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Yamareco

記録ID: 961179
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

雌阿寒岳はやっぱり百名山!

2016年09月07日(水) [日帰り]
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hidekk その他1人
GPS
--:--
距離
10.2km
登り
919m
下り
911m

コースタイム

日帰り
山行
6:10
休憩
1:05
合計
7:15
8:15
8:15
50
四合目
9:05
9:10
0
八合目
8:30
8:35
75
九合目
9:50
10:30
120
雌阿寒岳頂上
12:45
12:50
50
13:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雌阿寒岳温泉登山口近くの無料駐車場を利用しました。
その他周辺情報 雌阿寒温泉の野中温泉(国民宿舎と旧ユースホステル)で日帰り入浴ができます。旧ユースホステルの方は入浴料200円。シャンプー・石鹸・シャワーはありませんが、新鮮なお湯がジャブジャブと注がれる素朴でよい温泉です。
雌阿寒温泉にある野中温泉。10年ぶりに来ました。下山したら入ろう。
2016年09月07日 06:53撮影 by  iPhone 5, Apple
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雌阿寒温泉にある野中温泉。10年ぶりに来ました。下山したら入ろう。
登山開始。
2016年09月07日 07:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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登山開始。
雌阿寒岳は活火山のため、このような注意書きがあります。
2016年09月07日 07:18撮影 by  ,
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雌阿寒岳は活火山のため、このような注意書きがあります。
緑の葉に赤い実が鮮やか。
2016年09月07日 07:20撮影 by  ,
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緑の葉に赤い実が鮮やか。
このピンク色のキノコはたくさん生えていました。
2016年09月07日 07:22撮影 by  ,
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このピンク色のキノコはたくさん生えていました。
雨が多かったせいでしょうか。いろいろなキノコが至る所に生えています。
2016年09月07日 07:28撮影 by  ,
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雨が多かったせいでしょうか。いろいろなキノコが至る所に生えています。
かわいいキノコ。
2016年09月07日 07:29撮影 by  ,
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かわいいキノコ。
これはカレー味がしそう。
2016年09月07日 07:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これはカレー味がしそう。
まだ暗い森に朝日が差してきました。
2016年09月07日 07:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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まだ暗い森に朝日が差してきました。
パンケーキのような傘のキノコです。
2016年09月07日 07:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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パンケーキのような傘のキノコです。
ニョロニョロがいました。これもキノコ?
2016年09月07日 07:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ニョロニョロがいました。これもキノコ?
ハイマツ帯に入り、火口縁からの距離は1kmを切ることになります。
2016年09月07日 07:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ハイマツ帯に入り、火口縁からの距離は1kmを切ることになります。
振り返ると、見事な雲海が迫っていました。
2016年09月07日 07:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 7:57
振り返ると、見事な雲海が迫っていました。
ハイマツのトンネルを歩きます。
2016年09月07日 08:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 8:12
ハイマツのトンネルを歩きます。
ようやく四合目。蒸し暑い。
2016年09月07日 08:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ようやく四合目。蒸し暑い。
青空の下で登ることができてうれしい!
2016年09月07日 08:54撮影 by  ,
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青空の下で登ることができてうれしい!
ハイマツも低くなってきました。本州なら標高2500m位の景色です。
2016年09月07日 08:57撮影 by  ,
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ハイマツも低くなってきました。本州なら標高2500m位の景色です。
岩が無数にゴロゴロ。
2016年09月07日 09:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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岩が無数にゴロゴロ。
シュゴォォォォォ! いきなりジェットエンジンのような音が。
2016年09月07日 09:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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シュゴォォォォォ! いきなりジェットエンジンのような音が。
