またまた・取立山と避難小屋からこつぶり山 #30
- GPS
- 03:36
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 857m
- 下り
- 858m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨日は仕事の飲み会で遅くなったので今日はゆっくりスタート。北陸は雪の予報ですが、さて貝月山か荒島岳か取立山か・・・と考えながら道中も雪がなく順調で、今庄あたりから高速道路に雪が積もり出しました。そしてしっかり降り続く雪、ガス・・・ということで定番の取立山にしました。3回連続ですよ(笑)
いつもの駐車地へは最後に入ったくらいの遅さ。スキーの方が一人、歩きの方複数が準備を済ませて出発されます。私も少し遅れてスタートです。
トレースはもうツボ足でもそこそこ歩けるくらいにしっかりできています。と思ったら早くもスキーの方が下山されてきました。朝一から登られたそうです。
トレースはありますがラッセルしても大したことない(笑)ので、自分好みのラインでショートカットして進んで行きます。そして今日もキャンプ場の右手から林の中に進み、尾根沿いを歩いて無雪期駐車場に向かうルートを取ります。
このルートでは数箇所帰りに登り返しになるところがあるのですが、そこを何とかクリアできるトレースを考えてました。結構巻けば行けるのですが、登りにそれを作るのは見えないので難易度高そうです。
しかし今日は暑い・・・麓の気温は-1℃くらいだったのでアウターは不要なのですが雪がしっかり降ってるので着ない訳にはいかず、結構汗だくになります。
それと体調が万全でないのかいつもの馬力が出ません。心拍数が高くなっているので出力を上げるとけっこうしんどいです。それで汗だくが加速されたのかもしれません。
登りのルートはあとは慣れたもので、下山する数名の方とすれ違って無事に取立山の山頂につきました。まだ11時前なので、眺望はありませんが取立山避難小屋の様子を見に行きたかったのでシールのまま滑ってこつぶり山を目指すことにしました。
避難小屋はわずかに見えていたくらいで基本埋没していました。この中に入るのは容易ではないでしょう。
そしてこつぶり山に登って、そそくさとまたシールのまま滑って取立山に戻ります。
取立山に登り返すとスキーらしき人が準備されていました。そこまで行くと実はスプリットボードのボーダーさんでした。前回も前々回もスプリットボードの方を見かけましたがなかなか珍しいことです。
帰りはいつものように新雪の急斜面を食い散らかして、駐車場を横断して尾根沿いルートを滑ってキャンプ場のところに出て、またショートカットして無事に下山です。今日はゼリーを1個食べただけでお昼も食べずに下山しましたから早かったです。雪が降ってましたし、汗でびしょ濡れだったということもありますので。
そういや北海道の日高山脈で著名な登山家の方が滑落して亡くなられました。ご冥福をお祈りします。
素晴らしい記録を叩き出すクライマーの方が墜落死する確率が高いように、難易度の高い山行を繰り返しているとそれだけ危険に遭遇する確率が高まります。
山スキーは一般には危険なスポーツですが、この取立山とか護摩堂山あたりのレベルで楽しんでいれば、死ぬ確率はかなり低いですが、その山行の内容にインパクトはありませんからヤマレコの拍手の数も期待できないでしょう。
皆が驚くような山行をアップすれば多くの拍手が得られますが、それは危険との隣り合わせであり、刺激的な山行を繰り替えすということはそれだけ死が近づいているということを認識して気を引き締めるのが大切かと思います。
山で怪我をしたり死んだりすることは絶対に起こさないという強い気持ちを持って登山に取り組み、末長くこの素晴らしい山スキーを楽しめればと思っています。
ooto-hiroshiさんコメントありがとうございます!
これは最近の私自身の心境でして、取立山ばっかり行ってないで(笑)もう少し風変わりなところに行きたいという気持ちと、絶対に事故を起こすわけにはいかないという気持ちの狭間にいます。
一時的にすごい山行を実現して達成感を得るよりは、今後20年30年と山と親しめる体を維持する方が価値があるな、と最近思っているところです
ボクは今シーズンナイスパウばかりで、エアバッグザックを買ったりして、ちょっと力量を考えずに浮かれていました。考えることの多いメッセージですね。慎重に安全に、そして末永くヤマスキーを楽しみたいです。そのためには私の今後は、課題多いけど、それも趣味として勉強して、トレーニング積んで、経験値を力量に応じて拡げていき、そして楽しんでいきたいな。
チカさんコメントありがとうございます。
世の中にはすごい山行を実現される方もおられますが、あの裏にはそれに応じたトレーニングを長年続けてきた経験があってこそだと思います。遭難すること以外にも、脚を痛めたりしてスキーができなくなるなんて悲しいこともありますから、お互い安全におじいさんになっても楽しんで行きましょう
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