飯豊連峰 飯豊山周回 ダイグラ尾根~御西テン泊~丸森尾根

2016年09月10日(土) 〜 2016年09月11日(日)

• GPS: 32:36
• 距離: 30.1km
• 登り: 2,764m
• 下り: 2,767m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:15
• 休憩: 1:47
• 合計: 11:02

4:42 飯豊山荘上駐車場
5:00 5:01 温身平
5:25 5:27 桧山沢吊橋
7:41 7:51 休場ノ峰
10:38 10:40 宝珠山
12:52 13:34 飯豊山
13:48 13:50 駒形山
14:37 14:38 御西岳
14:46 15:22 御西岳避難小屋
15:26 15:37 御西避難小屋水場
15:44 御西岳避難小屋

2日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 0:47
• 合計: 8:04

5:11 御西岳避難小屋
6:13 6:13 御手洗ノ池
7:06 7:09 烏帽子岳
7:25 7:26 梅花皮岳
7:41 7:53 梅花皮小屋
8:21 8:23 北股岳
9:06 9:18 門内岳
9:21 9:22 門内小屋
9:42 9:42 扇ノ地神
10:04 10:07 地神山
10:21 10:31 地神北峰
10:54 10:54 丸森峰
13:08 13:11 飯豊山荘上駐車場
13:15 ゴール地点

天候

9/10(土) 晴れ時々曇り　稜線は時々ガス
9/11(日) くもり 稜線はガス多め時々ガスが取れる

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飯豊山荘上駐車場利用

コース状況／危険箇所等

◆ダイグラ尾根〜飯豊本山
飯豊の登山道でも長丁場で上級コース
温見平から玉川沿いを歩き吊橋を渡る。通過後から急登が始まる。
休場ノ峰まで眺望なし。途中の長坂清水の水場は確認しなかったが、期待はしないほうが良いと思う。
休場ノ峰からアップダウンが続く、千本峰の下りが岩場の急坂なので注意。
刈払いはやっているはずだが、所々草で登山道が見づらくなっている。登山道もフラットではなく谷側に少し傾斜があるのでとても歩き辛い。
宝珠山のピークは通らず巻く感じ、1830峰を通過して少し下れば後は登るのみ。
尚、1874m付近、視界が悪い時に迷いやすいみたいなので注意したい。

◆飯豊本山〜飯豊主稜線〜地神北峰
最高の稜線歩き、アップダウンもさほどない
特に危険箇所なし。

◆丸森尾根〜飯豊山荘(天狗平)
下り始めはガレ場気味の登山道、スリップに注意。
丸森峰を通過すると急坂、段差の大きい箇所が何か所かある、木の枝を使い通過。
756ピークから先に岩稜がある、三点支持確保してじっくり下降。
最後も急坂なので集中して下った。

◎水場状況◎
・長坂清水(ダイグラ尾根)：水場確認せず(水は期待薄)
・御西小屋：小屋より10分ほど下る、水量潤沢、冷たくて美味しい
・治二清水(梅花皮小屋)：小屋より30m、水量潤沢
・門内小屋：水場未確認
・夫婦清水(丸森尾根)：道標より10m、水量少な目

