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Yamareco

記録ID: 1009078
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

晩秋の武甲山・武川岳

2016年11月17日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:23
距離
18.7km
登り
1,827m
下り
1,828m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:07
休憩
1:12
合計
7:19
10:01
7
10:40
10:40
55
11:35
11:36
32
12:08
12:08
7
12:15
13:01
23
13:24
13:24
14
13:38
13:38
16
14:31
14:33
27
15:00
15:20
50
16:10
16:12
68
一の鳥居
17:20
天候 晴/曇り
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
浦山口駅下
コース状況/
危険箇所等
・特に悪い所はなし
▼浦山口〜武甲山(裏参道)
橋立川沿いに林道を歩く。林道終点から登山道に入り、板橋を渡ると一気に登るが、道はジグザグに切ってあり、それほど急さは感じない。危険個所なし。途中南側の見晴し良し。
▼武甲山〜一の鳥居(表参道)
広めの道で危険個所はなし。ずっと森林の中を歩く。最初の家屋のところで橋があるが、橋を越えて車道を行くと大回りになる。
▼一の鳥居〜妻坂峠〜武川岳
妻坂峠までは妻坂沢を詰めていき、途中から高巻きして妻坂峠に出る。軟弱な場所、石ゴロゴロの場所あり。
妻坂峠からは尾根に出るまで、急な登りとなる。
▼一の鳥居〜横瀬駅
車道歩き。セメント工場は埃が舞う。6kmほどあり、かなり退屈。
秩父鉄道・浦山口駅から出発
2016年11月17日 10:01撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
11/17 10:01
秩父鉄道・浦山口駅から出発
橋立堂(橋立鍾乳洞)を抜けてしばらく行くと、御嶽神社の麓の鳥居。ここから武甲山の裏参道。
2016年11月17日 10:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 10:12
橋立堂(橋立鍾乳洞)を抜けてしばらく行くと、御嶽神社の麓の鳥居。ここから武甲山の裏参道。
しばらくは橋立川沿いに林道を行く。
2016年11月17日 10:18撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 10:18
しばらくは橋立川沿いに林道を行く。
見上げれば秋の空。よく晴れています。
2016年11月17日 10:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 10:38
見上げれば秋の空。よく晴れています。
山の中腹はまだ紅葉。
2016年11月17日 10:40撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 10:40
山の中腹はまだ紅葉。
林道終点から山道。
2016年11月17日 10:40撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 10:40
林道終点から山道。
板橋を渡ると、本格的な登りが始まる。
2016年11月17日 10:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 10:44
板橋を渡ると、本格的な登りが始まる。
沢沿いに入る道もあるがトラロープで立入禁止。山側に急坂を登っていく。
2016年11月17日 10:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 10:53
沢沿いに入る道もあるがトラロープで立入禁止。山側に急坂を登っていく。
こんな斜面を登ります。
2016年11月17日 10:59撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 10:59
こんな斜面を登ります。
所々貼られていた"Fun Trail 50K&100K"の標識。急坂を息切って登っている中で「苦しめる幸せ!」と書いてあるのをみると、そのとおりと思いますが(笑)。
2016年11月17日 11:06撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 11:06
所々貼られていた"Fun Trail 50K&100K"の標識。急坂を息切って登っている中で「苦しめる幸せ!」と書いてあるのをみると、そのとおりと思いますが(笑)。
道はジグザグに切ってあるので、想像していたよりはきつくないです。
2016年11月17日 10:57撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 10:57
道はジグザグに切ってあるので、想像していたよりはきつくないです。
マムシグサ、いい色に枯れて。おいでおいでしているようです。
2016年11月17日 11:02撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:02
マムシグサ、いい色に枯れて。おいでおいでしているようです。
急坂を登りきると、広々とした尾根に出る。歩きやすい。
2016年11月17日 11:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:14
急坂を登りきると、広々とした尾根に出る。歩きやすい。
やはりいるようですね…。
2016年11月17日 11:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:14
やはりいるようですね…。
ずいぶんとでかいホオノキの落ち葉!
2016年11月17日 11:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:19
ずいぶんとでかいホオノキの落ち葉!
見上げれば、まだホオノキにたくさんの葉がついていた。
2016年11月17日 11:18撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:18
見上げれば、まだホオノキにたくさんの葉がついていた。
高度が上がって、秩父の町が見えた。
2016年11月17日 11:27撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 11:27
高度が上がって、秩父の町が見えた。
秋!という感じです。
2016年11月17日 11:26撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:26
秋!という感じです。
この辺りは青空バックで紅葉が美しい。
2016年11月17日 11:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 11:32
この辺りは青空バックで紅葉が美しい。
もう一つ。
2016年11月17日 11:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 11:32
もう一つ。
道の途中に「発破退避所」。武甲山で石灰岩採取しているためだ。頂上まで6か所あるらしい。左側を見ると…
2016年11月17日 11:35撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:35
