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記録ID: 135959
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

初秋の金糞岳と賤ヶ岳

2011年09月23日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:32
距離
11.0km
登り
934m
下り
916m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

金糞岳
8:30連状口登山口〜9:00小朝頭〜9:10大朝頭〜9:50金糞岳(1314m)山頂10:00〜
10:30白倉岳(1270m)〜(昼食)11:20〜11:40金糞岳〜12:40連状口

賤ヶ岳
14:05国民宿舎余呉湖荘〜14:20飯浦切通し〜14:35賤ヶ岳(421m)山頂15:00〜
15:25登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
金糞岳は、鳥越林道で連状口登山口

賤ヶ岳は、余呉湖畔の国民宿舎に駐車させてもらい飯浦切り通し登山口
コース状況/
危険箇所等
鳥越林道は、高山キャンプ場前で工事用の折りたたみ式のバリケードが
立てて有ったが、自己責任で通行できる。
途中、落石があったり、山側の崩れや倒木が道幅の半分位を塞いでいる所も
有るが連状口まで通行可能だった(恐らく峠を越えても大丈夫だと思われる)

金糞岳の連状口からの中津尾根コースは、よく歩かれているとは言えないもののルートははっきりしていて迷うところは無い。特に危険な場所も無いだろう
金糞岳の山頂は広いが、潅木と笹に覆われていて意外に見晴らしは良くない。
それは白倉岳も同じである。
展望は、金糞岳から白倉岳へ向かう稜線が、特に南の琵琶湖側に開けており、
気持ちよく歩くことができる。ただし、金糞岳からの最初の5分程度は背の高い
笹原を分けていくので下道の踏跡をはずさないように注意が必要。

