絶景!西穂独標 ☆ハイキングのつもりが・・☆
- GPS
- 04:29
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 620m
- 下り
- 625m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイはモンベル会員証提示で片道300円オフ。 第一、第二ロープウェイ往復と荷物券を合わせて3,500円のところ2,900円。 (荷物券は300円のものを一枚しか渡されませんが往復使用できます。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は独標の山頂直下の岩場です。 岩と雪がミックスで慎重に足場と手がかりを確保して登ってください。 西穂高口から西穂山荘までは積雪ありますが、しっかりトレースついているのでワカンやスノーシューは不要でした。 |
その他周辺情報 | ロープウェイ山麓駅に売店やレストラン有り、周辺には日帰り温泉有ります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
手袋
アウター手袋
防寒着
雨具
アウターシェル
スパッツ
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
携帯(GPS)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
時計
サングラス
ストック
ピッケル
スノーポン
カメラ
バーナー
ガス
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感想
穂高岳の入門コースとされる西穂高岳独標に登ってみた。
一度、夏山シーズンに登ってみたかったが、気が付けば12月、しかも今年は雪が早い。
入門コースとされているので、甘く見てかかってしまう、さらにロープウェイの西穂高口(山頂側の駅)から独標までは往復で6Km少々、これまで歩いてきたコースからすると実に短く、累積標高差も600mに満たないなど数字的には軽いハイキングコースでしかない。
そんな心持で登ったせいか、かなりハードに感じた今回の山行だった。
ロープウェイの穂高岳口に降り立ち、身支度を整えて外に出ると、まさに白銀の世界。
直前になって行先決めたこともあり、事前の調査不足で穂高岳口周辺が千石園地として散策コース設定されていることすら知らなかった。
散策コースが入り組んで迷路に感じたが、スマホ取り出して方向確認して先に進む。
今後、積雪が増えると人の背より高い壁が出現した回廊になるらしい。
現在も既に新雪がもふもふ状態だが、コースは踏み固められトレースがついている。
しばらく進むと登山道入口、登山ポストが設置されている。
当然のことながら登山装備でないと先に進めない。
そこを過ぎてもトレースがしっかりあるので、持ってきたワカンは終始ザックの重り。
西穂山荘までは、樹林帯の中をアップダウン繰り返しながら徐々に標高を上げていく。
トレースの幅は約30cmで一本道、ぎりぎりトレースの外寄りを踏むとズボッとはまることもある。
雪をたっぷりまとった樹木の道は今シーズン初めて。
樹間越しに笠ヶ岳の姿を透かし見できたりするのでワクワクして楽しい。
歩くこと1時間でようやく西穂山荘。
ここでアイゼン装着、アウターシェル着用、ストックもここから使い始めるが、これから傾斜がきつくなるので、私としてはストックはさほど意味がなく、しばらく歩いたところでピッケルに持ち替えた。
ということで、今回はストックもザックの重りでしかなかった。
使うなら最初から西穂山荘までの間だったかな。
西穂山荘を過ぎると開けた稜線に出るので景色が開ける一方で冷たい風が吹き付けてくる。
決して強風ではないが、パーカーとアウターのフードを二重に被って寒さというより冷たさをしのぐ。
オーバー手袋はめていてもピッケルで手が冷える。
自分の脚の軟弱さを嘆きながら坂道を登っていくと、意外にあっさりと丸山の山頂標識が視界の中。
山頂にたどりつく少し前に県警のヘリ「やまびこ2号」から制止を受ける。
どうやら山岳救助の降下訓練がこの場所で行われている。
やはり歩いていないと一気に体が冷える感じ。
まもなくしてヘリが一旦去り、山頂付近では救助訓練が行われているようだった。
先を見ると西穂独標の姿、きつい傾斜の岩山じゃん。
黙々と歩いていよいよ独標最後の登り。
今回のコース唯一の岩場で、雪と岩のミックス。
アイゼンの爪を岩にかけたり手とピッケルでバランス確保しながら登攀、「これは登りより下りの方が大変だな!」などと考えながら山頂にたどり着く。
一部鎖有り。
山頂では嘘のように終始無風。
心の中では、「余裕があればピラミッドピークまで行けるかな!」などと考えていたのだが、独標から一旦崖を下って(私には崖にしか見えない!)、先ほどよりさらに急登の岩場をよじ登る、しかもピークの位置ははるかに高い場所、一気に行く気が消え去った。
山頂からは美しい笠ヶ岳や今年初めて登った奥穂や前穂、それに続く厳しい岩稜のジャンダルムや明神岳、かつて感じたことのない雄大さをみせる乗鞍岳とその手前の焼岳などの絶景にくぎ付け状態。
まさに至福の時間でした。
これは、夏山の時期にもきっちり登っておきたい山です。
そのうえで再度雪山に来てみたい・・・、いや、今シーズン二度目があるかも。
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