仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳( まったりテント泊 )
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,376m
- 下り
- 2,374m
コースタイム
北沢峠( 6:00着 )-北沢駒仙小屋( 幕営7:20出発 )-大滝ノ頭-小仙丈ケ岳-仙丈ケ岳-馬の背ヒュッテ-大平小屋-北沢峠-北沢駒仙小屋( 15:00着 )
二日目
北沢駒仙小屋( 4:50出発 )-仙水峠-駒津峰-(直登ルート)-甲斐駒ケ岳-摩利支天-駒津峰-双児山-北沢峠( 14:10着。ビール休憩 )-北沢駒仙小屋( 15:00着 )
三日目
北沢駒仙小屋( 6:30出発 )-北沢峠
天候 | 一日目 晴れ後曇り 二日目 晴れ時々曇り 三日目 晴れ( 雲多し ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
人が多い日は臨時便が出る模様。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■仙丈ケ岳 危険箇所はまったくと言って良いほどない。 敢えて言うならば稜線は風が強く、非常に寒い。 ■甲斐駒ケ岳 危険箇所は直登ルートのみ。 といっても楽しい岩登りレベル。 花崗岩なので基本的に全てガバ。 但し、いきなり岩が崩壊することもあるので、フレーク系のホールドは保持しない方が良い。 随所に良い岩があるので、ボルダリングにはうってつけ? シューズを持っていればかなり楽しめるかと。但し、エスケープルートがあるかは見ておいたほうが良い。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
この三連休は甲斐駒・仙丈と妙高・火打で悩んだが、結局、前回時間の影響で楽しめなかった甲斐駒、初の仙丈に行ってきました。
金曜日の内に出発し、2時前に到着。第一駐車場は既に満車。第二駐車場に駐車。
定期便は6時だが、臨時便が出ることを期待し、目覚ましを4時半に設定し、仮眠。
目覚まし通り、4時半起床。
ものすごく寒い。
ガラス越しに見る周りの方々は準備している模様。
やはり臨時便が出そう。
しかし、寒くて体が起きない。
奥の手のエンジン起動、ヒーターで車内を暖め、軽めの朝食。
朝食終了後、体も温まってきたため、意を決して外に出る。
放送が流れており、臨時便が出る模様。
そのため、急いで準備。
靴を履いてバス停へ。
バス停には既に行列。
しかし、幸い臨時便5時発の2台目に乗れた。
バス内は補助席も使い満杯。
幸い窓際に座れた。
しかし、峠を走る際に発生する遠心力で抱え込んだデカザックが倒れそう。
隣の方に迷惑を掛けないため、不安定な体勢で右腕のみの力で支え続ける。
長時間の抵抗もあり、何とか北沢峠に到着。
しかし、ここで判明。
変な力の掛け方をしたせいか、右肩の筋肉が痛い。
筋を伸ばしたか。
まさか登山ではなく、バスで負傷するとは・・・。
しかし、幸いにも捻らなければ痛みも出ないので、トイレを済まし、そのままテント場に向け、出発。
少し歩くとテント場に到着。
やはりザックを背負う分には痛みは出ないようだ。
ちょっと一安心。
そして、早速幕営開始。
小屋近くの比較的良い場所にテントを張った。
そして、荷物を放り込み、サブザックとカメラ用のウェストバックを腰に巻きつけ仙丈ケ岳に出発。
来た道を少し戻り、車道を横切りそのまま登山道へ。
ここから五合目までは樹林帯の登り。
しかし、随所に展望があり、登るにつれ展望箇所も多くなっていく。
睡眠時間が仮眠3時間程度なので、非常に眠いが、気温も涼しく上りもきつくないため、問題なし。
三連休初日と言うこともあり、かなりの人が入っているようだ。
追い抜いたり、追い抜かれたりしながらのんびりと登っていく。
五合目付近に来ると、甲斐駒やその他の山が見えてくるため、多くの人が撮影している。
しかし、靄が結構酷く、シャープさに掛け、画面が白っぽくなってしまう。
撮影してはう〜んイマイチ。と思ってしまう。
しまいながらも、そんなことは気にせず、シャッターを切ってしまう。
写真家じゃないしね。楽しく撮影できればOKさ!