その他周辺情報

飯豊山荘、梅花皮荘とも源泉からのパイプ詰りで温泉が利用できず
9/5〜16日休業中。

しかたないので近くの『 泡の湯温泉 』を利用した。
料金：500円　湯船4人が限界

写真

9/10 4:41

久しぶりに訪れた飯豊連峰
一年に一度は登っておかないとね。

9/10 5:00

今年の目標の一つ
『ダイグラ尾根を登る』
ということで向かうは飯豊連峰でも最も過酷なダイグラ尾根

9/10 5:25

桧山沢吊橋

9/10 5:34

のっけから急登が始まる

9/10 6:31

あのピークが休場ノ峰だろうか、まだまだ遠い

9/10 7:50

休場ノ峰で小休止
ペースはまずます

9/10 7:51

飯豊本山は雲の中
中央の尖った峰が宝珠山ですかね

9/10 7:53

本山〜御西の稜線
稜線は少し紅葉が始まってるね

9/10 8:10

御手洗沢

9/10 8:24

宝珠山
登りは嫌になるぐらいキツイが景色は最高

9/10 8:41

宝珠山に隠れて本山ピークは見えないが本山小屋が辛うじて見えるね。

9/10 8:48

千本峰の岩場
片方は切れ落ちているので中々怖かった。

9/10 9:02

少し先から振り返って
千本峰

9/10 10:09

登山道の景色が変わってきた
ここから高山帯

9/10 10:09

ダイグラ尾根を振り返る
アップダウンは数知れず

9/10 10:16

宝珠山が目の前に迫った

9/10 10:28

宝珠山の肩

9/10 10:54

宝珠山で小休止と思ったら宝珠山のピークではなかった
ここは1830峰

9/10 11:02

宝珠山はすでに通過していてひとつ前のピークでした^^;
宝珠山はピークを通らず巻く形なのね

9/10 11:02

1830峰は岩稜
奥が宝珠山

9/10 11:02

御西〜烏帽子岳の主稜線はガスが取れない

9/10 11:06

お、ガスが切れて烏帽子岳が見えた

9/10 11:07

いよいよ本山も間近に迫ってきたね

9/10 11:42

それほど急ではないがバテてしまい、ここら辺が一番きつかった

9/10 12:43

最後の御前坂
ここまで来れば傾斜も緩んで楽になる

9/10 12:56

飯豊本山到着
ダイグラ尾根は想像通り辛かった

9/10 13:32

本山ピークで大休止中
ガスが切れ間から本山小屋が一瞬だけ見えた
本山小屋は…今日はいいや^^;

9/10 13:50

先へ進み駒形山を通過

9/10 13:54

同じダイグラ尾根を登ってきた同志
話をするとなんとヤマレコユーザーの chicken_manさんでした！
実は去年の6月に飯豊を訪れた時も御西小屋でお会いしていたので再会に二度ビックリ！
せっかくなのでご一緒させてもらいます^^

9/10 13:58

草月平の草原
草紅葉まではいかないが色づいてきてますね

9/10 14:03

斜面にはまだ雪渓が残る、万年雪なのかな？

9/10 14:11

少しガスが切れて来た

9/10 14:13

気にならないほどの緩やかな登り
何度訪れても稜線歩きは最高〜

9/10 14:18

青空が広がってきた

9/10 14:18

新潟側の景色
そういえばこの稜線は福島県でしたね

9/10 14:21

振り返るが本山はガスの中

9/10 14:24

稜線までは地獄だが、登ってしまえば天国

9/10 14:36

稜線歩きは大好物^^

9/10 14:38

池塘

9/10 14:38

本日のお宿の御西小屋が見えました。

9/10 14:39

大日岳まで3km
今回は見送りかな

9/10 14:44

もう一息ですね、chicken_manさん

9/10 14:44

小屋の少し手前にある水場への分岐

9/10 14:46

御西小屋到着

9/10 14:49

御西小屋のテント場
飯豊は何度か訪れているが、テント泊をやったことがなかった。
テントは担いで登っていたが、毎回小屋泊まり。
でも今年はテント泊^^;

