霧の浅間外輪山は浅間山すら見えず 〜黒斑山から鋸岳ピストン
- GPS
- 05:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 657m
- 下り
- 657m
コースタイム
天候 | 終始霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
浅間山の第一外輪山に行ってきました。
前々から興味があったところなのですが、私の住んでいる場所からは、上信エリアって結構遠いので、なかなか脚が向かったンですよね。ところが今回とある事情があって訪れる機会を得ましたので、天候はあんまりよさげではかったのですが、行ってみることにしたのでした。
車坂峠の高峰高原ビジターセンターに到着したのは、午前7時前。
天候が悪いせいか、それとも時間が早いのか、駐車場はガラガラでした。
モタモタと用意を済ませて、出発します。ビジターセンターはまだ開いてませんでしたが、 結構キレイなトイレがありました。
<ビジターセンター〜トーミの頭>
登山口から道は2方向に分かれてまして、ひとまず時間が短くてすみそうな中コースを選びます。
その中コースは、スタートしてしばらくは傾斜も緩やかで路面もよく整った穏やかな道です。これは助かるとヘラヘラ歩いていたのですが…すぐに周囲の様子が変わります。原生林の中を進む細い道となりまして、露岩もしくはスリッピーな泥の路面となり、 また傾斜もそこそこ出てきました…久々の山行でカラダもナマっていたようで結構シンドイ(-_-)
1時間ほどヒーヒー言いながら高度を上げて行きますと、前方が明るくなりました。
表コースとの合流ポイントです。
少し視界が開けて、トーミの頭方面も見えそうなんですが…霧で前方がまったく分かりませんでしたね。
ともあれトーミの頭方面に向かいます。
道は結構ガレていて、傾斜もキツめ。
ですがトーミの頭には10分もしないで到着しました。
到着したのはいいんですが…霧のために周囲の視界はゼロ。浅間山とかがよく見えるハズなんですが、かなりションボリです。
<黒斑山〜蛇骨山>
とにかくも先へ進みますと、すぐに草すべり方面との分岐の到着しました。
当初の予定は、草すべりから湯の平に下り、賽ノ河原を経由して、Jバンドを登って外輪山を歩く…というものでした。でもこの霧の中でそのルートを楽しめるのか…これは多いに疑問です。
それに天気予報ではあと1時間もすると晴れるハズです。ならば先に外輪山を縦走して、Jバンドから降下しようとルートを変更。黒斑山へと向かいます。
原生林の中の細い道を進むと、黒斑山へはすぐに到着。
さらに先へと進みます。
道は基本原生林の中に延びています。
道幅は狭く、クマザサが茂って路面が見えないところもあります。路面が見えたとしても、すっかりぬかるんでいるためにシューズが泥だらけ…。
もしくは、崖っぷちをトラバースするかのように進む箇所もあります。木々が途切れるので、天候がよければさぞかし眺めがいいんでしょうが…この日は何も見えませんorz
黒斑山からはゆるやかに下っているハズですが、それはあまり感じませんでしたね。
そんな中をひたすら黙々と歩いて行きますと、30分ほどで前方に岩峰が見えてきました。
たどり着くとそこが蛇骨山でした。
<仙人岳〜Jバンド〜鋸岳>
蛇骨岳から先は、道の様子がガラっと変わります。
森林限界なのか周囲の木々がなくなり、岩稜地帯の稜線歩きです。
天候がよければさぞかし楽しいんだろうな〜とは思うのですが、今は霧中を黙々と歩くのみ。
左右が切れているような箇所もありますが、なにせ視界が悪いので、高度感はまったく感じません。また、岩稜地帯といっても、あまりゴツゴツした感じではなく、そんなに歩きくくはありません。この夏歩いた穂高岳の吊尾根とかに比べると難度は高くない感じです。
ともかく、天候の回復を祈ってひたすら黙々と歩いて行きます。
20分ほどで、前方にピークっぽいシルエットが見えてきましたが、それが仙人岳。
さらに岩場進んで行くと、またピークっぽいトコロを通過。これは虎ノ尾なのかしら?
そのピークからは岩場の下りとなり、10分弱でJバンドに到着しました。
岩の切れ目から下をのぞきますが…何も見えません。これじゃあ下っても面白いことはなさそうです。
しばし逡巡しましたが、ここで少々雨がパラついてきたのもあって、賽ノ河原〜湯ノ平は諦めることにします。
しかしまぁ、せめて鋸岳には行っておこうと、雨の中を進みます。
ほんの数分で赤い火山灰に覆われたピークに到着。ここが鋸岳のもよう。
鋸岳からJバンドに戻ると、雨は降ってなくなり、さらにほんの少し霧が晴れてきました。
そこでまたもJバンドを下るか迷ったのですが、先ほど戻る決心をした時に、予定よりも2時間くらい早く下山できそうなので、帰りに小諸城跡に寄ることにしたので(アタシはへたれハイカーですが、それ以上にお城好きでもあるんです)、もう頭がすっかりお城モードになってしまっていまして…いまさら賽ノ河原に行くモチベーションはなく、いそいそと戻ることにしたのでした(^_^;)
ま、結果として最後まで天候回復はなかったわけで、ピストンで戻って正解だったように思われます。
ともあれ帰路はひたすら時間の節約をしようと、表コースも使わず、食事もとらずに行動食のみでひたすら下山。スタートからおおよそ5時間で車坂峠に舞い戻ってきたのでした。
その後登山口のベンチで食事をパパパっと済ませて、小諸城跡へ。
小諸城跡は…とってもとっても素晴らしい城跡でした。山行はションボリな結果でしたが、これで十分元はとれましたね(*^_^*)
遅筆につき詳細レポートばブログにて。小諸城跡もこちらでレポートします
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/
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