道の途中に「発破退避所」。武甲山で石灰岩採取しているためだ。頂上まで6か所あるらしい。左側を見ると…
林越しに作業している車両の出入りが見える。何だか不思議な光景(ピンボケ)。
2016年11月17日 11:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:36
林越しに作業している車両の出入りが見える。何だか不思議な光景(ピンボケ)。
長者屋敷ノ頭。シラジクボ、小持山・大持山への分岐点。
2016年11月17日 11:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:36
長者屋敷ノ頭。シラジクボ、小持山・大持山への分岐点。
武甲山へはここからまた急坂を登る。
2016年11月17日 11:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:37
武甲山へはここからまた急坂を登る。
しばらく登って広々とした尾根に出ると、
2016年11月17日 11:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:44
しばらく登って広々とした尾根に出ると、
南西側に奥多摩の山並みが広がった!
2016年11月17日 11:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 11:45
南西側に奥多摩の山並みが広がった!
どれが雲取山だろう。良い眺め。
2016年11月17日 11:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 11:45
どれが雲取山だろう。良い眺め。
退避所は結局二つしか見つからなかったが…?
2016年11月17日 11:54撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 11:54
退避所は結局二つしか見つからなかったが…?
こちらは南に小持山と大持山。
2016年11月17日 12:10撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 12:10
こちらは南に小持山と大持山。
再びシラジクボへの分岐。まっすぐ頂上へ。
2016年11月17日 12:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 12:09
再びシラジクボへの分岐。まっすぐ頂上へ。
山頂直下の御嶽神社。立派な社です。常駐はしていない模様。
2016年11月17日 13:01撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 13:01
山頂直下の御嶽神社。立派な社です。常駐はしていない模様。
武甲山山頂に到着。
2016年11月17日 12:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 12:20
武甲山山頂に到着。
山頂からは秩父の町が一望に見渡せる。奥には奥秩父の山々が広がりグッドビューです。
2016年11月17日 12:16撮影
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11/17 12:16
山頂からは秩父の町が一望に見渡せる。奥には奥秩父の山々が広がりグッドビューです。
フェンスのすぐ向こうには採石場。何だかシュールだな…。
2016年11月17日 12:16撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 12:16
フェンスのすぐ向こうには採石場。何だかシュールだな…。
向かいの山はいい色に色づいていました。あの辺りを歩いても楽しそう。
2016年11月17日 12:17撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 12:17
向かいの山はいい色に色づいていました。あの辺りを歩いても楽しそう。
奥秩父の山々。どれが両神山だろう、あの奥の山だと思うのだが…。
2016年11月17日 12:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 12:20
奥秩父の山々。どれが両神山だろう、あの奥の山だと思うのだが…。
登りました!
2016年11月17日 12:52撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 12:52
登りました!
表参道を通って下る。神社前が五十一丁目。
2016年11月17日 13:06撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 13:06
表参道を通って下る。神社前が五十一丁目。
岩交じりだが幅広の道を下る。
2016年11月17日 13:11撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 13:11
岩交じりだが幅広の道を下る。
やはり表参道、多くの場所で仏が祀られている。銀色のイカみたいな置物は賽銭箱?
2016年11月17日 13:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 13:09
やはり表参道、多くの場所で仏が祀られている。銀色のイカみたいな置物は賽銭箱?
三十一丁目の大杉の根元にも、可愛らしいお地蔵様。
2016年11月17日 13:25撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 13:25
三十一丁目の大杉の根元にも、可愛らしいお地蔵様。
二十丁目まで下ると、道は少し緩やかになる。
2016年11月17日 13:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 13:36
二十丁目まで下ると、道は少し緩やかになる。
不動滝。
2016年11月17日 13:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 13:38
不動滝。
この橋は、手すりがついていないと滑りそうで怖いな。
2016年11月17日 13:41撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 13:41
この橋は、手すりがついていないと滑りそうで怖いな。
ほぼ一の鳥居の近く。右へ車道を進んだ。
2016年11月17日 13:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 13:48
ほぼ一の鳥居の近く。右へ車道を進んだ。
妻坂峠へは、妻坂沢を詰めていく(写真左から右へ)。
2016年11月17日 14:23撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:23
妻坂峠へは、妻坂沢を詰めていく(写真左から右へ)。
こちらの山も日が当たった部分は紅葉が美しい。
2016年11月17日 14:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 14:14
こちらの山も日が当たった部分は紅葉が美しい。
妻坂峠。ここへ出るなら子持山・大持山経由で来ても良かったかな…(高低差が少ない)。
2016年11月17日 14:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:32
妻坂峠。ここへ出るなら子持山・大持山経由で来ても良かったかな…(高低差が少ない)。
妻坂峠から見た裏側の武甲山。表側とはまるで感じが違う。あそこから800m下ってきて、今また500m登り返し。