ということでのんびり撮影しながら登っていく。
五合目から少々?歩くと開いた場所に到着。
ここからは正面に小仙丈ケ岳。
背後には甲斐駒、鋸、早川尾根が広がる。
鳳凰三山、北岳方面は完全逆光でほとんどシルエット。
小仙丈ケ岳までは大して標高差はなさそう。
ということで休憩せずに突っ込む。
薄靄がかかっているが、遠方が聞かないだけで、近景ははっきりと見える。
ということで登るべき小仙丈ケ岳と青空、馬の背を眺めながら登っていく。
小時間登ると小仙丈ケ岳に到着。
ここからやっと仙丈ケ岳が望める。
有名なカールも望めるが、思ったよりも迫力がない。
緑と茶色の二色ではちょっと淡白かな。
やはりカールには雪の白が似合うな。涸沢みたいな。
しかし、富士山や北岳等、展望はバッチリであるため、荷物を降ろし、小時間撮影。
そして、出発。
ここから仙丈ケ岳までは気持ちの良い稜線歩き。
そして気持ちが良いくらい冷たい風が吹きぬける。
つまり、・・・・・・・・・・・寒い。
半そでの上にライトシェルを着込み、進んでいく。
真っ青な空と地面の境界を言葉の通りそのまま歩いていく。
周りを見れば南アルプスのほぼ全山。
最高です。
空中散歩を1時間ほど楽しむと、山頂に到着。
記念撮影をした後、場所を移動して昼食。
その後、直ぐにガスが上がってきて、ガス交じりの強風に晒される。
無茶苦茶寒い。
鼻水がダラダラ出てきます。
手袋を外した手が動かなくなってくる。
手袋をし、上着を着込むことで回避。
そして小時間ガスの合間の展望を楽しみながら撮影。
そして、出発。
急な坂を下り、仙丈小屋に到着。
ここでトイレを済まし、出発。
途中、暑くなってきたため、上着を脱ぐ。
そして暫く歩くと馬の背の分岐。
当然テント場を目指すので、右折し、馬の瀬ヒュッテを経由する。
そして沢沿いを下っていく。
途中、滝の一部が凍っている箇所が多数。
やはり相当寒いようだ。
そんなことを考えながら一気に下山する。
馬の背ヒュッテから2時間弱で大平小屋に到着。
大平古屋から近道を通り、北沢峠。
テント場に到着。
朝方放り込んだ荷物を整理し、夕食。
夕食はカレーとうどん。
連れはビール。私はゆず酒の水割り片手にちくわやチーズをつまみに舌鼓を打つ。
夕食後、歯を磨き、6時にさっさと就寝。
連れに8時ごろ起こされたぐらいで3時までぐっすり。
3時から朝食準備開始。
先にコーヒーを作り、体を温める。
朝食はカレー。
食後に再びコーヒーを飲み、出発準備。
トイレを済まし、支度を済ませ、4時50分頃出発。
真っ暗な中をヘッドランプを頼りに進んでいく。
次第に明るくなり、仙水小屋に到着する頃にはヘッドランプも不要に。
仙水小屋はそのまま通過し、仙水峠を目指す。
道が不明瞭なゴーロを通過していると、背後の仙丈ケ岳が赤く染まってくる。
日の出である。
出来れば仙水峠辺りで迎えたかったが、まあ良いか。
綺麗だし。
ということで適当に撮影しながら、先に進む。
ゴーロを小時間進むと仙水峠に到着。
仙水峠から摩利支天、甲斐駒ケ岳が見える。
しかし、思った以上に朝日に染まらないのね。
但し、仙水峠にあるナナカマドが朝日に染まり非常に綺麗。
思わず甲斐駒そっちのけで撮影してしまう。
小時間撮影した後、駒津峰を目指す。
ここから駒津峰までは急な登り。
息を乱さないようにゆっくり登っていく。
木々の間にさす木漏れ日が綺麗。
そして、時折ある汚れていない紅葉も良い。
そのような見所のある、そして急な坂を登っていく。
