荒船山(線ヶ滝、左岸コース〜相沢)


- GPS
- 06:02
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
「かじか倶楽部」の送迎 <復路> 荒船の湯から下仁田駅までしもにたバス http://www.town.shimonita.lg.jp/kikaku-zaisei/m02/m02/m01/m02/09.html |
その他周辺情報 | 【登山後の温泉】 荒船の湯 http://www.town.shimonita.lg.jp/geopark/m03/m04/800.html |
写真
感想
群馬県南牧村。日本一の「限界集落」と呼ばれているらしい。
今回前泊地として選んだ「かじか倶楽部」は南牧村でも最奥の星尾地区にあった。上信電鉄の終点下仁田駅から車で約35分。かじか倶楽部のご主人に送迎いただだきながらお話を伺った。
両側に山の迫るこの地区には平地がほとんどなく、山の斜面を切り拓き、見事な石垣を作りあげている。砥石の産地であり、上州と信州を結ぶ地として関所が置かれていたこと。かつてはこんにゃくはここでしか栽培できず、それで潤っていたが、平地での栽培が可能になったために衰退したことなどなど。
集落を散歩して見るとくぬぎ石を使って、ひとつの石の周りに6つの石を丁寧に並べた石垣は本当に見事なもの。地区にある「諏訪神社」には御柱がさりげなく立っているし、その周辺から見上げる立石の景観は圧巻である。
さて、今回の山行は「荒船山」
その山容は極めて独特でまさに航空母艦のようですが、今回の南牧村から北側相沢登山口に降りるルートでは全体を見ることが出来ないのがやや残念です。
線ケ滝の登山口まではかじか倶楽部のご主人に車で送迎いただきました。(西上州の山であれば大概どこでも送迎しますとのことでした。)
ここからは複数の登山ルートがあります。岩登りに自信がある人は立石経由がおもしろいと思いますが、今回はパス。威怒牟畿不動からのルートを選択しました。
沢沿いの道には木の橋がかかっているのですが、滑りそうでちと怖いです。
威怒牟畿不動を目指して歩いているともうすぐ着くかというあたりで「荒船山近道」という看板を発見。これに従い、左折したところ「左岸ルート」に導かれることに。このルート、標高1000mあたりを西に平行移動するので距離が長い割には標高を稼ぐことができません。途中にあるイモリ滝もあんまり言われないとわからない程度の滝でした。そこから先は田口峠分岐まで沢沿いを上るのですが、道は不鮮明でわかりにくいです。赤テープの目印はあるにはあるのですが、渡渉点等わかりにくく、探すのに時間がかかってしまいます。結果的には「近道」とはならなかったようです。
ここまでは誰とも会うこともない山行でしたが、星尾峠近辺から登山客と遭遇し始めます。山頂が平なふしぎな山なので上に行くほど水はけが悪いのかかなりの泥道になってしまいます。スパッツをしていて正解でした。
まずは戦艦の船首にあたる経塚山に登ってみますが、標高1422mは今回の山行の最高点なのですが山頂には祠がある程度でほとんど眺望もなく、「山頂らしさ」は感じられません。
この後は船尾にあたる艫岩を目指して歩くのですが、ここがこの山ならではの不思議な体験です。徒歩25分の間、高度1300mとは思えない平坦な道を歩き続けます。これが本当に航空母艦だったら何台戦闘機が格納できるんだろう?
やがて艫岩に到着。浅間山の上のほうは雲に隠れていましたが、まずまずの絶景を楽しむことができました。艫岩の先は断崖絶壁になっていて転落事故なども起っているようなのであまり近づかないようにはしましたが、少し離れたところからも結構な高度感が感じられました。
下山は相沢登山口へ。荒船の湯で汗を流して下山しました。
ちなみに今回のテーマソングは中島みゆきの「宙船」。頭の中でずーっと鳴っていました。
https://www.youtube.com/watch?v=fXcGnibvKnU
荒船不動や(現時点では通行止めのようですが)内山峠からですともっと簡単に登れるようですが、見所が多い南牧村から登ってみるのも良いのではないでしょうか。かじか倶楽部に宿泊するとご主人自慢の「秘密の」地下カウンターバーでお酒が楽しめるかもしれませんよ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
yoshiyanさん、こんにちは。
なんてったって、「宙船」に拍手!!
で、「かじか倶楽部」。地元に居ながら(地元だから?)知りませんでした。引出しに入れておきます。
Papibanさん、こんにちは。
そ、そこですか。
この歌詞にはなかなか思うものがありますねえ。
同世代のPapibanさんに共感してもらえてうれしいです。
「そのやまは自らをxらふねと忘れているのか
そのやまは舞い上がるその時を忘れているのか,,,」
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する