Great Walk : Routeburn Track / New Zealand(ルートバーン・トラック)

- GPS
- 14:07
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 2,034m
- 下り
- 1,969m
コースタイム
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:59
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 8:06
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:56
天候 | 1日目:雨のち雪 2日目:曇り時々晴れ 3日目:曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
・テアナウ周辺のグレートウォーク登山口およびテアナウ・クィーンズタウン間のシャトルバスのオンライン予約が可能。 http://tracknet.net/timetables-prices/ 拠点となるテアナウの街までは、KeplerTrackの計画書を参照のこと。 http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-249681.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
最新情報はDOCにて事前のチケット入手時に確認する。 行程中は各小屋のレンジャーの指示に従う。 ※山行開始日の2日前にチケットを受け取ろうとDOCビジターセンターに行ったところ、天気が雪予報で状況が悪いから明日改めて来るようにと、チケットを受け取れませんでした。翌日、再訪したところ予報は変わらずでしたが問題なく受け取れました。 先月、ケプラートラックでは降雪でトラック閉鎖もあったみたいなので最新情報はDOCで確認してから出発するのが良いようです。 |
その他周辺情報 | ※下記のヤマノートも参考になるかと思います。 ニュージーランド南島クイーンズタウン、テ・アナウを拠点とした時の食糧、アウトドア用品の調達事情 http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1848 ニュージーランドの宿泊施設について(街中・グレートウォークの場合) http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1852 ニュージーランドでの携帯電話の利用について http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1856 |
装備
個人装備 |
バックパック
スリーピングバック
アルミシート
レインウェア
ダウンジャケット
着替え
グローブ
サンダル
クッカー・コッヘル・カトラリー
ウォーターフィルタ
ウォーターキャリア
緊急セット
携帯電話&携帯用品
サングラス
傘
食料
燃料
その他消耗品
ストック
|
---|---|
備考 | ・サンダルは必携。小屋内で活躍する。 ・マッチも必携。小屋では着火機能の無いコンロが多い。 ・NZで調達したメリノのシャツは臭わない。長期山行では非常に有り難い。 ・90Lビニールバック。飛行機の預け入れ時には、ザックが傷付くのを防止するためパッキングに使う。雨天時にはインナーバックとしても使った。 ・撥水性のあるウインドブレーカ。 レインウエアも持参し大雨では使用したが、小雨が降ったり止んだりを繰り返すことが多く、気温も高いので、蒸すレインウェアよりもウインドブレーカ(軽量)を着て行動することが多い。山小屋滞在時の防寒着、フード付きであればサンドフライ対策としても役に立つ。 ・沢用のネオプレンソックス。 一般登山ではあまり使っている人は少ないと思うけど、浸水しても歩きやすいし、長期山行で乾きやすいのは軽量化にも有効。 ・ガスストーブ。 ケプラー・ミルフォード・ルートバーンの山小屋泊では、持参しているのは少数派。行動時に温かいものを食べたい場合は便利。今回はクイーンズタウンでガス缶(230g)を調達。3本のグレートウォークで、主にスープ類・乾麺の調理に使用。最後まで使えた(使用後のガス穴あけも持参していたが、まだ使えるのでYHAのフリーフードコーナーで放出)。 |
感想
ルートバーントラック。
ケプラートラック、ミルフォードトラックに続けて3本目のグレートウォーク。森林限界を越えた縦走とフィヨルドの渓谷美が魅力のRouteburnTrack。32km(サイドウォークは含まず)を2泊3日で歩いた。
