記録ID: 972469
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ハイキング
中国
岡山県赤磐市 竜天山〜金勢大明神 10月の風物詩&珍々道中!?
2016年10月02日(日) [日帰り]



体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 02:48
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 230m
- 下り
- 243m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 2:34
距離 6.7km
登り 244m
下り 243m
10:29
19分
スタート地点(竜天天文台公園駐車場)
10:48
10:49
36分
竜天山頂上&布施巨神社
11:25
11:28
27分
金勢(こんせい)大明神
11:55
11:58
65分
竜天山三角点
13:03
ゴール地点(竜天天文台駐車場)
竜天山10月の風物詩&珍宝子コース
歩行距離6.5km、歩行時間2時間30分、歩行数9,650歩
歩行距離6.5km、歩行時間2時間30分、歩行数9,650歩
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上、大半は傾斜の緩やかなアスファルト道で、安心、安全に山行ができます。運動靴でも大丈夫です。布施巨神社鳥居<写真06>から布施巨神社社域&社殿<写真07>は少し急で苔が生えているので、雨で水が流れているときの下りのみ、滑らないよう注意が必要です。 金勢大明神の拝殿&霊芝之観音菩薩堂(<写真23>裏を通って東に進めます)から竜天山の西峰三角点<写真25>までは土の道で、一部草が膝あたりまで茂ってプチヤブコギとなります。南側の樹林帯に入ると一か所倒木があるものの、歩きやすい道が続きます。ちょうどキツネノマゴ<写真12>撮影地点の北辺りで道がなくなりますが、踏み跡を辿って、雨に濡れ崩れてくる粘土の斜面を少し北に上るとまた樹林帯に道(地形図の破線)が続いています。地形図の実線に合流した辺りで急に開けて目の前に白菜畑<写真24>が広がります。いったん三角点を通過して東に進み過ぎ、引き返して白菜畑<写真24>撮影地点の少し北(畑の北西端)から到達したので、少し歩き難かったです。この辺りは道が不明瞭なので、地図&コンパスかGPSナビが必要です。我々とは逆周りコース、つまり、アケビ<写真05>撮影地点の辺りから西へ向かう砂利道に入り、南から樹林帯に入ると、ほぼヤブコギなしで竜天山の西峰三角点<写真25>に到達できます。なお、白菜畑周辺には電気柵が張り巡らされていますが、うっかり脚が触れてしまっても大丈夫でした。 コース後半の久米南(くめなん)町全間(またま)側のアスファルト道は地図上にない道も入り組んでいるので、どの方向に進んでいるのかを常に地図とコンパスで確認する必要があります。道を一歩間違えると、気が付けば逆方向に進んでいたという状況にもなりかねません。神社や池などのランドマークを予めいくつかポイントとしてマークしておくのがよいでしょう。 |
その他周辺情報 | 竜天山南数kmの所に「ドイツの森」があります。この時期ですと、約70万本のコスモスが咲いています。またアルパカ、ジャージー牛、ミニブタ、ウサギ、羊などの動物とふれあうこともできます。さらに、食事はレストラン「クローネ」で創作バイキング(特に自家製ソーセージお薦め)を楽しむことができます。 ドイツの森では10月8日(土)「秋の夜長 ミュージック花火大会」を開催するそうです。時間は19時30分〜19時50分で3,500発の花火が打ち上げられます。夕方4時からは入園無料とのことでした。 |
写真
04キンモクセイ
秋の風物詩です。本来は雌雄異株ですが、中国から輸入された際に雄株しか入ってこなかったことから、日本にあるキンモクセイには実(種)がつきません。悪臭を消し去るほど強い香りを放ち、昔はトイレの近くに植えられる風習がありました。周辺に3本ほどあり、満開でした。公園の外に出るとアスファルト道が続きます。
秋の風物詩です。本来は雌雄異株ですが、中国から輸入された際に雄株しか入ってこなかったことから、日本にあるキンモクセイには実(種)がつきません。悪臭を消し去るほど強い香りを放ち、昔はトイレの近くに植えられる風習がありました。周辺に3本ほどあり、満開でした。公園の外に出るとアスファルト道が続きます。
05アケビの実
お彼岸の風物詩です。昔はどこにでも自生していましたが、現在では全国生産量の大半を山形県が占めています。実の中にあるゼリー状の半透明の果肉を食べることができます。ほとんど落ちていましたが、この1個はまだ木の枝についていました。
