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Yamareco

記録ID: 123899
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍・穂高の展望台をトレイル(蝶ケ岳・常念岳のお花畑満喫縦走!でもブヨには要注意)

2011年07月23日(土) 〜 2011年07月24日(日)
 - 拍手
sakura その他1人
GPS
31:00
距離
14.4km
登り
1,970m
下り
1,964m

コースタイム

7/23
6:10三股登山口-8:00まめうち平-11:00蝶ヶ岳ヒュッテ
7/24
4:20蝶ヶ岳ヒュッテ-4:40横尾分岐-4:50蝶ヶ岳三角点-5:10蝶槍-8:35常念岳9:10-9:55前常念-13:10三股登山口
天候 7/23 曇り時々晴れ
7/24 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三股駐車場は土曜の午前3時半では空いてましたが、日曜の帰りには駐車場より下500mまで路上駐車されてました。
コース状況/
危険箇所等
三股登山口にポストあり(長野県山岳警備隊の方が指導してくれます)
前常念⇔三俣は木の根がむき出しの非常に滑りやすい急登。降りに利用する方が危険かも。
下山後は「ほりでーゆ〜」がサイコー。蝶ヶ岳ヒュッテで割引券もらえます。(500円→400円)
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
早朝の三股駐車場。まだまだスペースに余裕があります。
2011年07月23日 04:48撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 4:48
早朝の三股駐車場。まだまだスペースに余裕があります。
登山届出して出発です。この後しばらくしてブヨに刺され右ほほが酷いことに
2011年07月23日 05:00撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 5:00
登山届出して出発です。この後しばらくしてブヨに刺され右ほほが酷いことに
ゴゼンタチバナ
2011年07月23日 07:56撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/23 7:56
ゴゼンタチバナ
まめうち平で一休み
2011年07月23日 07:59撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 7:59
まめうち平で一休み
森の妖精ギョリンソウ
3姉妹ってとこですね
でも別名はユウレイタケだそうです
2011年07月23日 08:13撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
3
7/23 8:13
森の妖精ギョリンソウ
3姉妹ってとこですね
でも別名はユウレイタケだそうです
モミジカラマツ
2011年07月23日 08:47撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 8:47
モミジカラマツ
ミヤマキンバイ
2011年07月23日 10:09撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:09
ミヤマキンバイ
サクラソウ
2011年07月23日 10:10撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:10
サクラソウ
オオヒョウタンボク
2011年07月23日 10:12撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:12
オオヒョウタンボク
ミヤマキンバイとタカネスイバ
2011年07月23日 10:27撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:27
ミヤマキンバイとタカネスイバ
ハクサンフウロ
2011年07月23日 10:41撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:41
ハクサンフウロ
ハクサンボウフウ
2011年07月23日 10:42撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:42
ハクサンボウフウ
コバイケイソウ
2011年07月23日 10:45撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/23 10:45
コバイケイソウ
コイワカガミ
2011年07月23日 10:46撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:46
コイワカガミ
アオノツガザクラ
2011年07月23日 10:49撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/23 10:49
アオノツガザクラ
キバナシャクナゲ
2011年07月23日 10:51撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/23 10:51
キバナシャクナゲ
ハイマツ
2011年07月23日 10:56撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:56
ハイマツ
コケモモ
2011年07月23日 10:57撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 10:57
コケモモ
蝶ヶ岳ヒュッテ
混んでなくて3人用ベッドに2人と余裕でした
2011年07月23日 11:42撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 11:42
蝶ヶ岳ヒュッテ
混んでなくて3人用ベッドに2人と余裕でした
名古屋市立大蝶ヶ岳ボランティア診療班
素晴らしいスタッフのみなさん
ありがとうございました
2011年07月23日 11:55撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 11:55
名古屋市立大蝶ヶ岳ボランティア診療班
素晴らしいスタッフのみなさん
ありがとうございました
イワツメクサ
2011年07月23日 12:45撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/23 12:45
イワツメクサ
蝶ヶ岳山頂
こっちは新しい頂上
2011年07月23日 12:59撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/23 12:59
蝶ヶ岳山頂
こっちは新しい頂上
星明りに浮かぶ槍穂
AM3:00頃の写真です
2011年07月24日 03:18撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
8
7/24 3:18
星明りに浮かぶ槍穂
AM3:00頃の写真です
ご来光
めちゃきれいやった
2011年07月24日 04:45撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 4:45
ご来光
めちゃきれいやった
こっちは古いほうの蝶ヶ岳山頂
三角点もあります
