天狗岳(白銀の世界とやわらかい雪)


- GPS
- 26:26
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 930m
- 下り
- 924m
コースタイム
11:50渋の湯-12:43尾根(八方台分岐)13:20-14:46黒百合ヒュッテ15:00-15:36中山展望台15:47-16:23黒百合ヒュッテ(泊)
[1月9日]
7:46黒百合ヒュッテ-8:57(東)天狗岳9:05-9:55黒百合ヒュッテ12:40-14:16渋の湯
天候 | 1月8日快晴 1月9日(小雪混じりの強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
茅野からバスで渋の湯温泉(往復乗車券は1900円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
渋の湯から雪がある。中山峠までは柔らかい雪で歩きやすい。積雪は黒百合ヒュッテ付近で60〜70cm。 中山峠から天狗岳までのコースでは樹林帯を抜けると吹きさらしになり、雪が飛ばされていて石が露出し歩きずらくなる。 天狗岳頂上に近づくと岩場が現れ、雪の付いているところと、岩が露出しているところが交互に出てくる。 一部やせ尾根が有るものの、コースを外れなければ危険はない。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
【気持ちよい雪山コース】
渋の湯から黒百合ヒュッテまでは、樹林帯で雪質も良く、樹氷もみられ、すばらしいコースです。特に危険な箇所もありません。
ただし、中山峠から天狗岳は東側が切り立っていて、岩場もあり、それなりの支度と技術が必要です。
【展望】
中山峠から北に5分ほど登ったところは、天狗岳、硫黄岳が良く見えます。また、陽の出を見るにも適しています。
あと、中山の西にある中山展望台も西側から北側の展望がすばらしいところです。
当然のことながら中山峠から天狗岳への尾根及び天狗岳もすばらしい展望があります(今回は、悪天候により展望はありませんでした)。
【天気】
一日目(1/8)は快晴ですばらしい天気でした。一日目の夜も天気が良く、20時と24時に星の観察をしましたが、天の川まで良く見えました。
しかし、二日目(1/9)の朝は風が強く曇りで時々雪が舞っていました。樹林帯は風をあまり感じませんでしたが、樹林帯を抜けると強風が吹き、体のバランスを崩すことがたびたびありました。雪は舞っていましたがたいした量ではなく、むしろ、風に巻き上げられた雪が吹き付けていました。それが顔に当たると冷たい風とともに顔が痛みました。
山を降りると、麓は天気がよく、山にだけ雪雲がかかっていました。
【雪】
樹林帯に積もった雪はやわらかく、気持ち良く歩けます。積雪は50〜60cmで、踏み跡をはずすと膝くらいまでもぐります。
中山峠から天狗岳の尾根では樹林帯を越えると吹きさらしになり、岩や石がむき出しになっているところがありました。
【小屋】
黒百合ヒュッテは三連休といこともあり、超満員でした。荷物は一階の広間に集め、布団の部屋は布団をできるだけ多く敷き、大人数に対応していました。
外は夕方の気温が-13℃でしたが、小屋の中は暖かく快適でした。
【星】
黒百合ヒュッテからは星が良く見えます。小屋に備え付けの長靴を利用すれば、気軽に見ることができます。
今回は20時と24時に見ました。いずれもたいへん良く見えました。
・20時の星空
西空には三日月が沈む直前で、黄色味を帯びた色をしていました。その上には木星が輝いていましたが、だいぶ西に来ています。更に、秋の四角形(ペガサス座)もまだいました。
天頂付近には昴、カシオペア座がいました。東側はふたご座とオリオン座が昇ってきたところでした。
天の川も見えましたが、小屋やテントの明かりが邪魔してクリアーには見えませんでした。
・24時の星空
この時間は邪魔な明かりがなく、クリアーな空を眺められました。
冬の三角形が正面(南)にいて、ふたご座は空高く上っていました。その隣にはぎょしゃ座の五角形、カシオペア座が見えました。このカシオペア座からオリオン座に向かって天の川がはっきり見え、たいへん見事でした。
東の空には5月の星座、しし座が既に昇っていて、北側には縦型に北斗七星が昇りきっていました。
昼間の快晴であった天候がこの時点まではまだ続いていました。
いずれにしてもすばらしい星空を見ることができました。
記)yontousankakuten-T=tokenzakai
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する