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Yamareco

記録ID: 1090285
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

霧ヶ峰・車山/スノーハイキングをのんびり楽しむ積りが・・・

2017年03月18日(土) [日帰り]
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gakukyourou その他1人
GPS
--:--
距離
9.6km
登り
380m
下り
377m

コースタイム

出発8:20−鎌ヶ池分岐9:05〜9:25−ゼブラ山(男女倉山)10:25〜11:00−山彦谷北の耳11:35〜11:50−南の耳12:10〜12:50−車山乗越13:35−車山頂上14:10〜14:35−ヒュッテ15:40−ゴール15:45
天候 晴のち薄曇り
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
諏訪から強清水を通り、ビーナスラインと合流したら左折して北上。1km少々で沢渡に着く。右折して狭い林道に入ると、沢を渡る手前にヒュッテジャベルの駐車場がある。
コース状況/
危険箇所等
霧ヶ峰高原の東縁を通って一周するルートを選んだ。すなわち、沢渡から八島ヶ原湿原の東側を通り、鎌ヶ池手前からまずゼブラ山(男女倉山)に登る。後は尾根通しに、山彦谷北の耳、南の耳を通って、車山乗越から車山頂上まで登り、沢渡に戻る。
積雪は50cm程。大体が締まった雪質なので、スノーシューを持参したけれど、結局履かずに素靴で歩き通した。
全般に緩やかな傾斜のルートで、トレースもしっかり付いていたので、のんびりスノーハイキングを楽しめるはずであった。しかし、車山乗越から車山頂上に登る標高差110mの斜面は厳しかった。この上部は30度程のクラストした急斜面。アイゼンとピッケルが欲しかった。
沢渡から八島ヶ原湿原に向かって雪の林道を歩く。締まった雪は歩き易い
2017年03月18日 08:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:25
沢渡から八島ヶ原湿原に向かって雪の林道を歩く。締まった雪は歩き易い
なだらかな旧御射山の峰越しに、北アルプスの穂高岳から常念岳までが顔を覗かせていた
2017年03月18日 08:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:32
なだらかな旧御射山の峰越しに、北アルプスの穂高岳から常念岳までが顔を覗かせていた
八島ヶ原湿原の手前にゲートがあった。夏はここまで一般車も入れるのかしら
2017年03月18日 08:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:48
八島ヶ原湿原の手前にゲートがあった。夏はここまで一般車も入れるのかしら
八島ヶ原湿原は一面の雪原。奥に見える鷲ヶ峰の虎刈り模様の樹相が面白い
2017年03月18日 08:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 8:54
八島ヶ原湿原は一面の雪原。奥に見える鷲ヶ峰の虎刈り模様の樹相が面白い
鎌ヶ池との分岐点に、牧場風の建物があった
2017年03月18日 09:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 9:23
鎌ヶ池との分岐点に、牧場風の建物があった
この辺りから尾根通しの道があるはずだが、見つからなかったため、霧ヶ峰高原の真ん中を抜ける一般ルートをしばし進む
2017年03月18日 09:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 9:51
この辺りから尾根通しの道があるはずだが、見つからなかったため、霧ヶ峰高原の真ん中を抜ける一般ルートをしばし進む
一般ルートは物見岩に向かって登っていくのでこれと分かれ、谷沿いに進むと、広々としたカール状の雪原に出た
2017年03月18日 10:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:07
一般ルートは物見岩に向かって登っていくのでこれと分かれ、谷沿いに進むと、広々としたカール状の雪原に出た
カールを直進すると、ゼブラ山と北の耳との鞍部に出てしまうので、適当に左に回り込んでゼブラ山の頂上を目指す
2017年03月18日 10:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 10:22
カールを直進すると、ゼブラ山と北の耳との鞍部に出てしまうので、適当に左に回り込んでゼブラ山の頂上を目指す
ゼブラ山頂上近くから見下ろした八島ヶ原湿原。広々とした雪原だ
2017年03月18日 10:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:24
ゼブラ山頂上近くから見下ろした八島ヶ原湿原。広々とした雪原だ
ゼブラ山の頂上。男女倉山とも呼ばれているが、山名杭にはこれに触れていない。風で飛ばされるのか雪はない
2017年03月18日 10:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 10:28
ゼブラ山の頂上。男女倉山とも呼ばれているが、山名杭にはこれに触れていない。風で飛ばされるのか雪はない
北に平坦な美ヶ原が見える。山腹にはほとんど雪が見当たらないけれど、高原の上に雪はあるのかしら
2017年03月18日 10:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:29
北に平坦な美ヶ原が見える。山腹にはほとんど雪が見当たらないけれど、高原の上に雪はあるのかしら
これから辿る山彦谷南の耳と、その右奥に、最後の頂の車山のドームが見える。遠いなあ〜
2017年03月18日 10:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 10:30
これから辿る山彦谷南の耳と、その右奥に、最後の頂の車山のドームが見える。遠いなあ〜
まずは山彦谷北の耳を目指す
2017年03月18日 11:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 11:01
まずは山彦谷北の耳を目指す
北の耳の上り途中から、先ほど登ったゼブラ山を振り返る
2017年03月18日 11:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:14
北の耳の上り途中から、先ほど登ったゼブラ山を振り返る
尾根もトレースも北側に大きく回り込んで遠回りなので、北の耳の山頂目指してショートカットする
2017年03月18日 11:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 11:24
尾根もトレースも北側に大きく回り込んで遠回りなので、北の耳の山頂目指してショートカットする
北の耳の頂上に着いた。車山まではまだまだ遠い
2017年03月18日 11:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 11:36
北の耳の頂上に着いた。車山まではまだまだ遠い
北の耳頂上から見た蓼科山。明日、登る予定だが・・・
2017年03月18日 11:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:37
