赤城山 地蔵岳
群馬県
Rheingold
B-Donau
- GPS
- 03:16
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 307m
- 下り
- 318m
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0945赤城山VC-1008車道出合-1023夏道合流-1035八丁峠-1124地蔵岳山頂(19分間休憩)
1143地蔵岳山頂-1214八丁峠-1245第1スキー場-1301赤城山VC
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
[往路:(湘南新宿ライン快速)-2024赤羽2036-(高崎線快速アーバン)-2223前橋] [復路:1441前橋-(両毛線普通)-1456高崎1517-(湘南新宿ライン特別快速)] ・当日の行程にできるだけ余裕を持たせたうえで、夕方までには帰宅したかったので、前泊しました。 ・グリーン車で往復&宿泊でも新幹線利用の日帰り往復よりも割安(2人分)で、何と言っても体が楽でした。 ・帰宅が夜になってもよければ、日が短い冬でも現地に6時間は滞在できて、富士見温泉に浸かれます。 ・復路の両毛線に接続1分間で乗れたのは、猛ダッシュとpasmo、幸運のなせる技で、普遍化できません。 ■関越交通バス(ダイヤの都合で、富士見温泉乗り継ぎ)を利用しました。 (乗り継ぎ)http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/mae-akagi-sun-1.htm (直通急行)http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/akagiyama-winter.html [往路:0732前橋駅-0805富士見温泉0810-0855赤城山VC] [復路:1310赤城山VC-1355富士見温泉1410-1440前橋駅] ・前橋〜富士見温泉(往復1,160円=580円×2) ・富士見温泉〜赤城山ビジターセンター(往復割引:1,600円) ⇒合計で2,760円(片道1,380円相当) 直通急行バスの通常料金(片道1,500円)よりも割安です。 □参考 ・関越交通は、「富士見の湯」にマイカーを停めてバス(チェーン装着)に乗り換える行程を慫慂しています。 ・「富士見の湯」からの第1便は0615発、赤城山VCに0700着です。確かに行動可能時間は格段に増える計算です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■危険箇所は全くありませんでした。 ・今回歩いたコースには、濃淡はあるものの概ねトレースがありました。 ・それでも、コースを少しでも外れると膝まで埋まる程度の積雪でした。 ■6本爪のアイゼンでも全く痛痒なく、楽しく歩けました。 □富士見の湯 ・3時間まで大人500円 ・関越交通バスの往復割引乗車券の裏面に入浴100円割引券が印刷されていました ・併設の産直売店が充実しています ・広い駐車場があります http://www.city.maebashi.gunma.jp/ctg/21900018/21900018.html |
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感想
雑誌の特集に触発され赤城山を歩きたくなった。時間ができた土曜日の夕方、2週間前のヤマレコをアップしてから準備に移る。
日が短い季節なので一刻も早く着きたいが、始発電車と新幹線を乗り継いでも前橋からの始バスには間に合わない計算だ。
ならば前橋で前泊しよう。湘南新宿ラインで乗り換えは1回だけだ。早めに夕食をとり、すでに荷造り済みのザックを背負った。
翌朝7時半、上州の風が痛い。コンビニに寄って、バスターミナルの7番乗り場に向かうと、先行した妻は「3番」で待っていた。
傍らで山歩きの姿をしたover60の上品な女性が「始発だけは、ここから出るの。いつも皆さんにお節介を焼いているんです」。
聞けば、近くにお住まいの方。「連雀を見たっていう人がいて、もう、いても立ってもいられなくなって」と。楽しい車中になった。
その連雀さんは「箕輪」で降りた。標高980mほど。一帯は雪に覆われ、チェーンの音を残しながらバスはゆっくりと登る。
ビジターセンターの自動ドアは施錠され、開かない。「雪が入るから」だそうで、同じ建物の中にあるレストハウスから回る。
暫しの間、赤城山の植生や動物を紹介した展示を見学する。トイレを借りて、レストハウスの椅子で軽アイゼンを着けた。
すぐ外は第2スキー場。と言っても、そりで遊ぶ子供たちばかりで、板を履いている人はいない。その脇を登り始める。
この日最大の�犁淌亅瓩世辰燭�もしれない。ラッセル気味に、妻の前を歩く。時折振り返ると、駒ケ岳や黒檜山が美しい。
サラサラの雪は歩きやすい。車道をそれて夏道に合流し、トレースをたどる。それでも、少し外れると膝まで埋まってしまう。
八丁峠から先は、スキー板のトレースが交ざる。6本爪のアイゼンで何ら不都合はないが、やはり足跡の上を歩く方が楽だ。
日が差すと、雪が輝き、青い空とのコントラストが鮮やかだ。しかし、すぐに雲に覆われる。前日の方が天気はよかったか。
徐々に高度を上げ、右後方に凍結した小沼が見え始める。その氷面を、日向と日陰のまだら模様がゆっくりと動いている。
樹林を抜ける雪道はいったん南西側の斜面に張り出してから再び北へ折れる。その突端から向こうに関東平野が広がる。
地蔵岳のアンテナ群が見え始めたトラバースの先に、スキーを履いた男性が立ち止まっている。何をしているのだろう?