2011年07月24日 04:50撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 4:50
こっちは古いほうの蝶ヶ岳山頂
三角点もあります
蝶槍山頂からの穂高
2011年07月24日 05:04撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
8
7/24 5:04
蝶槍山頂からの穂高
東は雲海
神々しい〜
2011年07月24日 05:08撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 5:08
東は雲海
神々しい〜
チシマギキョウ
2011年07月24日 05:18撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 5:18
チシマギキョウ
ニッコウキスゲ
2011年07月24日 05:42撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 5:42
ニッコウキスゲ
シナノキンバイ3兄弟
プラス1個
2011年07月24日 05:56撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/24 5:56
シナノキンバイ3兄弟
プラス1個
オタカラコウ
2011年07月24日 06:02撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:02
オタカラコウ
イブキトラノオ
2011年07月24日 06:02撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:02
イブキトラノオ
オニシモツケ?
2011年07月24日 06:03撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:03
オニシモツケ?
テガタチドリ
2011年07月24日 06:05撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:05
テガタチドリ
クルマユリ
2011年07月24日 06:08撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:08
クルマユリ
ヨツバシオガマ
2011年07月24日 06:10撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:10
ヨツバシオガマ
お花畑の向こうに蝶槍
2011年07月24日 06:11撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 6:11
お花畑の向こうに蝶槍
咲き乱れるニッコウキスゲと前穂
2011年07月24日 06:12撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 6:12
咲き乱れるニッコウキスゲと前穂
蝶ヶ岳ヒュッテのお弁当
2011年07月24日 06:15撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 6:15
蝶ヶ岳ヒュッテのお弁当
これから登る常念
結構遠い
2011年07月24日 06:39撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 6:39
これから登る常念
結構遠い
目を転じれば槍ッ
2011年07月24日 06:56撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 6:56
目を転じれば槍ッ
左は穂高
2011年07月24日 06:56撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 6:56
左は穂高
槍は存在感抜群
2011年07月24日 07:09撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/24 7:09
槍は存在感抜群
ここの指導票は茶目っ気たっぷり(笑)
2011年07月24日 07:23撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 7:23
ここの指導票は茶目っ気たっぷり(笑)
またまた撮ってしまう穂高
2011年07月24日 07:28撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 7:28
またまた撮ってしまう穂高
そして槍
2011年07月24日 08:16撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
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7/24 8:16
そして槍
ようやく常念岳頂上
2011年07月24日 08:35撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/24 8:35
ようやく常念岳頂上
山頂の祠と遠くに槍
2011年07月24日 08:39撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 8:39
山頂の祠と遠くに槍
燕Tシャツで燕岳を指す(笑)
2011年07月24日 08:55撮影 by  DSC-HX5V, SONY
5
7/24 8:55
燕Tシャツで燕岳を指す(笑)
槍ヶ岳はやっぱり北アのシンボル
2011年07月24日 09:17撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
1
7/24 9:17
槍ヶ岳はやっぱり北アのシンボル
チングルマ
2011年07月24日 09:24撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:24
チングルマ
タカネヤハズハハコ
2011年07月24日 09:25撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:25
タカネヤハズハハコ
終わったチングルマ
2011年07月24日 09:25撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:25
終わったチングルマ
ミヤマアキノキリンソウ
2011年07月24日 09:25撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:25
ミヤマアキノキリンソウ
常念小屋への旧道分岐
2011年07月24日 09:42撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:42
常念小屋への旧道分岐
ハクサンシャクナゲ
2011年07月24日 09:54撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:54
ハクサンシャクナゲ
前常念山頂
2011年07月24日 09:56撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:56
前常念山頂
前常念直下の岩室
2011年07月24日 09:59撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 9:59
前常念直下の岩室
これわかりません〜
どなたかご存知でしたら教えて下さい

