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Yamareco

記録ID: 1038656
全員に公開
トレイルラン
蔵王・面白山・船形山

炭沢山 〜正月から変態ピークにバリルート登山?トレランには厳しかったです〜

2017年01月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:16
距離
16.5km
登り
787m
下り
768m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:53
休憩
0:23
合計
4:16
5:25
34
スタート地点(鳥海月山両所宮神社)
5:59
6:04
33
金勝寺
6:37
6:47
62
深沢不動
7:49
7:50
9
P626
7:59
8:03
18
8:21
8:22
15
P626
8:37
8:37
9
林道終点(炭沢山側)
8:46
8:46
5
林道終点(愛宕山側)
8:51
8:53
16
「名もなき小ピーク」
9:09
9:09
32
林道合流地点(双月町側)
9:41
ゴール地点(鳥海月山両所宮神社)
一応トレランだった、って事にしておきます。炭沢山周辺は道がないので走れません。
天候 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス 実家(山形市内)から走り
コース状況/
危険箇所等
炭沢山は山と高原地図には記載が無く、現地にも案内の類いが一切無いバリルート。踏み跡はほぼ無く、有っても獣道レベル。最低限の読図の能力と、時期によっては藪こぎを厭わない気力・体力が無いと行ってはいけない山。
「楽しく里山トレラン!」なんて期待できない。この近所でトレランやりたかったら千歳山周辺にでも行くことを強く勧める。