と思った瞬間、男性は膝を軽く曲げると、谷へ突っ込むように滑降を始めた。シュッ、ジュジューッと小気味よい音を立てて。
そのシュプールを目で追いながら、面白そうだなあと思っていると、「私はやりませんからね」と早速、妻から釘を刺された。
相変わらず、雲が現れたり消えたり、空は安定しない。その雲は、地蔵岳の北側から流れてくる。頂上は風が強いのだろう。
足もとに目をやると、雪の中から水滴型の冬芽がのぞいていた。芽の紅紫色が雪を背景に映える。ドウダンツツジに似ている。
予想通り、頂上は風が強かった。標柱の南東側に名前の由来であろう地蔵が並んでいる。グローブのまま手を合わせた。
眼下に大沼、その先に黒檜山、右に駒ケ岳。近くの雪景色が美しい。しかし、遠くは雲に覆われていてよく見えない。
気のせいか、徐々に雲が減っていくような気配だ。昼食の休憩をとりながら天候の回復を待とうかとも思ったが、とても寒い。
結局、13時10分のバスで帰ることに決め、下山開始。頂上で会ったのは1人だけ。自分たちのトレースを逆にたどって下る。
途中ですれ違ったのも2人だけ。1人はスノーシュー、もう1人は10本爪のアイゼンを履いている。いずれも男性だった。
車道には戻らず、夏道の東側にある沢寄りのトレースを下る。やがて子供たちの歓声が聞こえ、第1スキー場が近づく。
凍った県道をビジターセンターへ戻ると、もうバスが着いている。往路と同じ運転手さんが「間に合いましたね」と迎えてくれた。
もともと「途中で出会ったら手を挙げてください。止まりますから」と言ってくれていた。温かみが身に滲みる関越交通!
乗客は10人ほど、雪の反射で車内は明るい。「あの人はどうしただろう」と話していると、蓑輪の一つ先で乗り込んできた。
「連雀、いかがでしたか」「それがね、見えたの、尾が赤くてね。15分ぐらい、ずーっと見て。飛び立つときに数えたら12羽もね」
満面に笑みを湛え、声が弾んでいる。話を聞いているうちに、こちらも楽しくなってきて、「それはよかった」と声をかけた。
「春から先はヤシオツツジが綺麗だから、また来てくださいね」と言われた。ん? あの冬芽はヤシオツツジだったのかもしれない。
(完)
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Rheingoldさん、こんにちは！
今シーズン初の雪山ハイクですね。
霧氷の花が咲いて綺麗
ワカサギ釣り、スキー、雪山ハイク・・・いろいろと楽しめる場所なんですね
親切な運転手さん、楽しくお話しされるご婦人・・・
また再会できるなんてすごい偶然
こういう出会いもあるから山はやめられないですよねッ
pippiさん、その通りです！
連雀ウオッチャーの女性に出会ったおかげで、
バスの車中で赤城山のことを教えていただくことができました。
ビジターセンターに併設のレストハウスの「おばさん」たちは、
アイゼンを装着するときに、食道の椅子を使わせてくれました。
バスの運転手さんは、ほかの人たちも親切でした。
「乗り継ぎのお客さんがいます」と無線連絡もしてくれました。
そして、標高は低くても雪山の美しさは格別でした。
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