雄鉾岳（ノスタルジックな思いを寄せて）

2016年09月20日(火) [日帰り]

• GPS: 06:38
• 距離: 7.3km
• 登り: 818m
• 下り: 805m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:40

6:30 スタート地点
9:40 10:30 雄鉾岳
13:10 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

1　ルートが不明瞭なので日高の山に登るイメージで！
2　雄鉾岳往復の距離は7.5km程度ですが、八雲出身の人に言わせると地元でも有名な遭難事故が多発する険しい山である事やピンテが少なくルートが不明瞭＆荒れているので、札幌近郊の山の7.5kmと同じ感覚で登ってはいけません。ビジターで登山経験が少ない方は遭難する恐れがあります。

その他周辺情報

おぼこ荘で日帰り入浴（５００円）

写真

国道から見えた雄鉾岳！。

このルートは「雄鉾岳の展望台」なので、間違って登らないように！。

さ〜て、行きますか！。

当初から、このような明瞭なルートがあり‥、

ロープが設置されている箇所もあるが‥、

しばらくすると川沿いの遡行が多くなります。

徐々に渓相が険しくなり‥、

沢登の様相を呈していき‥、

崩落個所が多くなり、しまいには両手両足を駆動して登ります！。(more)

崩落斜面のトラバース‥。他のレコにもあるとおりルートが不鮮明でビジターの登山者はルーファイに気を使います。

これが我々の進むべき道！。(more)

雄鉾岳とpositive51さん！。(more)
親父のピッケルを掲げます。(posi)

雄鉾岳とmorethanさん！。

徐々に壁のように迫る‥、

雄鉾岳！。
大迫力でした！

雄鉾岳が見えた後に沢の分岐でルートが変わるので注意が必要です！（※これでも正規ルートです。）

踏み跡の分岐や沢の分岐では、現在地標定を欠かさないpositive51さん！。(more)

なんかチロロ岳のルートと似ているナ‥。

登るためには両手両足を駆動しないといけません！。

遂には水が途切れ、枯沢を登り詰める‥、

笹のトンネルを潜ったりしていると‥、

「ドンっ！」と雄鉾岳の壁が迫ってきた‥。

そびえたつ雄鉾岳の壁！(more)

基部に接近すべく登ります。

山頂基部に近づく辺りが斜度がキツくて、この山行で一番の体力を消耗します。

山頂基部に到達する。デカイ！。上を見上げると何故に口が開くのでしょう？。

基部から壁の真横を見る‥。

雄鉾ウォールの斜度‥。(more)

岩子岳‥。マイナーだが北海道5大鋭鋒に負けないカッコ良さ！。この冬に登ろう！。(more)

基部をトラバースして台上への登り口のルンゼを目指します‥。

トラバースしていると‥、

このようなルンゼが3箇所程あって、「ここが登り口か？」と騙されます。

雄鉾岳台上に登り口のルンゼに取付く！。このルンゼはかなりの障害だがこの俺の敵ではないっ！。(more)

セイセイセイセイセイっ！。(more)

オラオラオラオラオラーっ！(more)

無駄無駄無駄無駄無駄ーっ！(more)

ルンゼの1段目を登りきって最終的に現在地標定するpositive51さん！。山頂が近いと分かっていても油断しません！。(more)

現在地標定後にもう一つの急登を登りきると‥、

雄鉾岳の台上に上がる！。何か素敵な空間‥。

意外にも日本海には渡島大島（日本最大の無人島であり火山島）が見えた。自分の目で初めて見たので感動した！。
日本海が見えた瞬間、叫んでしまいました。(posi)

江差方向と渡島小島‥。

西峰になるのかな？。

本峰方向‥。

本峰をを目指して進むpositive51さん！。(more)

本峰に向かう途中は笹のトンネルを潜ったりします。

この斜面を登ると‥、(more)

雄鉾岳山頂到着！。
親父のピッケルも嬉しそう。(posi)