お彼岸の風物詩です。昔はどこにでも自生していましたが、現在では全国生産量の大半を山形県が占めています。実の中にあるゼリー状の半透明の果肉を食べることができます。ほとんど落ちていましたが、この1個はまだ木の枝についていました。
06正四位布勢巨神社鳥居
赤磐市の中勢実(なかせいじつ)にあります。参道入口の鳥居の扁額には、正四位布勢巨(ふせこ)神社と刻まれていました。地図によっては「巨」の字を「一三」と誤読しているものもありました。
赤磐市の中勢実(なかせいじつ)にあります。参道入口の鳥居の扁額には、正四位布勢巨(ふせこ)神社と刻まれていました。地図によっては「巨」の字を「一三」と誤読しているものもありました。
17金勢大明神参道入口
金勢(こんせい)大明神参道入口には「由緒深い珍宝子の神様」という看板が掲げられ、鳥居や狛犬にあたるものや特有のオブジェのほとんどが男根をモチーフとしていました。周辺は歌垣(男女が集まって歌を掛け合い、豊作などを祝ったり自由に性交渉を行ったりする古代の習俗)の場だったと考えられており、そのため性神を祀るこの神社ができたと思われます。
金勢(こんせい)大明神参道入口には「由緒深い珍宝子の神様」という看板が掲げられ、鳥居や狛犬にあたるものや特有のオブジェのほとんどが男根をモチーフとしていました。周辺は歌垣(男女が集まって歌を掛け合い、豊作などを祝ったり自由に性交渉を行ったりする古代の習俗)の場だったと考えられており、そのため性神を祀るこの神社ができたと思われます。
23拝殿&霊芝之観音菩薩堂
左の拝殿の中にも珍木が奉納されていました。右の霊芝(れいし)之観音菩薩堂は健康と長寿、幸福と知恵、吉祥と繁栄を祈願するところといわれています。それより、その左横に見える植木の形が気になります(´・ω・`)この辺りから動画を撮りました。この裏を通って直接東に進めます。土の道に入るとすぐ草が茂って歩き難くなりましたが、南側の樹林帯に入ると土の道が続いていました。途中で北に進む踏み跡を辿って崩れてくる斜面を上るところがありましたが、運動靴でもギリギリセーフでした。
左の拝殿の中にも珍木が奉納されていました。右の霊芝(れいし)之観音菩薩堂は健康と長寿、幸福と知恵、吉祥と繁栄を祈願するところといわれています。それより、その左横に見える植木の形が気になります(´・ω・`)この辺りから動画を撮りました。この裏を通って直接東に進めます。土の道に入るとすぐ草が茂って歩き難くなりましたが、南側の樹林帯に入ると土の道が続いていました。途中で北に進む踏み跡を辿って崩れてくる斜面を上るところがありましたが、運動靴でもギリギリセーフでした。
24竜天山西峰東の白菜畑
最後に草が茂ったところを2m程進むと、不意にこの白菜畑に出てきました。畑の北側の土の道に沿って東に進んでしまい、引き返して北西端から電気柵をまたいで西側の樹林帯に入り、竜天山西峰481.5m三角点<写真25>に北側からアプローチしました。
最後に草が茂ったところを2m程進むと、不意にこの白菜畑に出てきました。畑の北側の土の道に沿って東に進んでしまい、引き返して北西端から電気柵をまたいで西側の樹林帯に入り、竜天山西峰481.5m三角点<写真25>に北側からアプローチしました。
25竜天山西峰481.5m三角点
わかりにくい三角点でしたが、三角点の周りは開けていました。ここから木々の間を適当に南下し、草が茂ったところを30cm程下りると、白菜畑の四方を囲む道に合流しました。畑の南側の道を東に進み、電気柵をまたいできれいな砂利道に入るとほどなく、アケビ<写真05>撮影地点の近くの分岐に出てほっとしました。そこからまたアスファルト道でした。
わかりにくい三角点でしたが、三角点の周りは開けていました。ここから木々の間を適当に南下し、草が茂ったところを30cm程下りると、白菜畑の四方を囲む道に合流しました。畑の南側の道を東に進み、電気柵をまたいできれいな砂利道に入るとほどなく、アケビ<写真05>撮影地点の近くの分岐に出てほっとしました。そこからまたアスファルト道でした。
30クサノオウ
昔はクサノオウの毒性を鎮痛剤などに利用しました。尾崎紅葉が胃癌にかかった時、弟子の泉鏡花が、このクサノオウの薬を入手するために大変苦労したという話が残されています。花期は春なのですが、数株咲いていました。
昔はクサノオウの毒性を鎮痛剤などに利用しました。尾崎紅葉が胃癌にかかった時、弟子の泉鏡花が、このクサノオウの薬を入手するために大変苦労したという話が残されています。花期は春なのですが、数株咲いていました。
32ヤマハッカとクマバチ♀
