水ノ塔山・籠ノ登山・池の平湿原・三方ヶ峰
- GPS
- 04:49
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 613m
- 下り
- 831m
コースタイム
水ノ塔山 10:40-10:50
東籠ノ登山 11:15-11:25
西籠ノ登山 11:40-11:50
東籠ノ登山 12:05-12:15
兎平 12:35-12:55
(ここで池の平湿原周遊)
三方ヶ峰 13:35-13:45
見晴岳 14:00-14:15
湯の丸バス停(地蔵峠) 14:50
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
佐久平駅 08:40-(千曲バス)-09:50 高峰温泉バス停 (帰り) 湯の丸バス停 16:00-(千曲バス)-17:00 佐久平駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般を通して、安心して歩ける登山道が続いています。東籠ノ登山から池の平への下り始めが、岩がゴツゴツした急坂でしたが、それ以外には急な箇所や歩きにくい箇所などはありませんでした。 登りの累積標高も650m程度ですから、体力的にも楽なルートです。 ただし最後の見晴岳から湯の丸バス停(地蔵峠)へ下る道は、最後まで山道を進もうとすると、少しヤブっぽいエリアもあったりします。途中から車道にも出られるので、車道を歩いてしまう人も多いのかもしれません。ただし山道のほうも不明瞭になることはなく、迷ったりする心配は不要でしょう。 |
写真
感想
今回は久しぶりの平日山行で、スタートの高峰高原からゴールの湯の丸高原まで、標高の高いところばかりを結ぶルートです。最初に水ノ塔山と籠ノ登山にサクッと登ってしまえば、後半は池の平湿原などの平坦な道をのんびり歩くだけという、お気楽なプランです。
帰りに乗る湯の丸と佐久平駅を結ぶバスが、夏期のしかも短い期間にしか運行がないので、それに合わせて行ってきました。
佐久平駅からのバスを終点の高峰温泉で降りると、バス停前からは、最初に登る水ノ塔山から籠ノ登山へと続く稜線がきれいに見えていました。
登山道ははじめ樹林帯に入りますが、少し登るとすぐに木々の背丈が低くなって、見晴らしが良くなります。やがて岩ゴロの道に変わって傾斜を増していき、登り詰めた水ノ塔山の頂上にも、大岩がゴロゴロと転がっていました。
水ノ塔山は本来見晴らしは良いと思われるのですが、あいにくこの時はすっかりガスに囲まれていて、展望はほとんどありませんでした。
水ノ塔山から籠ノ登山へは、軽いアップダウンを繰り返しながらの稜線歩き。この2つの山、ほとんど標高が同じなので、最後までキツイ登りもなく、あっさりと籠ノ登山に到着します。
広い頂上には、小さな岩の欠片がいっぱいに敷き詰められたようになっています。先程までよりはガスが少し薄くなっていて、北側の山麓などは気持ち良く見渡せるようになっていました。
東籠ノ登山から、すぐお隣に見えている西籠ノ登山を往復します。単純に1度ガクッと下ったら、その分を登り返すだけ。頂上と鞍部との標高差も100mもありません。
西籠ノ登山は、大岩がゴロゴロと転がる狭い頂上で、ちょうど無人の時間帯に当たりました。
私が西籠ノ登山に行っている間に、東籠ノ登山はにわかに騒々しくなってきていました。子どもたちが続々と到着し、大集団になりつつあります。見ていると、その集団の隊列は池の平方向から長く延びていて、誰かが新たに到着するたびに聞こえてくる「ヤッホー!」の合唱もひっきりなしに続きます。
東籠ノ登山に戻ると、先生らしき人物が生徒たちを点呼していて、学校登山だと分かりました。こちらは広い頂上なので、居合わせても不自由はありませんでしたが、話を聞いていると、なんとこれから西籠ノ登山に向かう模様です。あの狭い頂上にこの大人数で押し掛けると、どういうことになってしまうのか、ちょっと心配になりました。
東籠ノ登山から池の平への下りは、最初が岩ゴツの急坂で始まりますが、やがて道が樹林の中に入っていくと、あとは穏やかな道に変わって、池の平湿原の玄関口に到着します。ここまでは車でも来られるとあって、平日でもさすがに人が多かったです。
池の平湿原に入って、まずは東歩道で放開口へ向かいます。これは湿原の外縁をなぞるような道で、しばらくは普通の山道のようでした。そして放開口のすぐ手前まで来たところで、ようやく湿原の中に続く木道が始まります。ちょうどこの頃から上空が晴れてきて、湿原の緑も輝くように明るくなりました。花が多くなって、写真に収めている人もしばしば見かけます。
その後は少し遠回りをするようにしてグリーン広場を回っていき、湿原の奥からちょっとした登りをこなせば、あっけなく三方ヶ峰の頂上です。ここからは、最初に歩いてきた水ノ塔山から籠ノ登山への稜線が、木々の上に顔を出していました。
今日最後のピークである見晴岳へは、三方ヶ峰からほんの短い距離と僅かな登りで到着します。頂上へ登り詰める直前には、池の平湿原のほぼ全容を見渡せる場所がありました。
見晴岳からは、「地蔵峠」を示す道標に従って、湯の丸への道を下っていきます。
しばらくは、道幅は狭いものの良く整備された道が続きましたが、下りの大半を終えて緩やかになり、ササが出てくるようになると、かなりササの濃い箇所もありました。特に、車道が近づいてきて、そのすぐ脇を並走するようになると、ササの背丈も高くなり、もう少しで道を覆い隠してしまいそう。この最後のあたりは、車道を歩いてしまう人も多いのか、あまり歩かれていない感じでした。
湯の丸(地蔵峠)に着くと、上で見かけた学校登山の生徒たちがちょうどバスで下りてきたところで、湯の丸高原ホテルの前で大集合しています。ホテルは本日貸切状態で、日帰り入浴の営業もないらしく、それでガッカリしている人を見かけました。
生徒たちの声で賑わっている一方で、一般の観光客や登山者は、平日とあってかあまり見かけませんでした。広い駐車場で見かけた数少ない車も、3時を過ぎて夕方の気配が漂い始めると一気に減ってしまって、少し寂しくなります。そんな調子でしたから、佐久平駅へ向かうバスも、乗客は私を入れて6人だけでした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_07_09/mt2010_07_09.html#20100721
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-07-21
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