これが火口! 荒々しい。すごい迫力だ。
2016年09月07日 09:34撮影 by  iPhone 5, Apple
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これが火口! 荒々しい。すごい迫力だ。
頂上を目指します。
2016年09月07日 09:42撮影 by  ,
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頂上を目指します。
蒸気を上げる火口、その向こうには積雲が点々と浮かんでいます。
2016年09月07日 09:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 9:44
蒸気を上げる火口、その向こうには積雲が点々と浮かんでいます。
反対側の剣ヶ峰方面にも火口が見えます。
2016年09月07日 09:46撮影 by  ,
9/7 9:46
反対側の剣ヶ峰方面にも火口が見えます。
雌阿寒岳頂上に到着!
2016年09月07日 09:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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雌阿寒岳頂上に到着!
水蒸気を上げる火口を見ながらのお弁当。ホテルで用意してもらいました。
2016年09月07日 09:57撮影 by  iPhone 5, Apple
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水蒸気を上げる火口を見ながらのお弁当。ホテルで用意してもらいました。
オンネトー方面へお鉢の峰が続いています。なんという景色!
2016年09月07日 10:37撮影 by  iPhone 5, Apple
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オンネトー方面へお鉢の峰が続いています。なんという景色!
鮮やかな色の青池、もうもうと蒸気を吹き上げる噴気孔、そしてその奥には阿寒富士がどっしりと構えています。
2016年09月07日 10:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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鮮やかな色の青池、もうもうと蒸気を吹き上げる噴気孔、そしてその奥には阿寒富士がどっしりと構えています。
北海道の山はダイナミック。帰りたくないなー。
2016年09月07日 10:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 10:45
北海道の山はダイナミック。帰りたくないなー。
ザレた道を阿寒富士に向かって下って行きます。
2016年09月07日 10:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 10:46
ザレた道を阿寒富士に向かって下って行きます。
阿寒富士の麓を横切って下界へ。遠くまで続くなだらかな起伏の森。その端にオンネトーが見えました。
2016年09月07日 11:08撮影 by  ,
9/7 11:08
阿寒富士の麓を横切って下界へ。遠くまで続くなだらかな起伏の森。その端にオンネトーが見えました。
樹林帯に入りました。
2016年09月07日 11:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 11:39
樹林帯に入りました。
真っ白いキノコ。
2016年09月07日 12:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:03
真っ白いキノコ。
傾斜が緩くなってホッ。
2016年09月07日 12:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:08
傾斜が緩くなってホッ。
本当にいろんなキノコがあります。
2016年09月07日 12:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:14
本当にいろんなキノコがあります。
こんな太い木がバキッと折れるなんて。8月の台風の影響でしょうか。
2016年09月07日 12:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:17
こんな太い木がバキッと折れるなんて。8月の台風の影響でしょうか。
階段が出ました。
2016年09月07日 12:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:20
階段が出ました。
オンネトーに到着。静かです。
2016年09月07日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:44
オンネトーに到着。静かです。
10年ぶり。変わってないな。
2016年09月07日 12:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:45
10年ぶり。変わってないな。
トリカブトが群生していました。本州のものよりも花が小ぶりです。
2016年09月07日 12:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:49
トリカブトが群生していました。本州のものよりも花が小ぶりです。
オンネトー湖畔を歩きます。近頃の大雨で水が濁り気味なのが残念。
2016年09月07日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 12:52
オンネトー湖畔を歩きます。近頃の大雨で水が濁り気味なのが残念。
もうすぐゴール。オンネトーから駐車場への道は予想外のアップダウンがあって疲れました。
2016年09月07日 13:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/7 13:39
もうすぐゴール。オンネトーから駐車場への道は予想外のアップダウンがあって疲れました。
温泉♪温泉♪ 汗を流してさっぱり。変わらず気持ちのいい湯でした。
2016年09月07日 14:23撮影 by  iPhone 5, Apple
9/7 14:23
温泉♪温泉♪ 汗を流してさっぱり。変わらず気持ちのいい湯でした。
正午の天気図(気象庁ホームページより)。北海道付近は低気圧に挟まれた狭い気圧の尾根になっています。
2016年09月15日 19:06撮影
9/15 19:06
正午の天気図(気象庁ホームページより)。北海道付近は低気圧に挟まれた狭い気圧の尾根になっています。
撮影機器:

感想

 今年の北海道登山、当初は東大雪のニペソツ山に登る計画でした。が、8月17日に北海道へ上陸した台風7号によって、登山口に続く林道が通行止めとなってしまい、残念ながら諦めることにしました。検討の末、行き先として決めたのが雌阿寒岳です。
 雄阿寒、雌阿寒は以前から登ってみたい山ではありました。10年前、僕は道東を自転車ツーリングしたことがあり、雌阿寒温泉の野中温泉ユースホステルに宿泊、近くにあるオンネトーに立ち寄って感動した思い出もあります。野中温泉はとても印象深い風呂でもありましたし、いつかまた行きたいと思っていました。
 雌阿寒岳はまた、深田久弥の「日本百名山」で阿寒岳として紹介されています。しかし、深田は噴火活動のために雌阿寒岳に登ることができず、雄阿寒岳のみに登ったことが本には記されています。果たして雌阿寒岳は百名山にふさわしい山なのか。微かな疑問を胸に抱きつつ、登ることとなりました。
 初めは樹林帯の登り。先月、相次いで北海道に上陸または接近した台風(9号、11号、10号)による大雨の影響なのか、いろいろなキノコが其処此処に生えていたのは楽しかったです。
 ハイマツ帯へ移行し、開けた場所に出ると、雲海が広がっていました。昨日までこの一帯は雨でしたので、豊富な水蒸気が残っていたのでしょう。このところ不順な天候が続いていただけに、この日の天気も直前まで心配でした。でも、こうして頭上には青空が広がり、雲海が見られたことだけでも来た甲斐があったというものです。もっとも、蒸し暑いのには参りましたが。
 ハイマツが低くなると、目の前に広がったのは荒涼とした山肌でした。本州では2500m位まで来ないと見れない景色。1500m足らずの標高で見られるのは、北海道ならではですね。
 ガレ場を過ぎ、稜線まで来たと思った瞬間に耳に入ってきたのはシュゴォォォォォという音。同時に目に飛び込んできたのは、深くえぐれた地形と、勢いよく吹き出る水蒸気の白い柱でした。これが噴火口か! 大自然の迫力に大感動です。
 お鉢を回るようにして山頂へ到達。お鉢の反対側にも噴火口が見えます。なんという景色! この山頂で、ホテルで用意してくれたお弁当を食べました。焼き鮭がしょっぱかったあ(笑)
 下山はオンネトーコース。エメラルドグリーンの水をたたえた青池や、もうもうと立ち上る水蒸気など、荒々しい火口の景色を眺めながら歩きました。こんな荒涼とした火山なのに、お鉢の中にはたくさんのツバメが飛んでいました。彼らはここに住んでいるのでしょうか。不思議です。
 目の前には真っ黒で均整のとれた形の阿寒富士。その山肌にはジグザグの登山道が刻まれ、頂上にはごま粒みたいな人の姿が見えます。登ってみたい気もしましたが、なかなかの急登そうで、往復1時間というコースタイムに尻込みし、素直に下ることにしました。しかし北海道の雄大な山の景色も見納めかと思うと、帰りたくない気持ちでいっぱいです。
 登山道は再び樹林帯へと入りました。事前情報では、大雨による倒木があって歩きにくいということでした。たしかに数箇所、倒木がありましたが、心配したほどではありませんでした。
 無事にオンネトーの野営場に到着。今までトイレを我慢していたので、ここでほっと一息です。
 オンネトー湖畔へ。10年ぶりの再会です。鏡のように静かな湖面に青空と雲が映っていてきれい。ただ、予想していた通り、水は土砂で少し濁っていて、あの美しいブルーの湖底を見られなかったのは少し残念でした。
 さて、もうここまで来れば雌阿寒温泉までは楽勝! 僕らはそう思っていたのですが、少し甘かったようです。ほとんど平らだと思っていた道が結構登っています。気持ちが終わっていただけに、これがきつかった。後で地図を確認すると、120m程の登りがありました。小ピークを越えたら緩やかに下って、ようやくゴール。
 雌阿寒岳は百名山にふさわしい山か。深田久弥は雌阿寒岳について、少し登って「夕照を見ただけで引返した」と書いています。山頂のあの景色を彼が見たら、どう表現したでしょうか。登る前にあった僕の疑問は、見事に払拭されました。新たな道東の思い出として刻まれる、すばらしい山でした。10年ぶりの野中温泉も、もちろん最高でしたよ!

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2/5
体力レベル
3/5

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