両神山(日向大谷口コース)


- GPS
- 07:19
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 宿泊施設:民宿「しちこ」(9年前に定年退職したご主人が夫婦で営む、儲け度外視、コスパ最高の宿でした...) |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
着替え
マグカップ
ポール
入浴セット
御朱印帳
飲料
|
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共同装備 |
緑ビニールシート
シングルバーナー
ウェットティッシュ
ケトル
顆粒スープ
水
酒類
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感想
夜明け前から車を走らせ、奥秩父へ向かいます。
これまで何度も秩父方面へ足を運びましたが、最後にとっておいたかのように残していたスターマウンテン。標高1,723mの霊峰・両神山へ挑みます。
両神山は、言わずと知れた日本百名山の一峰で、鋸歯状の山容が特徴的な岩山です。中世より山岳信仰の霊場として修験者たちの行場となっていたとされ、表登山道とされる東面の日向大谷からの道には、多くの石仏、石碑、丁目石が残されていて、現在は老若男女のハイカーが集う人気の山です。
明るくなってきた空は、夏以降で一番の好天予想を裏切ることなく、雲を払いのけたかのように青く澄み渡ってきました。朝一番の小鹿野町営バスを抜き、7時半に両神神社(里宮)バス停・駐車場に着きました。すでに30台以上が駐車しています。
両神山を登るルートは主に3つありますが、最もポピュラーな、観蔵院のある日向大谷から登る「表登山道」日向大谷口ルート を選択しました。約20ヶ所の鎖場に30本を超える鎖が設置され、累積標高差が1,000m超の八丁尾根ルートも選択肢としてありましたが、当部(低山トレッキング部)のO島部長により言下に却下されました...。
朝陽が差し込む中を歩き始めます。日向大谷口から両神山荘を経て鳥居をくぐります。右脇にはお堂があり、中に勧蔵行者像が安置されています。ここから山腹を巻くように林道を歩きます。山腹は崖のように傾斜があり、滑落の注意が必要です。道は細く、暗くなったら歩けません。
やがて七滝沢コースの分岐である会所に出ます。七滝沢を木橋で渡ると傾斜がきつくなり、ひたすら上ると八海山に到着。更に20分程行くと弘法之井戸の水場です。時節によっては細くちょろちょろとしか水が出ないようですが、この時は2本のパイプ管から勢いよく水が出ていました。冷たくて気持ちいい...。
水場を過ぎると、ほどなくして清滝小屋に到着しますが、現在は休業中で、避難小屋になっていました。ここで一息つきます。
清滝小屋の裏手から鈴が坂で七滝沢コースと合流します。この辺りから徐々に岩場が多くなってきます。すると元気なKさんやI幹事と対照的に、O島部長の歩くペースがみるみるうちに落ちます。顔が苦しさで歪んできました。何とか鎖場を越え、両神神社本社の鳥居をくぐりました。両脇の狛犬ならぬ狛狼を拝見。
神社を後にして山頂までの岩場は、O島部長にとって今年一番の試練となりました。つりそうな足を引きずりながら、苦痛を訴えるかのように喘ぐ状態となり、何度も諦めようかと思ったようです。何とか登頂したいという一念で、無事山頂へたどり着きました。(登頂スナップ参照:苦し気な表情のO島部長)
山頂からの景色は素晴らしく、遠く富士山や八ヶ岳も望め、最高の気分でした。
山頂から10分程下ったところで山ごはん。今日はフランスパンにスープ。フランスパンは軽いのにお腹に溜まり、まさに山ごはん向き。ガーリックバターが合います。スープの水は、弘法之井戸で汲んだ水を使いました。更にパンに合わせて秩父の赤ワイン”源作印”を...。
1時間程休憩し、山を下りました。
〔感想〕
文句のつけようのない晴天の中、素晴らしい霊峰で、気持ちのいい山登りが堪能できました。草花の季節ではないので、歩きながら楽しんだのは、陽光が木々を照らした時の彩色の変化です。秋を深く感じ取れました...。
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