■山形市市街地〜深沢不動
ほぼ積雪なし。ただし、早朝は一部路面の凍結あり。傾斜が有るところは注意。深沢不動までは緩い登りの林道。
■深沢不動〜P626〜炭沢山
国土地理院地形図に記載された、「深沢不動から尾根を南北に横断する登山道」が全く見当たらない…廃道……??計画では、この道を使って尾根の南斜面の林道に移動し、林道の終点から取り付く予定だったのだが…。
深沢不動裏の道は方向が違ううえに通行禁止の表示。
地形図上は本来道がある谷には踏み跡なし、倒木と灌木の急斜面で荒れ放題。途中、薄い踏み跡とピンクテープを発見したが、別の谷に誘導されるので、信用して良いものやら…??
結局、地図上では道のあるはずだった谷を直登し、稜線に登って直接P626に向かう事にした。この谷も倒木とぬかるみだらけの急斜面…(x_x)
P626を経て炭沢山に続く稜線まで上がれば、尾根筋は明瞭で危険箇所はない。ただし、所々で枝、灌木がウザい。夏は藪が酷そう。
稜線上は5〜10cmの積雪あり。P626から炭沢山まで2つほど偽ピークあり。
炭沢山には全く展望無し。
■P626〜南斜面の林道終点(炭沢山側)
もともとここから取り付こうと思っていた、「みんな足あと」がついているルートで、所々ピンクテープが有るが明瞭な踏み跡はない。P626の南斜面にピンクテープがあるので、これを目印に南の尾根を下る。なかなかの急斜面なので滑落注意。尾根の鞍部から右に曲がりスギの植林の森に入る。植林の中にはピンクテープが見えるが、林業の目印(?)と混在&踏み跡不明瞭の急斜面&倒木だらけで危険だったため、無理にピンクテープを辿らず安全と思われるルートを探りながら谷を下る。
■南斜面の林道
GPSが飛んじゃったが…、あまり起伏の無い未舗装林道で、ここだけ唯一(苦笑)トレランらしく気持ち良く走れた。
■林道終点(愛宕山側)〜名もなき小ピーク(写真61,62)〜林道(双月町側)
当初計画では、林道終点から少々藪漕ぎをして裏から愛宕山に上り、盃山まで縦走する予定だったが、安易に踏み跡を辿ったら、写真61、62の「名もなき小ピーク」に上り、そこから酷い藪と急斜面で愛宕山側へは移動出来なくなった。愛宕山へ裏から回るには、このピークには登らず斜面をトラバースしていくのが正解と思われる(※自分は行けていないので保障は出来ない)。
「名もなき小ピーク」には古いピンクテープがあり、辿っていくと市内の双月町地区へ続く林道に下山できる。ただし下りはかなりの急斜面のうえに藪が酷い。
今年も実家近くの「鳥海月山両所宮」をスタート地点に。
例年初詣で凄い人出の神社だか、今は朝5時なので空いてる。
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今年も実家近くの「鳥海月山両所宮」をスタート地点に。
例年初詣で凄い人出の神社だか、今は朝5時なので空いてる。
昨年大きな怪我もなく無事山を楽しめたことを感謝してから、今年の山行の無事を祈念します。
5
昨年大きな怪我もなく無事山を楽しめたことを感謝してから、今年の山行の無事を祈念します。
甘酒を頂きました。
7
甘酒を頂きました。
山門をくぐってスタート。
山門をくぐってスタート。
馬見ヶ崎川を渡る。まだ真っ暗なうえにガスってる。
馬見ヶ崎川を渡る。まだ真っ暗なうえにガスってる。
甘酒が良い感じで効いたのか、走り始めて1km程で便意が…(汗)
コンビニの看板が見えたので、ルートを逸れてトイレを借りに。ホント助かりました。
甘酒が良い感じで効いたのか、走り始めて1km程で便意が…(汗)
コンビニの看板が見えたので、ルートを逸れてトイレを借りに。ホント助かりました。
山に入る直前に、金勝寺という大きなお寺が有ったので、ちょっと寄り道してみましたが…
山に入る直前に、金勝寺という大きなお寺が有ったので、ちょっと寄り道してみましたが…
立派なお寺、ライトアップされていますが本堂は閉まっていて、誰もいません。本堂に一礼だけして立ち去りました。
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立派なお寺、ライトアップされていますが本堂は閉まっていて、誰もいません。本堂に一礼だけして立ち去りました。
市街地を抜け、深沢不動に向かいます。真っ暗なのでヘッデン点灯。切り通しの先に見えるのは炭沢山?
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市街地を抜け、深沢不動に向かいます。真っ暗なのでヘッデン点灯。切り通しの先に見えるのは炭沢山?
高速のトンネル上を渡ります。
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高速のトンネル上を渡ります。
高速のトンネル上から。
うっすらと夜が明けてきました。
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高速のトンネル上から。
うっすらと夜が明けてきました。
トンネル渡って直ぐに、こんな未舗装の道が有りましたが、ここは深沢不動への道ではありません。
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トンネル渡って直ぐに、こんな未舗装の道が有りましたが、ここは深沢不動への道ではありません。
ここを入るのが正解。
ここを入るのが正解。
緩い登りの林道。
緩い登りの林道。
深沢不動に着きました。
4
深沢不動に着きました。
せっかく来たので参拝します。
せっかく来たので参拝します。
さてここで、計画では地形図に記載された「深沢不動から分岐し尾根を南北に縦断する登山道」を通って南側の林道に移動し、その林道の終点から炭沢山に取り付く予定でしたが…肝心の尾根を横断する道が見当たりません…。GPSによればちょうど分岐点にいるはずですが…。
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さてここで、計画では地形図に記載された「深沢不動から分岐し尾根を南北に縦断する登山道」を通って南側の林道に移動し、その林道の終点から炭沢山に取り付く予定でしたが…肝心の尾根を横断する道が見当たりません…。GPSによればちょうど分岐点にいるはずですが…。
深沢不動の奥にも道は続いていますが…。
深沢不動の奥にも道は続いていますが…。