賤が岳の方は、今回は国民宿舎からの最短コースを取ったが、歩く人も多く
問題となるような箇所は無い
高山キャンプ場入口に設置された案内板。鳥越林道には工事用のフェンスが設置されていたが、動かさせてもらい連状口まで通行した。
連状口には、既に野鳥観察の先客が入っていらした
2011年09月24日 13:04撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 13:04
高山キャンプ場入口に設置された案内板。鳥越林道には工事用のフェンスが設置されていたが、動かさせてもらい連状口まで通行した。
連状口には、既に野鳥観察の先客が入っていらした
連状口の登山口。標高は既に1000m近くあり、今日はラクチン登山になりそう。ボオッとしていると見落としてしまいそうな登山道である。道を挟んだ反対側(尾根コースを上がってくる道)も草で結構覆われていて歩く人の少なさを感じる
2011年09月23日 08:30撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 8:30
連状口の登山口。標高は既に1000m近くあり、今日はラクチン登山になりそう。ボオッとしていると見落としてしまいそうな登山道である。道を挟んだ反対側(尾根コースを上がってくる道)も草で結構覆われていて歩く人の少なさを感じる
歩き始めて直ぐ、連状頭の先で日本猿の大群がお出迎え。そちこちの樹に猿がいて一斉に逃げたりするのだが、却ってこちらが恐くなった
2011年09月23日 08:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 8:39
歩き始めて直ぐ、連状頭の先で日本猿の大群がお出迎え。そちこちの樹に猿がいて一斉に逃げたりするのだが、却ってこちらが恐くなった
凡そ30分で小朝頭、その10分後に大朝頭。この付近までは小さな登り降りが続く。
2011年09月23日 08:59撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 8:59
凡そ30分で小朝頭、その10分後に大朝頭。この付近までは小さな登り降りが続く。
大朝頭付近で金糞山の山頂が望める。この先で鳥越峠を越えた先にある登山口からの道が合流する
2011年09月23日 09:05撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 9:05
大朝頭付近で金糞山の山頂が望める。この先で鳥越峠を越えた先にある登山口からの道が合流する
気持ちの良いブナ林の中の登高が暫く続く
2011年09月23日 09:19撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 9:19
気持ちの良いブナ林の中の登高が暫く続く
尾根へ飛び出すと伊吹山や鈴鹿の山々の展望が広がっていた。逆光なのでボヤットしているが、快晴でよく見えている
2011年09月24日 09:16撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 9:16
尾根へ飛び出すと伊吹山や鈴鹿の山々の展望が広がっていた。逆光なのでボヤットしているが、快晴でよく見えている
登山口から1時間20分ほどで山頂に到着。三角点は離れたところにあるので石柱標識だけが建っている。
広々と明るい山頂だが、潅木や背の高い笹に覆われて周囲の展望は余り無く、期待はずれだった
2011年09月23日 09:48撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 9:48
登山口から1時間20分ほどで山頂に到着。三角点は離れたところにあるので石柱標識だけが建っている。
広々と明るい山頂だが、潅木や背の高い笹に覆われて周囲の展望は余り無く、期待はずれだった
北側だけが少し展望できる。蕎麦粒山や能郷白山が右手のほうに見える。蕎麦粒山の奥に本来なら白山が見えるらしいが、今日は雲で確認できなかった。
左手の笹原の丘のようなところに三角点があるらしい(北尾根川上方面という看板があるが、踏み跡は薄そうである)
2011年09月24日 09:20撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 9:20
北側だけが少し展望できる。蕎麦粒山や能郷白山が右手のほうに見える。蕎麦粒山の奥に本来なら白山が見えるらしいが、今日は雲で確認できなかった。
左手の笹原の丘のようなところに三角点があるらしい(北尾根川上方面という看板があるが、踏み跡は薄そうである)
隣の白倉岳まで足を延ばすため、西側に背丈ほどの笹の中の踏み跡をたどる
2011年09月23日 10:00撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:00
隣の白倉岳まで足を延ばすため、西側に背丈ほどの笹の中の踏み跡をたどる
リンドウの花ももう少しで咲きそう
2011年09月23日 10:04撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
9/23 10:04
リンドウの花ももう少しで咲きそう
笹薮の下りが少し続いた後、周囲の展望が一気に開ける。目的地の白倉岳(三角点は一番奥)
2011年09月23日 10:08撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:08
笹薮の下りが少し続いた後、周囲の展望が一気に開ける。目的地の白倉岳(三角点は一番奥)
最低鞍部を越えて登り返したところから金糞岳を振り返る
2011年09月23日 10:17撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:17
最低鞍部を越えて登り返したところから金糞岳を振り返る
金糞岳への中津尾根が左に伸びる。その向こうに伊吹山などの山々
2011年09月23日 10:22撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:22
金糞岳への中津尾根が左に伸びる。その向こうに伊吹山などの山々
白倉岳へ向かう稜線は主に琵琶湖や伊吹山など南側の展望が良く、気持ちの良い歩きができる
2011年09月23日 10:23撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:23
白倉岳へ向かう稜線は主に琵琶湖や伊吹山など南側の展望が良く、気持ちの良い歩きができる
金糞岳から30分ほど気持ち良い稜線歩きで白倉岳の山頂に。ここもやはり明るい山頂では有るが、展望は今一つ
2011年09月23日 10:29撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:29
金糞岳から30分ほど気持ち良い稜線歩きで白倉岳の山頂に。ここもやはり明るい山頂では有るが、展望は今一つ
山頂は余り展望が無いので縦走路を少し先まで行ってみた。向い側は連状登山口からの中津尾根。車で行けて良かった・・・
2011年09月24日 15:41撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 15:41
山頂は余り展望が無いので縦走路を少し先まで行ってみた。向い側は連状登山口からの中津尾根。車で行けて良かった・・・
琵琶湖には竹生島が浮かびその向こうに比良の山々やその先には比叡の山並みまで、うっすらとでは有るが望むことができる
2011年09月23日 10:32撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:32
琵琶湖には竹生島が浮かびその向こうに比良の山々やその先には比叡の山並みまで、うっすらとでは有るが望むことができる
白倉岳から高山キャンプ場へ下る花房コースの長い稜線が手前から奥にうねって延びている
2011年09月23日 10:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:33
白倉岳から高山キャンプ場へ下る花房コースの長い稜線が手前から奥にうねって延びている
北側の展望は余り無いコースであるが、山頂から金糞岳へ戻る途中で北西の横山岳(1131m)が間近に。確かこの山も関西百名山だったと。
2011年09月23日 10:46撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 10:46
北側の展望は余り無いコースであるが、山頂から金糞岳へ戻る途中で北西の横山岳(1131m)が間近に。確かこの山も関西百名山だったと。
展望の良いところで食事と思いながら探していたが、結局登山道に店開きをすることに。。人が来たらどうするの?ではあるが、この日は未だ登山者とは誰も行き合っていない。結局、食事を通じても誰も来なかった。
2011年09月24日 09:26撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 9:26
展望の良いところで食事と思いながら探していたが、結局登山道に店開きをすることに。。人が来たらどうするの?ではあるが、この日は未だ登山者とは誰も行き合っていない。結局、食事を通じても誰も来なかった。
金糞岳へ戻ってくる。山頂はこんな感じ。
2011年09月24日 09:25撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 9:25
金糞岳へ戻ってくる。山頂はこんな感じ。
下山の途中で、もう一度蕎麦粒山方面を眺めて白山を探してみるがやっぱり見えなかった
2011年09月24日 09:31撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 9:31
下山の途中で、もう一度蕎麦粒山方面を眺めて白山を探してみるがやっぱり見えなかった
連状口登山口。下山中に何組かのパーティと出会ったが、存外車の数は少ない。別の登山口から来たのかも
2011年09月23日 12:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 12:39
連状口登山口。下山中に何組かのパーティと出会ったが、存外車の数は少ない。別の登山口から来たのかも
登山口から見上げる白倉岳。。ススキが初秋の風情を感じさせる。
未だ時間が早いので、せっかくだから大河ドラマコースの賤ヶ岳へ向かう
2011年09月24日 12:57撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 12:57
登山口から見上げる白倉岳。。ススキが初秋の風情を感じさせる。
未だ時間が早いので、せっかくだから大河ドラマコースの賤ヶ岳へ向かう
余呉湖の国民宿舎脇の登山口から登る。ここからなら片道1.5km。
2011年09月23日 14:04撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 14:04
余呉湖の国民宿舎脇の登山口から登る。ここからなら片道1.5km。
山頂下にある展望台から琵琶湖の西岸を。。逆光のシルエットの中に比良山系から野坂山系の山々が浮かぶ
2011年09月24日 09:54撮影
9/24 9:54
山頂下にある展望台から琵琶湖の西岸を。。逆光のシルエットの中に比良山系から野坂山系の山々が浮かぶ
賤ヶ岳山頂は南の琵琶湖側、北の余呉湖側ともに展望が素晴らしい。賤ヶ岳の合戦跡らしい史跡標識や看板、銅像などがある。
2011年09月23日 14:41撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 14:41
賤ヶ岳山頂は南の琵琶湖側、北の余呉湖側ともに展望が素晴らしい。賤ヶ岳の合戦跡らしい史跡標識や看板、銅像などがある。
伊吹山の全貌が間近に。。手前の山は、これまた浅井氏の居城だった小谷山(城址)とのこと。来る途中の道でも浅井三姉妹の観光案内があちこちにあったなあ
2011年09月24日 12:56撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 12:56
伊吹山の全貌が間近に。。手前の山は、これまた浅井氏の居城だった小谷山(城址)とのこと。来る途中の道でも浅井三姉妹の観光案内があちこちにあったなあ
北側の余呉湖と横山岳。柴田勝家が北側へ敗走して行ったそうだ
2011年09月23日 14:42撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/23 14:42
北側の余呉湖と横山岳。柴田勝家が北側へ敗走して行ったそうだ
余呉湖から眺める賤ヶ岳(真ん中少し左)。真中のくびれた切り通しのところから今回は登った。
2011年09月24日 12:57撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
9/24 12:57
余呉湖から眺める賤ヶ岳(真ん中少し左)。真中のくびれた切り通しのところから今回は登った。

