一之瀬川竜喰谷


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 531m
- 下り
- 530m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | のめこい湯(600円) |
写真
感想
今年の沢13発目くらいの今回はTッシーさんとM谷さんと竜喰谷でした。
今年の春に本格的に指を痛めてからさっぱりクライミングできなくなり、やっとボチボチ登れるようになってきたところなのに元来の高所恐怖症が再発、滝リードする意欲が減退しております・・・。何とか指を治してリハビリしないと・・・。
さて、竜喰谷ですが、核心は始めの渡渉と曲がり谷でしょうか。渡渉は朝イチの体が動かない状態で水量の多い激流に突っ込む(しかも流されるとソコソコの滝に落ちる)ので結構恐怖でした。夏場だったらそこまで臆することもないのでしょうが。
曲がり谷は外傾フットホールドがやや多く、セカンドでしたがちょっと難しかったです。登攀待ちで体が冷えた影響もあるやも知れません。やっぱり夏場と同じ格好じゃ筋肉野郎の私も寒かったっス。
事前情報で「フェルト推奨」とあったので久しぶりにフェルト沢靴履きましたが何だか感覚を忘れており、グリップ力不足のような気がして不安でした。ラバーソール好きの自分は「やっぱりラバーソールでくりゃ良かった」なんて思いましたが、ヌメリ多目の沢なのでラバーで来たら来たで「フェルトがよかった」と言うのかもしれません。
沢自体は美しいスラブ滝ありそこそこの登攀あり、きついツメもほとんどない良い沢でした。
またよろしくお願いします。
今回はCL練にM谷さんとF村さんにお付き合い頂き、滝とヌメ岩の竜喰谷へ。
2人共強いので実質CLとしてやる事はあまり無いが、計画段階が一番勉強になる気がする。
スタートは石楠花橋脇の駐車スペースから。
駐車スペースすぐそこから踏み跡があるので、そこから入渓する。
入渓点はまだ一之瀬川本流に降りる形になるので、少し下流に下ってから竜喰谷の出合いに至る。一之瀬川本流は流石の水量。出合いのすぐ下に竜喰谷出合滝があるので、渡渉には十分注意したい。
竜喰谷に入るとすぐに滝の連続が始まる。精錬場ノ滝8m、下駄小屋ノ滝12m、曲り滝10mその他が前半部に集中しており、いずれも登攀可能だ。
決して難しくは無いが、見た目より岩にヌメりがあり、いずれも慎重な足置きが必要だった。
その後も遡行全体を通して適度にスパイスが効いていて最後まで飽きさせず歩かせてくれる。
紅葉はまだ4〜5割というところ。見頃は間もなくだろう。
途中、魚影を5度程見たが、ほとんどが拳の大きさくらいの小物ばかりだった。
後半、滝については食傷気味になっていたが、やるならロープを出さなければとなると、巻くか登るかはいよいよ問題になって来る。CLは時間とチームのトライへのモチベーションも考慮しなければいけないだろう。このあたりも、今回のような比較的自力があるメンバーであれば良いが、初心者同伴だと判断基準は大きく変える必要があり、その時こそCLは大変だろうなと思った。
下山は終了点にて上がりやすいコルを詰めるとすぐに地図に無い謎の道に入るので、林道に出る場合分岐を右に進む。我々は最初林道では無く、読図しながら駐車場に直接抜けようと考えていたのだが、恐らくその場合、分岐を左に進めば良かったようだ。今回は引き返すのも手間なのでそのまま林道から下山する事とした。
M谷さん、F村さん、ありがとうございました!
※以下備忘
主な滝はリードさせて貰ったが、支点を取るポイント、FIXの仕方等でまだ迷いがあり時間が掛かっている。滑落時振られて動けない状況が想定される場合はロワーダウンへの切替を想定し、ムンターミュールが良さそうだが、そう行った危険が無さそうな時はスピード優先でエイトノットやブーリン結びでFIXさせてもいいような気がする。ただ、いざ落ちた後に想定していなかった状況に気付く可能性も考慮すると、常にムンターミュールで良いような気がして来た。まず、これに絞って慣れて、早く出来るようにしようと思う。他の方法はその後に追加して行くことにしよう。
あと笛は吹きやすいのに買い変えようと思う。
また、F村氏が教えてくれたが、短い登攀の時でロープを出す場合、1人目はメインロープを中間八の字にして登れば、トップは1人目2人目と、ムンタービレイを続けて行うだけで良く、FIX→ビレイに切り替える必要が無く早いとの事。
ロープの長さが2往復分以上明らかにある時しか使えないが、利用頻度は結構ありそうなので覚えておきたい。
M谷さんに教えて貰ったのは、トップが登り切った際に、他に支点が無く、大きな岩にスリング等を回したいが長さが足りない場合、メインロープを岩に回してブーリンで止めるという物。
これもロープの長さが十分にある事が前提だが、沢やアルパインではありそうな状況なので覚えておこう。
コメント
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おつかれした!^_^
良い沢でしたよ!
常にムンターミュールでいいと思いますよー。
慣れれば時間もかかりませんし。
あと、ラストのビレイへの移行もスムーズです。
そうなんすかー。
ロクスノだかどっかで読んだが、他の主要な結び(ムンターは結びじゃなく「ヒッチ」な気がするが)よりムンターはだいぶ強度が低いという試験結果が載ってた(資料探します)から、ほぼ確実に衝撃荷重のかからない自己確保以外ムンターは使わんほうがいいものかと思ってました。初心者登らせるとき思い切りすっ転ばんとも限らんので。そんなん言ったら自己確保も同じか。
クローブヒッチでもブーリンでもあんま変わらんのか?ちゃんと読んでないからよく分からんですが。わざわざ調べてしもうた。
http://www.neropes.com/Resources/sail_reprint.pdf
http://tozanken-tomonokai.com/_src/984/20_11-13t-nishiyama_shitenkouchiku.pdf
ほうほう。
FIX or 引き上げなんでそこまで気にしてませんでしたが、
レスキューとかだと違う結びになるようですし、”常に”は言い過ぎだったかも^^;
知らない間に盛り上がってた。二人ともありがとうございます。
FIX or 引き上げでシビアに墜落荷重を気にしなければいけない状況ってあるのかなぁ。
結びを知ってても状況によって使い分けを思い付かなきゃ意味ないよね。
とりあえず、自宅でムンターミュール反復練やっときました。
手癖で出来るようになるべし。
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