石丸峠、大菩薩峠、大菩薩嶺、登山口
- GPS
- 05:15
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 620m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
栄和交通乗合バス 甲斐大和7時50分→石丸峠入口8時25分 (900円) 山梨貸切自動車バス 大菩薩温泉16時6分→塩山16時30分 (300円) JR中央本線 塩山17時30分→新宿19時32分 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
男体山、日光白根山、至仏山、燧ヶ岳の暗槓狙いに挫折して翌週に、傷心を癒やすために大菩薩嶺に行ってまいりました。単に青春18切符が使えるようになったからなんですが、なんせ山梨と言わず、清里まで行って往復しても2370円ですもの。やろうと思えば赤岳の日帰りもバス代プラス2370円で可能ですもの、貧乏ジジイの山行の為にあるような割引切符ですよね。JRもマーケットリサーチして路線バスと提携してくれたら良いのに。
さて、甲斐大和駅から上日川峠に向かう栄和交通さんのジャンボタクシー(乗り合いバス)は8時10分発が始発ですので、ユックリ出来ます。新宿を5時25分にスタートして7時38分に甲斐大和に到着。すると栄和交通の方が改札で臨時便を増発しているからすぐ乗ってと誘導してくださいます。おかげで7時50分発のバスに乗れました。前日に臨時便が乗れるか確認しておいた方が良いかもしれません。
石丸峠経由で大菩薩峠、大菩薩嶺、と辿る予定でしたので上日川峠のひとつ前の石丸峠入り口で下車900円也、私以外では誰一人降りられません。標識を見ると、クマ注意の看板んも。
降りて登山道を見ると、「えっ獣道?」ってくらい周りから笹や草が張りだしています。登り始めたら強烈な獣臭が、風もないのに笹はガサガサ動くし、イヤだなー。熊スプレーも剣鉈も持っていないし。いつも不安な気持ちを解消する時に唱えるのご真言を唱えて登ります。
30分も歩くと林道に出ます。右に曲がってしばらく行くと動くものが!!蛭ではなくて小さな蛇でした。大好きな蛇んなので刺激しない程度に追いかけて写真とらして貰いました。道からヘビさんがいなくなって目を上げる灯籠の向こうに富士山が見えます。しかも大菩薩湖を超えて南アルプスや金峰山と思しき山景まで、いやいや石丸峠回りも良かったです。少し林道を戻って石丸峠を目指します。歩きやすい登山道を進むと木々がなく見晴らしの良い石山峠に、気持ちのよう尾根道を峠で左160度くらい回って、大菩薩峠に向かいます。熊沢山を超えると見晴らしはなくなり、木の根っ子の張り巡らされた下り道になりますが、直ぐ大菩薩峠に出ます。
大菩薩峠にはビールもお酒もアイスクリームも蕎麦もラーメンもありましたがダイエット山行なので我慢。写真を撮りだけで、岩がむき出しになった登山道を上がります。直ぐに下った先は石が積み上げられた塔が沢山ある賽の河原。鞍部に避難小屋があります。土間の奥に板の間のある12−15畳位の避難小屋。十分野宿できそうですが、扉が引き戸できちんと閉まらないので冬場はキツイと思います。
避難小屋で日差しから逃れ、お水と飲んで飴玉を口にして小休止後直ぐに出発。その後、神部岩や雷岩と言った小峰は景色が良く、南アルプスが見えます。しかし残念ながら、この日は富士山は雲に隠れ、瑞牆山や金峰山は山肌に隠れて見えませんでした。大菩薩嶺山頂はスペースも小さく見晴らしも無いので、皆さん記念写真をとると大菩薩峠に向かって退却。上日川峠から大菩薩嶺のピストンですと往復で4時間くらいなので皆さん軽装小さなナップサックに虫取り編みを持って登られているお子さんも居られました。幼稚園児と思しきお子さんもお祖父様と登られています。
私は少数派で丸川峠に向かって下ります。丸川峠の丸川山荘はトタン板で出来た掘っ立て小屋のようですが、冷たいビールを頂きました(500円)セブン-イレブンのサラダチキンとスーパードライを飲んでいますと、夏の緑の山の上に入道雲がせり上がって来ました。夏真っ盛りです。
丸川峠からの下りは結構急です。脚に来ます。駐車場のある合流地点から後は芦倉沢沿いに下ります。武田勝頼自害の後に遺品が運び込まれた雲峰寺の階段は登る気力もなく写真のみ。更に下ると大菩薩峠登山口で、整備されたトイレが有るので、水で手ぬぐいを湿らせ汗を拭いました。ここからはアスファルトの国道を大菩薩の湯まで下りますが、照り返しがきつく実は一番しんどかったです。大菩薩の湯は県外の人でも3時間610円、美肌の湯で肌がツルツルに、露天風呂で気持よくマッサージなどをしたあとで大広間でユックリ寛ぎました。売店では15個位入った甘唐辛子が120円など野菜が安いので300円分ほど購入。16時6分のバスで塩山駅に向かいます。小一時間で駅に着いたのですが、東亰行きの電車には時間があったので、空いた小腹を満たすべく、食べログで居酒屋さんを探したのですが、当然レビューは少なく候補が見つかりません。止むおえず喫茶店風のお店に入りました。ほうとうの冷製の「おざら」を頼みます。1200円は少し高いな−と思いましたが、出して頂いたお冷が美味しい。三杯お代りしました。「水筒があれば入れて上げるよ」とご主人が言ってくだしましたが、山行は終了なのでビールをお願いします。突き出しに出てきたのではキュウリとわかめの酢の物、すこしお酢は控えめで甘口な酢の物は疲れた体にぴったりの味付けです。そしてキュウリの美味しいこと。ご主人が栽培されている朝取り野菜。当然「おざら」の野菜も美味しい。お味噌も自家製。駅前のロータリーにこんな名店があるとは。そして完熟した桃は只でお持ち帰り下さい。お味噌も梅干しも自家製で販売されています。
私は自家製無農薬とうもろこし6本を500円で購入。重かったですが、下宿でチンして食べたとうもろこしは甘くて美味しかったです。これは金峰山や瑞牆山の帰りにも食べにこないといけないと思った次第です。山も温泉も野菜も美味しい、山梨でした。
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