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Yamareco

記録ID: 1027465
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

雪山講習でゆく木曽駒ヶ岳

2016年12月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
Pancho2 その他5人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:38
距離
4.8km
登り
540m
下り
546m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:52
休憩
0:42
合計
4:34
8:13
61
9:14
9:26
11
9:37
9:38
3
9:41
9:42
18
10:00
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8
10:08
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25
10:33
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22
11:05
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16
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13
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0
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9
11:47
11:51
46
12:37
12:47
0
12:47
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンターからバスに乗りロープーウェイ駅へ。
コース状況/
危険箇所等
講習参加だったので、登山ポストは意識してませんでした。

今回は基本的にどこも雪が深すぎず、ラッセル不要で歩きやすかったので一般的な注意点だけで、特記する注意点なし。ただし、天候変化で簡単に条件が変わる気がします。

●ホテル千畳敷-乗越浄土
カールには雪庇流れのデブリがたくさんあり。素早く通過するしかないようです。ほとんど直登ですが、登山時には適度に雪がしまり、アイゼンの効きがよく歩きやすかった。雪が凍ったりすると簡単に条件が変わりそう。当日は風当たりはあまりありませんでした。

●乗越浄土-中岳
ホテルから見ていると雪煙が上がっていたので、ものスゴイ強風を予想していたにもかかわらず、風が止んだか、もともと風が無かったか、予想したほど強風ではありませんでした。ただし、天候条件の変化で簡単に変わりそう。
雪は踏み抜くところはなく、それでいて雪が柔らかく積もっているので10本アイゼンで上り下りとも歩きやすかったです。

●中岳-木曽駒ヶ岳
乗越浄土-中岳と条件はほぼ同じ。中岳まで行かないと木曽駒ヶ岳が見えず、不安なので一人では木曽駒ヶ岳に行かないだろうな〜。
その他周辺情報 ホテル千畳敷
TEL 0265-83-5201
標高2600m付近のホテル。運が良ければ星空、朝焼けなどロープウェイ運行前、後に見られるのが素晴らしい。南アルプスや富士山背後から登る日の出の太陽や朝焼け、レストラン窓から見える雪景色の宝剣岳など宿泊の利点を有効に使いたいホテルです。
夜明け前の山
2016年12月15日 06:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
12/15 6:28
夜明け前の山
ホテルでのんびり窓からこんな朝焼けを見られるなんて
2016年12月15日 06:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 6:30
ホテルでのんびり窓からこんな朝焼けを見られるなんて
朝日が当たり金色に輝いてます。写真で輝きを出すのは難しいですね
2016年12月15日 06:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
12/15 6:59
朝日が当たり金色に輝いてます。写真で輝きを出すのは難しいですね
朝7時にすでに中間地点を登る人がいます
2016年12月15日 07:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
12/15 7:00
朝7時にすでに中間地点を登る人がいます
雪面はこんな感じ
2016年12月15日 07:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/15 7:01
雪面はこんな感じ
デブリが一杯。早く通過しなくては
2016年12月15日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 8:20
デブリが一杯。早く通過しなくては
濃いブルーに感激
2016年12月15日 08:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 8:53
濃いブルーに感激
自分たちの足跡を見ては感激
2016年12月15日 08:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/15 8:53
自分たちの足跡を見ては感激
社は雪の下
2016年12月15日 10:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/15 10:35
社は雪の下
神社の向こうに御嶽山
2016年12月15日 10:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:37
神社の向こうに御嶽山
乗鞍山から北アルプスが
2016年12月15日 10:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/15 10:37
乗鞍山から北アルプスが
初めての3000m近くの山頂で浮かれてます
2016年12月15日 10:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:38
初めての3000m近くの山頂で浮かれてます
富士山もずっと見てくれます
2016年12月15日 10:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:38
富士山もずっと見てくれます
遠くを見ても綺麗。向こうは雲一つ無い浅間山と八ヶ岳
2016年12月15日 10:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:39
遠くを見ても綺麗。向こうは雲一つ無い浅間山と八ヶ岳
近くを見ても綺麗
2016年12月15日 10:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:39
近くを見ても綺麗
ここも綺麗
2016年12月15日 10:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:40
ここも綺麗
こちらも素敵
2016年12月15日 10:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:41
こちらも素敵
いくら写真を撮っても、撮り忘れているような。ただの高山健忘症か?
2016年12月15日 10:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 10:42
いくら写真を撮っても、撮り忘れているような。ただの高山健忘症か?
道標にも厳しいエビのしっぽが
2016年12月15日 10:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/15 10:43
道標にも厳しいエビのしっぽが
2016年12月15日 11:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 11:20
歩いて行くと景色が変わりますね
2016年12月15日 11:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/15 11:20
歩いて行くと景色が変わりますね
行きには後ろで見えませんでしたが。
2016年12月15日 11:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/15 11:20
行きには後ろで見えませんでしたが。
帰りにパスした中岳山頂
2016年12月15日 11:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/15 11:22
帰りにパスした中岳山頂
言葉が出ない
2016年12月15日 11:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/15 11:32
言葉が出ない
下山しながら感激が続く
2016年12月15日 12:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/15 12:10
下山しながら感激が続く
ホテルから景色もなんとも言えず
2016年12月15日 12:46撮影 by  iPhone 6s, Apple
3
12/15 12:46
ホテルから景色もなんとも言えず