「ツルアリドオシ」
alpsdakeさんが教えてくれました
2011年07月24日 12:54撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 12:54
これわかりません〜
どなたかご存知でしたら教えて下さい

「ツルアリドオシ」
alpsdakeさんが教えてくれました
オオカメノキ
2011年07月24日 13:04撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 13:04
オオカメノキ
やっと戻ってきた
2011年07月24日 13:11撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
7/24 13:11
やっと戻ってきた
ほりでーゆ〜
露天風呂、サウナ、ジャグジーありもちろん天然温泉
2011年07月24日 13:54撮影 by  DMC-GH1, Panasonic
2
7/24 13:54
ほりでーゆ〜
露天風呂、サウナ、ジャグジーありもちろん天然温泉
ほりでーゆ〜
ここまで撮るか(笑)
2011年07月24日 15:19撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/24 15:19
ほりでーゆ〜
ここまで撮るか(笑)
日本アルプスサラダ街道
なんとも素敵なネーミング
2011年07月24日 15:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
7/24 15:53
日本アルプスサラダ街道
なんとも素敵なネーミング
去年幻だったガリガリ君の梨バージョン
風呂上りに最高です
2011年07月24日 16:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
2
7/24 16:11
去年幻だったガリガリ君の梨バージョン
風呂上りに最高です

感想

今回は先週の穂高を反対から見れる山ということで蝶ヶ岳・常念岳の縦走。

石川県からは常念山脈は北アの中ではアプローチが一番遠い。午前0時に自宅を
出発し安房峠経由で三股へ向かいます。片道4時間の道程は結構遠いです。

駐車場でしばし仮眠の後、午前5時に常念岳に向けて出発。登山口には山岳警備隊の
方が一人一人に登山届の提出を促していました。今日の我々のルートは先に常念岳
へ登り、蝶ヶ岳へ縦走、蝶ヶ岳ヒュッテで1泊し、翌日下山というトライアングル
コース。

登り始めてしばらく経った頃、鼻の付け根のあたりに違和感を覚えた。あれれ、
ヘルペスでもでたかな、やだな〜と思って、触っていたら、これが徐々に大きく
なりはじめた。なんかヘルペスにしては変だなぁ、虫にでも刺されたかなと思っ
ていたら、私の顔を見た長女が.......

「お父さん、顔の右側腫れて大変なことになってるよ!(驚)」

おそるおそる触ってみると、ぶよぶよと麻酔の後の様な感触。鏡がないので自分
ではわからないが、上唇が垂れ下がるくらい腫れてるらしい(お岩さんやがな!)

たちの悪い毒虫にでもやられたかと、ポイズンリムーバーで吸い出そうとするが
場所が場所(顔です)だけにうまくすい出せてるかわからない。虫刺されの薬を
塗ってみたらますます腫れがひどくなってきた。

これはすぐにでも医者に診せるべきだと、下山することにした。まだ出発して30分
も経っておらず、後ろ髪引かれる思いだったが仕方がない。

登山口まで戻り、その場に居合わせた山岳警備隊の方に症状を診せると、
「ブヨかな〜?、ハチじゃなけりゃそのまま登山続けても腫れてかゆいだけだから
大丈夫ですよ。登りに集中すれば忘れます。」
と案外のんきな返事。その間にも腫れはだんだんひどくなる。