通行止めとか書いてあるし、そもそも計画と方向が違う道です。炭沢山に行けるのかもしれませんが…地形図を見ると、この先で稜線に上がるには、物凄い急斜面を登る事になりそうなので遠慮したい。
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通行止めとか書いてあるし、そもそも計画と方向が違う道です。炭沢山に行けるのかもしれませんが…地形図を見ると、この先で稜線に上がるには、物凄い急斜面を登る事になりそうなので遠慮したい。
道が分からず深沢不動付近でウロウロ……撤退を考え始めましたが…。
ふと気付くと、地形図では道があるはずだった谷筋に向かって進む、すっごい薄い踏み跡(踏み跡なのか?)が…まさかこれ??
道が分からず深沢不動付近でウロウロ……撤退を考え始めましたが…。
ふと気付くと、地形図では道があるはずだった谷筋に向かって進む、すっごい薄い踏み跡(踏み跡なのか?)が…まさかこれ??
登り始めたら、直ぐに踏み跡は消え、グジャグジャ・ズルズルの泥の急斜面を手も使って上る羽目に…。ただの獣道だったのか??
もう帰りたい…と思いきや、目の前に祠が!
かつて人の手が入っていた場所。方向は間違っていない(確信)。
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登り始めたら、直ぐに踏み跡は消え、グジャグジャ・ズルズルの泥の急斜面を手も使って上る羽目に…。ただの獣道だったのか??
もう帰りたい…と思いきや、目の前に祠が!
かつて人の手が入っていた場所。方向は間違っていない(確信)。
祠の傍にピンクテープを発見。道は痕跡もないが、登っている人はいる模様。
そして、さっきの僕の取り付き位置はたぶん間違ってる(確信)。
祠の傍にピンクテープを発見。道は痕跡もないが、登っている人はいる模様。
そして、さっきの僕の取り付き位置はたぶん間違ってる(確信)。
しかし、ピンクテープと獣道レベルの踏み跡を辿っていくと、先ほど引き返した深沢不動奥の通行禁止の道があるのと同じ谷に誘導されていきます。このピンクテープと踏み後、信じて辿っていっていいのかしら??
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しかし、ピンクテープと獣道レベルの踏み跡を辿っていくと、先ほど引き返した深沢不動奥の通行禁止の道があるのと同じ谷に誘導されていきます。このピンクテープと踏み後、信じて辿っていっていいのかしら??
もうここは、この正面の谷を直登し、稜線に上がることにします。
もうここは、この正面の谷を直登し、稜線に上がることにします。
倒木多数(x_x)
稜線が見えてきましたが…足元はズルズル。
稜線が見えてきましたが…足元はズルズル。
急。なかなか着かない…。
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急。なかなか着かない…。
踏み跡…なんでしょうか…?
2
踏み跡…なんでしょうか…?
何とか稜線に上がりました。踏み跡はよく見るとイヌ科動物の足跡っぽい…やっぱり獣道か…。
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何とか稜線に上がりました。踏み跡はよく見るとイヌ科動物の足跡っぽい…やっぱり獣道か…。
笹に、低木の小枝がウザいです。
笹に、低木の小枝がウザいです。
あれが炭沢山か…?
2
あれが炭沢山か…?
夏来たら藪で酷いことになってそうな稜線。
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夏来たら藪で酷いことになってそうな稜線。
木の密度が濃い…w
木の密度が濃い…w
稜線の途中からピンクテープあり。結局正解のルートはどこだったんだろう?
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稜線の途中からピンクテープあり。結局正解のルートはどこだったんだろう?
ここを登れば…。
ここを登れば…。
前衛のP626ピークです。
地図上では電波塔の記号がありましたが、そんなもん見当たりません。見つからなかった登山道といい……参照した地図の情報が古いのか…?
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前衛のP626ピークです。
地図上では電波塔の記号がありましたが、そんなもん見当たりません。見つからなかった登山道といい……参照した地図の情報が古いのか…?
下って登り返す。
下って登り返す。
着いたかと思ったら偽ピークだったww
着いたかと思ったら偽ピークだったww
今度こそ…。
つ、着いた〜(安堵)
そして時刻は8時。もうすっかり明るい。初日の出なんて言ってる時間じゃない(爆)
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つ、着いた〜(安堵)
そして時刻は8時。もうすっかり明るい。初日の出なんて言ってる時間じゃない(爆)
三角点。
山頂より北側。
この先に雨呼山とかあるはずですが、枝の密度が凄すぎて…シルエットしか見えないw
山頂より北側。
この先に雨呼山とかあるはずですが、枝の密度が凄すぎて…シルエットしか見えないw
山頂より西側。
雲海に浮かぶ月山が見えました!…肉眼ではかろうじて…。
スマホのカメラでは枝が邪魔で…。
山頂より西側。
雲海に浮かぶ月山が見えました!…肉眼ではかろうじて…。
スマホのカメラでは枝が邪魔で…。
山頂より東側。
方角的には山形神室、仙台神室のW神室岳や笹谷峠があります。
もしかしたら、落葉した木の間から見えるかと思いきや……ここで落葉しない松の木が視界をブロックww
山頂より東側。
方角的には山形神室、仙台神室のW神室岳や笹谷峠があります。
もしかしたら、落葉した木の間から見えるかと思いきや……ここで落葉しない松の木が視界をブロックww
山頂より南側。
やっぱり枝が邪魔…。背後に見える蔵王連峰は絶賛雲隠れ中w
山頂より南側。
やっぱり枝が邪魔…。背後に見える蔵王連峰は絶賛雲隠れ中w
南西。枝の間から、山形県庁と千歳山が見える。
素直にあっちに行っとけばよかったかも…。
2
南西。枝の間から、山形県庁と千歳山が見える。
素直にあっちに行っとけばよかったかも…。
もういいや(爆)
山頂滞在3分で下山開始。