暫く登ると、小ではなく無印版仙丈ケ岳が見えてくる。
そして、その辺りから駒津峰山頂が見える。
まだまだ先である。
というわけでゆっくりと登っていく。
暫く歩くと駒津峰に到着。
山頂からは北アルプス、中央アルプス、甲斐駒・鋸、北岳、富士山等など、遮るもののない展望。
すでに人は結構いる。
ここで小休止。あんど撮影。
撮影終了後、バナナを食べてエネルギー補給。
そして出発。
痩せ尾根を歩き、若干下る。
そして綺麗なでかい岩を通過し、直登と巻き道の分岐に到着。
前回は巻き道を行ったので、今回は直登。
直登は鎖なしの岩登りです。
落ちたら即死亡箇所はあまりないので、危険は少ないです。
また、岩は花崗岩なのでほぼガバ。
岩好きならかなり楽しんで登れます。
両手を使って登る箇所を過ぎると巻き道同様ザレ場の急登。
そこを抜けると山頂に到着。
山頂からは360度の展望。
ここからはいままでの山々に加え、八ヶ岳が望めます。
さっさと記念撮影をすまし、適当な箇所で大休止。
適当な大きな岩があるのでとりあえずボルダリング。
まずは標識の近くにあるステップが切られている岩。
みんなきゃあきゃあ言いながらステップを登り、岩の頂に立っています。
私はそのステップがある裏側から取り付く。
靴がクライミングシューズならば楽勝だが、今は登山靴。
スタンスがない。
しかし、なんとかのれそうな箇所にスメアし、一撃。
今度はサイドの左手ガバ、右手アンダーガバがある面からスタート。
しかし、裏にある岩の性で怖くて一手が出ない。
まあ怪我しても仕方ないので、撤退。
今度はその近くにある別の岩に。
それは余裕。
しかし、エスケープが怖かった。
そんなこんなで楽しんだ後、摩利支天に向け出発。
巻き道を下っていく。
ザレ場を滑るように下り、摩利支天への分岐に到着。
摩利支天へは普通の道を15分ほど。
到着すると、そこからは甲斐駒の展望台。
改めて甲斐駒のでかさ、白さに驚かされます。
一応鉄剣のところで記念撮影。
ここにもちょうど良い岩が会ったので、取り付き。一撃。
しかし、しっかり登るとかなり怖そうだったので、上部マッチで終了と言うことで。
あまり連れを心配させてはいけませんので。
適当に撮影を済ました後、下山開始。
行きにも通過した駒津峰近くのオーバーハングの大きな岩をオブザベするも登山靴では絶対に無理。
下地最悪。
ということで触りもせず、通過。
駒津峰で再び休憩した後、一気に下山。
双子山を経由し、北沢峠に到着。
長衛荘で生ビール、おでんを堪能した後、テントに撤収。
テントで適当に過ごし、4時ごろから夕食準備。
夕食は卵クッパ+鶏肉。
そしてつまみは焼きカルパス。
締めはうどん。
そして、6時ごろ就寝。
0時起床。
靄+月でほとんど星は見えないが、水場付近で撮影。
撮影しながら一人の時間をまったりと楽しむ。
またトイレに置きだした人、同じく撮影に来た人と小時間会話を楽しんだ後、テントに撤収。
4時起床。
手早く朝食を済まし、テント撤収。
6時半に撤収完了。
北沢峠に向かい、臨時のバスに乗り込む。
行きとは違い、乗客は6名。
のんびりと景色を楽しみながらドライブを小時間楽しむ。
そしてバスを降り、駐車場に到着。
帰路に着いた。
3日間とも良く晴れ、非常に楽しめた。
また来たいとおもう山行であった。
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