2016年11月17日 14:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:33
妻坂峠から見た裏側の武甲山。表側とはまるで感じが違う。あそこから800m下ってきて、今また500m登り返し。
妻坂峠からはすぐ岩交じりの急登りが始まる。
2016年11月17日 14:39撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:39
妻坂峠からはすぐ岩交じりの急登りが始まる。
岩場抜けるとさらにきつい登り。距離は短い、ジグザグに登る。
2016年11月17日 14:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:50
岩場抜けるとさらにきつい登り。距離は短い、ジグザグに登る。
やっと尾根に出ると、
2016年11月17日 14:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:53
やっと尾根に出ると、
ほっとする紅葉。
2016年11月17日 14:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 14:56
ほっとする紅葉。
この岩を越えると頂上はすぐ。
2016年11月17日 14:58撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 14:58
この岩を越えると頂上はすぐ。
武川岳頂上。広々とした山頂である。
2016年11月17日 15:00撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 15:00
武川岳頂上。広々とした山頂である。
眺望は東南側に開けている。
2016年11月17日 15:00撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 15:00
眺望は東南側に開けている。
ずっと先に新宿の高層ビル群が見えた気がするのだが。
2016年11月17日 15:16撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 15:16
ずっと先に新宿の高層ビル群が見えた気がするのだが。
山頂に立つ一本木。
2016年11月17日 15:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 15:20
山頂に立つ一本木。
その根元に道標。二子山へ続く北の道、山伏峠に続く東の道。今日は時間がないので、ここで折り返す。
2016年11月17日 15:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 15:20
その根元に道標。二子山へ続く北の道、山伏峠に続く東の道。今日は時間がないので、ここで折り返す。
山腹にはまだ所々に見事な紅葉があります。
2016年11月17日 15:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 15:53
山腹にはまだ所々に見事な紅葉があります。
2016年11月17日 15:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 15:53
武甲山一の鳥居まで出る。鳥居前には守り神の狛犬四頭。
2016年11月17日 16:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 16:09
武甲山一の鳥居まで出る。鳥居前には守り神の狛犬四頭。
ずいぶんかわいらしい顔をしている。まつ毛まであるぞ。
2016年11月17日 16:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 16:09
ずいぶんかわいらしい顔をしている。まつ毛まであるぞ。
逆側の犬。対で雌・雄なのか。
2016年11月17日 16:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
11/17 16:09
逆側の犬。対で雌・雄なのか。
その奥の一頭。少し精悍です。
2016年11月17日 16:10撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 16:10
その奥の一頭。少し精悍です。
これが一番精悍!きっと山犬(狼)でしょうね。昔はきっとこの辺りにもたくさん生息していたのだと思います。
2016年11月17日 16:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 16:09
これが一番精悍!きっと山犬(狼)でしょうね。昔はきっとこの辺りにもたくさん生息していたのだと思います。
あざやか!山の麓でも
2016年11月17日 16:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 16:13
あざやか!山の麓でも
本日一番はこれ!
2016年11月17日 16:21撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
6
11/17 16:21
本日一番はこれ!
紅葉が草に万遍なく散っていて、赤い花でも咲いているようです。
2016年11月17日 16:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 16:19
紅葉が草に万遍なく散っていて、赤い花でも咲いているようです。
本当の赤が鮮やかなもみじでした。
2016年11月17日 16:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
11/17 16:20
本当の赤が鮮やかなもみじでした。
一転して、セメント工場の間を抜けていく。
2016年11月17日 16:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 16:38
一転して、セメント工場の間を抜けていく。
表側の武甲山とセメント工場。がっつり垂直に削り取られた山肌、これまたシュールな取り合わせ。
2016年11月17日 16:54撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 16:54
表側の武甲山とセメント工場。がっつり垂直に削り取られた山肌、これまたシュールな取り合わせ。
夕暮れの武甲山。表側から見るとどっしりとしている。そして削られた山肌が怪異だ。
2016年11月17日 17:05撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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11/17 17:05
夕暮れの武甲山。表側から見るとどっしりとしている。そして削られた山肌が怪異だ。
この分岐点に注意。下山して横瀬駅に向かう場合、うっかり見過ごすと真っ直ぐ進んでしまうが、西側へのカープを進むこと。
2016年11月17日 17:08撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 17:08
この分岐点に注意。下山して横瀬駅に向かう場合、うっかり見過ごすと真っ直ぐ進んでしまうが、西側へのカープを進むこと。
横瀬駅に到着。よく歩きました。
2016年11月17日 17:25撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
11/17 17:25
横瀬駅に到着。よく歩きました。
撮影機器:

感想

先月末に両神山へ行く途中、秩父の町から見上げた武甲山。町からいきなりどんと聳えて、山肌が削られた姿と合わせて何か迫力があった。東京から奥多摩・奥秩父の山並みが見える日には、その北の方に鋭角にひょこっと飛び出ているのが武甲山だと知って、登ってみたくなった。

計画では武甲山から伊豆ヶ岳へ抜けるつもりだったものの、登山開始時間が遅いので伊豆ヶ岳まで行けないことは承知していたが、浦山口の裏参道から登る。
こちら側からの登山者はこの日は見かけなかった。天気が良くて気持ち良い。
裏参道は橋立川沿いに入って、林道終点から尾根まで一気に登る。
道はジグザグに切ってあったためそれほどの急登には思えなかったが、それでもきついはきつい。途中に貼ってあった案内札に「苦しめる幸せ!」と書いてあったのを見て、そうだよなと笑ってしまった。苦しんで登った後に眺望が待っているのだから頑張れるとも取れるし、好き好んで苦しい道を進めば、後にいいことが待っているとも取れるし、名言だよな、これ。

この裏参道は途中から眺望が開けて、南〜南西側に奥多摩・奥秩父の山々が見えてくる。天気が良かったのでこの素晴らしい光景に出会えた。その中に雲取山もあったはずで、もしかしたら甲武信ヶ岳の方まで見えていたかもしれない。

武甲山の山頂直下には御嶽神社が鎮座している。山頂からは秩父の街並みが全て見渡せる。そうしてみると、武甲山はやはり秩父の人たちの象徴として崇めたてられてきた山だったのだろう。下りに使った表参道には至る所に小仏が祀られていたし、道も昔から登られてきたからか、広く手入れが行き届いている感じがする。
そんな武甲山だが、頂上すぐにフェンスが張られているのは残念である。その眼下から採石場が広がっている。頂上で昼食を摂っていたら突然、小規模だが発破の音が聞こえた。裏側は信仰の山を保っているが、表側は砕石の"現場"。何だか不思議な気がする。