でもこの一言でなんか楽になり、登山を再開することにした。長女は心配していた
が、私自身は行く気満々。1時間近くロスしたので常念岳から回るのはやめにして
今日は蝶ヶ岳までの予定に変更した。
(帰ってから色んなサイトで調べるとブヨは放っておくと大変なことになること
がわかった。)

(((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブル

しかし、蝶ヶ岳への登山道もなかなかどうして登り応えのある道で、途中高山植物
の写真なんかも撮っているとほぼコースタイム。

登山道ではギョリンソウが森の妖精の雰囲気で佇んでおり、頂上直下のお花畑で
はサクラソウやハクサンシャクナゲの群落が見られる。長く辛い登りの後のお花
畑の出迎えとは、なんともドラマティックな演出。すばらしい〜

山小屋到着後、小屋に常駐している名古屋市立大学のボランティア診療班に腫れ
を診てもらいました。この方たちが実に親切で献身的。大方の大学診療所にあり
がちな無保険診療ではなく、完全にボランティアベースです。その代わりに献体
ではないんですがバイタルチェックとレコードを提供します。

虫に刺された時の状況を詳しく話し、刺された自覚症状がないのであればハチでは
ないだろうとのこと。ハチだと最悪アナフィラキーショック(ハチに2度刺されると
ショックで死に至るという)が懸念されますがここまで登ってきたんだからそれ
もないでしょうとのこと。

なにはともあれ一安心。患部に薬を塗布してもらい、「翌日には良くなってるはず
ですが、もしなにかあればすぐに知らせてください。24時間体制です。」とのこと

素晴らしい。もう本当に感謝です。お蔭様で翌日中には腫れはほぼ治まりました。
山の上にお医者さんがいるという事の安心感、実感しました〜。

追加で言われたのは......「血中酸素の値が低いです。高山病の症状も出
かねないので、深呼吸して酸素を取り入れてください。」とのこと。なるほど
これは自分ではわからないですからね。

それにしても名古屋市大ボランティア診療班の皆さん。すばらしいです。下界で
も皆さんに診てもらいたいと思います。(拍手)
それにしてもアナフィラキーショックって初めて聞いた、勉強になった(笑)

早めに小屋に着いたので、今日は目の前にはだかる穂高を眺めたり、高山植物の
写真を撮ったりして過ごします。小屋で惰眠をむさぼるというのも気持ちのいい
ものです。でもこの日はガスったり晴れたりの忙しい天気。常念から縦走しても
展望は望めない天気でした。

翌日は常念に向けて縦走するため早朝4時に出発。3時には起きて外に出ると、
なんと目の前には雲が切れてその全ての姿をさらけ出した槍・穂高が!!!
しかも下は雲海です。

これにはしびれました(ビリビリ)、鳥肌立ちました(ゾクゾク)。ここが穂高の
展望台というキャッチフレーズ、頷けます(ウンウン)。思わずカメラを取り出し
この前からハマっている星空撮影です。うまくは撮れなかったけどそれなりに雰
囲気はでてるかな?

さて、ヘッデン着けて縦走開始。蝶ヶ岳三角点辺りでご来光です。昔はここが頂上
だったのでペンキで「頂上」と書かれています。なるほど現在の頂上の標柱が随分
新しいのは頂上が移動したからなんですね。

この辺から槍穂の眺めはますます良くなります。雲海は切れて所々に雲が点在する
写真撮影にはまことによい眺め。立ち止まっては撮影するので時間もかかります。

蝶槍まではなだらかな稜線漫歩ですが、そこから先はアップダウンの激しい縦走路
でも所々にお花畑が広がり気持ちの良い道が続きます。最後の常念岳山頂への登り
は遠くから見たピラミダルな山容とは違い、かなりの急登。頂上からの槍の眺めは
日本一ではないでしょうか。ここは槍を見るためにある展望台のような場所です。