装備

個人装備
長袖シャツ メッシュシャツ 長袖インナー メッシュアンダーパンツ ハードシェル ズボン 靴下 2重グローブ 予備グローブ ミッドレイヤー ゲイター アイゼン ピッケル ハーネス ネックウォーマー 帽子 ザック 行動食 水筒(保温性) ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

 単独行ばかりで、基本的な知識や経験不足からくる遭難が怖いので、2日間の講習会。1日目が初期制動、滑落停止、耐風姿勢の技術講習。2日目は雪山歩行実践。雪山を歩くだけですが、専門家から歩き方、レイヤーなど細かい数々の注意点を教えていただけたのでありがたかった。

 1日目は斜面を使った練習ばかりなので、写真はありません。
 基本は教わりますが、短い時間で初期制動、滑落停止ともに、頭で思っていると体の動きが連動しません。しかも、考えずに体が動かなくてはならないので、今後も繰り返し練習を痛感させられました。

 2日目は楽しい雪山歩行。初めての3000m付近の雪山で、地形による風の強弱、雪崩箇所の見方。登坂中と風当たりの強い稜線移動中のレイヤーの考え方。休憩時にはずしたグローブを懐に入れるなど落とさない対策。凍傷に気をつけるタイミング。今まで平気で我慢してましたが、凍傷予防のために、かなり初期の状態で反応した方が良かったんですね。

 半日全員が行動を共にするので、アイゼンの種類によるグリップの善し悪し、ウェアの使いやすさ、など比較できるので参考になります。ただし、高価な製品の方が確かに優れているのかわかり、物欲がでてくるのが困った。

 グローブを手首に結びつけるリーシュコード、カメラポーチの装着法、アイゼンベルトの適切な長さなどなど、細かい点も教えてもらえたのが助かりました。講習では遠慮無くいろんなことを尋ねることができるのがよいですね。

 標高2600m付近のホテルに泊まるのは初めての経験。運が良ければ星空、朝焼けなどロープウェイが動いていない時間に、快適に見られるのが素晴らしい。今回は、夜間、星空が見えましたが、強風が雪を飛ばしていたため、綺麗に写真を撮ることができなかったと参加者の方がおっしゃってました。その代わり、日の出直後に山全体が金色に輝く素敵な景色を鑑賞でき大満足。

 朝から下山するまで快晴が続きました。風がもう少し弱ければというのは贅沢な要望でしょうか。木曽駒ヶ岳山頂からは、御嶽山、穂高岳、槍ヶ岳、浅間山、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳から続く南アルプスの山々が、見える山はどの山でも見えます。

 こんな素敵な経験があると、何回も来たくなってしまうではないですか。今回の講習で訪れた3000m級の山を、一人で登る勇気も技術はありません。それでも再び非常に強くなってしまいますね。まずい。

 最後になりますが、楽しい講習、山行きができたのは、素晴らしい講師の方、参加者の皆さんの協力的な姿勢のおかげです。ありがとうございました。みなさん、今後も機会があったら、ご一緒したい方々ばかりで嬉しい講習会となりました

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