を過ぎると、ようやく明るくなってきて、やがて日の出時刻を迎えた。樹々が朝日に照らされ、燃えるように美しい。美しい光景に、一気に眠気も吹っ飛んだ。南御室小屋到着5時。これまでは、自分ひとりの静寂な登山道であったが、ここからは一転して、賑やかな登山道となった。
樹林限界を超えると、まもなく砂払岳、そして薬師岳。白砂の美しい頂稜だ。ガスは多いものの、ここからの最大のセールスポイントである富士と白根三山の眺望は何とか得られることができた。この眺望も、まもなくガスで閉ざされてしまったから、変態的時刻に出発したのは正解であった。
鳳凰三山の主峰観音岳に着いたときは、ガスで乳白色の世界。時より北岳が顔を覗かせる程度だ。乳白色一色の世界で仕方なく乾杯。ノンアルビール、冷し中華、おにぎりの食事をした。
アカヌケ沢の頭から地蔵岳(賽の河原)を往復し、高嶺へ向かう。高嶺の直前の登りあたりで、これまでの長時間の歩行で少しへばって来た。高嶺で2回目の乾杯をして、下山にとりかかる。
高嶺からは激下りの連続で、疲れてきた足腰にはかなり堪えた。白鳳峠からは、単調な岩の海の様なガラガラの道をひたすら下り、樹林帯の中に入ってホッとするのもつかの間、この先はもっと過酷な道が待っていた。梯子の連続、滑りやすい岩や木の根が張りめぐらされた急な下り。すぐ下に野呂川の河原が見えるのだが、なかなか近づかない。過酷な激下りは、林道に下り立つまで容赦なく続く。最後の方は、何度も立ち止まってため息をついた。ようやく林道に下り立った時は、精も根も尽き果てた。最後の力を振り絞って、炎天下の林道を10分ちょっと頑張ると、賑やかな広河原バスセンターに到着。14時10分。出発してから14時間半後であった。
何はともあれ、ビジターセンター2Fにある自販機を探しあてた。キンと冷えた炭酸飲料を買い求め、14時間半もの過酷な山旅に耐えた自らの身体に、ご褒美を与えた。広河原からは、14時30分発の便で4台のバスが出たが、運悪く座ることができなかった。最後の40分間の試練に耐え、深夜、車を置いた夜叉神の駐車場に舞い戻った。
芦安温泉「岩園館」で、入浴をして帰路の途に就いた。中央高速の混雑を回避するため、ラーメンと餃子の夕食後、釈迦堂PAで車に持ち込んだ布団の中で仮眠をとった。20時頃再出発。小仏の渋滞も15分程度で通過。千葉の自宅に22時30分前に無事帰着した。
こんばんは^^
気持ちよさげな時間帯ですねー
肩に霊がついてますよ
白鳳峠の下りは行ったことがないですが、キツソウですね。
14時ごろの帰り便で座る所がない?
ほー・・・絶好調な山ブーム
自分も日帰りをかまそうかと思っていましたが・・・ムリでしたわ
オツでした。
ブルスカさん わんばんこ(^^♪
>気持ちよさげな時間帯ですねー 肩に霊がついてますよ
→ 真夜中の登山、くせになりそうです。今度、藁人形と釘と蝋燭持って登ろうかしら 。
>白鳳峠の下りは行ったことがないですが、キツソウですね
→ 白毛門の登山道を細くした感じ。このお仕置きが、半永久的に続くのかなと思うくらい長かったです。
>14時ごろの帰り便で座る所がない?ほー・・・絶好調な山ブーム
→ 人間界の複雑な競争から逃げるために山に行っているのに 。席取りのために並ぶなんて・・・混んだ山は苦手 。山梨交通も、シャトルバス構想など、もっと融通をきかせてくれたらと思うくらいでしたよ 。私の前で「座って行けるのは、ここまで」と切られてしまい、「後は40分後出発のバスです」と言われたから、夜叉神までは乗車時間40分なので立っていくことにしました 。
真ん中に私が映っています。
そう言えば南御室小屋でこちらに向かってカメラを向けている人がいました。
出発が遅れぐずぐずしているところです。
結局出発は6時過ぎでした。
1日で縦走凄いですね。
お疲れ様でした。
hakkutuさん はじめまして。
南御室の天場は綺麗でしたね。私もここに泊まりたいと思いました。
当日はガス気味でしたが、かえって厳しい日差しを浴びることもなく、
比較的快適な山歩きができたと思います。
お互いにお疲れさまでした 。
Atsumiyaさん。こんばんは🎵
しばらく、レコがなかったと思っていたら、体調不良だったんですね。
毎回、M的登山で大丈夫なんだろうかと心配していましたが・・・歳なのですから、あまり、無理はなさらない方がよいかと。(笑)
今回、出発は、前日ですが、日帰り登山。
こういう場合は、変態的日帰り登山とでもいうのでしょうか?(笑)
私も、若い頃、同じコース歩きましたが、変態的時刻には、登らなかったので、小屋泊まりでした。(^-^)
くれぐれも、お身体には、お気をつけください。😆👍☀
fukusimaさん こんばんは(^^♪
> M的登山で大丈夫なんだろうかと心配していましたが・・・歳なのですから、あまり、無理はなさらない方がよいかと
→ 私のややM的山行を期待しているドM系山行の師匠的存在のユーザーもいらっしゃるもんですから、老体に鞭打って頑張りました 。今度は是非normalな登山を楽しみたいと思います。
>こういう場合は、変態的日帰り登山とでもいうのでしょうか
→ 確実にそう言えると思います 。
> くれぐれも、お身体には、お気をつけください
→ ありがとうございます 。
Atsumiya さん、こんにちは!