北の耳頂上から見た蓼科山。明日、登る予定だが・・・
この先辿るルートを見渡すことができる。南の耳の山頂直下まで、エコーバレースキー場のゲレンデが迫っている
2017年03月18日 11:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 11:50
この先辿るルートを見渡すことができる。南の耳の山頂直下まで、エコーバレースキー場のゲレンデが迫っている
南の耳に向かって北の耳から降りる。雪が溶けてガラガラの夏道が剝き出しだ
2017年03月18日 11:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:52
南の耳に向かって北の耳から降りる。雪が溶けてガラガラの夏道が剝き出しだ
南の耳の頂上直下に雪庇が張り出しているので、右寄りの緩い斜面を目指す
2017年03月18日 11:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:59
南の耳の頂上直下に雪庇が張り出しているので、右寄りの緩い斜面を目指す
かなり右に寄ったので、さほどの急斜面ではない
2017年03月18日 12:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:04
かなり右に寄ったので、さほどの急斜面ではない
緩やかな支尾根に乗った。後はこれを詰めて行けばよい
2017年03月18日 12:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:06
緩やかな支尾根に乗った。後はこれを詰めて行けばよい
頂上はもうすぐだ
2017年03月18日 12:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:08
頂上はもうすぐだ
山彦谷南の耳の頂上。雪は無い
2017年03月18日 12:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:12
山彦谷南の耳の頂上。雪は無い
ここから、先ほど登った北の耳を振り返る
2017年03月18日 12:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:12
ここから、先ほど登った北の耳を振り返る
南の耳から車山を目指す。大分近づいてきた。左下にスキーリフトがあり、スキーヤーを見かける
2017年03月18日 12:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 12:54
南の耳から車山を目指す。大分近づいてきた。左下にスキーリフトがあり、スキーヤーを見かける
この辺りは西風の強風地帯なのだろう、木の枝が東側に偏っている
2017年03月18日 13:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 13:04
この辺りは西風の強風地帯なのだろう、木の枝が東側に偏っている
なだらかな蝶々深山の東裾を通って進む。車山頂上のドームがはっきり見えてきた。
2017年03月18日 13:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 13:11
なだらかな蝶々深山の東裾を通って進む。車山頂上のドームがはっきり見えてきた。
車山乗越に着いた。ここの道標を見てびっくり。車山頂上方面は「通行止め」になっている。どうしよう
2017年03月18日 13:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 13:37
車山乗越に着いた。ここの道標を見てびっくり。車山頂上方面は「通行止め」になっている。どうしよう
林間にトレースが付いていたので、これを辿って頂上目指して直登する
2017年03月18日 13:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 13:48
林間にトレースが付いていたので、これを辿って頂上目指して直登する
半分ほど登ると、車山高原スキー場のコース縁に張られた転落防止ネットが近づいてきた
2017年03月18日 13:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 13:54
半分ほど登ると、車山高原スキー場のコース縁に張られた転落防止ネットが近づいてきた
次第に傾斜は増してきたし、所々クラストした雪が出てきたので気を抜けない
2017年03月18日 14:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:01
次第に傾斜は増してきたし、所々クラストした雪が出てきたので気を抜けない
傾斜は30度ほどか。ピッケルを持ってこなかったので、滑落に気を付けなければ・・・
2017年03月18日 14:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:05
傾斜は30度ほどか。ピッケルを持ってこなかったので、滑落に気を付けなければ・・・
頂上まであとちょっと。最後の急斜面
2017年03月18日 14:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:05
頂上まであとちょっと。最後の急斜面
やれやれ無事に通り抜けられた
2017年03月18日 14:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 14:06
やれやれ無事に通り抜けられた
すぐ下にスキーリフト。これを使えば楽だし、安全なのにねえ
2017年03月18日 14:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:08
すぐ下にスキーリフト。これを使えば楽だし、安全なのにねえ
登頂記念のツーショット
2017年03月18日 14:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:10
登頂記念のツーショット
車山頂上の山名板
2017年03月18日 14:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 14:12
車山頂上の山名板
頂上に建てられているドーム。無粋だが、遠くから目立つので良い目標になった
2017年03月18日 14:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:34
頂上に建てられているドーム。無粋だが、遠くから目立つので良い目標になった
さあ下山だ。南西方向の車山肩に向かって降りる
2017年03月18日 14:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 14:41
さあ下山だ。南西方向の車山肩に向かって降りる
ビーナスラインを車が走っているのが見える。下りはのんびり雪道を楽しもう
2017年03月18日 14:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 14:43
ビーナスラインを車が走っているのが見える。下りはのんびり雪道を楽しもう
昨夜お世話になったヒュッテジャベルに戻ってきた。すぐ下の駐車場でゴール
2017年03月18日 15:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/18 15:42
昨夜お世話になったヒュッテジャベルに戻ってきた。すぐ下の駐車場でゴール
撮影機器:

感想

昔からの山仲間で2歳下のS君と、霧ヶ峰高原でのんびりスノーハイキングを楽しもうと出かけた。

S君とは11年前に一緒にアフリカのキリマンジャロに登っている。その後も、毛猛山、大佐飛山、海谷山塊等、秘峰と呼ばれる山々に、雪の中、テントを担いで登った。さらに、御嶽山には、大爆発した前年の2月に、アイゼンの爪が1cmも刺さらない様な硬氷を踏みしめながら一緒に登った。

今回、久しぶりに一緒に雪山に行こう、と気が合ったが、今更テントを担ぐ体力も気力もない。それなら、ヒュッテに泊まっておいしい食事を楽しんでから、のんびり雪山ハイキングをしよう、と霧ヶ峰から車山を周回することにした。

この辺りは、子供達が小中学生の頃、毎年のようにスキーに行っていたので地理感はある。ただ、霧ヶ峰は八島ヶ原湿原の周りを家内とハイキングした程度なので、今回の周回ルートは楽しみであった。

いささか積雪が少なかったのは残念である。ヒュッテのご主人の話では、例年ならば1m位はある、ということなので、その半分の積雪は寂しい。
でも、天気も良いし、なだらかな登り下りが続く雪道は、ルンルン気分でスノーハイキングを楽しめた。しかし次第にだらけてきた。当初は車山まで行こう、と話し合っていたが、これが随分遠くに見える。え〜っ、あそこまで行くの?

二人とも車山には既に何度も登っているので、今更登ることもあるまい。それより蝶々深山を通ってヒュッテに戻ったほうが楽だねえ、と堕落した気分。
蝶々深山の裾を回りながら、車山までがんばるか、さっさとヒュッテに戻るか、二人とも迷った。
でも、今まで通ってきた峰々があまりのもなだらかで、山頂に立った、という実感が湧かない。やはり、締め、として車山に登ろう、ということになった。

結果として、この締めが厳しかった。地形図から見て、急斜面を登ることは分かっている。頂上直下で30度程はあるだろう。二人とも急な雪面には慣れている。問題は雪質だ。北斜面なので上部では部分的にクラストしていた。凍っているわけではないが、キックステップでしっかり蹴り込まないと足場を確保できない。アイゼンを履けば快適な雪質だが、まさか必要とは思わなかったので、車に置いてきてしまった。さらに、ピッケルが欲しい。もし滑落しても、ストックでは止めようがない。
慎重に登ってS君ともども事なきを得たが、滑落事故でも起こせば、無謀な高齢登山者! と非難されることは目に見えている。反省すべし!

まあ、最後の詰めで緊張感が一気に増したが、それ以外はのんびりムード。変化があった楽しい山行でした。

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