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もういいや(爆)
山頂滞在3分で下山開始。
雲の切れ目から、実質的な初日の出。
あけましておめでとうございます〜!(一応)
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雲の切れ目から、実質的な初日の出。
あけましておめでとうございます〜!(一応)
初日の出を浴び輝く尾根。
それにしても木の密度がヤバイ…。
初日の出を浴び輝く尾根。
それにしても木の密度がヤバイ…。
P626に戻ってきました。南斜面から下山できるはず。
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P626に戻ってきました。南斜面から下山できるはず。
ピンクテープがあったので斜面を下ります。
なお、かなりの傾斜で、足元の落ち葉がズルズル滑ります。滑落注意。
南斜面で日が当たるからか、あまり雪が残っていないのが救い。
ピンクテープがあったので斜面を下ります。
なお、かなりの傾斜で、足元の落ち葉がズルズル滑ります。滑落注意。
南斜面で日が当たるからか、あまり雪が残っていないのが救い。
傾斜が緩くなってきたが、今度は細かい木の枝が凄い邪魔。
傾斜が緩くなってきたが、今度は細かい木の枝が凄い邪魔。
P626の南の尾根の鞍部。
ここから右に進路を変え、植林の森に入っていきます。
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P626の南の尾根の鞍部。
ここから右に進路を変え、植林の森に入っていきます。
すっごい急。所々ピンクテープが見えるが…道になってない。
あと林業の方の目印?木に巻いてあるテープや、明らかに位置が外れているテープも見える。
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すっごい急。所々ピンクテープが見えるが…道になってない。
あと林業の方の目印?木に巻いてあるテープや、明らかに位置が外れているテープも見える。
急な上に足元も悪いので、下手にピンクテープを辿ろうとするとかえって危険と判断。下山の方向は合っている。テープに頼らずその場その場の判断で足を置きながら谷を下る。
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急な上に足元も悪いので、下手にピンクテープを辿ろうとするとかえって危険と判断。下山の方向は合っている。テープに頼らずその場その場の判断で足を置きながら谷を下る。
り、林道だー!(安堵)
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り、林道だー!(安堵)
林道の終点から下ってきた斜面を振り返って。
こっちからも、正直登りたくない。
林道の終点から下ってきた斜面を振り返って。
こっちからも、正直登りたくない。
ここからは未舗装の林道を走る。
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ここからは未舗装の林道を走る。
ああー気持ちいい!
鈍足だけど、自分はやっぱりトレイルランが好き!
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ああー気持ちいい!
鈍足だけど、自分はやっぱりトレイルランが好き!
南斜面の林道のもう一方の終点です。
素直に市内に降りればいいものを…
また少し藪こぎになりますが、裏から愛宕山に登り、そして盃山に縦走出来ないかな?なんて…
南斜面の林道のもう一方の終点です。
素直に市内に降りればいいものを…
また少し藪こぎになりますが、裏から愛宕山に登り、そして盃山に縦走出来ないかな?なんて…
炭沢山よりは分かりやすい踏み跡があります。
炭沢山よりは分かりやすい踏み跡があります。
で、辿って行ったら愛宕山北東の名も無き小ピークの上に。
で、辿って行ったら愛宕山北東の名も無き小ピークの上に。
テープと踏み跡は続いています。
回りが藪過ぎて、踏み跡以外の所を通るのは困難な感じ。
テープと踏み跡は続いています。
回りが藪過ぎて、踏み跡以外の所を通るのは困難な感じ。
ああ、左手に愛宕山が…。藪と急斜面の谷に阻まれて、向こうに渡るのは困難。
さっきの小ピークに上がる前に斜面をトラバースして行くべきだったんだ。
ああ、左手に愛宕山が…。藪と急斜面の谷に阻まれて、向こうに渡るのは困難。
さっきの小ピークに上がる前に斜面をトラバースして行くべきだったんだ。
引き返すのも面倒なんで、もうこのまま下山します…。この先で林道と合流出来るはず。
でもここも凄い急斜面&木の枝凄く邪魔。
引き返すのも面倒なんで、もうこのまま下山します…。この先で林道と合流出来るはず。
でもここも凄い急斜面&木の枝凄く邪魔。
古い布のピンクテープはあるが、道は荒れ放題。
古い布のピンクテープはあるが、道は荒れ放題。
り、林道だー!(本日2度目)
り、林道だー!(本日2度目)
人間界に戻ってこれた…。
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人間界に戻ってこれた…。
双月町地区から見上げる愛宕山と、
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双月町地区から見上げる愛宕山と、
盃山。
縦走出来なかったのは残念ですが、今日はもうお腹いっぱいです。
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盃山。
縦走出来なかったのは残念ですが、今日はもうお腹いっぱいです。
馬見ヶ崎川沿いを走って帰ります。
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馬見ヶ崎川沿いを走って帰ります。
炭沢山…多分もう2度と行かない…。
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炭沢山…多分もう2度と行かない…。
鳥海月山両所宮に戻って来ました。
散々な山初めでした(苦笑)
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鳥海月山両所宮に戻って来ました。
散々な山初めでした(苦笑)