感想

台風15号が日本縦断して通り過ぎた。大きな被害も出たようだが、素晴らしい秋晴れの天候を持ってきてくれた。
最近の浅井三姉妹人気にあやかって、その故郷、浅井町の奥に聳える滋賀県第二の高峰「金糞岳」を目指すことに。。台風の後なので林道が通れるかどうか不安も有ったが、バリケードはされていたが、特に普段と変わりは無さそうで、注意しながらも無事連状口の登山口まで車で登ることができた。
一番下から登るとなると標高は260mくらいなので連状口との標高差は700mも有り、とても辛いことになったので何とも助かった。こう言う時だけ林道に感謝する自分が恐い。
にしても素晴らしい天気だった。南側は光が逆になるためぼんやりとするのは仕方が無いが、それでも鈴鹿の山々や京の比叡や醍醐のほうの山まで見分けることができたのだからとても良かった。
登山道自体は、大雨の後だったのだろうが、特に崩れたようなところも無く危険を感じるところも無かった。
山頂からの展望は殆ど得られず、がっかりしたが、白倉岳への稜線上や金糞岳の山頂直下などで素晴らしい景色を堪能できたことはうれしかった。

賤ヶ岳については、時間が有ればと考えていたが、実現することができてよかった。ともに関西百名山であり、これで登頂数も42座になった。

今回の歩行距離:8.6km(金糞岳)、2.8km(賤ヶ岳)  今年の累積距離:417.2km
今回の累積標高:841m(金糞岳)、307m(賤ヶ岳)  今年の累積標高:33,289m

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