9/10 15:34

御西小屋の水場
とても冷たく美味しい。
chicken_manさん、担いだビールを冷やしてます。

9/10 15:35

小屋からは10分ほど下り

9/10 15:57

本日のテントは計3張
自分とchicken_manさん、あと京都の登山サークルのみなさん

9/10 16:21

一人で乾杯

9/10 17:26

御西小屋から猪苗代湖が見えるとは思わなかった。
猪苗代湖遠くから見ても大きい…

9/10 17:27

猪苗代湖の隣には磐梯山

9/10 17:33

ガスが取れ大日岳が姿を現した
何度見てもかっこいい

9/10 17:39

御西岳のピークから大日岳を望む

9/10 17:40

本山方面のガスはすっかり取れてくっきり

9/10 17:58

お、烏帽子岳と北股岳の頭だけ見えた。

9/10 17:58

2005年改築の御西小屋

9/10 18:13

本日の夕食はつけ麺

9/10 18:14

夕焼けは雲が暑くこれぐらい

9/10 18:21

つけ麺完成
半熟卵があれば完璧だった。

9/10 18:37

喜多方市の灯り

9/10 18:37

新潟市の灯り

9/11 5:12

翌朝
ガスガスで何も見えず

9/11 5:15

御西小屋から先は未踏の稜線
ガスが切れ進み稜線が見えた。

9/11 5:35

またもガスの中
昨日から引き続きchicken_manさんとご一緒です

9/11 5:45

ん、人が集まっているな

9/11 5:46

ここが天狗の庭でしたか

9/11 5:48

新潟側から風が吹いて稜線を越えて雲が流れる
こういった風景、個人的に大好き

9/11 6:12

御手洗ノ池

9/11 6:12

この水…死んでます？

9/11 6:20

烏帽子岳のピーク
奥に北股岳が望める

9/11 6:20

途中、飯豊連峰合同保全作業の作業者たちとすれ違った。
本当にお疲れ様です。

9/11 6:44

トリカブト

9/11 6:57

クサイグラ尾根
こうしてみるととても歩きやすそうにみえるが・・・途中から一気に急降下するんでしょうね^^;

9/11 7:07

烏帽子岳に到着
ガスガスで何も見えず

9/11 7:15

景色は見えないがガスの中の稜線歩きもまた良い

9/11 7:25

梅花皮岳、山頂
これで御西岳〜梅花皮岳の間の稜線が繋がった！

9/11 7:32

梅花皮小屋見えた〜

9/11 7:40

梅花皮小屋、到着

9/11 7:40

梅花皮岳

9/11 7:43

治二清水
この水場はいつもジャブジャブでているな

9/11 7:55

小休止を取り、北股岳へ登ります

9/11 8:01

石転び沢
結局今年は雪不足と雪渓の状態が悪く登るのを諦めた

9/11 8:01

梅花皮小屋前の急斜面
雪がないとあまり怖さが伝わりませんね

9/11 8:02

中央、草付き付近

9/11 8:22

北股岳、山頂

9/11 8:22

またガスだ〜
山頂に着くとガスるのはどういうことだ…日頃の行いが悪いのか@@;

9/11 8:53

門内岳への稜線

9/11 8:53

二ツ峰への稜線
すでに廃道となっているが…この尾根を見ると
積雪期に二王子岳まで歩いたLuskeさんのレコを思い出す

9/11 8:55

ギルダの池

9/11 9:00

二ツ峰
鋭峰でカッコいいな、大朝日岳を思いだした

9/11 9:02

門内岳の斜面も色づき始めている

9/11 9:07

門内岳、到着

9/11 9:03

門内小屋から先に見えるのは扇ノ地紙のピーク、梶川尾根との分岐ですね

9/11 9:10

またも二ツ峰
だってカッコいいんだもん

9/11 9:10

中央が地神山

9/11 9:15

北股岳をバックに記念撮影

9/11 9:22

門内小屋通過

9/11 9:41

梶川尾根
歩きだしは天国だが…先は…ね^^;