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル 熊鈴 チェーンスパイク
備考 念のためチェーンスパイクを持って行ったが、使う局面は無かった。

感想

実家に帰省した際は、お正月でも雪が少なければ山形市近郊の里山をトレランすることが定番になってきました、Nao3180です。

前回、前々回は千歳山やその周辺に行きましたが、今回は気分を変えて別の山を開拓してみようかと。
気になっていたのが実家から真東の方向に見える山、「炭沢山」です。

ただ、山と高原地図では炭沢山はルートの記載は無く、ヤマレコでの記録も僅か。完全なバリルートみたいです。
しかし地図を眺めていると、尾根の南側の「みんなの足あと」の取り付きポイント近くまで林道が走っているではありませんか!あっ、北側にも林道が走っていて、南北の林道を結ぶ、尾根を縦断する道がついてるや!
これはいい、一部バリルートで地図見ながら、踏み跡探しながらになるけど、それ以外はコース全体の8割くらいは人気のない林道を快適に走る、里山トレランが楽しめるんじゃないの?なーんて考えていました。

山形市在住の登山好きでも、さすがにこんなマイナーピークで登り初めなんて人はいないでしょう。
山頂での眺望は期待できないみたいです。でもホーム奥武蔵の山でありがちな「春〜秋は眺望ゼロだけど、冬は木々が落葉し、意外と眺望がある」みたいな展開がもしかしたら…。
ヤマレコにもあまり情報が無いマイナーピークで、元旦の山頂に自分一人っきりで、冬枯れて落葉した木々の間から山形の名山とか、初日の出とか、なにかチラッとだけ見れたら逆に美味しくない??なんて夢想して…。

そんなこんなで、2017年元日、鳥海月山両所宮神社に初詣を済ませた足で、炭沢山に2017年の山初めトレランに出かけたのでした。

……いや〜甘かったwww

当てにしていた、「深沢不動から分岐する、尾根を縦断する登山道」があんなことになっているなんて(苦笑)
所々で足元の急斜面がズルズル崩れるんで、トレランシューズ(注:防水じゃないorz)をキックステップが如く斜面に蹴りこんで(山には良くないですよね…でもこうしないと滑落するところだった…)、手も使って荒れ放題の谷を登っているときは帰りたくなりました。

が、もうトレランでなくていい!2017年最初の登山…何としても炭沢山の頂に立つんだ!
と、半ば意地で登頂を果たした時、目の前に広がっていたのは…ものすごい高密度の木の枝(爆)
一応、月山はうっすら見えました。枝だらけの視界の向こうにホントにうっっすらと。
蔵王・瀧山あたりは枝の向こうで絶賛雲隠れ中orz。東の、神室岳や笹谷峠がある方角は松の木が視界をしっかりブロックw
「期待は裏切り、予想は裏切らない山頂と展望」でした。

だめだこりゃ。苦労して登頂し、山頂滞在3分で下山開始。

下りも、踏み跡不明瞭な急斜面に、道が荒れ過ぎで辿ったら返って危険なピンクテープ、目に入りそうな低木の枝地獄…etc、知ってたら絶対トレラン目的では来なかった変態ポイント満載でした。

正月早々酷い目に会いました(笑)
そして、あんなに町から近くに見えるのに、ほとんど登られていないことが良〜く分かりました。
まあ、こういう登山はそれはそれで楽しいですけどね。
でもたぶん、もう行かないな、炭沢山。

次回、また近所でトレランしたいときは…素直に千歳山に行きます!(笑)

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コメント

ルートのないマイナーピーク
Naoさん
正月トレランお疲れ様でした。
山形の山は鳥海山と蔵王連峰くらいしか知らなくて申し訳ないのですが、夜間登山で初めてのルートのバリエーションをする勇気は私にはありません
1月は繁忙期なのでなかなか山にいけなそうだなーとうらやましく思っているRalickです。
今年もたくさんのレコ楽しみにしています。
2017/1/7 9:42
Re: ルートのないマイナーピーク
ralickさん

コメありがとうございます。今年もよろしくお願いします!

「バリルートとはいえ、山頂周辺の林道うまく使えば、半分以上走って行けるのでは…」と思いきや、えらい目にあいましたよ(苦笑)

1月お忙しいですか…関東の低山が気持ちの良い時期なのに残念ですね
かく言う私も、3月のマラソンに向けて、平地でのランニングの比重が増えて、そんなに山に行けないかも
トレーニング記録みたいなレコ(笑)が続くかもしれないですけど、よろしくお願いします。
2017/1/7 12:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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