スタート地点のRouteburnShelterにはクイーンズタウンからシャトルバスで1時間45分ほど。最寄りの街はグレノーキーだけど、シャトルバスはクイーンズタウン始発なので、どちらの街に泊まってもRouteburnShelterへの到着時間は変わらない。
今回は、街の規模が大きく宿泊施設の確保や食糧を含む装備品の調達がしやすいクイーンズタウン泊とした。途中休憩で立ち寄ったグレノーキーの街は、美しい田舎町といった感じ。事前の準備が十分なら、こちらでの宿泊でも良かったかもしれない。
<1日目>
RouteburnShelterからRouteburnFallsHutまで8.8km 4時間。RouteburnTrackはRouteburnという川に沿ったトラック。初日は標高1000mまで500mほどの登りとなり、樹林帯が続く。
午前10時。雨の中を歩き始める。風は弱く、強弱はあるけど雨脚は強い。雷鳴も聞こえる。ケプラートラック、ミルフォードトラックと歩いてきたけど天候は一番悪い。黙々と歩く。RouteburnFlatsHutとの分岐を越えたあたりから高度を稼ぎ始めると、みぞれ混じりとになる。12時30分頃、RouteburnFallsHutに到着する。
小屋は新しくとても綺麗。クリスマス装飾もされて華やか。晴れていれば展望も良さそう。晴れた週末に1泊2日で上がってくると幸せな週末が過ごせそうだ。しかし、今日は寒い。雪で地面が白くなる。持参した昼飯のラーメンと食後のホットワインが最高に美味かった。
<2日間>
RouteburnFallsHutからLakeMackenzieHutまで11.3km 6時間
本格的な登山980mの山小屋から1515mのピークを踏んで890mの山小屋に降りる森林限界を越えた縦走路。
計画時は朝7時に行動開始としていたが、予想以上の積雪だったので朝8時30分にレンジャー(小屋番)さんによる最新の気象情報が発表されるのを待って出発した(→気温も上がり、峠越えは問題無いとのこと)。
RouteburnFallsHutから先は森林限界を超えたアルペン的な山岳景観。積雪は3~4cmくらい。吹き溜まりでは膝下まで。ここまでの積雪は想定していなかったが、天候は雨がパラつく程度。風もほとんど無く路面凍結もなく歩きやすい。白い雪を纏った峰々に囲まれ素晴らしい世界となっていた。
HarrisSaddleからConicalHillへのサイドウォークは落石のおそれがあるので閉鎖中だったので、HarrisSaddleで休憩のあとは、LakeMackenzieHutに向けて峠を下る。
森林限界を越えたままだけど雲で展望はないトラバースがしばらく続いた後、一気に下り樹林帯の中にあるLakeMackenzieHutに着く。LakeMackenzieHutでは、マッケンジー湖畔を歩くサイドウォークを散策する。このサイドウォーク中が一番天気が良かったかもしれない。
<3日間>
LakeMackenzieからTheDivideまで12km 5.5時間
山腹を巻きながらRouteburnTrackのゴールとなるTheDivideを目指す。またサイドウォークのKeySummitにも登る。この日のルートも大半がトラバース道。緩やかに高度を下げて歩きやすい。天候は曇り。樹林の隙間からは上層も下層も白く展望は望めない。途中、見応えがあったのは174mの落差を持つ滝Earlandfalls。滝壺の前を通過するが、柵的なものはない。
ゴールのTheDivideまで半分ほど距離にあるLakeHowdenHutを通過する頃に青空が見え始める!雲は多いけど、青空はやはり嬉しい。LakeHowdenHutで標高は683mまで降りてきていて、KeySummitは標高918mの登り返しだけど、それまでのダラダラペースから一転ハイペースで登り返す。
KeySummitは日帰りで訪れるハイカーも多くサイドウォークに入ると多くのハイカーとすれ違う。森林限界を越えるがKeySummitの上空は青空が見えるものの左右に広がる山脈には曇が掛かっていた。昼食をとりながらしRouteburn側を眺めて過ごすが状況は変わらなかった。残念・・・。
KeySummitから先はひたすら下る。14時台のシャトルバスに乗ることができて無事にテアナウに戻ることが出来た(当初予定していたバスよりも早い時間に乗ることができた)。
RouteburnTrackでは、スカッと晴れは無かったけど、雪化粧をした峰は迫力があり、見応えがあった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する