武甲山から一の鳥居付近まで下って、妻坂峠へ出て武川岳まで登る。800m下ってまた500m登り返すのは、なかなかしんどい。妻坂峠へ出るなら、小持山・大持山を経由する方が高低差は少ないが、武甲山の表参道は一度歩いてみたかったので仕方ない。
妻坂峠から武川岳へはすぐに岩交じりの急坂を登る。息を切らして尾根に出ると、後は緩やかに登って頂上へ出る。広々とした頂上は東南側にしか展望がないが、ずっと先に東京まで見えた気がする。天気の良い日、東京からここまでは見渡せるのだから、こちらからもきっと見えていたはずだ。

本当は武川岳から山伏峠を経由して伊豆ヶ岳に出て吾野まで歩きたいところだが、秋の日は短い。この日はそのまま一の鳥居経由で横瀬へ出ることにした。武川岳からはゆるゆると、飯能の方まで奥武蔵の山並みが続いている。
時間は長くないが、よく歩いた一日だった。

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コメント

苦しめる幸せ!
前回の両神山に続いての秩父方面だったのですね。大変お疲れさまでした。ホントに晩秋、という言葉がぴったりくる見事な紅葉っぷりですね。どれもお写真素晴らしいです。武甲山は古来からの霊峰なのですね。こうした山頂神社や狛犬にも歴史を感じてしまいます。

苦しめる幸せの張り紙、トレラン大会が開催されたのですね(これから?)。50kmだ100kmだという距離を見ると尋常ではない数字ですが、日本でもハセツネに北丹沢12時間、富士1周のUTMFなどロングトレイル大会目白押しですし、ものともしないランナーさんが多くなったのでしょうね。私も以前は普通のロードの方のウルトラマラソンに出ることが夢だったりした時期もありましたが、今はもう絶対無理です(笑)。山中で(しかもファンランで)100kmって・・・いやはや、です
2016/11/19 22:19
Re: 苦しめる幸せ!
ほんと、山の中で50km,100kmとはどんな世界なんでしょうね(1日で?)。
ryoさんはロードの長距離もやっているんでしたっけ?
今年5月に雲取山で会ったトレランの方が、自分はロードもやるけど仲間と話をすると
50代で自己ベストを出している人が多いと言っていました
あなたも私たちのチームに入りませんかと誘われましたが、千葉県の方だったので残念ながらお断りしました(笑)。
50代になっても記録が伸びるとは、トレーニングを続けていると伸びていくものなんですね。「苦しめる幸せ」って、無条件に基礎的な体力が高い若い頃は置いておけば、基本的に健康を維持していられるからできるわけだし、言えることですよね。

武甲山は位置的に奥武蔵に分類されるようですが、奥多摩とも似た雰囲気かと思います(近いですし)。私は冬山はやらないので、冬場に歩くとしたら積雪がなければ良い場所かもしれません。
2016/11/20 10:52
紅葉きれいですね♪
私が住んでる横浜からは丹沢が近いので年に何回も行って
コースを歩き尽くしたいとか思ったりしますが奥多摩や奥秩父は遠いので
本当はもっと行きたいけどなかなか行けないです(^_^;)
東京からなら近そうですね!・・って、ichiさん以前は千葉居住って聞いたような

これから何十年もかけて山登りをしていくと思いますが
奥秩父方面の山はichiさんの記録を参考にしたいと思います(*^_^*)
2016/11/20 15:07
Re: 紅葉きれいですね♪
両神山に行ったことから、このエリアを久しぶりに訪れたという感じです。
小学生の時の遠足で、奥武蔵の入口に当たる飯能の天覧山や子の権現などを訪れて以来かもしれません。
丹沢や奥多摩と比べると有名な場所がたくさんあるわけではなく、やや地味なのかもしれませんが、その分落ち着きのあるエリアかもしれません
私は積雪の冬山はやらないので、冬場でも歩ける場所はないかと探していましたが、
地図で見たら今回登った武甲山から西武秩父線をはさんで向こうの山並みは、標高1,000m未満の山並みが延々続いているのに気付いたので、そのうち歩いてみるかも
気付いたら、今年は丹沢に行かずじまいになっていますね…。
2016/11/22 0:57
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