確かに、ほぼおなじルートと時間ですね(笑)
午後からガスになったのが残念でしたけれども、
こちらの写真を眺めていると 「これはこれで夏らしくていいなあ」 と感じました。
私も、最後の下りは何度も立ち止まりました、そのたびに自分に「がんばれ!」と言い聞かせて…
川の音が聞こえて、林道が見えてからは長かったですね(笑)
お疲れ様でした、またどこかでお会いしましょう!
nazca7さん おはようございます(^^♪
ガスが多くて、展望はいまいちでしたが、炎天下ではなく、歩くにはちょうど良い気候でしたね。雲の表情もいかにも夏という実感をさせてくれました。
下りは、川の音や林道がすぐ近くなのに長くて閉口しましたね。
今日はばっちり筋肉痛です 。
お互いにお疲れ様でした。
Atsu兄、なーに体調崩してたんだぁ
ハードな山行続いたからって〜?
歳なんだから、無理しないように
もうイチイチ、「イケメンだけど・・・」って
顔出してないことをいいことに(笑)
たしかにねぇ、そのお腹は何とかしないとね。
筋トレコーチは厳しいですよ
写真の21番 ! !
笑えたーーーー
光栄でございます
先日、甲斐駒へ行ったときに見えた鳳凰三山
いつか行きたいと思いました〜、そのうち
カズミン オハー(^^♪
>なーに体調崩してたんだぁ
→ 医者は「山で疲れが出たんでしょう」との診断だったけど、日頃のストレスが原因となっていると勝手に思っている。
火傷は、ちょっと大変でした。1週間くらい手を使えなかったから 。
>筋トレコーチは厳しいですよ
→ ヒエーーー kazuminの素が出てきた
>笑えたーーーー
今度、北アの薬師岳でも同じコメントをしようかしら 。
鳳凰三山、是非来てみてください。
PS.私が先日書いた日記「展望オタクの山旅4〜両神山編〜」を覗いてくださいな。
子供のころ、叔父さんの車で富山に帰省した思い出が書いてあります。
こんばんは、Atsumiyaさん
お勧めありがとうです。\(^o^)/イエーイ
鳳凰三山、チェックしました。φ(・- ・ )
行きたいところが増えてしまいます。
鳳凰ってすごい名前だ。どうしてそんな名前になっているのかしらん。
寝ないで夜の11:30分出発って、もうド変態な山行きです。
全然ソフトMじゃないですよー。超ドMですよー
しかもそれで15キロも歩いてますし。
私ならばそんな暗い時間に山を歩くのは絶対に避けたい・・・怖いし。。。
うーん、千葉からだと山梨は遠いですからね。
せめて車中泊にして体力温存してはどうでしょう。
とはいえ朝日の中のテント場など、光線の感じが素敵。
自分もそうですが、若いほど体力無いので、無理しないで山行してくださいね。
帰りに車で帰ってこなければならないので。
ドMブリをお友達と競うのは、それはそれで楽しそうですが・・
ピーナッツ最中が気になります。
千葉の特産品なのですね
フランさん ワンバンコ(^^♪
>全然ソフトMじゃないですよー。超ドMですよー
→ いやいや、このコースは日帰りで歩いている人も多いですよ。
ブルスカさんも1年で2回も鳳凰日帰りしてますし 。
ブルスカさんの方がよっぽどドMオヤジです
ね〜〜〜ブルさん
>せめて車中泊にして体力温存してはどうでしょう。
→ 山行前は、興奮して寝られないし、せっかちなので出発してしまいます
>自分もそうですが、若いほど体力無いので、無理しないで山行してくださいね。
帰りに車で帰ってこなければならないので。
→ 私は元々体力がないので、歩みがすごいのろいです。 ほぼコースタイム通りの歩きですので、無理はしていないつもりです。でも、もう年なので、これからはnormalな山行にしていきます。帰りは眠たくなったら、朝帰りという手もあります (その時は電話で、「きれいなお母さん 、俺が事故起こしたら悲しむよね 。俺も一刻も早く帰りたいんだけど、泣く泣く朝帰りさせてもらうよ 」と言って、許しをgetします )。
>ピーナッツ最中が気になります。千葉の特産品なのですね
→ 最近、関東のSAやPAでご当地最中というのが売っていて、栃木県は苺最中、群馬県はブルーベリー最中、埼玉県はサツマイモ最中等という具合に売っています。本当は、栃木県の最中が好きなんですがね 。
Atsumiyaさん こんばんは!
同じ千葉県民ですがそんな時間からの出発で夜叉神峠出発なんてとても僕にはできません …しかも道迷いとは(汗)
確かにその稜線からの南ア林道までの下山はなかなかタフでしょうね、昨年仙丈下山して北沢峠から広河原まで歩いた時にずっと眺めながら進んだ記憶ありますので
仮眠&帰宅もお疲れ様です。
オイラはそんな時間(スタートの頃)は夢の中でいい気持ちでしたよ、さすがMお父さんですね〜
ワンバンコ(^^♪
drunkyさんのドドドM山行記録、見ましたよ。
日帰りで小渋川渡渉の赤石往復なんて、絶対真似できません 。
それも激務の後の山行ですからね
これから、師匠と呼ばせていただいてよろしいでしょうか 。
drunkyさんなら、このコースは軽々と日帰り楽勝でしょう 。
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