クマバチは日本固有種のミツバチ科のハチです。ヤマハッカの花の蜜が好きなようです。単独行動が多く、大きな音を立てるので、怖がる人が多いですが、危害を加えない限り大丈夫です。ちなみに、スズメバチのことをクマンバチと呼ぶことがあるため、クマバチは猛毒の持ち主だと誤解されることも多いようです。丸っこい体がかわいいので動画を撮りました。
クマバチは日本固有種のミツバチ科のハチです。ヤマハッカの花の蜜が好きなようです。単独行動が多く、大きな音を立てるので、怖がる人が多いですが、危害を加えない限り大丈夫です。ちなみに、スズメバチのことをクマンバチと呼ぶことがあるため、クマバチは猛毒の持ち主だと誤解されることも多いようです。丸っこい体がかわいいので動画を撮りました。
38スイフヨウ
スイフヨウの花は朝咲いて夜にはしぼむ1日花です。朝、白いつぼみから白い花が開花しますが、時間の経過とともにピンク色を帯びてきます。徐々にピンク色が濃くなり、夕方になる頃には赤色に近くなります。
スイフヨウの花は朝咲いて夜にはしぼむ1日花です。朝、白いつぼみから白い花が開花しますが、時間の経過とともにピンク色を帯びてきます。徐々にピンク色が濃くなり、夕方になる頃には赤色に近くなります。
39ジンジャー
江戸時代末期に薬用として渡来しましたが、独特の美しい花を咲かせるため観賞用として栽培されるようになりました。花期は8月から10月でミョウガに似た葉を左右に伸ばしながら大きく育ち、花茎の先に趣のある独特の花を穂状に咲かせます。
江戸時代末期に薬用として渡来しましたが、独特の美しい花を咲かせるため観賞用として栽培されるようになりました。花期は8月から10月でミョウガに似た葉を左右に伸ばしながら大きく育ち、花茎の先に趣のある独特の花を穂状に咲かせます。
45トノサマガエル
田からいきなり道路に飛び込んできたかと思うと、我々にびっくりしたのか、大きくジャンプし、そのまま溝に入ってしまいました((+_+))助けてあげようかとも思いましたが、カエルだけ助けてヘビ<写真46>を放っておくのもどうかと思い、そのままにしておきました。
田からいきなり道路に飛び込んできたかと思うと、我々にびっくりしたのか、大きくジャンプし、そのまま溝に入ってしまいました((+_+))助けてあげようかとも思いましたが、カエルだけ助けてヘビ<写真46>を放っておくのもどうかと思い、そのままにしておきました。
46ニホンマムシ幼体
頭が三角で尻尾が急激に細くなっていたので、一瞬、ツチノコの幼体かと思いましたが、手のひらに入ってしまいそうなくらい小さいマムシでした。現在、赤磐市ではツチノコを生け捕りにした場合、懸賞金が2,000万円以上出るようです。そういえば、吉井川沿いに「つちのこ発見現場」の小さな道標がありました。死骸は「ツチナロ」と名付けられ話題になっていたのを思い出しました。
頭が三角で尻尾が急激に細くなっていたので、一瞬、ツチノコの幼体かと思いましたが、手のひらに入ってしまいそうなくらい小さいマムシでした。現在、赤磐市ではツチノコを生け捕りにした場合、懸賞金が2,000万円以上出るようです。そういえば、吉井川沿いに「つちのこ発見現場」の小さな道標がありました。死骸は「ツチナロ」と名付けられ話題になっていたのを思い出しました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
最近の天候は読みにくいので、直前まで目的地を決めることができません。雨の可能性が高いと、どうしても近場の安全で高度差もあまりないコースで済ませがちです。今回もそうした悪天候が見込まれた中での直前のコース設定でした。しかし、写真や動画でも紹介していますように、想定外の発見やサプライズがあり、登山客がほとんどいないマイナーな山の楽しみ方を再認識することができました。
今回は写真や動画でも紹介していますように、10月の風物詩を十分堪能することができました。加えて、もっとも笑撃的だったのは金勢(こんせい)大明神でした。参道入口<写真17>から“珍宝子(の神様)”という言葉と狛犬ならぬ狛チン像?鳥居の上部の珍形が視界と脳裏に焼きつけられました。神社入口<写真20>には、再び同様の鳥居と大物タレントに少し似た裸像、境内<写真22,23>には至る所に見られる珍宝子をモチーフにしたオブジェクトや植木、吐水栓など、これでもかというぐらいディスプレイされており、こだわりを感じました。金勢大明神では 夜尿症、腰から下の病気、子宝の御利益があるそうです。絵馬の代わりにやはり珍宝子をかたどったオブジェを奉納します。いったいどこにあるのでしょうか?もしかして自身で彫るか注文するのでしょうか?謎多き神社です。
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