浜石岳
- GPS
- 05:10
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,034m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
野外センター 10:00-10:10
浜石岳 10:35-10:50
立花池 11:45-12:00
(この間、さった山方面への寄り道で約20分ロス)
さった峠 13:10-13:20
由比駅 13:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR東海道線 由比駅 (帰り) JR東海道線 由比駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
由比駅からは長い林道歩きとなります。東海道新幹線の線路を越える前後では、ドライバー向けの標識を無視して、細い道を直進に近い形で進むほうが近道です。 「静岡県の山」(山と溪谷社刊)では最後まで林道を歩くように書かれていますが、野外センターの手前から登山道が分かれていて、登山道を歩くことが可能になっています。 野外センターにもちょっとした展望台があって、そこからの富士山や駿河湾の眺めもなかなかのものでした。 浜石岳からさった峠への道は、何箇所か急降下もありましたが、良く整備されていて問題なく歩ける道です。 立花池への分岐は2箇所ありますが、1箇所目のほうはウェブで「迷った」「池が見つからない」といった記事が多くを占めていたため無視して、2箇所目を入りました。 立花池へ下り始めると、すぐに樹木の間に池が見えてきますが、道は池には全然近付こうとせず、しまいには池から遠ざかり始めてしまいます。 それでもその道を信じていくと、最後に大きく回り込む形で池に向かって行きました。 池の周囲には、ぐるっと1周する踏み跡がかすかに付いています。一周する間、1箇所目のほうの分岐から通じてきている筈の道を探しましたが、良く分かりませんでした。 その後、地形図の破線路が通過している500m三角点ピークは、実際の登山道は巻いていました。でもピンクテープの目印とともに、踏み跡が付いており、簡単に到達できました。 さった峠に降りる前には、さった山への寄り道を試みました。登山道が最初に道路に降りた所から、現在はきれいな舗装道路となっている地形図の破線路を追っていきます。 が、頂上近くへ向かっている地形図の破線路は確認できず、適当に登ろうにもどこも傾斜はかなり急で、しかもみかん畑が広がっていたりするので、深入りせずに引き返しました。 |
写真
感想
浜石岳は山頂が富士山や駿河湾の格好の展望台となっているのですが、しかし最も楽しみにしていたのは、その山頂からの眺めではありません。
下山路の中で寄ることにしていた「さった峠」からは、歌川広重が「東海道五拾三次」の「由井 さった嶺」で描いた富士山を、今もほぼ同じ構図で望むことができるのです。
多くの宿場が時代とともにその姿を変えてしまう中で、この由比は広重の浮世絵の景色とほとんど変わらない眺望を今なお楽しめる、数少ない場所として知られています。
由比駅からの林道歩きは、やはりかなり長かったです。登り始めの頃には、沿道にはちょっといい感じの蕎麦屋さんなんかがあって、もし逆ルートにしていれば帰りに寄れるのになぁ、と残念に思いました。
1時間ほど歩いて、ようやく登山道に入りますが、そこから野外センターまでは、段差の大きな箇所の多い木段が続く、なかなかの急登でした。
それに比べると、野外センターから先では傾斜も収まって、歩きやすい道になっています。
少し早めの到着が良かったのか、浜石岳の頂上に到着した時点では、そこにいた人たちは10人ほどで、かつ静かな方々ばかりでした。このためしばらくは落ち着いて過ごせています。
展望は期待通り素晴らしいものでした。富士山は堂々としていますし、駿河湾が広く眺められて、その先には伊豆半島が全部見えています。
そして北のほうに目をやると、南アルプス北部の北岳・間ノ岳・甲斐駒ヶ岳がしっかり見えていて、このほか明石岳や荒川岳なんかも、安倍奥の山々の上にちょこんと顔を出していました。
やがて20人近い団体さんがやって来て、人数もさることながらガヤガヤと騒々しい人たちだったので、こうなるとさっきまでの、静かにくつろげる雰囲気は跡形もなくなりました。これを潮時に山頂を引き上げています。
浜石岳からさった峠への道も、長いといえば長いです。展望のない道が続きますし、登り返しも結構あって楽な道でもありません。
それでも、立花池や500m三角点ピークなど、途中で寄り道を絡めたこともあってか、退屈はしないですんでいます。
立花池への分岐については、上の「コース状況」に書いた通りです。
池を1周しても合流してくる道が見当たらなかったので、1箇所目の分岐からは、池には道など通じていないのではなかろうかと思っています。
2箇所目の分岐からの道も、池を横目に見ながら一旦は通り過ぎてしまうような按配だったので、どこかでさらに分岐しているのを見落としたのかと、1度引き返したほど。
また池の周囲を回る踏み跡も、かなり怪しげなものだったので、不明瞭な道を歩くのに慣れていない人にはちょっと勧められないものでした。
さった峠まで来た時点で、午前中まではクリアに見えていた富士山に少し雲がかかっていたのは、周回方向の選択ミスでしょうね。
逆回りにして、朝のうちにさった峠からの景色を見てしまうのが良いかどうか、実かかなり迷ったのです。
でもその場合は下山の林道歩きが長くなるので、最初にその林道を歩いておいてしまおうと考えて、この周回方法にしていました。
結果的には、最後に歩いたさった峠から由比駅までの車道でも、さほど見る物はなかったので(旧東海道では、もう少し古い町並みとかが楽しめるのではと思っていました)、逆回りも悪くなかったかもしれません。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_01_03/mt2011_01_03.html#20110122
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-01-22
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する