あまりに気持ちがいいので30分くらい休憩。名残惜しいですが下山開始。ここから
は降り一辺倒となります。前常念までは狭い稜線の岩稜帯歩き。そこから先は樹
林帯までまさに急降下の岩場降りです。

この降りが実につらい。ガレはすべるし岩が大きく急傾斜で足の置き場に気を遣い
ます。この道は登りに利用した方がいいと思いました。樹林帯に入ったところで
一旦は傾斜が落ち着きますが、再び尾根から三股まで樹林帯の中の急降下が始まり
ます。

この道が下が見えないだけに終わりがわからず、気温も上がってくることもあって
相当体力奪われます。道も木の根がむき出しになっていてとても滑りやすく、スト
レス感じます。

やっと傾斜が緩んだかなと思ったところで見覚えのある三叉路。そう昨日に引き
返した地点でした。あー、ここまで来れば三股はもうすぐそこ。やっと帰ってき
ました。

今回の縦走は入門コースとのふれこみで臨んだ山行でしたが、いやはや実に登り
がいのある登山でした。特にここから見る槍穂の眺めは言うだけあって抜群ですね

下山後の温泉は近くにある「ほりでーゆ〜」。ここがまた実にいい温泉。
2日間の汗を流して締めくくりました。
後から考えれば、なんだ虫刺されくらいとは思いますが、一時はやめようかなとも
思った山行をやり遂げることが出来てとても満足。
色々あったけどやっぱり登山は最高〜、な気分になりました。

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コメント

入門コース?
sakura0725様、こんにちは^^
先週に引き続き、北アの絶景展望台 お疲れ様でした
娘さんとのコラボ登山 イイですね〜
羨ましい限りです。。。
こんなアクシデントもあるのですね 下山せざるを得ない程の腫れ具合はよっぽどだったのでしょう 診療班の皆さんには感謝感謝ですね!

数年前に私もこのルートを歩きました
その時は、三股から蝶〜横尾〜槍ヶ岳〜大天井〜常念岳の周回で歩き、プロフの写真はその時の東鎌尾根です^^
常念から三股の降りは本当に手強いですよね、同感です。。私もテン泊装備で降りであってもさすがに堪えました

南アに来られる時がありましたら声を掛けて下さいね。。
また、お山 でお会いしましょう
2011/7/26 10:13
少し油断してました
sanpo69さん こんにちは

いつもコメありがとうございます

ブヨの腫れはこわいですね。自分では鏡なくて見えてないんですが、見た人は「あ〜、ひどいですね」と.....

後から考えれば大したことなかったね、で済むんですがその時はどんな虫に刺されたかもわからなくて

しかし、sanpo69さんコース取りがすばらしいですね。蝶ヶ岳から横尾に下りてから槍いって戻るとは考え及びませんでした。脱帽です

南アルプスにも行きたいです。北アとは違った良さがあるんでしょうね。これからもよろしくお願いします。
2011/7/26 12:38
59枚目の花の名は?
sakura0725さん こんばんは

三股から蝶ヶ岳へ向かう登山道で、ピンク色の「オオサクラソウ」が咲いているのを7月中旬〜下旬に良く見かけます。
参考画像 http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/upimg/pt/43e9b5d3148818267c815d778299e478.jpg

59枚目の白い花は、「ツルアリドオシ」(蔓蟻通し)に似ていそうです。
↓7月17日に白山の平瀬道で同じような花を見かけました。
2011/7/26 20:02
本当似てますね
alpsdakeさん こんばんは

っていうか、そのものズバリじゃないですか?

ツルアリドオシですか〜、やっとわかってすっきりしました。

本当にたくさんの高山植物をご存じですね。私は最近勉強し始めたので分からないのが多くて図鑑と首っ引きです

またわからないのが出てきたら教えてください。ヨロシクお願いします
2011/7/26 22:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳−蝶ヶ岳(三股登山口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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