薬師岳(北アルプス)
- GPS
- 32:10
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,788m
コースタイム
(11:00)→(11:25)薬師峠→(13:45)薬師岳山荘
8月5日 薬師岳山荘(3:50)→(4:40)薬師岳(5:25)→(6:00)薬師岳山荘
(6:50)→(9:05)太郎平小屋(9:45)→(14:00)折立登山口
天候 | 8月4日 曇り 8月5日 晴〜曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有峰林道は現在全線開通で、岐阜側からもアクセス可能です。 折立駐車場は無料、ただし平日でもかなり混んでいましたので、 週末は路駐(片側だけ可)になって登山口まで遠くなることがあると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【折立登山口】休憩所があり自販機が置いてあります。 トイレ、水場があります。 【道の状況】戻り梅雨の降雨で若干ぬかるんでいるところもありますが全般に良好です。 薬師峠から薬師平へ沢の登りは水の深さもなく、雪渓も道にはありません。 避難小屋跡から薬師頂上へのヘッドランプでの夜間歩行では、マークが少なく踏み跡が不明瞭な所あり、要注意です。 【立ち寄り温泉】有峰林道は小見線を利用すると、帰りに亀谷(かめがい)温泉で風呂に入れます。 |
写真
感想
台風6号以来、戻り梅雨の不安定な天候が続き山行の機会を苛苛として待っていました。
8月5日にはなんとか回復しそうなので、4日早朝折立着を目指し車で出発。
有峰林道小見線の亀谷ゲートに5時20分着、ゲートに先頭で待機です。
6時5分くらい前にゲートを開けてくれたので折立まで20kmを駆け上ります。
なんと平日というのに折立の駐車場はほぼ満車状態、車道まで車が並んでいます。
どうにかスペースを見つけて駐車しました。
1356mの折立登山口を出発、天候は曇、太郎坂を黙々と登ります。
ハイドレーションに2リットル、ボトルに1リットルの水を持っていましたが、
曇天のおかげであまり暑くなく、雨さえ降らなければ今日は曇りで良いと勝手なことを念じながら歩きます。
1871mの三角点で小休止、2195mの五光岩付近ではニッコウキスゲ群生しています。
太郎平小屋で休憩し、薬師峠から薬師平、そして稜線の薬師岳山荘を目指します。
昨年改築し綺麗になった薬師岳山荘に到着、ここまで登っておくと翌日薬師山頂でご来光が拝めます。
あとは天候次第。
翌5日は3時起き、見上げると満天の星、あまりにも多い星に圧倒されます。
時折線を引く流れ星も幻想的です。
北西方向の下界を見下ろすと富山市の街明かりが輝いています。
ヘッドランプの明かりの中、山頂を目指します。
ガレ場を登ること小一時間、山頂に立つと360度遮るもののない見事な風景です。
蒼い空の下、そうそうたる北アルプスの峰々でも、やはり一番目立つのは重厚な岩鎧の劔岳と、鋭く天を衝く槍ケ岳です。
そして北アルプスから外れて立つ孤高の山、白山と御嶽山も印象的です。
頂上社の裏側で静かにご来光を待ちます。
やがて東の空が赤く染まり始め、ついに太陽が頭を見せました。
静寂から感動のざわめきに変わる、感動の瞬間です。
しばらく酔いしれていましたが、周りを見るといつの間にか登山者が増えていました。
いつまでも居たい気持を絶ち切って、下山します。
薬師岳山荘に帰り着き、まずは朝食を摂ります、わかめの味噌汁が旨い。
しばし休憩の後、薬師岳に後ろ髪を曳かれながら下山の途につきました。
振り返るともう薬師岳はガスの中、雲の平方向、北アルプス最深部の山々にもガスが上がってきていました。
帰りはゆっくりと歩いて余韻を楽しもう。
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