雄鉾岳の三角点！。

山頂看板を撮るpositive51さん！。

山頂にて！。
やっと親父のピッケルを古里に連れてきてやることができました。(posi)

遊楽部岳！。

江差方向‥。

岩子岳とその向こうには狩場山！。

元小屋沢山‥。

西峰と渡島大島！。

山頂ラーメン！。カップラーメンはシーフードでしょ！。
まいう〜です。

こんな険しい山頂に可憐な花が咲いている‥(more)
北峰かっこ良かったですね〜(posi)

もしかしてこの花は‥。

さて名残惜しいですが天空を後にして下山します！。(more)

台上登り口をロープを使って降りる。(more)

またこのルンゼを通らないといけないのか‥、

ルンゼの下りはこのように‥、(more)

険しいので気を付けながら高度を下げます！。(more)

ルンゼを降りて基部より山頂方向を望む‥。基部から山頂まで200mくらいの標高差がある。

基部から離れて枯沢を下る。足元が悪いため下りでも結構なエネルギーと時間を消費します。

山頂を名残惜しむように二人で何度も振り返りました‥。

見えなくなる前に雄鉾岳を目に焼き付ける俺と‥、

positive51さん！。(more)

あとはマッタリ下山する。‥と言っても他の山の登山道より険しいんだけど‥。(more)

この岩が流れてくるなんて‥。この沢は荒れたら、かなりヤバそうだ‥。

下流域でもゴルジュ帯があったり‥、

その直後に穏やかな流れになったり、この沢は不思議な一面を持っています。

最後の渡渉‥。(more)

無事下山！。(more)

下山後はコロムカイの橋と‥、

オボコ山の家を見てみました。

下山後はおぼこ荘に行き‥、(more)

傷は癒えた！。(more)

私はビンで、Yes coke Yes!(posi)

おぼこ荘で傷を癒した後は山岡屋八雲店でラーメンを食す！。(more)

ほらっ！、食べたくなるでしょう？。(more)

帰りに通った支笏湖にて‥。夕日をバックにした恵庭岳！。

装備

備考

ポールが１本あると下山時に威力を発揮します！。(more)

感想

morethan

今回はpositive51さんとこの山域で唯一無二の雄鉾岳に行ってきました！。
15年前に遊楽部川で釣りをしていた頃から、この地方が比較的穏やかな山にあって、己を主張している雄鉾岳と岩子岳が気になっており、いつかは登りたいと思っていた山です！。

シルバーウィーク中に日高の山に登りたかったが台風被害で絶望的であったため、together山行は道南の山に登る事を考えていました。そこでターゲットの山について話し合ったところ、二人とも偶然にして雄鉾岳で意見が一致していた事、positive51さんから雄鉾岳に関するエピソードを聞いたら、「positive51さんのルーツである雄鉾岳に登るしかないっしょ！」と2秒で決断し、本日の山行と相成りました！。
positive51さんにとって"約束の地"のある雄鉾岳を一緒に登り、到着した山頂でpositive51さんが「親父ー、着いたぞぉー！」と叫んだ瞬間、自分は少し涙が出ました‥。今回一緒に登るこ事が出来て本当に良かった‥。

また今回の登山では仕事等の影響でほど2日間徹夜で頭が働かず、至らぬ点があったのが反省点でした(^^;)。次のtogether山行時には体調をバッチリ整えて望みたいと思います!(^^)!。

ポジティブ

雄鉾岳に関心があるmorethanさんと意気投合して二人で向かいました。
この山の麓、鉛川地区は私の両親が少年時代から青年時代を過ごし、結婚に至った場所でした。若かりし父親は何度も雄鉾岳に登っており、ハンターとともに熊撃ちにも参加していたことを子供の頃に聞いていました。山を始めた頃からいつかは訪れたいと思っていた山です。その頃親父が使っていたピッケルを持って、70年ほど前に見ていたであろう景色を見ることができて感無量でした。

疲れている中、運転までしてもらったmorethanさんに感謝します。ありがとうございました。