9/11 9:41

地神山への稜線

9/11 9:42

扇ノ地紙

9/11 10:03

地神山、通過

9/11 10:04

奥に杁差岳
頼母木小屋も確認できる

9/11 10:08

地神山から見える稜線もキレイですね

9/11 10:09

9/11 10:18

地神山北峰

9/11 10:18

丸森尾根分岐

9/11 10:24

新潟市のコンビナート群

9/11 10:24

これで飯豊の主稜線も残すは地神北峰〜大石山の間のみ
来年こそは繋げよう

9/11 10:53

丸森尾根を下る

9/11 10:54

丸森峰を通過

9/11 10:56

梶川尾根と同じような段差が大きい登山道
1.5mほどある段差

9/11 11:08

何か所か大きい段差がある急坂

9/11 11:49

夫婦清水で小休止

9/11 11:50

水量は少な目

9/11 12:39

飯豊山荘と天狗平ロッジの屋根が見えた

9/11 12:43

765ピーク先の岩稜
中々の高度感

9/11 13:09

急坂の丸森尾根を下り天狗平へ無事下山
chicken_manさん、お疲れ様でした。

9/11 13:10

保全作業の方々も駐車しているからだろうか、駐車場はご覧の賑わい。

9/11 13:24

おまけ
天狗平付近の橋より玉川

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル サポートタイツ ショートパンツ 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 食料2日分+予備1日 行動食 飲料3ℓ ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 常備薬 ロールペーパー スマホ(GPS) 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ

感想

manimani

　一年に一度は登っておかないとね。ということで向かったのは飯豊山。
今年の目標の一つに『ダイグラ尾根を登る』という目標があったので、ダイグラ尾根に初挑戦。

　ルートは天狗平からダイグラ尾根を登り飯豊本山へ主稜線を歩き梶川尾根か丸森尾根を下る周回ルートにしてみました。
噂のダイグラ尾根ですが噂通りのアップダウンのある急登で本山に着いたことにはもうグッタリになりました。特に宝珠山前の登りがとても辛く大変でした。
登りは地獄ですが…登ってしまえばそこはもう天国。飯豊の稜線は何度歩いても最高ですね。
　今回で未踏だった『御西小屋〜烏帽子岳〜梅花皮岳』間と『扇ノ地紙〜地神山~地神北峰』の稜線も繋がり、残すは主稜線は『地神北峰〜頼母木山〜大石山』の稜線となりました。今年は無理そうですが来年こそは繋げたいところですね。

　本山で休憩していると同じダイグラ尾根を登った来たが来られた。話してみるとなんとヤマレコユーザーの chicken_man さんでした。去年の6月に飯豊に来た時も御西小屋で一度お会いしていたので二度ビックリ。先も同じルートなのでご一緒することになった。

　飯豊は何度か訪れているが、毎回小屋泊まりでテント泊をやった事がなかった。一応テントは担いで登っていたのだが、天候が悪かったりしてテン泊できずにいた。
この日は天候も良く風もほぼなしの条件で安心してテン泊することができた。夕方寒かったが、テントの中は快適でダウンも着ないで朝までぐっすり熟睡でした。ダイグラ登りでヘロヘロだったのも大きい^^;
　下りは丸森尾根を使ってみた。梶川尾根より下りやすいように感じたがきついことに変わりはなかった。


chicken_manさん、今回はご一緒でき、とても充実した山行になり楽しかったです。あと何度も休憩してしまい、ご迷惑おかけしました。
今度は冬季船形山ご一緒しましょう！

コメント

juan

お疲れ様でした。
飯豊はいろんなルートが地図を見て考えるだけでも楽しいです。
このコースの逆回りを来年予定しておりまたした。
（ダイグラ尾根を登る根性がないので）
テント担いで乾杯！やっぱり最高。
manimaniさんと乾杯できる日を楽しみにしております。
さて、連休はどちらへ？レコお待ちしております。

manimani

Re: お疲れ様でした。
念願のダイグラ尾根、想像通りのハードな登りでした
個人的な感想ですが、ダイグラ尾根は下りでは使いたくないと感じました。
登山道が狭く谷側に少し傾斜があるので滑りやすそうで不安です

私もjuanさんと早く乾杯したいです
連休は山小屋泊初心者を朝日へ連れて行く予定です〜

chicken_man

お世話になりました
まさかまたもや飯豊でmanimaniさんにお会いするとは思ってもいませんでした。
ご一緒させていただいてかえってこちらこそご迷惑だったのでは無かったでしょうか。
色々楽しいお話をお伺いできて楽しい時間を過ごさせて頂きました。
どうもありがとうございます。船形での雪遊び楽しみにしております。

manimani

Re: お世話になりました
お疲れ様でした！
chicken_manさんがご一緒だったおかげでとても安心して歩くことができました。
ありがとうございました。

船形雪遊び楽しみです、雪が待ち遠しい